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詰将棋のルール

[2017年3月11日最終更新]

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ネット上の詰将棋のルールに関する記事 ==> ルール関連記事  2012年以前
詰パラ・詰棋めいとの詰将棋規約関連記事 ==> 詰将棋規約関連記事リスト
なぜまとまらないのか ==> 詰将棋のルールはなぜまとまらないか

将棋のルールについては、こちらを ==> 将棋のルール

関連情報: 詰将棋のルール-よくある間違い  詰将棋のルール-無駄合について
  桂花手筋は成立するか


詰将棋のルールはなぜまとまらないか
2014年11月13日、TETSU

詰将棋のルールの話になると、昔から熱く議論する人が多く、なかなかまとまらないのが常である。あまりそういう状態が続いたので、最近では近寄らないのが大人の態度とされていたりする。一応、全日本詰将棋連盟(全詰連)という組織があるが、そのホームページを見ても詰将棋のルールは掲載されていない。

全詰連公認の規約としては、1963年に制定されたいわゆる綿貫規約がある。 現在の通念(不文律)とはかなり異なるので、何度か改訂しようという動きもあったが、結局議論の中に埋没し、改訂は失敗、いまだに名目上は綿貫規約が生きている状態になっている(といっても誰も見ていないが)。現在では改訂は放棄?され、トラブルがあったときだけ裁定することになったようだ。

スポーツでもゲーム、パズルでも、ルールは基本であり、明文化されたルールがないジャンルはほとんどない。では、なぜ詰将棋のルールはまとまらないのだろうか。私は、それはルールで必要以上のことを決めようとしているのが大きな原因だと思う。

投稿規約や出題規約、解答審査規約までルール化しようとすると、出題・掲載の形態や意図、読者対象などにより変わってくるため、現代のように雑誌や単行本だけでなくWebやアプリを含め多様化した状況では、統一的なルールの制定は難しい。これらは、詰将棋の基本ルールに基づいて出題・掲載者がそれぞれ決めればよい。

ルールの議論は変別論争、無駄合論争などいろいろ行われているが、作品、解答のキズをどこまで許容するかは人によって見解が異なるのが当たり前で、これをルール化しようとすれば、甘く見る人と厳しく見る人で意見が一致することは期待できない。

以前私が作ったルール案(詰将棋規約TETSU案)では、「規約上扱いが不明確な作意手順は避ける。」とだけ書いている。ルールの裏をかいて創作する人や、それをおもしろがって出題する人がいなければ、ルールはずっとすっきりするはずである。

一日も早く、全詰連のページで、すっきりした基本ルールが掲載されることを期待したい。


ルールの説明リンク集

各サイトのルールの説明ページをまとめてみた。

フェアリー詰将棋のルール


詰将棋規約関連記事リスト

詰パラや詰棋めいとに掲載された、詰将棋規約とその関連記事をリストしてみた。規約に取り組む方は参考にされたい。ただし、これは規約全体にからむような主なものであり、無駄合関連など個別の記事はほかにも多数ある。

  • 詰将棋規約 草案 全日本詰将棋連盟 詰パラ1963年3月号 (綿貫規約)
    *Web上にもあり 綿貫規約 (温故知新
  • 変化別詰論争に終止符! 山田修司・森田昌弘 詰パラ1963年11月号
  • 注解詰将棋規約 全日本詰将棋連盟 詰パラ1965年8月号
  • 規約論議の原点 川崎弘 詰パラ1978年12月号
  • 詰将棋規約の原点 川崎弘 詰棋めいと第3号 1985年8月
  • 詰将棋規約(案) 川崎弘 詰パラ1987年7月号
  • 規約委員会より7 川崎弘 詰パラ1998年11月号 (川崎規約・委員会最終案)
  • 規約委員会より 川崎弘 詰パラ1999年11月号 (川崎規約・委員会決定案)
  • 規約最終案について 川崎弘 詰パラ1999年12月号
  • 「着手自由」「応手最長」に基づく詰将棋規約案 山田修司 詰棋めいと第28号 2000年10月 (山田規約)

規約そのものよりも「詰将棋規約の原点」などの考え方を示した記事が参考になる。例えば、規約への基礎作りとして次のことなどが書かれている。

不分律の成文化が基本

 法律や規約を作るには、次の二点を満足させるのが絶対条件になります。
(1)理論的に筋が通っていること。
(2)現に存在する不文律や慣習と基本的に一致すること。
 (1)は当然として、(2)が案外見落とされやすい割に、非常に大切なことなのです。学術的な理論や、新しいゲームを白紙から作る場合なら”現状”否定は結構ですし、ときには必要ですらあるでしょうが、詰棋規約では違います。多勢の人に納得して使って貰うべきものですから、心理的な抵抗なく受け入れられるものでないと、実効性を望めません。(中略)規約論議をする人には理論家タイプが多くて、(1)の理論的整合性に関心を向けがちですが、それだけでは規約はできません。


ルール関連記事

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2016年2月27日、ツメガエルの詰将棋ブログで、詰将棋のルールに関する考察1(最も原始的な定義)
2016年3月5日、詰将棋のルールについて2(最終手余詰について)

詰将棋のルールの確立
2016年2月21日、詰将棋作家のひとり言で、詰将棋のルールの確立
「★詰将棋のルールの確立は簡単である。
①詰手順は1通りである(玉方を含む)。
②詰方最短手順で玉方は最長手順に逃げる。同手数なら持駒が余らない応手とする。
注=王手義務は当たり前なので省いている。
千日手は1回目で禁止は加える必要はある。
このルールにすれば今ある疑問は全て解決してしまう。 ・・・」

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2015年11月12日、日記的空間で、詰将棋ルール論:初期局面の謎

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2015年10月8日、日記的空間で、詰将棋ルール論:玉方の王手外し義務について

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2014年11月26日、詰将棋ルール論:変同余詰について(その4)
2015年5月18日、詰将棋ルール論:変同余詰について(補論)

詰将棋のルールをおしえてください
2014年10月1日、詰将棋パラダイス(掲示板)で、大福泰将さん 詰将棋のルールをおしえてください
「作意11手詰の作品に関して質問致します。途中の変化で攻め方手順に、駒が余る手順と駒が余らない手順が存在し、いずれも11手詰めという場合、詰将棋パ ラダイスでは本作を完全作として作意のみを正解扱いしています。 ・・・」
2014年10月2日、須藤@詰パラさん
変化中で、攻方の選択により同手数駒余りの順と駒余らずの順があるとき、駒余りが優位となり、その変化の代表手順となります。ただし、稀なケースですが、駒余りの手順を探すのが大変難しい場合、駒余らずの順が正解扱いされることがありました。(これを変別問題と呼ぶことがあります。変別=変化別詰。) ・・・」

詰将棋のルール
2014年9月10日、バビル3世で、詰将棋のルール
「・・・ 出張先に持ってきた将棋マガジン詰将棋選集を見ていると勘違いしやすいルールについても例をあげて解説していました。 ・・・
(1)最終手からの余詰みは、容認。 ・・・
(2)最短で詰ます。 ・・・
(3)王方最善を尽くす ・・・」

同手数変化に別解があったら
2014年5月15日、詰将棋ついでに写真をもで、ルールがわからない
「・・・ 変化同手数の場合、作意手順じゃない枝のほうに別解があったらどうなるのか?という問題です。 ・・・」

TETSU: 解答者には長手数の別解発見の義務はないので、どちらも正解になる。別解のある順を選んだ解答者からは「余詰」の指摘がくるかもしれない。規約上は準完全(キズ)で選者の裁量に任されているケースだが、余分な解説を書かなければならないので敬遠される(不採用になる)可能性が高い。作家としては避けた方がよいだろう。

二手変長
2014年3月23日、リー監督 たいくつで、二手変長
「・・・ 変化①「作意より短手数で詰む」はOK。
変化②「作意と同じ手数で駒余りで詰む」もOK。
変化③「作意と同じ手数で駒余らずで詰む」はキズ。作品としては容認?
変化④「作意より長い手数で駒余りで詰む」は中短編ならNG(昔はOK)。
     ※長篇では容認されるケースあり。
変化⑤「作意より長い手数で駒余らずで詰む」は、・・・それは変化ではなく、作意です。
 勉強不足で変化③の扱いがよくわからないが、たぶん、昔はキズだがOKの扱いだったけど、今は分かりにくいのでNGに近づきつつあるのかな、と思います。 ・・・」

TETSU: 変化同手数駒余らずは、作者の作り方と解答者の受け取り方次第で、作品評価上プラスになることもマイナスになることもある。これを理由に不完全とされることはない。

意外に知られていない詰将棋の2つのルール
2013年7月15日、将棋のブログで、意外に知られていない詰将棋の2つのルール
「・・・ <意外に知られていない詰将棋のルールその1> ○変化長手数
・・・ <意外に知られていない詰将棋のルールその2> ○余詰め ・・・」

TETSU: 変化長手数は現在では大きなキズとしてわれているので、専門誌などではまず採用されない。創作する人は、これを「権利」として勘違いしないように。

不文律?
2013年6月2日、おもちゃ箱掲示板で、かぐや姫弁護人さん 不文律?
詰将棋ルールの記事をみての理解と感想です。
・不文律なるものがいつからともなく存在する
・規約に従い発表された作品も不文律を理由に不完全とされることがある
・規約は検討はされど改訂されない
不文律などオピニオンリーダーが変われば変わっていくものです。
人脈など無いネット詰めマニアはなにを信じて作図すればよいのでしょうか?
作品募集者に強力なリーダーシップを望みます。

2013年6月2日、re: 不文律 TETSU

無駄合関連の情報を分離
2013年5月27日、無駄合関連の情報を下記に分離した。

2012年以前の記事はこちら ==> 詰将棋のルール 2012年以前の記事

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