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平成17年度看寿賞

[2006年8月10日最終更新]
平成17年の詰将棋の最優秀作品を表彰する、平成17年度看寿賞が決定し、詰将棋パラダイス2006年7月号で発表された。同誌のホームページに速報が掲載されている。受賞作品は、7月16日に横浜で開催された第22回詰将棋全国大会で表彰された。

短編部門:高坂 研 作(パラ593号、高等学校)
中編部門:有吉澄男 作(パラ595号、短期大学)
長編部門:田島秀男 作(パラ595号、大学院)

関連情報:  平成16年度看寿賞  平成15年度看寿賞決定
  ・10倍楽しむ大会情報(3)看寿賞表彰式・解説 (詰将棋全国大会
  ・大会アルバム(7)看寿賞授与式 (詰将棋全国大会
  ・平成17年度看寿賞 (詰将棋パラダイス


2006年8月9日

  • 十和田の高坂さんが詰め将棋の看寿賞に輝く (デーリー東北新聞社
    「十和田市東四番町の学習塾経営高坂研さん(37)が、詰め将棋界で最も権威のある二〇〇五年度の看寿賞(短編部門)に輝いた。青森県の受賞者としては二 人 目。六日には高坂さんが所属する六戸町の日本将棋連盟六戸支部の道場のある「幸寿し」で、祝賀会と受賞記念の将棋大会が催された。 ・・・ 短編・中編・長編の三部門があり、高坂さんの受賞作品は短編(十九手以内)。同連盟の機関紙「詰将棋パラダイス」七月号に掲載された。表彰式は七月十六日 に神奈川県で行われた。 受賞作品(図参照)は十五手詰めで、七手目以降の連続捨て駒の応酬で銀が一回転する手順が特徴的だ。短編の問題としてはかなり難解なレベルで、解けた人は 相当の腕前だという。 高坂さんは高校一年生から詰め将棋の創作を趣味としている。徹底して文を練り、完成度の高い作品を作ることを心掛けており、一年間に発表するのは四作品ほ ど。今回の作品は約十日間で完成させた。  受賞について高坂さんは「詰め将棋を作る人にとって看寿賞は最大の目標で、達成できてうれしい。今後も良い作品を作りたい」と笑顔で話していた。 ・・・」
     

2006年8月3日

2006年7月14日

  • 遅れましたが (冬眠蛙の冬眠日記
     「パラ7月号の感想を。まずは何はともあれ、高坂さんの看寿賞!! ・・・ 最初3手が難解なだけにその後の銀回転が輝いて見えますよね。これは本当に解いた人だけがわかる感動だと思います。 ・・・ 中編の有吉さん、長編の田島さんと今回は実力者諸氏が受賞。いのてつさんの傑作の数々が選に漏れたのは少し残念。 ・・・」

2006年7月12日

2006年7月11日

  • 高坂さん看寿賞 (青森将棋界のおまけ
     「詰め将棋で最も権威ある看寿賞を高坂さんが受賞しました。おめでとうございます。プロでも受賞が難しいとされるこの賞を獲得とはお見事です。 ・・・」

2006年7月9日

  • 詰め将棋最高賞に高坂さん(七戸) (東奥日報
     「詰め将棋界で最も権威ある「看寿賞」に、七戸町の学習塾講師、高坂研さん(37)の作品が選ばれた。同賞は江戸時代の天才作者・伊藤看寿の名にちなみ、そ の年の最も優れた詰め将棋作品一点に与えられるもので、本県の同賞受賞者は一九九三年度以来十年ぶり二人目。十六日、神奈川県で開催される「詰将棋全国大 会」で表彰される。
     看寿賞は一九五一年に始まり、今回で四十四回目。短編、中編、長編の三部門あり、受賞者は各部門一名で、全日本詰将棋連盟(門脇芳雄会長)が表彰する。 作品を発表した雑誌・新聞の種類や作者のプロ・アマを問わず、その年の新作詰め将棋すべてが選考対象とされ、「プロでも一生に一度取れるかどうかの最高 賞」といわれる。
     高坂さんの作品は専門誌「詰将棋パラダイス」二〇〇五年八月号に発表したもので、短編部門(十九手以内)で受賞した。十五手詰めで、同誌と門脇会長によ ると、解答者の意表を突く手順や難解さ、「合駒で発生させた銀の一回転」というテーマ性、駒の動きの面白さなどが高く評価された。
     十和田市内で学習塾を経営している高坂さんは「三本木高校時代から詰め将棋に夢中になって二十年。詰め将棋を作る者にとって看寿賞は最大の目標であり、これ以上の栄誉はない」と喜んでいる。 」

2006年7月1日

2006年6月30日

  • 詰パラ7月号 (Ma vie quotidienne
     「・・・ 看寿賞選考経過については真っ先に目を通す。もっと票が割れたのかと思っていたのだが、受賞作が第一候補ということにはあまり意見の相違はなかったようだ。 ・・・」

2006年6月29日

  • 2005年看寿賞受賞者発表 (勝手に将棋トピックス
      ・平成17年度 看寿賞詰将棋パラダイス
      ・詰将棋メモ: 平成17年度看寿賞
    「昨年発表された詰将棋作品の中で最高のものに贈られる賞「看寿賞」の受賞者が6月27日に発表されました。受賞作品は上のリンク先のページで公開されています。
      ・短編部門(17手以下):高坂研氏
      ・中編部門(19手~49手):有吉澄男氏
      ・長編部門(51手以上):田島秀男氏
    私はろくに解いていないのですが、これらの作品は印象に残っています。7月1日発売の詰将棋パラダイス7月号に議論などが掲載されるはずなので、読んでみます。」

2006年6月28日

  • 九州g&看寿賞 (たくぼんの解図日記
     「・・・ 短編賞は、私の予想と同じ。高坂さんおめでとうございます。初手を決めるだけでも莫大な時間を費やし、そして銀の1回転が出現ですからこれは完璧です。本気で頭を悩ました人にとっては納得の看寿賞です。 中編は、妥当なんでしょうね。私の予想は”該当者なし”でした。解いた時の感動が短編賞の高坂作程ではなかったんですね。でも傑作であることに間違いはありません。 長編は、意外でした。自力で解いてすごく楽しめた作品ではありますが、看寿賞という感じでは無い作品と思いました。 ・・・」
  • 平成17年度看寿賞 (All by myself
     「平成17年度看寿賞 発表されましたね。長編は全体を把握していないので予想していませんでしたが、短編・中編は予想通りでした。 高坂さんの作品は銀の回転がテーマ。「合駒を発生させていること」「難解な初手」の2点が評価された結果だと思います。盤面9枚でこの初手が成立しているとは驚きです。 有吉さんの作品は曲詰+移動合3回が主張点。移動合のそれぞれの意味付けは簡単なものですが、無駄なくスッキリと出来ていて感心させられました。受賞は当然だと思います。 長編は田島さんの作品。角合をさせるために香の柱を作って、79角を活用するためにそれを崩すという斬新な構想作。この作品はもうちょっとで解けていたのですが…残念です。」
  • 平成17年度看寿賞 (Ma vie quotidienne
     「平成17年度看寿賞が決定したようだ。 ・・・ 高坂さんの作品は、もちろん銀が一回転する大技が主題であるが、初形からはそれを微塵も感じさせないのが素晴らしい。しか も強烈な初手。これだけで作品たり得る厚みが出て、序盤から解く人に強い印象を与える。そこへ来て合駒で出現した銀がくるくる回り出すのだから、これはも う殴られるような衝撃だ。私には、こんな作品は絶対創れないだろう。  中編賞の有吉さんの作品は曲詰であるが、これも手順が曲詰であることに全く甘えていない。私は移動合というものをとても魅力的に感じるのだが、この 作品は何と三度も移動合が出るのだ。それで最後に真一文字が浮かび上がるとなれば、感動しない人はいないだろう。 ・・・」

2006年6月27日

  • 看寿賞決定 (毎日が記念日
    「詰将棋パラダイスHPにて速報が出ましたが、昨年度の看寿賞が決定したようですね。受賞されたみなさま、おめでとうございます。 短編の高坂さんはようやくの受賞という感じがします。 ・・・ 中編は我が短大から受賞作が出ました。 ・・・ 長編の作品は見ていませんので、何とも分かりません。田島さんが全国大会に来られたりしたらサプライズですが、最近はいろんなサプライズが実現しますから、期待しております。まさに全国大会が近付いてきた感じで、あと20日を切ったんですね。体調を整えて落ち着いた司会ができるように心がけて参りたいと思います。 」
  • '05年看寿賞 (詰将棋天旗 雑記のページ
     「・・・ 受賞者のみなさん、おめでとうございます。これで、私の書いている全国大会レポートの予定原稿(下書き)も進むようになるでしょう。下書きを書いていて、看寿賞表彰式のところで、ぴたっと止まっていました。受賞作/受賞者が決まらないと、なんともイメージが浮かばなくて書けないんです。 ・・・ 長編受賞のTHさんは、故森田さんによると、シャイな人で人前には出られない人とのことでした。もし出席となれば、詰将棋界のサプライズです。 ・・・」

2006年6月20日

   

2006年4月7日

2006年4月1日

2006年3月5日

  • 看寿賞予想 (2ちゃんねる 【詰将棋】これが神局だ!!! その3
     「短編 ◎ 高坂研氏(パラ8月号) ○ なし ▲ 中村雅哉氏(パラ5月号)
    中編 ◎ なし ○ 有吉澄男氏(パラ10月号) ▲ 原亜津夫氏(パラ5月号)
    長編 ◎ 田島秀男氏(パラ10月号) ○ 馬詰恒司氏(パラ10月号) ▲ 添川公司氏(近将7月号)
    世界とかは見てないけど、取りあえず予想してみた。」

2006年3月1日

  • 平成17年度詰将棋看寿賞候補作品推薦のお願い 全日本詰将棋連盟看寿賞選考委員会 (詰将棋パラダイス 2006年3月号)
     「〔投票要領〕
    宛先=本誌編集部へ郵送(用紙自由)。又は本誌HP上からEメール投票も可。いずれも住所、氏名を明記下さい(筆名の場合も必ず本名を付記)。
    投票=短・中・長編の各部門ごとに3作まで。作者名、詰手数、発表誌紙号数、コメント等を明記。
    締切=3月末必着。
    呈賞=全投票者から3名、3部門的中者から3名、計6名に呈賞。 ・・・」

    注)短編:17手以下、中編:19手-49手、長編:51手以上。対象は2005年に発表されたすべての詰将棋作品で、今年からインターネット作品も推薦可能になった(作者への連絡に協力をお願いすることもあり)。

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