推理将棋第102回解答(2)

[2016年6月27日最終更新]
推理将棋第102回出題の102-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第102回出題  推理将棋第102回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


102-2 中級  上谷直希 作   最遠移動    10手

「10手で勝ったらしいね。どんな対局だったの?」
「最後は最遠移動で詰ませたよ。あとは、成駒を連続で動かす手順が双方にあったなあ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 止めは最遠移動(10手目は8マス分動く手)
  • 先後双方ともに成駒を連続して動かした

出題のことば(担当 NAO)

 8マス移動する王手とはどこからどこに移動する手なのか、推理しよう。

追加ヒント

 先手は成った馬を2回続けて引き、後手は単騎の龍を1段目から9段目に移動する。


推理将棋102-2 解答  担当 NAO

▲7六歩  △3二飛  ▲3三角成 △4二銀
▲7七  △3七飛成 ▲6八  △3一
▲5八金右 △3九龍 まで10手.

(条件)
・止めは最遠移動(10手目△39龍:31龍が8マス分動く)
・先後双方ともに成駒を連続して動かした
(先手:5手目▲77馬~▲68馬、後手:8手目△31龍~△39龍)

Suiri1022

本作は、9段目の龍単騎で詰む"はてるま手筋"の応用問題。1段目の龍を9段目に8マス分動かす"最遠移動"を実現します。

解図は、成駒を動かす連続手を織り込みながら龍単騎を目指しますが、自然に手順が構築されていきます。

  • 先後とも5手ずつの着手のうち、双方とも駒を成る手に1手、成駒を動かす手に2手を要する。先手は3手目▲33角成から馬を動かす手が速く、後手は3筋での飛を活用を図る。4手目は王手を防ぎつつ後の8マス移動のため31地点を空ける△42銀がこの一手。初手から「▲76歩 △32飛 ▲33角成 △42銀」
  • 31から39への最遠移動を実現するため、後手は以下37飛成~31龍~39龍が確定。39龍単騎の詰形には先手の58と68の塞ぎが必要だが、6手目△37飛成ができるように5手目▲77馬~▲68馬と続けて馬を引く。これが先手"成駒の連続移動"を満たす。▲58金右の後、とどめは31から8マス移動の▲39龍。5手目から「▲77馬 △37飛成 ▲68馬 △31龍 ▲58金右 △39龍」まで。

"最遠"の8マス移動が可能な駒は、飛、龍のほか、馬、角、香がありますが角や香の最遠移動は短手数で詰型を作るのは無理なので"龍単騎の詰み"が連想しやすく、また、"双方成駒の連続移動"が解図のヒントになって易しめの中級作品に仕上がっています。馬と龍の豪快な動きが印象に残りました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(作者) 「この単騎詰は恐らく多数の作例があるでしょうが、最遠移動という狙いと組み合わせたのが創意です。4手目が自然に限定され、そして龍が上下に動く味が出てきたかなと思います」

■短編フェアリーの作品を多く発表されている作者のセンスが光りました。推理将棋でも今後のご活躍が楽しみです。

小山邦明 「大駒をダイナミックに動かす手順が得意な作者ですね」

RINTARO 「成駒の連続移動の条件が上手い」

占魚亭 「条件から竜の単騎詰しかないので易しかったです。双方の大駒の動きが印象的」

■豪快な後手龍と地味な先手の馬引きは対比の妙。

金少桂 「角での11→99最遠移動は玉移動が間に合わなさそうなので、はてるま手筋だろうと直感。42銀が合駒と31の空間空けとの一石二鳥の攻防手」

斧間徳子 「今月は本作が最初に解けました。 33角成に対する応手をうまく限定している。成生を含め、きれいにまとめられた条件に感心」

Pontamon 「8マス移動ができる香や角(馬)では紐が要るので手数が足りない。となると単騎で行ける飛(龍)の『はてるま手筋』だと判明。42銀が王手の応手と31地点を空ける一石二鳥の手でした」

はなさかしろう 「△42銀の限定がいい感じ。最遠移動詰、飛・龍以外だと8マス動かしての単騎詰ができないので、相当手数がかかりそうですね」

隅の老人B 「42銀、これで最遠移動が可能です。馬の動きも面白い」

たくぼん 「最遠移動により42銀が限定されるのが上手いと思いました」

■4手目限定手の△42銀が好評。

渡辺 「10手目最遠移動はこの縦の筋以外無理そうですね。限定条件が巧い。豆知識としては10手の先手の成駒移動が必然になるのは68か59への逃げ道塞ぎ」

山下誠 「よく見たら、6八地点を馬で埋めるという手段がありました」

ジェシー 「角(馬)の暴走ぶりを呆然と見守る他の駒のあきれ顔が目に浮かびます」

S.Kimura 「先手の成駒連続移動は,逃げ道をふさぐ好手だったとは」

■この詰形なら68地点を塞ぐ駒種は通常、飛金銀の三種ですが、"成駒"と"連続移動"で68馬が確定しました。

波多野賢太郎 「最初はちょっと難しそうな条件だなと思いましたが、最遠移動なら飛車(龍)で、それならばこの詰上がりだろうと考えたら、案外すんなり解けました。成駒の条件がうまいと思いました」

飯山修 「久々のような気がするはてるま手筋。久々の移動距離問題」

小木敏弘 「飛車の縦移動が有力とすると、狙いは先手の39銀」

■序の32飛~33角成が3筋で飛を使う特急券。わかっていても気持ちいい手順。

DD++ 「先手も駒を成るのを隠すとだいぶ難度が上がりそう。もちろん、難しいから良いというものでもないわけで、私はこの易しいヒントは素晴らしいと思います」

加賀孝志 「ヒント条件が活きました。竜の動き」

■先後双方の連続成駒移動は、易しいヒント条件になって、解きやすい作品となりました。

布哇斎 「この問題を解き始めた時点でヒントが出てしまっていたため、つい見てしまったら10分かからずで終わってしまいました。
最遠移動と成駒を2回動かすから、龍を作った後引いて上がって詰ませるのはヒントがなくても第一感で、その点、また、先手にも成駒がある点から、先手は3筋の歩を取って馬を作るのも十分予想可能なのですが、2度の馬引きの位置が限定出来、最終的にこれ以外にない位置に来るのが先手の成駒を無駄にしない見事な手順だなと感じました」

変寝夢 「PCに条件を設定している間に解けちゃいました。締め切り前ヒントで助かりました。双方成駒を連続で動かす、が絶妙な条件設定になっていますね」

諏訪冬葉 「ヒントを見るまで飛車成は全く考えず、『▲99馬だと玉移動に3手かかるから無理』とあきらめていました」

■わかってみれば当たり前の手順ですが、追加ヒントでは先手の馬引きと後手の9段目への龍移動を明かしました。


正解:23名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  NNNさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん
  金少桂さん  小木敏弘さん  小山邦明さん  ジェシーさん  隅の老人Bさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  たくぼんさん  テイエムガンバさん  DD++さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  布哇斎さん  変寝夢さん
  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2016年6月26日)

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詰将棋メモ(2016年6月25日)

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推理将棋第102回解答(1)

[2016年6月25日最終更新]
推理将棋第102回出題の102-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第102回出題  推理将棋第102回解答(1)  (2)  (3)
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推理将棋第102回解説  担当 NAO

第102回に因んだ10手詰2条件特集。23名の解答をいただきました。


102-1 初級  Pontamon 作   2つのフナリ  10手

「10手で詰んだ対局で歩成が2回あったと聞いたけど、本当?」
「歩成りが2回じゃなくて、不成と同歩成の着手があったんだよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 不成の着手があった
  • 同歩成の着手があった

出題のことば(担当 NAO)

 同歩成とはどの地点でどの駒を取るのか、推理しよう。

追加ヒント

 7段目に不成の歩を8段目で成る。


推理将棋102-1 解答

▲6八玉 △8四歩 ▲7八玉 △8五歩 
▲6八銀 △8六歩 ▲7九角 △8七歩不成
▲8八角 △同歩成 まで10手.

(条件)
・不成の着手(8手目△87歩不成)
・同歩成の着手(10手目△88同歩成)

Suiri1021

本作は、"歩不成"から"同歩成"で詰む10手詰です。最終手が"88同歩成"の8筋攻めと判れば一本道の手順ですが、先手の"不成"や7段目の"同歩成"の綾があり、これらを読まされると結構大変です。

解図は、"歩成"で詰む基本手順、『飛車先8筋攻め』と決め打ちで手順を構成していきましょう。

  • 後手の手順は、△84歩~△85歩~△86歩~△87歩不成~△88同歩成と一気に8筋に歩を進めると、"不成"と"同歩成"の両方を含む手順が決定。
  • 先手は最終手△88同歩成"に合わせ、玉を7筋に移動して9手目▲88Xを目指せばよい。玉を68~78に移動した後は、玉の退路封鎖と角の引き場所を作る▲68銀がぴったり。初手から「▲68玉 △84歩 ▲78玉 △85歩 ▲68銀 △86歩」
    9手目▲88角とするため一旦角を引けば"同歩成"の詰みが実現する。7手目から「▲79角 △87歩不成 ▲88角 △同歩成」まで。
  • 先手の"不成"の筋は?
    先手の"不成"は"歩成"との組み合わせなら可能。ただし、同の付かない"歩成"に限られる。たとえば「▲76歩 △42飛 ▲33角不成 △44歩~△47歩成」の筋。この筋では歩成の直前に47の手が入らず、"同歩成"と先手"不成"は両立できない。また、他に後手が"歩以外の不成"を指す筋もあるが"同歩成"とは両立しない。
  • 7段目の"同歩成"の筋は?
    "同歩成"だけなら7段目に歩の成る筋がある。たとえば「▲46歩 △42飛 ▲58金左 △44歩~▲47金 △同歩成」の筋。ただし、この筋に"不成"の手は入らず、"不成"と7段目"同歩成"は両立できない。

着手筋が8筋であることを伏せて、"不成"と"同歩成"が同じ駒と思わせない条件が上手い10手詰でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

Pontamon(作者) 「『10手/8段目の同歩成で詰んだ』の1条件では味が無いので、2条件にして味付けしました。"不成"が無い7段目での同歩成(8,10手目)とか、余裕手等で"不成"ができるかを読んでもらえたら成功なのですが…」

■"10手目8段目の同歩成で詰み"であれば、簡素1条件の易しい10手詰です。本作は8筋も8段目も伏せた"同歩成"として、しゃれた推理問題に仕上がりました。

金少桂 「1枚の歩で不成と歩成両方やるとは!この筋の問題に悩まされると不思議と少し悔しさで苦笑い」

渡辺 「これは難しい。同で取られるためだけの角の往復…ところで、最初の条件はフナリじゃなくてナラズですよね。"不成"をフナリと読むのは株式売買用語です。ちなみに株式売買用語には"寄成"もありヨリナリと読みます。これも将棋とは違う読みですね」

■8筋の歩は87に成るのが常識。ところが87フナリでなく87にナラズ。

占魚亭 「手数から玉の詰み位置と後手の手は確定。角と銀のどちらを歩で取るかを考えるだけでした」

山下誠 「8八で取らせる駒を銀と決め打ちして苦しみました。角の往復とは軽い」

■88銀を目指すと動いた角の効きが残って失敗します。

ジェシー 「"同歩成"を実現させる条件って、意外にハードルが高いんですね」

たくぼん 「歩を取って打って・・・と考えているようだとダメですね。3題中最後まで残りました」

斧間徳子 「76歩、44歩、同角、42飛の筋かと思ったら、"同"歩成とできず。超基本形の変形だが、条件が面白い」

■4筋攻めでは以下「53角不成 47飛成~48歩~49歩成」と進む紛れ手順がありますが"同"の手が入りません。

加賀孝志 「ストレートだが角引きに味」

小山邦明 「後手の歩の動きに、先手は何をしているの?という手順」

隅の老人B 「手が滑って87歩生、『待った』は無しですね」

布哇斎 「角を引いて戻す手順が思い浮かばず、銀を上げて取らせる手順とか、駒を打って取って成る手順がないかまで考え始めてしまい、この問題で数日悩んでしまいました。考えてみれば、歩を突いて最短7手で詰む訳ですから、これくらいの無駄な手は当然あり得る訳ですね。気づいてしまえばなぜここで悩むという感じです。
不成と歩成をただ両方するための意味のない不成なのではなくて、成っていたら8手で詰んでいるというあたりが面白いところだと思いました」

■角の往復の2手は全くの無駄手。この2手で最終"同"歩成が実現しました。

S.Kimura 「飛車先の歩を成るのは想像できましたが,同歩成を実現するのが意外と難しかったです」

諏訪冬葉 「歩が成る手順といえばこの手順でしょう」

小木敏弘 「後手の歩が進み8段目で成るならば、この手順しかないと思うが、他に余詰がありそうな気もするが、"同"が効いていてなさそうでもある」

RINTARO 「基本手筋の応用」

はなさかしろう 「さわやかな一直線。手順はひと目ですが、解き終えて、他にはないのか!?となりました。攻めの条件付けですね」

波多野賢太郎 「これは8筋の歩を突いていくという第一感が当たりスンナリ解けました。もし不成の手が先手だったら、なんて考えてみたら、これはこれでいろいろ楽しめました」

飯山修 「不成と成の両方とも歩と考えるかどうか。両方なら8筋しかないので一気。不成を先手にさせようとすると泥沼」

変寝夢 「プラス条件として後手の着手は8筋のみ、全着手は4~9筋で135万局面1分でした。プラス条件なしでは意外と手が広く、PCより人間の方が
早く解けるタイプの問題です」

DD++ 「ひねって考えるとダメなやつだと直感できたので一発。案外これで限定されてるものなんですね」

■歩成=8筋と決め打てば簡単な一本道の手順でした。


正解:23名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  NNNさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん
  金少桂さん  小木敏弘さん  小山邦明さん  ジェシーさん  隅の老人Bさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  たくぼんさん  テイエムガンバさん  DD++さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  布哇斎さん  変寝夢さん
  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2016年6月24日)

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詰将棋メモ(2016年6月23日)

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プロ棋士の先生たちはこの詰将棋を1分足らずで解いてしまいます
6月22日、金曜からカレーを食べてみようで、「聖の青春」の映画化(2016年秋公開)が非常に楽しみな件について

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推理将棋第103回出題(7月20日まで)

[2016年6月23日最終更新]

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第103回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2016年7月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第103回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第103回出題  担当 NAO

特集が続いていましたが、今回は通常の出題です。初級9手、中級10手、上級14手。

初級は渡辺さんの9手詰1条件、簡素な易しい作品。さくっと解いていただきましょう。

中級はPontamonさんの10手詰。1条件で表現することも可能な作品ですが、第103回に因み、敢えて"10手目3条件"で出題します。"10手目"の謎を解き明かしてください。

上級はチャンプさんの美野樫兄妹シリーズ、久々の登場です。前回(96-2)は隆二と七海の二人で戦いましたが、今回は源三と六実の兄妹コンビで戦いを挑みます。


■本出題


■締め切り前ヒント (7月13日頃コメント欄に掲載 NAO)


103-1 初級 渡辺秀行 作 54の駒を取る         9手

「昨日の将棋31への駒成に54の駒を取って応じているのを見たけどどうなった?」
「9手で詰んだよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 31への駒成に54の駒を取る手で応じた

103-2 中級 Pontamon 作 とどめは3段目の初王手    10手

「さっきの対局は、やけに早く終わったようだね」
「初王手が3段目の手だったけど、それで仕留めたよ」
「となると7手か9手かな?」
「いいや、後手番だったから10手もかかっちゃった」
「それじゃ、駒打ちまでだね?」
「いいや、とどめは駒を動かす手さ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 10手目は初王手
  • 10手目は3段目の着手
  • 10手目は駒を打たずに動かした

103-3 上級 チャンプ 作 美野樫9兄妹の一局(その11) 14手

健一「隆二に負けず劣らず七海もやるじぇねぇーか」
七海「わたくしは何も・・・隆二さんのおかげです・・・」
四郎「その謙虚なところが七海らしいね」

健一「さぁみんな、このまま突き進もうぜ」
隆二「ああ、最初から優勝しか考えてないからな」
八重「九美、決戦に備えて少し稽古をしましょうか」
九美「かしこまりぃー!じゃあ次はウチ達お休みねぇー」
健一「ん・・・?なんだか浮かない表情だな源三」
源三「いやいや、みんな気合入っとるなー思うてな」
六実「源ちゃん、次は私と一緒にやってみよ~よ~」
圭五「おー?また新たなゴールデンコンビの結成かー?」
源三「わしなんかとでホンマにエエんか?」
六実「ちょうど指したくてウズウズしてたところよ~」
隆二「じゃ、二人に任せたぜ」

六実「私たちの後手よ~」
源三「(わしだけいつまでもこんなんやアカンな)」
源三「おっしゃ行くで六実」
六実「任せて~」

・・・対局開始・・・

健一「おー、豪快に仕留めたみたいだぜ」

源三「スマンスマン、勝つのに14手も掛かってもうわ」
源三「成る手あれへんかったんが原因やろか」
六実「それでも二人交互に指しての大勝利よ~」
源三「同じ段へ2回駒を打っとったな」
源三「そや、11手目の▲28銀は問題やったんとちゃうか?」
六実「私たちの迫力に圧されたって感じ~?」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 14手で詰んだ
  • 後手は3筋と6筋の手を交互に指した(初手は3筋か6筋のいずれか)
  • 成る手はなかった
  • 同じ段へ2回駒を打った
  • 11手目は▲28銀

※美野樫家の将棋ルール
名前につく漢数字=着手筋の担当
・本作品の場合、源三が3筋を、六実が6筋を各々担当


推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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詰将棋メモ(2016年6月22日)

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詰将棋メモ(2016年6月21日)

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駒場和男さん逝去

[2016年6月22日最終更新]
Komaba2 詰将棋作品集「ゆめまぼろし百番」の著者で、看寿賞、塚田賞を多数受賞している詰将棋作家、駒場和男さんの逝去の報。

【訃報】駒場和男氏逝去 (詰将棋パラダイス メモ
「詰将棋作家の駒場和男さん(看寿賞3回受賞)が6月に亡くなられました。享年82歳でした。」

「ゆめまぼろし百番」ではTETSUも検討に加わらせていただいた。発行されたあと、最近はしばらく作品を見ないので心配していたのだが・・・

『図巧』や『無双』を超えることを目指していた駒場さん、今頃は看寿や宗看と作品論をかわしているのだろうか。謹んでご冥福をお祈りいたします。

(写真は1996年第3回詰研大会のとき。詰棋めいと第22号より)

関連情報: 駒場和男「ゆめまぼろし百番」


おもちゃ箱詰将棋メモで紹介した駒場作品

「詰将棋 トライアスロン」 (借り猫かも


2016年6月21日

  • 筒井 浩実@un_cocoo
     「駒場さんの訃報は板橋貞夫さん(詰パラ解答者)からの電話で知りました。 なぜ僕のところに電話が来たかというと、「ゆめまぼろし百番」の短評を依頼したときの連絡先に僕の番号があったかららしい。 若気の至りで、けっこう生意気な短評を送った記憶しかない。」

2016年6月20日

  • 【訃報】駒場和男氏逝去 (詰将棋パラダイス メモ
     「詰将棋作家の駒場和男さん(看寿賞3回受賞)が6月に亡くなられました。享年82歳でした。」
  • 詰将棋指し@nenehimapapa
     「駒場和男さんの還元玉都煙『父帰る』に出会ったのは16歳、二段で苦しんでいた頃だった。気品あふれる初形、ただ駒が消えていくだけではない神業かと思えるような手順。すっかり心を奪われ、煙詰の世界に引き込まれた。こんな作品がつくりたい。6畳一間のアパートで、毎晩朝まで創作にのめり込んだ。」
     「創作のコツなど何もわからない。手探りで少しずつ逆算をしていく。10枚が15枚になり、ようやく20枚まで消えるとそこで行き詰る。ああ、もうできないのかな。そんなことを思う夜は『父帰る』を並べた。初めて出会ったときのように心が震え、情熱がよみがえる。」
     「完成した煙詰はただ消えるだけのものだったが、大きな自信になった。いつか『父帰る』のような作品を・・・」
     「駒場さんとは詰将棋全国大会で同席したことはあるが、お話しはできなかった。遠くから憧れの人をながめていた。『父帰る』は私にとってナンバーワンの詰将棋です。そうお伝えするべきだっただろうか。http://www005.upp.so-net.ne.jp/tsumepara/contents/11memo/memo.htm
  • taka-o@route188
     「詰むや 詰まざるや / 詰まざるや 詰むや / この繰り返し とこしえに(『ゆめまぼろし百番』あとがきより)合掌。」
  • 竹中@aroundforty
     「駒場和夫さんが亡くなったようです(詰パラHPより)。 作品集「ゆめまぼろし百番」を持っていなかったので、 慌ててネットで注文しました。。。 じっくり並べたいと思います。 ご冥福をお祈り致します。」
  • Problem Paradise@propara
     「できることならタイムマシンに乗って、あの龍鋸を作った頃の駒場さんに会ってみたい。」
  • EOG@EOG10
     「昔、読者サロンに膳代未文の作品が紹介されていて解答がなかったので自力で解いた。自力で解いた長編は他に「三十六人斬り」と「地雷原」ぐらいか。ご冥福をお祈りします。」
  • Toshiya@ToshiyaIkeda
     「ゆめまぼろし百番が出る直前の個展は解答したけど、他の有名長編は解答できなかった。朝霧、夕霧、かぐや姫あたりは並べすぎてソラで盤に並べられた、今は自作でも無理だが。ご冥福をお祈りします」
  • ひっぽ・ぽたます@acceleration
     「渋谷の本屋でたまたま見かけて購入した『続詰むや詰まざるや』。その巻末の「父帰る」には感動した。その体験がなければ詰将棋はやってなかったと思う。」
     「そしてその『続詰むや詰まざるや』の著者が担当していたこともフェアリーに興味を持ったきっかけだった。」
     「駒場さんの作品は自分には解けそうもないものが大半だった。今なら解けると思う「地雷原」も当時は解こうとすらしなかった。それがちょっと残念。」
     「詰将棋がなかったら自分の20代はもっとずっとしんどかったと思う。駒場さんに改めて感謝。ご冥福を祈ります。」
  • 解答欄魔@k1sumi
     「「あ、できたかもしれない…」傑作の手応えを感じつつ、静かに息を引き取る。これが詰将棋作家の理想的エンディングだが、たぶん死に際に「あ、余詰だ…。ああ」と気付きながらの無念死になることが容易に推測される。」
     「学生の頃は、マラソン、大道棋研究室に、闘鶏のあしあと、七條特懸などもあり結構な出題数だったが、その上たまに駒場さんの特別出題があった。その中でも、すごいと思った作がこれ(詰パラ1980年1月号)。解けたときは震えが来た。」
     「『ゆめまぼろし百番』をパラパラめくる。一番感じるのは、作者の意志の強さ。出来上がるものを良しとするのではなく、こう作るのだという気迫がすごいと思う。」

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«詰将棋メモ(2016年6月20日)