詰将棋メモ(2016年10月1日)

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詰将棋メモ(2016年9月30日)

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推理将棋第105回解答(2)

[2016年9月29日最終更新]
推理将棋第105回出題の105-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第105回出題  推理将棋第105回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


105-2 中級 チャンプ 作 美野樫9兄妹の一局(その13)   12手

九美「やっぱり八重ねぇと一緒だと勝てるねぇー」
八重「さっきのは兄上方の手柄よ」
健一「おっ、嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか」

圭五「準決勝進出!もう優勝間違いなしだぜー」
八重「油断は禁物よ」
源三「そやで、すぐ調子に乗るんが圭五の悪いとこや」
隆二「ところで次は誰が行くんだい?」
七海「えーっと・・・四郎さんに任せてみては如何でしょう?」
四郎「え?僕はいいから、誰かやってきなよ」
九美「ウチも、おにぃのカッコイイとこ見てみたいなぁー?」
四郎「九美まで・・・」
健一「こりゃもうやるしかないんじゃねぇか?」
四郎「・・・わかったよ」

健一「分析してたみたいだな、何かいい作戦はあったか?」
四郎「そうだね、この形は応用できるかも」

四郎「僕の後手か、ここまできて負ける訳にはいかないな」

隆二「随分あっさり終わったらしいぜ」

四郎「よかったー、予定通り12手で勝てたや」
四郎「駒を成る手も打つ手も無かったね」

六実「え~?せっかく主役なのに、たったそれだけ~?」
隆二「相変わらず控え目な奴だな」
七海「六実さんも見習っては如何かと・・・」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 12手で詰んだ
  • 後手は4筋のみ着手した
  • 駒を成る手も打つ手もなかった

出題のことば(担当 NAO)

 駒を打たずに盤上の駒だけで詰む形を推理しよう。

追加ヒント

 止めの一手は両王手。


推理将棋105-2 解答  担当 NAO

▲7六歩   △二飛   ▲3三角不成四歩
▲同 角不成 飛   ▲6八玉   △七飛不成
▲7八玉   △四飛不成 ▲8八玉   △八飛不成
まで12手.

(条件)
・後手は4筋のみ着手した(42飛~44歩~44同飛~47飛不成~44飛不成~48飛不成)
・駒を成る手も打つ手もなかった(▲33角不成~▲44同角不成、△47飛不成~△44飛不成~△48飛不成)

Suiri1052

着手制限がきびしい短編作品です。着手する筋が一つだけ、しかも成る手も打つ手も指せない手順でどうやって詰形を築くか、が推理のポイント。自陣の大駒を働かせるしかありませんが、単純な角の開き王手や飛の単騎詰の形はなく、"飛角"両王手の詰みを目指します。

  • 先手の協力手で後手の角道を通す。初手から「▲76歩 △42飛 ▲33角不成 △44歩 ▲同角不成 △同飛」
  • 先手玉が移動して大駒の筋に入って両王手の詰み。7手目から「▲68玉 △47飛不成 ▲78玉 △44飛不成 ▲88玉 △48飛不成」まで。

序の先手角の協力手と後手飛の細かい上下運動が面白く、最後は鮮やかな両王手ですぱっと決まりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

チャンプ(作者) 「有名な3筋のみ10手の応用(4筋Ver)です。このシリーズの中でも簡単な問題だったのではないかと思います。四郎は当初から9兄妹の中でも目立たず物静かで知的な設定でしたので、この手順及び条件の少なさはイメージにぴったりだと思って組み込ませて頂きました。対照的な性格である六実の一言と、すかさず鋭いツッコミを入れる七海も注目ポイントです」

渡辺 「確かに『あの形』の応用ですね。言われてみれば確かに後手4筋しか指していない」

斧間徳子 「3筋での10手詰はよくあるが、4筋は初めてか?簡潔な2条件でまとめた完成度の高い傑作!」

■3筋利用の両王手手順を2手延ばして4筋に応用した本作品、3筋利用の元ネタとはずいぶん印象が異なりますね。

はなさかしろう 「12手あると目移りしますが意外と詰まず、しかし0番の筋がありました。鮮やかです」

DD++ 「いわゆる0番の亜種。意外と他の筋でもできるんですよね。しかも解答側だと意外と思いつかない」

ほっと 「ヒント無しで解けたが、先手玉が4筋付近で詰む形を模索して苦労。シンプルな条件からの派手な手順は嬉しい。高坂氏の38飛不成まで10手に似ているが、こっちの方が上かも?」

■高坂さん作は詰パラ推理将棋コーナーの初回に出題された名作ですね。
※詰パラ第2問(平成19年7月号、修正条件)1)10手で詰んだ、2)後手は1種類の駒しか動かさなかった、3)不成りが4回あった
当初条件/mixi推理将棋コミュ0番:1)10手で詰んだ、2)終局時の後手持駒角歩、3)不成りが4回

諏訪冬葉 「元ネタを知っているかどうかで解答時間に差が出そうな気がします」

Pontamon 「4筋だけの着手とのことなので二枚飛車での詰みかと思ったら、駒打ちも無いとのこと。会話にあった『この形は応用できるかも』でピンと来て秒殺でした。この両王手を知っているかどうかで難度は異なるでしょうね。2年前だったら確実にヒント待ちだったでしょう」

波多野賢太郎 「これは後手が4筋限定なので、詰上がりさえわかればと、取っつきやすく感じました。私は、この詰上がりはあれこれ悩んだ末にパッと閃いた感じでした」

■予備知識の有無で難度分かれました。元ネタを知らずにノーヒントで解かれた方は実力十分です。

RINTARO 「不思議とあっさり解けました。同一筋しか指さないというのは考えやすいですね。うまい手順です」

小木敏弘「6段目の両王手も考えましたが、88に気がつくと解けました。
遅らせた44歩が面白いです」

金少桂 「自陣金出動、中段玉合利かず、角の空き王手等奇天烈な詰め上がりを一通り考えたあげく最後に考えた筋。4筋条件で後手角が役に立つとは考えづらく、それに気づいた後もなかなか両王手にたどり着けなかった」

飯山修 「打つ手が無いという条件が物凄くシビア。結局両王手に行きつく」

隅の老人B 「飛の動きがチョロチョロ、ウロウロ。角を取らせる、取るのが上手かった」

小山邦明 「両王手を狙うための飛の動きが面白かった」

たくぼん 「飛を上げ下げして最後両王手。実に気持ちよい手順でこれには唸りました」

山下誠 「打つのも成るのも不可となれば、確かに両王手しかない。これに気付くまで大いに苦しみました。飛車の動きが愉快です」

占魚亭 「両王手だったとは! かなり苦労しました」

原岡望 「両王手と言われてもしばらく考えた。角の細かい動きがポイント」

■両王手は大ヒントですが、飛の上下と角道を通す手順にも一捻りありました。

S.Kimura(誤解) 「両王手しかないと考えたら,正解でした」

■Kimuraさん惜しい。6手目が条件外の33同角でした。

布哇斎 「問題を見た瞬間は、指し手が狭く楽勝だと思ったのですが、玉を4筋に近づけようと6六玉への開き王手ばかり考え、遠ざける手が盲点になっていました。ところで、美野樫9兄妹は次回が最終回なのでしょうか?最後は全員登場と見ますがさて?」

■まだ最終回ではありません。出題中の106-3は決勝戦で長兄の一郎が大活躍。


正解:20名

  飯山修さん  斧間徳子さん  加賀孝志さん  金少桂さん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  たくぼんさん
  DD++さん  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  布哇斎さん
  ほっとさん  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2016年9月29日)

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詰将棋メモ(2016年9月27日)

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詰将棋メモ(2016年9月26日)

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田中寅九段の詰将棋色紙
9月26日、王位戦中継ブログで、詰将棋

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詰将棋メモ(2016年9月25日)

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推理将棋第105回解答(1)

[2016年9月25日最終更新]
推理将棋第105回出題の105-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第105回出題  推理将棋第105回解答(1)  (2)  (3)
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推理将棋第105回解説  担当 NAO

三カ月続けて上級出題に余詰を出してしまいました。力不足申し訳ありません。

初級11手からの出題でしたが、21名から解答いただきました。


105-1 初級 渡辺秀行 作  自陣駒の活躍          11手

「おお、13に駒が動いて11手までの詰みか」
「その駒はもともと自陣にあった駒だよね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • とどめは初形で自陣にあった駒を13へ移動する着手
    (成り、不成などは不問。打つのは不可)

出題のことば(担当 NAO)

 13地点の手で詰む玉位置を推理しよう。

追加ヒント

 後手玉は21地点経由で端まで移動する。


推理将棋105-1 解答

▲7六歩   △4二玉 ▲3三角不成 △3二玉
▲2二角不成 △3三桂 ▲4二角   △2一玉
▲3一角左成 △1二玉 ▲1三角成 まで11手

(条件)
・とどめは初形で自陣にあった駒(初形88角)を13へ移動する着手(▲13角成)

Suiri1051

本作は、素直に初形88の角が13に成って詰む形を目指せば自然と手が決まっていきます。

  • 解図の方針は以下の二点:
    1)13地点の手で詰むように玉移動。
    2)13地点には初形で後手の角桂香の3枚が効いているのでこの効きを外す。
  • 後手が早く玉移動するには、序の4手は必然。初手から「▲76歩 △42玉 ▲33角不成 △32玉」
  • 先手は角不成で角を奪い、後手は桂跳ねで玉の経路を開けつつ13の効きを外す。5手目から「▲22角不成 △33桂」
  • 収束は、端玉を最終手13角成で詰ますため、21の退路を塞ぐように42地点に打った角が31に成る。7手目から「▲42角 △21玉 ▲31角左成 △12玉 ▲13角成」まで。

それではみなさんの短評をどうぞ。

渡辺秀行(作者) 「13へ移動した駒を角と決めれば手なりで解けたかと思います」

DD++ 「12玉が見えればすぐですが、初めて推理将棋を知っておもちゃ箱に来た人は『初級11手』だけ見てUターンしそう。中級向けですかね」

■作者は客寄せ級の易問と想定してましたが、意外にも難解に感じられた方も少なくありません。流石に初解答の方は居なかった。一目"12玉を13角成で詰ます"イメージができるかどうか、が鍵ですね。

ほっと 「これだけの条件で一意に定まってしまうとは驚き。ところで、最終手13への駒打を許すとどのような不都合があるのでしょうか?」

隅の老人B 「46角打から13角成、『これで解けたぞ』で、条件を再読。間違いに気付き、再思考。今度はこれで大丈夫」

■"初形で自陣にあった駒"でなければ、7手目に角を打ち、打った角が成る筋がありました。

小山邦明 「玉を1筋まで動かす手順が面白かった」

原岡望 「31馬が要」

波多野賢太郎 「私は意外と悩んでしまいました。気づいてみればこれしかないのですが…。この条件で完全限定されているのがうまいですね」

たくぼん 「1条件というのが価値が高いと思います」

斧間徳子 「この1条件だけで限定できているのがすばらしい」

■好手順の1条件作品は貴重です。なにげないようですが10手を越えると1条件作の創作は難しくなります。

はなさかしろう 「シンプルな1条件。空き王手が間に合わないとなると、この序の出番と思うのですが…条件の解釈が少々心もとないです。
※ 「自陣」を「先手陣」に読み替えて回答します。「自陣」は着手者ではなくて個々の駒に付与される属性、つまり、先手駒は先手陣=自陣、後手駒は後手陣=自陣である、という解釈の方が自然に思えたのですが、本問の場合、初形ではすべての駒が自陣にいるので、改めて言及するのはナンセンスですよね」

RINTARO 「詰形が想定できたので解けましたが、条件設定がわかりにくい気がします。最初、自陣から動かすものだと思っていました。もっといい表現方法があればいいですね」

S.Kimura 「とどめを刺す駒は、直前まで自陣にいなくてはいけないと勘違いしたため,少し悩みました」

■"初形で自陣にあった駒を移動"の解釈に戸惑われた方が少なからずおられました。"とどめは初形で先手の自陣にあった駒を移動する着手(とどめの一手以前に移動してもよい)"等の補足するのも一案ですが、冗長になって返って判りにくいかもしれません。担当は本出題の表現で問題ないと考えます。

Pontamon 「『最終手は自陣から13への移動』とか『初形の自駒だけで13の最終手』などのミスディレクションを狙ったのでしょうか。分かり難い条件に翻弄されましたが、『取った駒を使ったのは13地点の最終手以外』ということですよね。条件が分かってもやさしい作品では無いという感想です。角桂香が効いている13地点。33桂が12への玉の道を作るとともに駒の効きを外す絶妙な協力手」

金少桂 「33桂跳が13への利きを外しながら玉の移動経路を空ける一石二鳥の好手。21経由はなかなか盲点だった」

山下誠 「1三への利きをなくし、同時に玉の通路を作る桂跳ねが絶妙です」

■一石二鳥の33桂。効率のよい手は発見も容易でしょう。

占魚亭(誤解) 「頭が丸い角を上手く使う」

■残念。占魚亭さんの解答は最終手"23地点へ移動"の条件違いでした。

飯山修 「難しいようで意外と簡単。自陣の駒を渡し、打たせて取り戻し、打って移動を11手はほぼ不可能。結局取られなかったという事」

諏訪冬葉 「最終手に紐をつけるために▲22銀と打って迷路に入っていました」

布哇斎 「後手側の駒の利きが多い場所だったので、開き王手も考えてしまい少々悩みました。初級だし素直な手筋をと考えた方が解きやすかったですね」

■考えすぎると手が見えなくなる推理将棋の"あるある"。素直が一番です。

小木敏弘 「各種あき王手の筋や、31の王様を角でしとめる筋はないかと考えたり、一石二鳥の12角に未練たっぷりしたりして二日間かかりました。王様が12かもと考えると解けました」

■21を塞ぎ13の効きを消す12角とは面白い手筋ですが、惜しくも1手不足。先後ひっくり返して12手なら98角の筋で詰みがありますね。


正解:20名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん  金少桂さん
  小木敏弘さん  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  たくぼんさん
  DD++さん  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  布哇斎さん
  ほっとさん  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2016年9月24日)

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