推理将棋第181回出題(1月10日まで)
[2024年12月3日最終更新] 締め切り前ヒント
将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第181回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
解答、感想はメールで2025年1月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第181回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。
推理将棋第181回出題 担当 Pontamon
いよいよ2024年最後の出題となりました。
初級は、けいたんさんからの9手で、後手の着手は玉の手だけです。
中級は、はなさかしろうからの18手です。手数は長めですが詰み形は限られるので中級としました。
2024年のトリは小林看空さんからの23手です。
【今後の出題予定】
2025年の年賀推理の出題は2025年の元日に出題する予定です。締め切りは2月10日になります。
■本出題
- 181-1 初級 けいたん 作 金を取る次に金を打つ 9手
王手は、7手目の金取りでの王手と9手目の金打ちの王手だけです。序中盤で王手をしないように攻めてください。 - 181-2 中級 はなさかしろう 作 確定全駒初期位置詰 18手
37枚一致、38枚原配置に続き、ついに40枚が同じ位置!? ただし、「配置」の定義がこれまでと異なっています。 - 181-3 上級 小林看空 作 九連続駒取王手 23手
先手の11連続王手の中で9連続の駒取り王手を実現してください。最終手は駒打ちなので駒を取らない王手は何手目なのか確定しています。
■中間ヒント (12月27日頃 作者)
■締め切り前ヒント (2025年1月3日頃 Pontamon)
181-1 初級 けいたん 作 5手目と7手目は7筋 8手
「9手で詰みか」
「後手は玉の着手だけだったね」
「先手は、金を取る王手して次に金を打つ王手した。王手はこれだけだな」さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 9手で詰み
- 後手は玉の着手だけ
- 先手は、金を取る王手して次に金を打つ王手した。王手はこれだけ
181-2 中級 はなさかしろう 作 確定全駒初期位置詰 18手
「変わった棋譜を見つけたって?」
「うん。この棋譜を辿ると、18手ですべての駒が確実に初期位置にいる局面になって詰むんだよ。確定全駒初期位置詰というわけさ」 ※
「ほう。確実に、ときたか。途中で同種駒が同時に一方の駒台に複数ある局面があると、後で打つ時にどれを使ったのか棋譜では指定できないけれど、つまりこの棋譜はそういう局面を経由しない、ということで良い?」
「ご明察。確実に、とか確定とか言ったのはその意味だよ」
「了解。でも、18手は長すぎじゃないかな。確定全駒初期位置詰はもっと短手数で実現できると思うけど」
「うん。ただ、この18手の棋譜の場合、初期配置の玉方の歩は詰上りでも全て玉方に所属している、という特徴もあるんだ。それから、不成はなかったよ」
「なるほど。でも、ずいぶんいかつい条件だね。流石に手は狭そうだな」さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 18手ですべての駒が確実に初期位置にいる局面になって詰む ※
- 初期配置で先手方の歩は詰上りでも全て先手方に所属する
- 不成なし
※本問では同種駒であっても個体を識別します。40個の物質としての駒のそれぞれが確実に初期位置にあって詰む局面に到る棋譜を見出してください。なお、この棋譜は同種駒が同時に一方の駒台に複数ある局面を経由しません。そのような局面を経由すると、後の駒打ちの際に複数の中からどれが選ばれたのかを棋譜で指定することができないためです。なお、本問で「位置」とは盤上の座標のみを意味し、駒の所属や成生状態は不問です。
181-3 上級 小林看空 作 九連続駒取王手 23手
「いやぁ、神局ができたよ」
「ほう」
「三手目から王手の連続で23手目に詰めたんだけど、九連続駒取だっんだ」
「それはすごいね」
「最終手は83金打ちだったよ」さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 23手で詰んだ
- 先手は3手目から王手の手だけ指した
- 先手は九連続駒取をした
- 最終手は83金
このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。
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