詰将棋メモ(2016年5月28日)

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推理将棋第101回解答(3)

[2016年5月28日最終更新]
推理将棋第101回出題の101-3の解答、第101回出題の当選者(隅の老人Bさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第101回出題  推理将棋第101回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


101-3 上級  NAO 作 ダンシングクイーン  10手

「70年代の洋楽がBGMとは懐かしいね。将棋の調子はどうだい?」
「おかげさまで右へ左へ軽やかなステップを踏んで10手で詰ませたよ。隣り合う2つの筋をA、Bとすると着手した筋は『ABBA、ABBA、AB』の順番だったんだ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 隣り合う2つの筋をA、Bとすると、着手した筋は"ABBAABBAAB"の順番だった

出題のことば(担当 NAO)

 隣接する二つの筋だけで詰む形を推理しよう。

追加ヒント

 初手76歩。


推理将棋101-3 解答  担当 NAO

六歩 △四歩 ▲八玉 △二金
七玉 △三金 ▲六玉 △四金
七角 △五金 まで10手.

(条件)
・隣り合う2つの筋をA、Bとすると、着手した筋は"ABBAABBAAB"の順番だった(A=7筋、B=6筋)

Suiri1013

本作は、隣り合う2つの筋に双方とも交互に指す10手詰です。攻め方が2つの筋を交互に指していってどんな詰み筋があるのか?大駒の活用が難しいことに気がつくのが解図の近道になります。

  • 先手はABABA、後手はBABAB
    双方ともに隣合う筋を交互に指す。攻め方は大駒を捌くのが難しいのでく小駒の活用を図る。後手は二つの筋を使って5段目まで金駒を進出できるので、5段目の金で詰むよう先手は玉を中段に移動すればよい。玉金の移動が可能な隣り合う2つの筋は(3,4)筋、(4,5)筋、(5,6)筋、(6,7)筋のいずれか。
  • 5段目の金で詰む形
    6段目に進出した先手玉を5段金で詰ますには、玉の斜め下が埋まっていないといけない。歩頭の6段玉を寄る手は三つ目の筋となって指せないため、玉の通り道の7段目を1手で埋める。3~7筋で7段目に1手で指せるのは37桂、77桂、77角のいずれか。すなわち、36歩~46玉か76歩~66玉。頭金で詰む形だが、37桂や77桂が入ると玉頭に効きが生じる。よって、76歩~66玉~77角型に決定。

A=7筋、B=6筋。後手は65金が頭金となる形を目指す。
初手から「▲76歩 △64歩 ▲68玉 △72金 ▲77玉 △63金 ▲66玉 △74金」
玉の斜め下を角で塞いで頭金で詰み。9手目から「▲77角 △65金」まで。

玉と金の軽やかなステップが楽しめる一局でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

NAO(作者) 「原案は『先手も後手も、先後共通の隣り合う二つの筋のみで(自分の手番で)交互に筋を変えて着手し続けた』でした。こちらの方が紛れが広い("ABBA ABBA AB"のほか"AABB AABB AA"もあり)のですが、表現がイマイチ。ちょっと判りにくそうなので、ABと並べたらABBAが出現して、玉金のダンスが活きました」

渡辺 「条件を見て中段玉に頭金を決め打ち。30秒でした。これは100回向けでも良かったかもとも思いますが、金の出動を考えなければいつまでも解けないでしょうね。(後日、コメント追加)今気付きましたが、パラ4月号の288と6筋8筋が違うだけですね。こんなに見た目の違うになるとは...」

斧間徳子 「ユニークな条件が面白い。パラ4月号を解いたばかりなのですぐに解けました」

■おもちゃ箱に出題した後に、詰パラ4月号を解いて、あれっカブってしまったかと一瞬思いました。が、条件がまるっきり違うのでこれもアリですね。

Pontamon 「隣合う筋の着手を2回と3回の計5手しかないとなると、大駒の出番は無く、金の出陣が見えました。77角の絶妙なタイミングと役割が素晴らしい。ダンシングクイーンをググったら1976年の曲なんですね」

DD++ 「9手目と10手目の7筋6筋が余っているように見えて、実はダンシング・クイーンのリリースは19"76"年である、まで答えてやっと完全作意解と睨みますがどうしょう」

■単に9手目、10手目のABは余ってしまいました(笑)。70年半ばと覚えていましたが、'76年とは知りませんでしたので。それよりも76年リリースに合わせて"初手76歩"とは出来過ぎですね。同じく76年リリースの"マネー、マネー、マネー"とするタイトル案もありました。金を多く使う手順ですので。

原岡望 「問題文に感服」

波多野賢太郎 「ABBA(アバ)で『ダンシングクイーン』が"うまいっ"と思いました。大駒の方が早く玉に迫れるのかと思いましたが、全然うまくいかず、桂吊るしもダメで、けっこう悩みました。ダンシング金とは意外でした」

はなさかしろう 「ABBAのダンシングクイーン、音楽に疎い私でも覚えてます。初演奏は王様の結婚式だったんですね。本題はダンシング玉(キング)&ダンシング金ですが、第一感で幸いするする解けました。ところで、AとBが隣でない手順は...今のところ見つかりませんが、さて」

変寝夢 「320万局面2分半でした。駒の軌跡が美しいですね。玉と金がステップを踏んでいるように見えてしまいました」

小山邦明 「ダンスに最適な駒は玉と金ですね」

たくぼん 「筋が決まれば一流れ。右へ左の軽やかなステップが大ヒントでした」

占魚亭 「玉と金の軽やかなステップがいいですね。すぐに詰み形をイメージできたので、すんなり解けました」

■ダンシング・クィーンならぬ、ダンシング・キーング&キィーンでしたか。

山下誠 「出動する駒が金と分かるまで随分時間を要しました。それにしても愉快な条件で、楽しめました」

RINTARO 「金を使うことに気づけば解決」

加賀孝志 「筋を考えながら解く、楽しい企画でした」

飯山修 「この詰み形は2列だけで成立していることを覚えていたので試してみるとコレだー」

■金に気がつくまでは上級という狙い。頭金の詰型を知っていれば初級問題です。

諏訪冬葉 「ヒント前:初級・中級が解けていないので『3,4筋で角を使うのかな』と漠然と考える。ヒント後:大駒が使えなさそうなので小駒の活用を考えました。ヒントを見てから回答にたどり着くのにかかった時間より、問題を見てタイトルにたどり着くまでにかかった時間のほうが長かったと思います」

ジェシー 「なるほど、左右逆ではダメなのですね」

金少桂 「3,4筋を使う順を本命で考えてたっぷり苦しみました。これは追加ヒントのおかげで解けました。普段なかなか出番のない自陣金だけど思っていたよりは意外と足が速いのですね」

■筋のいい方は、後手が角を使えそうな3,4筋にまず手が伸びます。が、本線は先手の角が使える6,7筋でした。

NNN 「答えが分かってみて意外と時間が掛かってしまったなと思いました。一瞬で解けた人もいそうですね。この手順をうまく一条件にしていて上手いと思います」

隅の老人B 「A筋が7筋ならB筋は6筋と決めて、ゴチャゴチャと駒を動かす。偶然に正解?手順に到達。下手な鉄砲でも偶には当たりますね」

小木敏弘 「桂や大駒を使う筋をいいだけ考えて、王様の一人旅になかなか気がつきませんでした」

S.Kimura 「詰み形が分からず,途方に暮れていました。飛車や桂馬を使うことばかり考えていたため,金を移動させることに思い至りませんでした」

桝彰介(無解) 「7八の玉を6二飛と連携させて6七歩成までの詰みを考えていましたが、分かりませんでした」

■大駒が使えないことにいかに早く気づくどうか。意外にも飛車は使えず、金の出足は速かったのです。


正解:23名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  NNNさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん
  金少桂さん  小木敏弘さん  小山邦明さん  ジェシーさん  隅の老人Bさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  たくぼんさん  DD++さん  波多野賢太郎さん
  はなさかしろうさん  原岡望さん  変寝夢さん  Pontamonさん  安井豊さん
  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん


総評

DD++ 「1条件を3題並べて余詰なし、すばらしい。丁寧な検討の賜物ですね」

斧間徳子 「今月は、101-3が一番簡単でした。先月に続いて、渡辺さんのハイレベルの短編2題に堪能しました」

RINTARO 「渡辺氏の作風好きだな。今月は全て暗算で解けました」

渡辺 「今回は実質1問が易しかったので一瞬でした。」

■渡辺さんから希少な1条件作品を2題いただき、特集が組めました。

波多野賢太郎 「今回も好作目白押しでとても楽しかったです。たかが10手といえど、なかなか考えさせるなあと思いました。一条件で完全限定手順というのは、作るのが大変だと思いますが、また一条件特集を楽しみにしています。
100回記念で当選、本当に嬉しかったです。ありがとうございました」

Pontamon 「10手1条件特集、楽しめました。1条件の作品は狙っては作れませんよね?初級のように特殊状況なら可能かもしれませんが、そんなに数があるとは思えないし、第一、2600万手順くらいありそうな10手詰めで余詰みを避けるのは難しそう。中級・上級のように条件文を捻り出すものが多いのかな?」

■後日、Pontamonさんから10手詰が4200万以上の手順があることを教えてもらいました。101-1では、4200万手順のうち最終手75飛がたった1手順とは凄いですね。

変寝夢 「10手ともなると相当読みの量が増えますね。ここら辺りは中編のように思ってしまいます」

■玉方の先手が5回着手できるのが大きいですね。

S.Kimura 「1条件だと考えやすかったのか,私にしては珍しく,ヒントが出る前に解けました.しかし,今回の問題に,解答者の世代テストが入っているような気がするのですが・・」

■'60年代生まれの担当からの出題。世代テストの答えが直ぐわかる同年代か、全く判らない若手か、Kimuraさんはどちらでしたか?

飯山修 「毎月このくらいのレベルだと嬉しいです」

はなさかしろう 「第100回と合わせて5問、10手詰1条件を堪能しました。初級の2題が難しかった。今回は王道のストレート、前回はチェンジアップで翻弄された感じです。私にとって難しい初級のパターンというのがあるのかな、と思ったりしています」

隅の老人B 「5月18日、デジカメ持参でバラ園へ。帰宅後、解けてない『101-2』に再度の挑戦。苦戦の約1時間で正解?手順に到達。解ければ『なぁ-んだ』、これは何時もの科白です。」

原岡望 「ヒントで一気に解決へ」

占魚亭 「なんとか全部解けました。10手1条件はきついですね(汗)」

桝彰介 「2ヶ月連続で無解かと思いましたが、ギリギリで2問分かりました。1条件は具体的な手順が示されず苦労しますが、飛車や香車は短手数で使う手順が限られているので、1条件問題にしやすいのでしょうか」

■1条件は解図への道標が少ない分難しいが、推理を存分に楽しめる点、お得です。担当はヒントの匙加減をどうするか楽しんでいます。

小木敏弘 「一条件の横道にはまる怖さと、抜け出した時の感動を味わせていただきました。先回のあぶり出しには気がつきませんでした」

小山邦明 「(前回の作品の解説を読んで)100-3丁寧な手数の説明ありがとうございました。最初の12金打が私の盲点になっていました。あぶり出しの作品が解けず残念」

■追加ヒントを易しくしても、盲点に入ると解き切るのが難しいことがあります。そのときは結果稿で楽しんでいただきましょう。

たくぼん 「100回出題時にお願いしたお気に入り投票に数名の方からご参加を頂きました。この場をお借りしてお礼申し上げます。結果はWFP95号にて発表していますのでご覧下さい」

■Fairy TopⅨ2015へのおもちゃ箱出題作品をご投票いただいた方、ありがとうございました。


推理将棋第101回出題全解答者: 24名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  NNNさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん
  金少桂さん  小木敏弘さん  小山邦明さん  ジェシーさん  隅の老人Bさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  たくぼんさん  DD++さん  波多野賢太郎さん
  はなさかしろうさん  原岡望さん  変寝夢さん  Pontamonさん  桝彰介さん
  安井豊さん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

当選: 隅の老人Bさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト から選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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詰将棋メモ(2016年5月27日)

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詰将棋メモ(2016年5月26日)

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推理将棋第101回解答(2)

[2016年5月26日最終更新]
推理将棋第101回出題の101-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第101回出題  推理将棋第101回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


101-2 中級  渡辺秀行 作   念には念を   10手

「9手目相手の飛を取っても良かったんだけどね。念には念を入れて、36歩と指してさらにその飛に取りをかけたんだよ」
「そんな悠長なことしているから10手目に詰まされるんだよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 9手目の36歩は取れる飛にさらに取りをかける手

出題のことば(担当 NAO)

 取りをかけなくても取れる飛はどこに居るのか推理しよう。

追加ヒント

 48地点の飛に更に"角の効き"で取りを掛ける手が36歩。


推理将棋101-2 解答  担当 NAO

▲7六歩 △4四歩  ▲同 角 △4二飛
▲2六角 △4七飛不成▲4八金 △同飛不成
3六歩 △4九金 まで10手.

(条件)
・9手目▲36歩は取れる飛(48飛)にさらに取りをかける手

Suiri1012

本作は、取れる駒に更に効きを増やすという凝った1条件の10手詰です。▲36歩が後手飛車への効きを増やす一手ですが、飛車の居場所は素直な35ではありません。

  • 35飛はどうか?
    取りが掛かっている後手35飛に▲36歩と突く手順を考えると、たとえば「76歩 32飛 33角成 42銀 44馬 35飛 36歩 同飛 58金右 39飛成」が惜しい筋。しかし、68の退路を塞ぐ一手が足らず、詰みには至らない。
  • ▲36歩は角の効きを通す一手
    55角~36歩で28地点に効かすか、26角~36歩で48地点に効かすか、いずれかが考えられる。前者は28に後手飛を置くのに手数が掛かりすぎて失敗。したがって、後者の26角~36歩で48地点に効かす形「▲26角+△48飛」を目指す。
  • 2手目△44歩~トドメは腹金
    先手角のルート44~26、後手飛車のルート42~48が見えているため、2手目は43歩を消すよう幸便に△44歩と突く。初手から「▲76歩 △44歩 ▲同角 △42飛 ▲26角 △47飛不成」
    以下、48飛型を活用して腹金で詰み。7手目から「▲48金 △同飛不成 ▲36歩 △49金」まで。

凝った一手36歩は詰みと関係ない無駄手ですが、44角~48飛の特急券を導き出す鍵となりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

渡辺秀行(作者) 「36歩が角筋を通す手であることに気付けば易しいですが…。気付くかどうか」

■一旦は35飛を試し、すぐ頓挫することから、角筋を通す手を考え始めるのが普通の思考手順でしょう。

斧間徳子 「飛の位置は35ではないと思ったが、第一感の28でもなかった」

波多野賢太郎 「3六歩で取りをかける飛車の位置は、最初は3五だと考え、次に2八だと考え、その後ようやく4八の本手順が閃きました。難しかったです」

飯山修 「36歩は絶対35飛に向かってではないとの前提でスタート。しかし28飛ではうまくいかない。他の場所はと考えると48飛に行きつく」

はなさかしろう 「△35飛の可能性は早々に捨てましたが▲55角△28飛の形にとらわれました。解手順の序については思い違いがあり、重い気もして手が伸びなかったのですが...▲48金の一手で詰み形をアシストできるんです」

■「▲55角△28飛」型を作るまでは結構手数が掛かります。

ジェシー 「無駄手を表に出して本筋を隠す、絶妙な活用方法でした」

■詰みと関係ない▲36歩だけを表に出す巧みの技でした。

金少桂 「この問題文であるかもしれないとは思ったけど、まさかというべきか案の定というべきか、空き王手ならぬ空き飛車手だった」

RINTARO 「36歩のヒントが詰み形を暗示している」

加賀孝志 「ヒント条件にユウモア、最初に解けた」

Pontamon 「9手目の36歩で飛への当りは4枚目!!震えが出ては勝てなくて仕方ないですね」

■"念には念を"入れて重ねて取りを掛ける一手が敗着。

占魚亭 「大駒を取り合うのは間に合わないので序はこれしかなく、後は一本道。見事な角の転回」

原岡望 「角の旅行とは」

NNN 「26角に気づかなかったですね。ヒントなしで解きたかったですが」

山下誠 「4四角から2六角が意表を衝く展開。後半の飛車を4八に持ってくる手順には痺れました」

■先手は3手掛ければ26角が可能、基本手筋だが気づきにくい。

桝彰介 「後手飛車を短手数で先手陣に侵入させるため、4四の歩を先手角に取らせるのは既存の手順ながら、1条件に組み込まれると、なかなか見えませんでした」

変寝夢 「5手目までは読めたので、そこから90万局面30秒でした。締め切りヒントがなければ、相当な難物かと思います」

DD++ 「これは35飛だと無理がありすぎるので気づきやすい。あとはパックマンから26角が推理将棋では定跡なのを知っているかどうか」

■序の「▲76歩 △44歩 ▲同角 △42飛・・・」は、後手の奇襲戦法「パックマン」と同じ。以下、指し将棋なら「▲53角成 △34歩」が定跡ですが、推理将棋は▲26角が常識でした。

小山邦明 「35飛の位置ではダメな事はわかったが、36歩の前の段階で飛取りができる駒を一つと思い込んで苦戦した」

■36歩の前は、玉か銀で飛取りが可能。いくつ効いていても取りが掛かっていることに変わりありません。

安井豊(無解) 「わかりませんでした。残念」

たくぼん 「取った飛を打つ順を考えて遠回り。角の移動と飛の道を開ける協力体制が決まりましたね」

S.Kimura 「先手の角は46に移動させ,後手は飛車を取って28に打つと思っていたのですが,後手の飛車が出てきても良かったのです」

諏訪冬葉 「ヒント前:▲78飛△34歩▲?△77角成▲?△78馬▲55角△28飛▲36歩△? の順を読むが詰まない。ヒント後:飛車は先手のを取ると決めつけていたので6手目までに▲26角を置く手が見つからず苦戦」

小木敏弘 「一番苦しみました。後手角を使わない筋だと思わなかったので、先手飛車を角で取る筋などを考えて迷路をさまよっていました」

隅の老人B 「48飛は打つものと思い込んで大苦戦。まさか82飛が48まで行くとはね!」

■飛車を取って打つ順は、ぴったりする形がありませんでした。44歩~同角が26角~48飛を実現する唯一の組み合わせです。


正解:23名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  NNNさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん
  金少桂さん  小木敏弘さん  小山邦明さん  ジェシーさん  隅の老人Bさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  たくぼんさん  DD++さん  波多野賢太郎さん
  はなさかしろうさん  原岡望さん  変寝夢さん  Pontamonさん  桝彰介さん
  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2016年5月25日)

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6月の詰将棋

[2016年5月25日最終更新] 詰パラ

2016年6月の将棋雑誌での詰将棋の話題やホームページでの6月出題について。

ネット詰将棋  詰パラ  将棋世界

関連情報: ネット詰将棋・解答募集中  Web Fairy Paradise
  おもちゃ箱: 詰将棋情報(他の月の詰将棋はここから)  展示室  推理将棋

===== ネット詰将棋6月の出題 =====

まだ記事はありません。

===== 詰将棋パラダイス6月号 =====

解答選手権の話題は ==> 第13回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 初級戦・一般戦
全国大会の話題は ==> 第32回詰将棋全国大会

詰パラ最新情報
2016年5月24日、詰将棋パラダイス最新情報で、6月号予告。
「七條賞:2015年度の解答成績発表! 満点は1名!
門脇賞:詰将棋界への貢献者を表彰します。
詰将棋順位戦:1年に1回、A~C級の開幕です!」

===== 将棋世界7月号 =====

まだ記事はありません。

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詰将棋メモ(2016年5月24日)

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推理将棋第101回解答(1)

[2016年5月24日最終更新]
推理将棋第101回出題の101-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第101回出題  推理将棋第101回解答(1)  (2)  (3)
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推理将棋第101回解説  担当 NAO

第101回に因んだ10手詰1条件特集。今年最多24名の解答をいただきました。


101-1 初級  渡辺秀行 作   75飛まで   10手

「どうだ!10手目この75飛で詰みだ」
「参りました」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手目75飛で詰んだ

出題のことば(担当 NAO)

 75飛で詰む形を推理しよう。

追加ヒント

 67経由で76地点まで玉が進出。


推理将棋101-1 解答

▲6八飛 △3四歩 ▲5八玉 △7七角不成
▲6六歩 △7四歩 ▲6七玉 △6八角成
▲7六玉 △7五飛 まで10手.

(条件)
・10手目△75飛で詰んだ

Suiri1011

本作は、最終手を明かすだけで全手順を限定する10手詰。詰形を76玉に絞り込んで75への飛打ちを目指せば易しいのですが、後手飛車を活用する手順や開き王手がちらつくと迷宮に入ります。

解図は、ずばり先手76玉型に75飛打ちの詰みを目指し手順を構成していきましょう。76玉の退路となる両脇の66と86をどう塞ぐか、飛をどこで入手するかが鍵です。

  • 先手は、先手は玉移動に3手、取らせる位置までの飛車移動が1手。残り1手は玉移動のための歩突き、76歩は突くと邪魔になるので66歩と突いて67地点を空けて玉を移動させる。
  • 後手は、角を活用し飛車を取るため、34歩~77角~飛取り~75飛打ち。他にトドメの75飛を支える手(74歩)が必要になる。また、先手飛車を68角成で入手するが、玉に触らないようタイミングを計る。

以上のことを整理して手順を構成すると、全手順が決定。

  1. 玉移動の前に飛車を68地点に移動。初手から「▲68飛 △34歩 ▲58玉 △77角不成 」
  2. 角が進入した後に先手は66歩と突き玉の進路を開け、後手は予め74歩と突いて75飛の支えを準備し、先手玉が67に上がった後に68角成で飛を取る。5手目から「▲66歩 △74歩 ▲67玉 △68角成」
  3. 予定の76玉型で詰み。9手目から「▲76玉 △75飛」まで。

簡素な最終手1条件ながら、双方歩突きのタイミングを含め手順前後を許さない内容の濃い10手でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

渡辺秀行(作者) 「初級という程易しくないですね。10手の1条件で易しい問題を新たに作るのはなかなか難しいですね。既発表作ならまぁまぁあるのですが」

■1条件はヒントが少なく難しくなりがちですが、渡辺さんのネタはまだまだ尽きないでしょう。

斧間徳子 「最終手75飛だけですべてが限定されているのに驚き。こんな短編の1条件の名作が未だ埋もれているんですね」

Pontamon 「10手なのに最終手の地点と駒種だけで限定できているとは驚きです」

はなさかしろう 「これは凄かった。個人的には今回の最難問でしたが、シンプルな条件から緊密な手順が導かれ、機能的な詰め上がりに至る、完璧な一問。推理将棋の奥深さを広く伝えるのにも好適と思います」

RINTARO 「最終手のみで完全限定は価値がある」

ジェシー 「この一条件ですべて限定されるとは・・・。推理将棋の美しさが凝縮されていますね」

■簡素条件で唯一解を示す、10手詰1条件出題作として完成品であるだけではありません。たった一つの条件からヒントを探りだして唯一手順を導くプロセスを解答者に体感させて楽しませてくれる傑作でした。

山下誠 「この条件で、玉の軌跡・角の成生などを全て限定していることに感心しました。詰み形を想定するのは、結構難しかったです」

隅の老人B 「たったの1行、それも11文字で手順が確定とは!これより短い条件の作品は、今までにあったのかな?」

■最終手のみ指定の1条件は7手詰以外の発表例がほとんどなく、希少です。

NNN 「後手飛車では手数が足りず、先手飛車でトドメと見切ればかなり手が絞られます。でも確かに易しくはないですね」

飯山修 「最初何故か35飛で詰ますものと勘違いし、27経由の詰みを発見。75飛でも応用できないかと動かしてみたら67経由にすることで飛廻りの1手が稼げることを発見。幸運な勘違いでした」

DD++ 「けっこう悩みました。初級出題であることを思い出すまでは。3筋7筋の飛車トドメ中編は開き王手や両王手の筋が怖いんですよね、初級じゃなかったら」

■通常出題なら中級レベルです。開き王手の筋もちらつきますが、素直に玉頭飛車の詰上がりを目指せば難しくありません。

占魚亭 「最後に解けたのが本作。手の組み合わせが大事」

変寝夢 「追加条件で7手目指了時8段目に玉はいない、10手中8手は5~9筋の着手で4200万局面目で詰みを発見しましたが、余りにも膨大な数になるので打ち切りました。何気ない角と玉のすれ違い、歩突きのタイミング全てが一つに繋がっていて大変面白く感じました」

■角と玉が上手くすれ違うため、手順前後は許しません。

小木敏弘 「66歩のタイミングが絶妙でした。角をすり抜けて上がっていく王様が面白い」

小山邦明 「先手玉を76にどう動かすのが良いかを推理した」

S.Kimura 「先手の飛車を角で取らせると王手がかかって,玉を76に動かすのが難しいかと思っていましたが,77ではなく67から抜ければ良かったのですね」

■68馬が居るのが前提で考えると、76への玉移動は難しいと錯覚しますね。

原岡望 「74歩は絶妙のタイミング」

波多野賢太郎 「成生限定で手順前後なしなら飛車を振るのだろうと予想はつきました。飛車をすぐ取るのではなく、7四歩と先に突くのがうまいと思いました」

■玉が3段目に移動するのをじっと待って力を貯める74歩突きです。

金少桂 「素直に78で飛車を受け渡す順から考えて四苦八苦。68で渡せばぴったり86地点の逃げ道も塞げるのですね」

加賀孝志 「飛をどこでとるか考えた」

■「▲67玉 △68角成 ▲76玉」の応酬が必然で、歩突きのタイミングも決まりました。

たくぼん 「詰上がりを想定すれば見えてくる。68角成でないといけないので手順が見事に限定されるのが見事」

桝彰介 「直前ヒントをもらった後も後手の飛車を7五まで動かす手順ばかり考えて、さっぱり分かりませんでした。先手飛車を取らせた後手馬が玉の全ての逃げ場を塞いでくれました」

諏訪冬葉 「ヒント前:▲65玉▲56歩△39角△75飛で詰めばきれいだと思ったのに手数が足りず断念。ヒント後:67と86を同時にふさぐ方法が見えず苦戦」

■67と86を塞ぐ68馬の効きが強力です。強力すぎるので▲68角成は8手目迄じっと我慢。


正解:24名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  NNNさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん
  金少桂さん  小木敏弘さん  小山邦明さん  ジェシーさん  隅の老人Bさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  たくぼんさん  DD++さん  波多野賢太郎さん
  はなさかしろうさん  原岡望さん  変寝夢さん  Pontamonさん  桝彰介さん
  安井豊さん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2016年5月23日)

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