詰将棋メモ(2023年5月29日)
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[2023年5月25日最終更新]
推理将棋第161回出題の161-3の解答、第161回出題の当選者(桝彰介さん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第161回出題 推理将棋第161回解答(1) (2) (3)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
161-3 上級 Pontamon 作 駒台に7枚 11手
「早指し練習の10秒将棋は二人とも随分忙しそうだったね」
「不成の手が無かったから駒を裏返さないといけないし、先後で4手連続の駒取りもあって、相手の駒を駒台に置いてから盤上の手を指したからね」
「結果はどうだったの?」
「11手で詰んだんだけど、終局時に駒台には7枚の駒があり、6枚は歩だったよ」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 11手で詰み
- 先後で4手連続の歩取りがあった
- 終局時、駒台には7枚の駒があり、6枚は歩
- 不成なし
出題のことば(担当 Pontamon)
駒を取れない初手と2手目を除くと、残り9手中の7手が駒取りになります。
作者ヒント
4手連続の歩取りは、5手目から8手目まで(Pontamon)
締め切り前ヒント
後手は6手目の47飛成が初の駒取り。先手も後手も4筋着手が3回ずつです。
余詰修正
会話と条件の「4手連続の駒取り」を「4手連続の歩取り」に修正
推理将棋161-3 解答 ▲76歩、△44歩、▲同角、△42飛、▲53角成、△47飛成、 (条件) |
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11手で詰んで7回駒を取らないといけないとなると、初手と2手目では駒を取ることができないので残り9手のうちの7手が駒取りの手になり駒取り以外の手は2手しかありません。当然、後手も駒取りの手を指して協力しなければ7回の駒取りは実現できません。後手が駒を取るとなると最近よく出て来る手は99の香を角で取る手です。▲99角成で馬を作り、その馬が横へ動いて先手の9段目の駒を取って行くことになりそうです。参考図はこの方針で先後合わせて7回の駒取りの手を指して11手で詰んだものですが、終局図では駒台には先後合わせて6枚の駒しかありません。先手が取った飛は詰めるために打って使ったからです。また、駒台の歩は先後とも1枚ずつなので歩6枚には全く足りません。
参考図:▲76歩、△32飛、▲33角成、△42金、▲32馬、△99角成、▲31馬、△89馬、▲22飛、△67馬、▲42飛成 まで11手
後手が駒取りに協力しなければいけないと言っても、△99角成からの駒取りでは、参考図の手順の他には△89馬の次に△67馬で歩を取るくらいしかありません。参考図の手順での最初の駒取りは▲33角成で歩を取る手でしたが、5手目に32の飛を取らずに▲23馬もしくは▲43馬とすれば先手は2枚目の歩を取ることができますし、後手は△37飛成で歩を取ったあとに7段目の歩を取る手を続けることができそうです。先手が5手目に▲23馬で歩を取ると次の歩取りは▲13馬しかないので玉から遠ざかってしまい、11手で詰めることは難しそうなので、5手目は▲43馬として後手玉に近づくのが良いでしょう。後手は△37飛成から△47龍、△57龍では王手になってしまうので、△37飛成のあとは2筋、1筋の歩を取って行くか、△47龍の後に△27龍とするかになるでしょう。この方針で指してみると、▲76歩、△32飛、▲33角成、△42銀、▲43馬、△37飛成、▲53馬、△47龍、▲63馬、△27龍と10手指してみると、先手は4枚の歩、後手は3枚の歩を取ることができましたが、次の11手目で詰ます手がありません。しかし、その図を見ていると、63の馬が41の金を狙っているので42の銀がいなければ▲42歩から▲41不成で詰む形だということに気付きます。持ち駒の歩を使えば、終局時に駒台には歩が6枚になりますが、駒台の駒数は7枚ではなくなります。持ち駒を使えないのであれば盤上の先手の飛を△48飛と振ってから最終手で△41飛成として金を取れば先手の歩取り4回を3回に減らすことができそうです。後手の△42銀は邪魔駒になるので指したくないですが、3手目が▲33角成での王手だと△42銀を省くことはできませんし、▲33角成から2手で▲63馬を指すことはできません。先手は3回の歩を取る手を指して63地点に馬を配置する必要があるので、▲33角成以外の手で3手目に歩を取る手順を考えることになります。初手の▲76歩に対して2手目に△44歩とすれば3手目に▲同角で歩を取ることができます。後手は飛で先手陣へ切り込んで歩を取り集める必要があるので4手目は△42飛で、続けて▲53角成、△47飛成、▲63馬、△37龍とすれば4手連続での駒取りとなり、条件をクリアできます。飛成が47地点なので王手を掛けない△37龍に手順が限定されています。9手目からは▲48飛、△27龍、▲41飛成で詰みとなります。
それではみなさんの短評をどうぞ。
(短評)
Pontamon(作者)「最短とか最多とかはテーマとして使い易いものです。今回は最多の持ち駒で最多の同種駒でした。」
ミニベロさん「この導入部や駒取り条件など、懐かしいです。」
■▲76歩、△44歩、▲同角の序はmixiに結構あるようですね。ここでは2008年の「12-3 小金持ち」が最初でしょうか。作者のタラパパさんのコメントでは「ミニベロさんのお陰で生まれた作品」とのこと。懐かしいはずです。
NAOさん「持駒7枚なら最終手も駒取り」
■駒取り可能な3手目から最終手の11手目までの9手で7回以上の駒取り。4連続駒取りの条件から前後は駒取りでは無い手が入るので6手で4枚の駒取りになり、残り3手で3枚の駒取りが必要なので最終手は駒を取って詰めることになりますね。
諏訪冬葉さん「4連続歩取りで最初に浮かんだのは6-3「マネ将棋」でした」
■マネ将棋だと先後で駒取りができますね。
飯山修さん「「過去の類作」に反応し調べたところ35-3が持ち駒を減らさないので最適と判明。結局1番先にこの問題が解けた。
作品の並べ順はあまり気にしなくても良いと思います。手数順が楽なのでは」
■担当は作品の完成後に先行作や類作を確認しています。35-3は6枚の持ち駒で歩は5枚でしたが詰み上がりの要所は同じ手筋でした。
ほっとさん「冷静に考えればこれしかないのに何故か悩んだ。」
■3手目の▲33角成のあと、1筋側か9筋側へ3段目を移動して歩を集めると上手くいきません。2手目の△44歩が見え難い手でした。
はなさかしろうさん「打ちなく先手の飛角で詰ます。3筋か4筋か。11手の王道路線ですね。4手目に角を取られて先手が勝つ順まで考えて…11手では詰まないんだっけ?…脱線してしまいました。」
■単に4手目に先手の角を取られても先手が勝つ手順でしたら、▲76歩、△34歩、▲22角不成、△同銀、▲52角、△72金、▲41角不成、△12香、▲52金までの9手で詰みますね。
4手連続駒取りの4手目に先手角が取られるケースですかね。角ではなく馬を4連続駒取りの4手目で取られる場合は詰みがありました。▲76歩、△32飛、▲33角成、△42銀、▲32馬、△99角不成、▲41馬、△同玉、▲12飛、△31玉、▲32金まで11手。
RINTAROさん「6手目47飛成でほぼ解けました。」
■△47飛成で歩を取った後は歩を集めるので9段目の高価値の駒には目もくれず、王手にならないように1筋側への移動で駒を取るしかない。
原岡望さん「ひたすら取るので易しい」
■後手が駒取りを開始するなら、△99角成から9段目の駒を取って行くか、△32飛から△37飛が思い浮かびます。△44歩を取らせて△42飛とするのが少し意外な順。
占魚亭さん「派手な手順。後手玉を動かす余裕がないので、手順・詰み形を予想しやすかったです。」
■先手も後手も相手の手は眼中になく、ただ駒を取りまくっていたら詰んでしまった。
桝彰介さん「解けてみれば既視感のある手順も、条件によって既出の手順でも全く印象が違って見えるのは推理将棋ならではと思いました。」
■▲48飛からいきなり▲41龍となっていましたが、41の龍で詰ます形が見えていたので正解扱いとさせていただきます。
正解:10名
ミニベロさん NAOさん 諏訪冬葉さん 飯山修さん
ほっとさん はなさかしろうさん RINTAROさん 原岡望さん
占魚亭さん 桝彰介さん
(総評)
ミニベロさん「今回はレトロ特集ですね。」
■mixi時代の活気を知らない担当にはどれも新鮮な感触です。
諏訪冬葉さん「161-2:出題時コメント(初の詰み形)と作者ヒント(よくある9手詰順)の矛盾で手つかずです。」
■混乱させてしまい申し訳ありません。「初の詰み形」は出題中の162-2のためのものでした。
ほっとさん「GWが終わってしまう……。」
■GW最終日の解答送付だったようです。
RINTAROさん「今回も締め切り日前日になり、必然的にヒントを目にすることになる。
でもこれくらい優しいヒントは必要だと思います。
ヒントがなかったら解答者激減だと思います。」
■解くのが大変だった入門時のことを忘れ、難問ばかり出題しているのかも。
べべ&ぺぺさん「最近、あまり解く集中力がわきません。次回は頑張ります。」
■「解いてやるぞ」と意欲が湧く作品との相性があるかもしれませんね。
原岡望さん「珍しく〆切1日前の解答です。パラの最後が解けず残念。」
■パラ4月号の最後の問題は難問でした。こちらの161-2を先に解いていたら別手順を見つけていたかも。
占魚亭さん「今回も2作解答。2の手順が浮かばなかった……。」
■いつも解答ありがとうございます。
桝彰介さん「推理将棋を長年見てますが、既出の手順も条件やストーリー性のある会話による工夫で新しい問題を作る出題者もすごいですし、推理将棋自体も奥深いものだと感じています。」
■解答を送って来ていなくても推理将棋ファンはたくさん居るということですね。担当も頑張ります。
推理将棋第161回出題全解答者: 12名
ミニベロさん NAOさん 諏訪冬葉さん 飯山修さん
ほっとさん 中村丈志さん はなさかしろうさん RINTAROさん
べべ&ぺぺさん 原岡望さん 占魚亭さん 桝彰介さん
当選: 桝彰介さん
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[2023年5月23日最終更新]
推理将棋第161回出題の161-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第161回出題 推理将棋第161回解答(1) (2) (3)
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161-2 中級 ミニベロ 作 コンプライアンス? 9手
「最近の将棋はコンプライアンスにうるさいね」
「最近も何も、将棋なんだからルールは守らなくちゃ」
「ウン、そのルール上指せる手が6手しかない局面が2回もあったんだ」
「今流行りの合法手戦法だな」
「9手で詰んだけど、端の手が2回あったね」
「まさか、大駒の隣に着手したとか、成る手がなかったとか・・・」
「その通り。どうして知ってるの?!」
「それはさっきの私の将棋!」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 9手詰
- 合法手が6手しかない局面が2回あった
- 大駒の隣に着手があった
- 端の手が2回
- 成る手無し
出題のことば(担当 Pontamon)
今回の合法手問題は合法手の数が少ないケースです。合法手を少なくするには...
作者ヒント
とりあえず合法手は無視して、端に2手のよくある9手詰順といえば(ミニベロ)
締め切り前ヒント
応手が合法手6手になる王手はどちらも角不成の手で先手と後手が指し、トドメは端角です。
推理将棋161-2 解答 担当 Pontamon ▲76歩、△62飛、▲33角不成、△52玉、▲15角不成、△77角不成、 (条件) |
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「57-1 5枚の焦点」や「57-2 5枚の焦点II」では、利きがある5枚の駒に加え玉の退路2つで合法手は7手、「153-3 上級 少年の将棋は?(令和Ver)」では、玉の退路が馬で抑えられていたので合法手は4手でした。前回の160-3では合法手が1手だけ、つまり王手の手に同玉の手しかありませんでしたが、これら全てに共通しているのは王手です。王手の場合、玉が逃げるか王手している相手の駒を取るか合駒するかの三択になります。本問ではその王手の時に応手が6手になっている局面が必要です。しかもこれまでは合法手の数が条件になっていたのは手順の中の1手でしたが、今回はこの6手しか合法手がない手が2回あったということなので、王手は少なくとも3回あったことになります。最短の王手は3手目の▲33角不成なので、その時の後手の合法手を確認してみると、同の手で角を取る手が△同桂と△同角の2手、42地点で合駒する手が△42銀、△42金、△42飛の3手、玉が逃げる手が△52玉と△62玉の2手で合計7手でした。3手目の▲33角不成の王手時点で後手の合法手が6手になるように2手目の手で調整することができるでしょうか?△42銀の合駒ができないように2手目に△32銀と上がっておくと△42銀はできませんが△同銀で王手している33の角を取ることができるので合法手の数に変わりはありません。2手目は玉の退路を減らす手が良さそうです。△62銀で玉の退路を塞ぐと△42飛の合駒の手が指せなくなるので合法手は2手減って5手になるので、2手目は玉の逃げ場所を塞ぐ△62飛が良さそうです。3手目の王手の後に一旦角を移動させて、7手目に逆サイドへの▲73角不成を考えてみると、▲76歩、△62飛、▲33角不成、△42金、▲55角不成、△82飛、▲73角不成 で合法手6手の局面を2回作ることはできますが、先手は歩しか取っていないので次の手番の9手で詰ますことはできません。4手目の△42金の代わりに△42飛で合いをして▲同角での連続王手の場合は後手の応手が△同銀、△同金、△同玉、△52玉、△62玉の5手しかないので、連続王手では失敗するようです。一旦、角を動かしてから△41金、▲33角不成で2回目の王手をしても王手の千日手になりそうでいけません。逆サイドからの王手も連続王手も失敗するのであれば、合法手が6手になる王手を後手にも指してもらう必要がありそうです。
端の手が2回とのことなので、すぐに思い浮かぶのが▲96歩からの▲97角の手筋です。先手がこれらの2手を指している時後手が△34歩、△77角不成で王手を掛けると先手の角は97へ上がっているので▲同角を指せないので合法手は1手減った6手になっています。その4手目への応手を▲同桂として角を入手すれば、後手陣での合法手が6手になる王手と最終手の9手目に詰ます王手ができるかもしれません。この方向で進めてみたのが参考図の手順です。6手目△62飛に▲42角だと、合法手は5手なので、△72飛に▲62角とすれば、大駒の隣への着手の条件も満たしていて合法手の数は6手になり、△52玉に▲53角上成で詰ましたのですが「成る手無し」の条件があったので失敗でした。
参考図
▲96歩、△34歩、▲97角、△77角不成、▲同桂、△72飛、▲62角、△52玉、▲53角上成 まで9手
5手目:合法手は、▲同桂、▲48玉、▲58玉、▲68金、▲68銀、▲68飛の6手
8手目:合法手は、△同飛、△同銀、△同金、△同玉、△52玉、△42玉の6手
参考図のように盤上の角と持ち駒の角を後手陣へ打って角2枚で詰ますにはどうしても駒成が必要になりそうです。しかし、得たものもあります。△62飛で玉の退路を減らしての▲33角不成の王手や、先手角が初期配置から移動して77地点への利きがなくなった状態での△77角不成での王手も合法手が6手になる王手だということが分かりました。合法手が6手になる場面をこれらの先手と後手の王手にすることができるか考えてみます。最初の王手はもちろん3手目の▲33角不成になるはずなので、初手から▲76歩、△62飛、▲33角不成で王手して、後手は玉を逃げる手の△52玉を指すと「大駒の隣に着手」の条件もクリアできます。参考図の手順とは異なり、まだ1手も端の手を指していないので、▲15角不成を指して1回目の端の手を実現すると、先手角は77地点への利きが無くなるので6手目の△77角不成の王手が合法手が6手になる2回目の王手になります。7手目は王手の応手として▲77同桂で角を取る手ですが、残り2手で52の後手玉を詰ます必要があります。まだクリアできていない条件は端の手がもう1回必要です。盤上をよく見ると、△44歩を指すと玉の媚びんが開くので▲16角の端への角打ちで合い利かずの詰みになりました。
それではみなさんの短評をどうぞ。
(短評)
ミニベロさん(作者)「手順は例のヤツ。怪しい条件に惑わされなければ簡単。」
■例のヤツとは筋違い2枚角のことですね。余詰検討でも数多く出てくる常連の手筋です。
NAOさん「作者を信じて、端の手2回は角に決め打ち。」
■作者をヒントにすると、担当は両王手を疑ってしまいます。
諏訪冬葉さん「2手目は62金の方が角が働くので好き」
■本問では「大駒の隣に着手があった」は2手目と4手目の手順前後を限定するための条件になっていますが、「金の隣への着手あり」でも「合法手が6手の局面が2回」の条件が効いているので、金横の手がある余詰は無いようです。
飯山修さん「96歩97角の筋が端2手消化に丁度いいとふんで失敗。最終ヒントで最終手端の手と判り16角打から考えればアラ簡単。初の詰み形というふれこみにダマされた。8-3や43-3や59-3があります」
■すみません、出題順を勘違いして5月出題用のコメントでした。なお16角で詰む形は2010年7月号の詰パラの推理将棋81番や「124-3 2020年の指し初め」(こちらは11手)くらいですね。筋違い2枚角という点では仲間になります。
ほっとさん「9手なのに難解。端の2手をこう使うとは。」
■端の2手と言われると参考手順のように▲96歩、▲97角が思い浮かび易いですよね。
はなさかしろうさん「解図の柱になりそうなのが合法手条件と端条件の連立で難しそうだったのでヒント待ちしました。4手目-6手目で合法手条件を満たすのは案外難しいですね。76歩-33角生で7手ある合法手を一手減らす手段2通りの対比でした。」
■合法手が6手と少ないので王手が掛かっている状態。王手で追っても合法手が6手の局面がもう一度出てきそうですが手数内てせ詰まないでしょうね。
RINTAROさん「トドメは端角が大ヒントでした。」
■ヒントが易し過ぎましたね。端角のトドメで年賀推理なら▲11角、通常問題なら合い利かずの形に気付きます。
べべ&ぺぺさん「これで、いいのでしょうか。やや不安です。」
■はい、正解手順でした。
原岡望さん「手の数え方に苦心」
■初期配置の状態での合法手は30通り。極端に合法手が少ないのは王手が掛かっているからなんです。
桝彰介さん「直接の手がかりが無い合法手問題は難しくて分かりませんでした。」
■合法手の多さ、少なさから駒の配置を推理することになります。「底歩を打つ」だと駒種と着手段の他に歩を打てる条件が手掛かりになります。
正解:8名
ミニベロさん NAOさん 諏訪冬葉さん 飯山修さん
ほっとさん はなさかしろうさん RINTAROさん 原岡望さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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