詰将棋メモ(2009年7月5日)

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 11日(土) 詰とうほく(仙台) 12日(日) 香龍会(名古屋)
 19日(日) 第25回詰将棋全国大会(名古屋)
 26日(日) 詰工房(東京)

史上最高にどうでもいい詰将棋を作ってみました
2009年7月5日、餃子のアマ王将の将棋ブログで、史上最高にどうでもいい詰将棋を作ってみました
「どうでも良すぎて解こうという気が起こりません ・・・」

詰将棋道場
2009年7月5日、西部支部道場日記で、詰将棋道場
「・・・ 高校生のW君が必死に考えている盤面(下の画像)を覗くと、中々解けない。どうも中2のOK田君の作品のようで、私も一緒に考える羽目になってしまった。 ・・・」

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詰将棋メモ(2009年7月4日)

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Problem Paradise Issue 48
2009年7月3日、Problem Paradiseで、Problem Paradise Issue 48
「Problem Paradise 48号は印刷にまわりました。早ければ7月14日あたりに発送できると思います。 ・・・」

詰将棋解答
2009年7月3日、戦う楽観主義のブログで、詰将棋解答
「前回の記事で取り上げた詰将棋の解答を。 ・・・」
*前回の記事:7月1日、依頼

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推理将棋第24回出題(7月20日まで)

[2009年7月4日最終更新]

将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第24回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2009年7月20日までにTETSUまで(omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第24回解答」でお願いします。
解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第24回出題  担当 タラパパ

中村雅哉さんが看寿賞を受賞し、スイリストの連続受賞が6年に記録更新!
こうなると、看寿賞が欲しいなら推理将棋をやるしかない(^^)
初登場の金子さん作は、推理将棋には珍しい必至問題で難問かも。


24-1 初級 まささん作     成り駒は作ったけれど   9手

「さっきの将棋はどうなった?確か6手目をどう指すか長考していたね。」
「あの局面では僕は成り駒を作っていて優勢だと思ったんだけどな。」
「というと、負けちゃったのかい?」
「僕が玉を寄った手が悪手で、9手で詰まされちゃったよ。」

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 5手目を指し終えた時点で後手の成駒が盤上にあった
  • 後手は玉を寄った

24-2 中級 橘圭伍さん作    もぐらたたき       11手

日和「後手が62の地点で詰まされた将棋、普通に見えますね」
美雪「11手で詰まされた時点で既に異常だと思いますが…普通というのはどの辺りがですか??」
日和「成れる時には必ず成っているじゃないっすか」
美雪「でも、良く見ると変な所もあるんですよ?」
日和「どの辺っすか?」
美雪「駒頭への着手が玉飛角金銀桂香歩頭への1回ずつだけなんですよね。普通ならもっとあると思うんですけど…」
日和「ですねぇ。でも、後手は歩頭に指された成駒を何故スルーしたのか…」

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 成れる手を指した時には必ず成った
  • 駒頭への着手が玉飛角金銀桂香歩頭に各1回だけあった
  • 歩頭に指された成駒を、後手は取れたのに取らなかった
  • 62の地点で詰んだ

※ 駒頭(すぐ上マス)の着手は、自駒・相手駒を問いません。
  たとえば、76歩、32金、33角成、62玉・・・は、3・4手目がどちらも金頭の着手で条件違反。


24-3 上級 金子清志さん作   9手必至         9手

「9手で投了しちゃいましたね」
「どう受けても次に1手詰の完全な必至。投了するしかないね」
「駒が成る手が1度も無くて必至とは、珍しいな」
「途中の王手のあたりから、変な将棋だとは思ってたんだ」

(条件)

  • 9手で必至がかかった
  • 10手目に後手がどんな手を指しても11手目に詰む
  • 駒を成る手なし
  • 途中で王手があった

※ ヤケクソ王手も通用せず、必ず11手目に詰む順をお考えください。


推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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詰将棋メモ(2009年7月3日)

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詰め将棋で
2009年7月3日、Kengoの将棋 実戦・研究ノートで、詰め将棋で
「・・・ 今日は少し前にやった詰め将棋から 本手順でスラスラ解けても意外に変化で苦労するときってありますよね。 ・・・」

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推理将棋第23回解答(3)

[2009年7月3日最終更新]
推理将棋第23回出題の 23-3の解答、第23回出題の当選者(○術師さん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第23回出題  推理将棋第23回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


中上級 渡辺秀行さん作   弟子の見た将棋

A君「さっき変な将棋見たよ」
B君「うん、僕も。歩と角の着手しかなくて退屈だったから9手で見るのをやめたけど」
A君「僕もだよ。22からも、33からも駒を成る手があったな」
B君「あれ、僕が見たのもそうだよ。後手が3筋の着手を連続じゃないけど2回していたな」
A君「僕は最後に55の着手を見たけど。ひょっとして、同じ将棋を見ていたのだろうか?」
B君「さて、どうなんだろう? 師匠に聞いてみよう」

弟子のA君とB君の疑問に答えてあげて下さい。

*中級 弟子の見た将棋(A君)は、推理将棋第23回解答(2)をごらんください。  

23-3 上級 渡辺秀行さん作    弟子の見た将棋(B君)  9手

前記、B君の見た将棋

(条件)

  • 歩と角の着手ばかりの9手(詰みかどうかは不問)
  • 22からも、33からも、駒成があった
  • 後手は3筋の着手を連続せずに2回着手した

出題のことば(担当 タラパパ)
  意外に難問ですが解後感抜群。中級手順の呪縛から抜けてください。


推理将棋23-3 解答  担当 タラパパ Suiri233

▲9六歩、▽3四歩、▲9七角、▽5四歩、
▲3一角不成、▽3三角、▲2二角不成、▽7七角成

同角成まで9手

中級を解いた後だと、どうしてもこの手順の呪縛があり、先手の33角に42角でないなら、42歩合かな?などと思ってしまいます。

かといって、後手に77角成を与えては、先手も68角と受けなければならない。こう考えるのもまた中級手順の呪縛。

「77角成を同角成と取ればいいのか!」この閃きにいつ気付くかが解図の全て。気付けば手順の構築は一瞬でしょう。

まさ 「これは難問。先手角のダイナミックな動きが素晴らしい秀作。」

■2つの手順がまったく別物という点が、特に素晴らしいと思いました。

ミニベロ 「しばらく悩んでいきなり解けました。拙作の15手詰に近い収束がありましたから。詰みを外せば9手で表現できるのか! 」

■解ける時はいきなり。この瞬間が堪らないんです(^^)

橘圭伍 「角の回転が少し面白い。2があるので後手が両方するのかと苦戦」

■角の大回転。大技一本!ですね

渡辺(作者) 「23-2と同様に、22と33からの駒成を両方先手の角とすると、76歩、34歩、22角生、?、?角成、同歩、33角、42角、?角成までとなりますが、6手目の同歩は3筋の手ではあり得ませんので没となります(33角成や31角成を同歩とできない)。
したがって、どちらかは後手の角ですが、後手に3筋の手を指させたいので後手が33角とするのが有力です。そこで先手がその角の裏を回って22角生とする手順を考えれば作意順に辿りつきます。」

■それでも、裏に回るなんて、容易に閃くものではありませんが。

躑躅 「こちらは瞬殺でした。」

■げげっ!

リーグ戦ファン 「B君が先に解けた私は変わってますかね。7手目の局面(先手22角後手33角)をまず想定したので、分殺でした。チェスのプルーフ問題っぽいので、解きやすかったかも。3筋「連続せず」2回、の条件は、2手目と4手目の限定目的だけかと思いきや、▲76歩▽34歩▲22角不成▽35歩▲44角成以下、の余詰を防ぐ条件になっているわけですね。A君問題が解けてからやっと気がつきました。」

■貴兄もB君が先? おかしい

はらたっと 「すみませんが、こっちが先にうかびました。中級手順の呪縛どころか中級が見えてきません。(汗)おかしいなあ・・・・。」

■おっかしいって!(汗)

はなさかしろう 「先手はこの筋が第一感でしたが77角成の王手を取って一挙に解決というのがなかなか見えず、解けてスッキリでした。」

■中級の王手対策(角合)と上級の王手対策(王手駒を取る)の対比、なんとも言えません。

鈴木康夫 「最終手を限定できる条件が無いため8手目は77角成、9手目は王手を受ける手までは予想できましたが、68に駒を打つ手はどう探しても見つかりません。
仕方が無いので解答プログラムを組んで解かせました。角の裏側から角を利かすなんて思いつけませんよ!3筋の手が連続しないという条件がないと、3手目と5手目の手順前後の他に34歩35歩として23-2と同様の手順になる余詰が生じますね。バグが無ければ23-2、23-3の完全性が証明されたことになります。」

■こうした時にさっとプログラムを組める。羨ましい。

竹野龍騎 「王手が受からない条件設定が巧い。大きな動きが見事。秀作。」

■竹野さんも詰み以外の条件創作は得意分野ですよね。例の作品、発表しないのですか?

宮谷保可楽 「33からも22からも、成った駒は3択(先手の歩と先後の角)なのだが、この、有り得なさそうな組み合わせ(しかも半分冗談だと思っていた)にたどり着くまでに、大量の時間消費。でも満足。」

■今回の目玉2問。解後感が実に爽やかな秀作でした。満足感たぁ~っぷりでしょ?

S.Kimura 「22か33に歩を打つ手をあれこれ考えましたが、分かりませんでした。後手が角2枚を成る手も見つけましたが、8手目の王手が防げない・・・。答えを楽しみにしています。」

■その8手目の王手を防ぐ対策が、まさかダイナミックな回転だとは・・・・なかなか気付きません。

高坂研 「前問が呪縛となって大苦戦。成の可能性が後手にもあることは分かっていたが、歩が成る筋をしばらく追いかけてしまった。それにしてもダイナミックな展開にびっくり!」

■やはり呪縛になりましたか。自分がここから抜けられなかったので、早く抜けるようヒントに書いたともりでしたが。

はてるま 「角の大回転が素晴らしい。目の覚める手順です。確かに解後感抜群、解けてよかった・・・。」

■膝を叩いていただけたようで(^^)


正解:13名

  高坂研さん  鈴木康夫さん  竹野龍騎さん  橘圭伍さん  躑躅さん
  はてるまさん  はなさかしろうさん  はらたっとさん  まささん
  ミニベロさん  宮谷保可楽さん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん


総評

まさ 「さすが9手の名手。いずれも楽しめました。」

■特に中級・上級の2問は記憶に残る傑作でした。

ミニベロ 「9手は推理将棋の華! 9手マイスターの渡辺さんだったら、12ヶ月連続で特集をやれるほど作品をお持ちのはず。これからも楽しみです」

■9手作品だけで楽に一年持ちますね(^^)

はなさかしろう 「渡辺さんはテクニカルな作風という印象があります。今回の3問は解いてから振り返るといずれも難しそうには見えない手順でしたが、解く手掛かりを見出だすまでが悩ましく、一気にほどけるところが好感触でした。」

■テクニカルな作風。たしかに。

高坂研 「歩と角だけでも、これだけ面白い手順があるんですね!詰めるのにこだわらないことで、推理将棋の新たな展開が期待できそうな予感がします。」

■オーバーに言えば、推理将棋の明日を拓くものという気さえします。


推理将棋第23回出題全解答者: 15名

  S.Kimuraさん  高坂研さん  鈴木康夫さん  竹野龍騎さん  橘圭伍さん
  躑躅さん  はてるまさん  はなさかしろうさん  はらたっとさん  まささん
  ○術師さん  ミニベロさん  宮谷保可楽さん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん

当選: ○術師さん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト から選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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詰将棋メモ(2009年7月2日)

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アンチIsardam
2009年7月1日、YOMUKA FAIRY MEMOで、アンチIsardam
「ずいぶんと久しぶりにルールの妄想。Isradamを自駒同士に適用してみる。 ・・・」

依頼
2009年7月1日、戦う楽観主義のブログで、依頼
「結構前の話なのですが、高校時代の将棋同好会の先輩から「詰将棋を創ってくれ」という話を持ちかけられました。 ・・・ 創った作品の中から個人的に気に入っているものを一つ。 ・・・」

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詰将棋メモ(2009年7月1日)

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  • 展示室で7月の詰将棋を出題。くるくる・記録、夏の趣向詰まつり。
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特訓11冊目完了
2009年7月1日、詰将棋パラダイスメモ
「特訓11冊目は、「勝浦修短編集 実戦型詰将棋」(将棋世界平成20年12月号付録)です。 ・・・ 7・9手のみということで、休み休みで40分くらいで終了。易しい作品集といえるでしょう。そんな中で、唯一答えをのぞいてしまったのがこの作品。 ・・・」

気分がいいので詰将棋
2009年6月30日、kkのアスペルガーな生活で、気分がいいので詰将棋
「まあ暇なので詰将棋を作りました。完成した作品は秘密の場所にあるのですが、暇すぎたせいか9手詰を23手詰までのばしちゃいました。 ・・・」

詰将棋のバースデイケーキ
2009年6月30日、mana-blogで、バースデイ
「・・・ 毎年楽しみにしているバースデイケーキを載せてみました 一昨年は「王将」のケーキ★ 昨年は「詰将棋」のケーキ★ そして今年は「と金」のケーキです★ ・・・」

詰パラ7月号
2009年6月30日、幻白衣と朔によせてで、一生カルピスかき混ぜてろ
「詰パラ7月号が届きましたよ。表紙は山田淳氏。字(あざな)は文遠だろうね、きっと。ちょっとした○○問題。簡潔で良い。ぼちぼち凡爺さん17が解けな いので解答選手権のチャンピオン戦。4番の若島さんの短編が美しすぎて軽く死亡。つうかすぐ解けたぜ、マジで。 あ、昨日創ったやつ、どうぞ。 ・・・」

ぴょんぴょん将棋
6月30日、坊の母さんで、8月出版!! 「ぴょんぴょんしょうぎ」
「・・・ 8月上旬にゲーム絵本 「ぴょんぴょんしょうぎ」 が発売されます!! ぴょんぴょんしょうぎとは私が子供の頃にやった将棋の駒を使ったゲームです。 ・・・」

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詰将棋メモ(2009年6月30日)

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有名詰将棋作家に会う
6月29日、あの空の雲のようにIIで、有名詰将棋作家に会う
「・・・ その後、ぼーっと大会を見ていたら、一番上のクラスで準優勝した人の名前がある有名詰将棋作家のそれだったので、思い切って声をかけてみました。 私「もしかして詰将棋関係の方ですか?」 Mさん「ええ、まあ」 ・・・」

鈴川優希さんがブログを開設
6月29日、my cubeで、ブログ始めました
「みなさん、こんにちは。初めまして、鈴川優希といいます。いきなりですが、ブログを今日から始めました。それで何を書いていくかというと、詰将棋です。 ・・・」

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推理将棋第23回解答(2)

[2009年6月30日最終更新]
推理将棋第23回出題の 23-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第23回出題  推理将棋第23回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


中上級 渡辺秀行さん作   弟子の見た将棋

A君「さっき変な将棋見たよ」
B君「うん、僕も。歩と角の着手しかなくて退屈だったから9手で見るのをやめたけど」
A君「僕もだよ。22からも、33からも駒を成る手があったな」
B君「あれ、僕が見たのもそうだよ。後手が3筋の着手を連続じゃないけど2回していたな」
A君「僕は最後に55の着手を見たけど。ひょっとして、同じ将棋を見ていたのだろうか?」
B君「さて、どうなんだろう? 師匠に聞いてみよう」

弟子のA君とB君の疑問に答えてあげて下さい。

作者 「皆様詰将棋のお得意な方ばかりなので、詰む問題の方が慣れているかも知れませんが、たまには詰まない推理将棋も一興かと思います。ただ「詰み」には
 ・適度に抽象的な条件である
 ・厳密にルール付け可能
 ・終局図として締まりがある
という推理将棋にとっては一石三鳥の利点がありますので、これからも推理将棋の主流は「詰み」でしょうけど...。」


中上級で求める手順は、詰みではありません。そうした問題は過去にも出題しましたが、これぞ作家の自由発想を発揮できる舞台で、テーマ設定にはとりわけ独創性が求められます。スイリストには一目も二目も置かれている作者、この分野でも第一人者です。
この楽しいパズル、順次解明していきましょう。

23-2 中級 渡辺秀行さん作    弟子の見た将棋(A君)  9手

前記、A君の見た将棋

(条件)

  • 歩と角の着手ばかりの9手(詰みかどうかは不問)
  • 22からも、33からも、駒成があった
  • 9手目は55への着手だった

出題のことば(担当 タラパパ)
  仕上げはなぜ55でなければいけないのでしょう?


推理将棋23-2 解答  担当 タラパパ Suiri232

▲7六歩、▽3四歩、▲2二角不成、▽5四歩、
5五角成、▽同歩、▲3三角、▽4二角

5五角成まで9手

大きなポイントは「33からの駒成」。これを歩と仮定してみる。例えば37歩がてけてけ進んで行くと、もう一つの「22からの駒成」が77角成の王手しかあり得ないので失敗。9手という短い手数で32歩成を作るには、他条件を加味すると手がかかり過ぎるのです。33からの駒成は角しかない。

それをもしも先手が指したなら、33に角を運んだ(又は打った)瞬間に王手ですから、42角又は42歩と応じなければならない。この縛りがなかなか厄介です。

まず駒成2回がどちらも後手と想定してみましょう。すると可能性は、34歩~88角成~33角(打)~77角成のみ。8手問題ならこれで解決するのですが、困ったことに77角成は王手。66歩を取らせることも、68歩と打つ一歩を手に入れることもできないとなると、先手に77角成の王手を防ぐ術がありません。

こうして少なくともどちらかは先手と決まるのですが、さてどう手順を構築しましょう?

まず中級手順。こちらは駒成2回とも先手のパターンでした。

まさ 「こちらは素直な手順。」

■と思いましたが、人によってはこちらが難しくて上級が瞬殺とか。推理将棋の難易度独特のものなんですね。

ミニベロ 「詰みではなくても好作は出来る、という見本。 23-3との対比が見事! 」

■この対比があって尚更光る。まさにそうした手順でした。

橘圭伍 「最終手55が大ヒントですね。合駒で打てば先手も33に打てるのがポイント」

■なぜ55でないといけないのか? 手順を実現するには後手に角を渡すのですが、55を指定しないと44で取らせて余詰む上に、遊び手ができてしまう。23-1のような”遊び手”をこちらに使うと、手順の美を損なってしまうんですね。

作者 「22と33からの駒成を両方先手の角とすると、76歩、34歩、22角生、?、?角 成、?、33角、?、55角成までとなりますが、33角の王手を受けるには、角と歩の着手だけでは42角と打つ合駒しかなく、したがって6手目は同歩と角 を入手するしかありません。また、44が塞がっていると最後に55角成が出来ないので、後手は54歩から55同歩で角を入手することになります。」

■実に判り易い解説でした。

躑躅 「42歩合というのはちらっと考えたんですが、角をあげて42角合とするのに思い至らなかったため、非常に苦戦しました。」

■苦戦のあとに感動が(^^)

リーグ戦ファン 「成るのが先手後手一回ずつでないと不可能となぜか思い込んでいたため、A君には少し悩まされました。55へ2回成れるようにするための後手のサポート。これも後手のムダ手処理条件が、これしかない!さすがです。」

■なるほど、こちらに苦労した方は、直感を外されてしまって悩んだのでしたか。

はなさかしろう 「歩合は無理と思いきや角合がありました。5手目44角成の余詰を最終手条件で消すのが絶妙です。」

■55の着手。ヒントを与えすぎるように見えて、実は適度な的を得たヒントでした。

鈴木康夫 「最終手が55と言うことで54歩から合駒を55で入手すると考えて解答にたどり着きました。」

■55の最終手は、角成しか考えられませんものね。

宮谷保可楽 「こちらはあっさり解けてしまった。42角を作るために、角を渡してフェニックス(だったっけ?)。」

■渡しても減らない角ですね(^^)

S.Kimura 「55で後手に角を返す(?)ところが面白いと思いました。」

■しかも、これだけ手を限定するヒントがあって、そこそこ考えさせてくれる。

高坂研 「普通に考えて成は先手だろう、すると33角が王手なので…と考えたら割とすぐ解けました。」

■こう考えた方は、比較的楽に見える手順かと。

はてるま 「最後55角成の条件で、先手の角の取らせ方も限定できるんですね。上手いです。」

■楽しめる問題でしょ?


正解:12名

  S.Kimuraさん  高坂研さん  鈴木康夫さん  橘圭伍さん
  躑躅さん  はてるまさん  はなさかしろうさん  まささん
  ミニベロさん  宮谷保可楽さん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2009年6月29日)

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馬ノコ
6月29日、幻白衣と朔によせてで、任務完了太郎
「フェアリーと推理以外の全問題を解き終えた。やはり苦戦させられたのはCの3ですね~。さっき解けたばかりなので、変化は後で読みましょうか。とりあえず簡単な馬ノコ太郎を。 ・・・」

将棋・中将棋・摩訶大々将棋・大局将棋を紹介している英語の記事
6月29日、将棋の海外伝播などについてのブログで、将棋・中将棋・摩訶大々将棋・大局将棋を紹介している英語の記事
「Metafilterというコミュニテイブログサイトで、英語で将棋・中将棋・摩訶大々将棋・大局将棋を紹介している記事が6月28日付けでエントリーされていた。筆者が読んだ時点で14件のコメント(当然英語のコメントである)がつき、14ユーザーがこの記事に Favorite をつけていることに驚いた。
Good Lord! Look at the Pieces! | MetaFilter

詰将棋博物館に「曲詰百歌仙」
6月28日、詰将棋博物館BLOGで、「曲詰百歌仙」収録
「門脇芳雄氏の作品集『曲詰百歌仙』を収録しました。第2回看寿賞受賞作は、第87番「珠」です。全作品、じっくりとご鑑賞願います。」
6月28日、詰将棋博物館で、曲詰百歌仙を収録

脳トレ7手詰、おもしろ詰将棋
6月28日、将棋ペンクラブブログで、将棋関連書籍セブンアンドワイ売上TOP10(6月28日)
「今週はセブンアンドワイの売上TOP10。 脳トレ7手詰 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2009-06-24 ・・・ マイコミ将棋文庫SP おもしろ詰将棋216 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2009-06-24 ・・・」

将棋用語の英語バージョン
6月28日、ZAPATEADO ~サパテアード~で、高橋道雄著「超実戦 詰将棋」
「・・・ また、本書では欄外に注目を! 将棋用語の英語バージョンである。私自身、英語に親しむことが好きで、棋士仲間で英語部を作り、数年間活動したこともあった。さすがにペラペラの道は遠いが、おかげで外国の方々とも知り合いになることができた。さまざまな事柄で、国際化が叫ばれている現代では、語学に取り組むことも大切なことだ。これから英語を始めてみようという方は、本書をそのささやかな第一歩にしていただければ幸いである。 ・・・」

短編の魅力
6月29日、ATGCの日記で、短編の魅力
「・・・ たったの3手だが、詰将棋を始めたころは驚きの手順だった。
1. 指し将棋の延長で詰将棋を始めたので、「駒を取らない」手順は読んでなかった。
2. 指し将棋では駒の価値が普通、大駒>小駒なので、馬を捨てるのは読まない ・・・」

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詰将棋メモ(2009年6月28日)

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詰将棋メモ(2009年6月27日)

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詰め将棋、わからないっ!
6月27日、CHARMYの我が大将で、詰め将棋、わからないっ!
「巷で『詰将棋一手詰』という本があります。クイズっぽくていいなあと思って一冊買ったはいいが、画像はどう見ても一手で詰まないと思う問題があります。『正解は2一飛で一手詰めです』と書いてましたが、2二金を打たれたら三手詰めになると思います。私の勘違いかしら。 ・・・」

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推理将棋第23回解答(1)

[2009年6月28日最終更新]
推理将棋第23回出題の 23-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第23回出題  推理将棋第23回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


23-1 初級 渡辺秀行さん作     4段目の角      9手

「隣の9手で詰んでいた将棋、4段目にいる角の利きに馬が連続で移動していたね」
「うん。8手目は61金だったかな」

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 4段目にいる角の利きに馬が連続で移動した
  • 8手目は61金

出題のことば(担当 タラパパ)
  8手目の61金、なんとも不思議な手ですが。


推理将棋第23回解説  担当 タラパパ

「9手マイスター」の別名が定着した渡辺さんの特集、推理将棋の新しい風を感じる作品群でした。
とりわけ中上級作品は目から鱗の着想で、広く知って頂きたい傑作です。

推理将棋23-1 解答 Suiri231

▲7六歩、▽3四歩、▲2二角成、▽6二銀、
▲1四角、▽7一金、▲2三馬、▽6一金

4一馬まで9手で詰み

作者 「条件から、76歩、34歩、22角成、?、n4角、?、?馬、61金、?馬ですが、61金は一度動かした金を戻す手ですから、初形から1手で詰み形を作らなければなりません。それには後手は62を埋めるしかなく、手順が自然に決定します。」

作者の論理をさっそく検証してみましょう。まず4段目の角は先手の角なのか、後手の角なのか?

もしも後手の角だとすると、最短は後手44角の筋に馬が動く順ですが、どう頑張っても7手目と9手目。すると、両王手など特異な形ができない限り、9手目の馬の王手に同角と取られて詰まないはず。その特異形を作るには、もう一枚の飛び道具(飛)を5手目に打たなければならないので。

こうして4段目の角が先手角と決まれば、3手目に角を取り、5手目に打ち、残る2手で打った角の利きに馬が連続移動と決定します。

そして必然的に2手目34歩が確定すると、”8手目の61金”が何とも不思議な手になります。常識的には41金が61に動きそうなものですが、2手目34歩では不可能だから。
そう、「61金」は一度動いた金を、また元に戻す遊び手しかあり得ないのです。

61金のような”無駄手の活用”は、新味ある手順を開拓する上で、今後有力な手段と言えそうです。

まさ 「4手目62銀が盲点になり、結構考えさせられました。」

■元に戻る手だと気付いても、たいていは62金~61金と考えますからね。

ミニベロ 「この角のラインは新しいと思う。待ち手が巧妙! 」

■この新しいライン、ミニベロさんも気付いていましたよね?

橘圭伍 「先手の手順が決まっているので易しいという事でしょう」

■論理的な推理で行けますから。

リーグ戦ファン 「61金は41から来たりするかな?角筋は先手だろうね、と予想してから解題。先手角を64・44・24と打ってみて、やっぱり後手角?と考えてみて、やっと先手14角に気付くまで29分。後手金が62に上がれないぞ?と戸惑ってから、71金に気付くまであと1分。この最後の1分の戸惑いが、私にとって推理将棋の楽しさの大きなポイントです。佳品の紹介をありがとうございました。後手ムダ手の処理条件をいろいろ考えてみたのですが、▽61金は実にうまいですね。私だと「7手目は後手の大ゴマに取られる所へ進む手」などと、見苦しいことに。」

■解ける瞬間の楽しさ、推理将棋の醍醐味でしょうか。お示しの条件、これはこれで”あり”だと思いますが。

はなさかしろう 「馬とリンクできる角打は案外いろいろあるんですね。解けてみれば5+2手の順、冗手2手を意外性のある61金で完全限定してしまうところ、やはり巧いです。」

■61金という発想。柔軟な頭脳の持ち主なんでしょうね。

はらたっと 「最初の条件が大ヒントですね。5手目2択で24角が無理なのを確認して14角をチョイス。いわゆる、初心者の食いつき易さを考えた素敵な一題目ですね。」

■初級には格好な作品ですが、初心詰というには難しそう。

鈴木康夫 「最初は角を24に打つのかと思いました。9手の短手数なのに無駄な金の往復があるとは想像できませんでした。」

■24角は王手になってしまうのが辛いんですよね。

竹野龍騎 「厳しい制約条件なので筋道立てて解けました。けれど、謎解きの味は薄く、解後感はいまひとつでした。」

■理路整然すぎて、却って物足りなかった?

宮谷保可楽 「4段目に後手の角がいるものだと思いこんで、頭を抱えることしばし・・・。」

■そこから入るのが、むしろ普通だと思いますよ。

S.Kimura 「”4段目にいる角”という条件がなぜ必要なのか、分かりませんでした。」

■す、鋭い!”4段目”を外しても先の推論は成り立つので、特に謳う必要はなさそうな・・・。

○術師 「違和感のある手順でした。後手の条件が無駄手を指すためだけにあるので、問題のための問題、という印象です。」

■推理将棋は”何でもあり”と考えています。詰将棋では私なんかも自陣成駒がイヤなのですが、それもこれも、”好み”ということでしょう。

高坂研 「例によって、4段目の角を後手のものと早とちり。それに気付いてからも、筋を一つずらすのがなかなか思い浮かばない。結構悩みました。」

■くくくっ、そうこなくっちゃ。

はてるま 「成程62飛だと金が戻れないわけですね。61金、面白い条件でした。」

■そこに着目した作者の勝ち?


正解:15名

  S.Kimuraさん  高坂研さん  鈴木康夫さん  竹野龍騎さん
  橘圭伍さん  躑躅さん  はてるまさん  はなさかしろうさん
  はらたっとさん  まささん  ○術師さん  ミニベロさん
  宮谷保可楽さん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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