詰将棋段級位認定規定
[2007年1月9日最終更新]
詰将棋段級位認定規定が大きく改定され、詰将棋パラダイス2007年1月号で発表された。詰将棋の段級位は作家と解答者の場合でそれぞれ認定基準が定められているが、今回の改訂では、解答者にも門戸を広くした。要点は以下。さて、みなさんは何段?
- 主に以下の雑誌(標準誌と呼ぶ)での実績が認定のデータとなる。
詰将棋パラダイス、近代将棋、将棋世界、将棋ジャーナル、将棋マガジン、詰棋めいと - 作家の認定基準:標準誌での詰将棋の発表・入選回数の合計
3級:3回以上発表 2級:10回以上発表 1級:1回以上入選
初段:5回以上入選 二段:10回以上入選 三段:25回以上入選
四段:50回以上入選 五段:100回以上入選 六段:200回以上入選 - 解答者の認定基準:詰将棋パラダイスの詰将棋学校での解答成績
3級:60点以上 2級:80点以上 1級:100点以上
初段:140点以上 二段:280点以上 三段:420点以上
四段:560点以上 五段:670点以上 六段:700点
これとは別に「短期段位認定特別懸賞」の成績での認定もあり。 - 上記基準に、次の各賞の点数の合計5点につき一段を加えることができる(最高八段)。
(作家対象)
看寿賞(全詰連):5点 塚田賞(近代将棋):3点 年間優秀作品賞(将棋世界):3点
半期賞(詰パラ):3点 将棋ジャーナル賞:2点 将棋マガジン賞:2点
(解答者対象)
標準誌での年間全題正解:5点
解答順位戦での 累計点数5千点:5点 累計点数3千点:3点 ベスト10入り:3点
ベスト50入り:2点 累計点数千点:2点 (累計は連続したもののみが対象) - 段級位認定料は以下の通り
3級~1級:3千円 初段:5千円 二段:1万円 三段:1万5千円
四段:2万円 五段:2万5千円 六段:3万円 七段:4万円 八段:5万円
詰将棋段級位
2007年1月9日、まんようていで、詰将棋段級位
「その昔、まだ認定規定が甘い頃に詰将棋の段を取ったことがあったが、なんか今の認定料は高段になるほど異常に高い、不思議だ。高段を取る資格を持っている人は相当に貢献しているハズなのに更に、とは。」
四段/初段
2007年1月5日、詰将棋天旗の雑記のページ
「詰パラ1月号で、全詰連の詰将棋段級位認定に関する申請要領が発表されました。その認定基準によれば、私は「作家」では四段、「解答者」では初段ということになるようです。 ・・・」
続・段級位認定
2007年1月5日、たくぼんの解図日記で、続・段級位認定
「・・・ ちょっと自分の段級位を調べてみました。 ・・・ 5+3=8段 (お~最高位だ) ・・・ こうして計算してみると、ベスト50入りの加算があまりにも比重が掛かりすぎと思いますね。 ・・・」
詰将棋段位規定
2007年1月4日、たくぼんの解図日記で、詰将棋段位規定
「詰将棋パラダイス・全詰連のページで詰将棋段級位認定規定の改定が発表されました。作家にとっても解答者にとっても内容が充実したという点で評価できます。 ・・・」
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