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ボナンザが渡辺竜王に迫る

[2015年1月27日最終更新]  ネットの反響 


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2007年3月21日、ネット棋戦の創設の特別対局として、2006年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した最強の将棋ソフトボナンザが、トッププロ渡辺明竜王に平手で挑戦した。日本将棋連盟はプロ棋士が将棋ソフトと対戦することを規制し ており、公式対局は今回が初めて。ボナンザは特徴である全幅探索に、選択的探索も取り入れプログラムを強化、更に2CPU8コアの1秒間400万局面を読 める強力なパソコンで対戦に臨んだ。渡辺竜王も事前にボナンザを研究し、対局中にボナンザの癖を見越したワナを仕掛けたが、強化されたボナンザは仕掛けに のらず逆に竜王も予想していない手を繰り出し、渡辺竜王を苦しめた。終盤までボナンザ勝ちになる順も残る緊迫した局面が続いたが、39龍切りが決め手とな り、一手違いで渡辺竜王が112手の熱戦を制した。対戦の模様はインターネットで中継され、多数の将棋ファンの注目を集めた。会場の様子は中継ブログで、また棋譜は大和証券杯ネット将棋で会員登録すれば解説付きで鑑賞できる。こちらこちらにもあり。この対戦についてまとめた「ボナンザVS勝負脳-最強将棋ソフトは人間を超えるか」が8月10日発売。

 ・Bonanza - The Computer Shogi Program 保木邦仁さんのボナンザのホームページ
  フリーソフトBonanzaのダウンロードはここから 2006年5月19日最新版 Bonanza v2.1 公開
 ・渡辺明ブログ 渡辺明竜王のブログ
 ・大和証券杯ネット将棋公式ホームページ (大和証券
 ・大和証券杯特別対局 渡辺明竜王VSボナンザ 中継ブログ

関連情報: 最強の将棋フリーソフト、ボナンザ  第16回世界コンピュータ将棋選手権
  コンピュータ将棋2017  2016  将棋ソフト・コンピュータ将棋


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公式ページ

2007年3月21日

  • 大和証券杯特別対局「渡辺明竜王VSボナンザ」終了 (大和証券杯ネット将棋公式ホームページ
      「・・・ 大和証券杯特別対局「渡辺明竜王VSボナンザ~世界No.1コンピュータ将棋ソフトは竜王を超えられるか~」は112手で渡辺竜王の勝ちとなりました。序 中盤はボナンザが大善戦し、互角以上の戦いを進めていましたが、最後は渡辺竜王が貫禄を示した結果となりました。」

2007年2月3日

2006年11月17日

  • Bonanza、渡辺竜王と対局決定! (マグノリア
     「・・・ 作者・保木邦仁コメント: 竜王と対局出来るとは非常に光栄です。きっと Bonanza も喜んでいると思います。Bonanzaの能力では、マスタークラスの人間の方と、長時間の持ち時間で将棋を楽しめるような状況にはならないと思います。 コンピュータ将棋の育成を念頭におき、厳しくご指導して下されば幸いです。 ・・・」


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渡辺明ブログの関連記事

2007年8月3日

  • 本。 (渡辺明ブログ
     「3月のボナンザ戦についてまとめられた本が角川書店から出版されます。角川ワンテーマ21シリーズからボナンザVS勝負脳8月10日発売、720円。 ・・・ 僕の語り、保木さんの語り、対談という構成。 ・・・
    ・ボナンザはどのようにして作られたか。他のソフトとの違いは。
    ・将棋ソフトの歴史。この10年でどのくらい強くなったか。
    ・僕と保木さんがどのような準備、気持ちで対局に向かったか。
    ・指してみて感じたこと、今後の可能性。いつプロを追い抜くか。
    などなど。 ・・・」

2007年4月22日

  • 日曜日は大和証券杯。 (渡辺明ブログ
     「・・・ 帰宅してボナンザ戦のテレビを見ました。1時間半の将棋番組というのはそうあるものではないので、嬉しいものですね。僕が苦戦したこともあって良い内容にまとまっていたと思います。 ・・・」

2007年4月20日

2007年3月29日

  • ボヤキ。 (渡辺明ブログ
     「今日は午後から将棋連盟にてボナンザ戦、後日談の撮影でした。4月21日夜にNHK衛星(第1か第2か聞き忘れました)にて放送予定とのことです。 ・・・」

2007年3月22日

  • 大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その1(対局準備) (渡辺明ブログ
     「・・・ 癖も分かったし、四間飛車穴熊対策もバッチリ。まず負けることはないという感触を得ましたが、心配もありました。それはボナンザが今回用に改良されて(強くなって)くるのではないか。という点です。この不安も的中してしまいました。 ・・・」
  • 大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その2(当日編)
     「・・・ ボナンザは「▲6四歩と突いたら相手は攻めてくるしかない。それならば受け切れる」という読みで▲6四歩を選んだのです。人間なら「▲6四歩は馬道が止まって怖いから」という感覚的理由で考えない手です。一連の手順を見て「今までのボナンザとは別人のように強い」ということが分かりました。 ・・・ まだまだ下と思っていましたがプロの足元まで来ているということを認めざるを得ません。今後、プロがコンピューターと指すというのは避けては通れない道になるでしょう。次の機会は更に注目が集まるのではないかと思います。 ・・・」
  • ボナンザ戦補足など。
     「・・・ 質問:101手目、▲同馬はなかったか。これを題材にコンピューターの終盤戦について書いてみます。 ・・・ コンピューターは詰みがすごいので終盤が強いというイメージがありましたが詰み以外の終盤の技術は苦手ということがわかったのは収穫でした。 ・・・」

2007年3月21日

  • ふぅ。 (渡辺明ブログ
     「思っていたより強くてビックリしました。ホッとしています。取り急ぎ告知を。NHK21時のニュースで取り上げられます。 ・・・」

2007年3月20日

2007年3月18日

2007年3月15日

  • 引き続きボナンザ対策。 (渡辺明ブログ
     「昨日に続いてボナンザと指しました。かなり分かってきましたが後は当日出てくるのが僕のパソコンに入っているのと、どの程度違うかです。 ・・・ NHKの取材ですがもちろんボナンザ戦についてです。当日のニュース番組と後日放送される番組の2つの取材を受けます。詳細が分かり次第、告知します。」

2007年3月14日

  • いよいよ一週前。 (渡辺明ブログ
     「・・・ 今日で21日のボナンザ戦一週間前です。ボナンザ対策を始めました。ボナンザとひたすら指して癖を見抜きたいと思っていますが、当日出てくるものはかなり改良されたものでしょうし、意味は薄いかもしれませんね。 ・・・」

2007年3月6日

2007年2月7日

2007年2月3日

2006年11月17日

  • 新棋戦創設記者会見。 (渡辺明ブログ
     「・・・ 公式の場でプロと将棋ソフトが対戦するのは初めてのこと。ものすごいプレッャーがかかる勝負なので出来ればやりたくありませんが、引き受けることにしました。近くなったらしっかりと対策を練って臨みたいと思っています。 ・・・」


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TVでの報道

2007年5月24日

2007年4月23日

  • (TV予定) (コンピュータ将棋協会
    ・2007/4/28 12:10~13:40 NHK BS2 「緊迫の一手 人工知能VS渡辺竜王」再放送予定
    ・2007/5/5 10:00~11:38 CS囲碁・将棋チャンネル 「大和証券杯特別対局 渡辺明竜王vsボナンザ」放送予定
  • エンターテイメント・趣味衛星放送協会
     「囲碁・将棋チャンネル 将棋スペシャル「大和証券杯 特別対局」 コンピュータ vs 人間
    「第16回世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した将棋ソフト「ボナンザ」が、渡辺明竜王と平手で対局。現在最強の将棋ソフトがトッププロ棋士にどこまで肉薄できるか。
    5/5(土) 10:00~11:38 【初回放送】
    【リピート】5/7(月) 14:00~15:38、5/13(日) 22:00~23:40

2007年4月21日

  • 運命の一手 渡辺竜王VS人工知能・ボナンザ BS2 4月21日(土) 後9:30~11:00 (NHKオンライン
      「チェス世界王者がスーパーコンピュータに敗北を認めてから約10年。将棋連盟が禁止してきたコンピュータ・ソフトとプロ棋士の公開対局が2007年3月21日、遂に実現する。対戦するのは将棋界最高のタイトル「竜王」を持つ渡辺明。そして「第16回世界コンピューター将棋選手権」の優勝プログラム“ボナンザ”。対局はハンデ無しの真剣勝負だ。30年前、人工知能研究者たちのプログラム技術向上を目的に開発が始まった将棋プログラム。将棋ファンやAI研究者のみならず広く一般でもその実力への関心が高まっている。対局の明暗を分けるのは、棋士の優れた『直感力』や『ひらめき』といった『感性』に人工知能が対抗できるか否かだ。人工知能研究の最大の目標でもある『感性』をプログラムするため、技術者たちは最先端のAI理論を応用しながら研究を進めている。番組は渡辺竜王と将棋プログラム“ボナンザ”の対局を軸に、対局前後の棋士とプログラマー双方を取材。一手一手に込められた棋士のプライドとプログラマーたちの意地を描きながら、人工知能が人の思考力や感性に何処まで近づけるのかを見つめる。」
  • 緊迫の一手 人工知能 VS 渡辺竜王 (NHKオンライン
     「BS2 4月21日(土)午後9時30分~11時  3月21日、コンピュータとプロ棋士の公開対局がついに実現した。対戦するのは将棋界の最高峰のひとり、渡辺 明竜王と「第16回世界コンピュータ将棋選手権」に優勝した“ボナンザ”。30年前に始まった将棋のプログラムは年々、改良され、プロ棋士と互角の勝負ができるほどになったのだ。対局のポイントは渡辺竜王の「ひらめき」や「直感力」にコンピュータが対抗できるかどうか。緊迫の一手を徹底解析してゆきます。」

2007年3月21日

  • ソフトと竜王対決 人間が勝つ (NHK)
     「将棋のコンピューターソフトがプロのトップ棋士と対等の条件で戦う初めての対局が、21日、東京で行われ、棋士が勝って人間の貫録を示しました。この対局は日本将棋連盟の主催で行われ、去年コンピューターソフトの世界大会で優勝した「ボナンザ」が、将棋界を代表するトップ棋士の渡辺明竜王に挑戦しました。」
     「人間とコンピューターソフトの対戦は、10年前、チェスの世界チャンピオンが破れましたが、ルールがより複雑な将棋ではまだ公式の試合でプロが破られたことはありません。対局は、序盤、中盤とコンピューターソフトがやや優勢に進めましたが、終盤、渡辺竜王が巻き返し、112手で渡辺竜王が勝って人間の貫録を示しました。渡辺竜王は「ミスがなく、思ったよりもずいぶん強くなっているのに驚きました。コンピューター相手だと表情を読むことができず、やりにくかったです。なんとか人間の面目が保ててよかった」と話していました。一方、ソフトを開発した東北大学大学院の研究員、保木邦仁さんは「将棋が最も強い人とここまでよい試合ができたことに満足しています。もっと研究して強いソフトを作りたいです」と話していました。」


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新聞・雑誌・ネットなどでの報道

2007年5月7日

  • 実録 竜王に迫った将棋400年の知恵 (日経エレクトロニクス2007年5月7日号)
     「──パチリ ──パチリ 将棋を指す凛とした音が,会場に響き渡る。その日の対局中,将棋界の七大タイトルの一つである竜王位を保持する渡辺明は,ときに頬を紅潮させ,ときに頭をかきむしった。対峙していたのは,コンピュータ将棋ソフトウエア「Bonanza」だ。 先手のBonanzaの戦法は,四間飛車穴熊。対する後手の渡辺竜王は,居飛車穴熊を構える。序盤,中盤と両者はせめぎ合い,均衡を保ったまま終盤を迎える──。 96手目に勝負の分かれ目が訪れた。Bonanzaの穴熊を崩すべく,渡辺竜王は3九龍を放つ。この瞬間,竜王は自らの勝ちを確信する。一方この手を軽視したBonanzaはその後の攻め合いで詰め切れず,一気に形勢が傾いていった。渡辺竜王が112手目に2七歩と指したのを受けて,Bonanzaは自らの負けを判定し,投了を告げた。対局開始から実に3時間10分が経過していた。 ・・・」

2007年5月3日

  • 大和証券杯特別対局 渡辺明竜王 vs ボナンザ戦後期 ボナンザの落とし穴 (将棋世界6月号)
     「・・・ プロにとってひと目の△3九竜は、コンピューターの盲点。落とし穴なのだった。 ・・・ しかし、勝又六段はこう語った。「この弱点は必ず克服できると、トッププログラマーの方達は言っています」 ・・・」

2007年4月26日

  • 大和証券杯特別対局 ボナンザ、惜敗 (近代将棋6月号)
     「・・・ 局後龍王は「コンピュータがここまで強くなっていることをプロは認めないといけない」と語った。また保木さんは「竜王との対局で鑑賞に堪える棋譜が出来たのが満足です」と語った。」

2007年4月23日

  • 米長邦雄の「世紀の一戦」観戦記 「最強将棋ソフト」ボナンザ vs. 「竜王」渡辺明
    スペシャル集中連載 第1回 ついにヒトとコンピュータのガチンコ対決が実現した
    (週刊現代 5月5日12日合併号)
     「・・・ 開発者は”将棋の素人” ・・・ プロと互角の序盤戦 ・・・」

2007年4月18日

  • 渡辺竜王vsボナンザ 21日にNHK―BSで放映 (朝日新聞)
     「将棋のコンピューターソフト「ボナンザ」が渡辺明竜王に挑戦した3月の一戦が、21日午後9時30分からNHK―BS2で放映される。「運命の一手 渡辺竜王VS.人工知能・ボナンザ」と題した90分のドキュメントで、対局前後の棋士、プログラマーにも密着した。」
  • 3月に行われた渡辺明竜王と… (毎日新聞 こまおと)
     「3月に行われた渡辺明竜王と、コンピューターソフト「ボナンザ」の対局をテーマにした番組「緊迫の一手 人工知能VS渡辺竜王」が21日午後9時半からNHK衛星放送第2で1時間半にわたり放送される。」

2007年4月8日

  • 将棋最強ソフトは札幌から生まれた? (日刊スポーツ)
     「<ピープル07・コンピューター将棋ソフト「ボナンザ」開発者の保木邦仁さん(札幌出身)>
     先月21日、将棋イベントとして渡辺明竜王(22)とコンピューター将棋ソフト「ボナンザ」との対局が行われた。結果は渡辺竜王が辛勝したが、人間が近い将来、機械に勝てなくなることを予見させる接戦で、多くの将棋ファンの関心を呼んだ。そのソフトの開発者が保木邦仁さん(31)だ。
     保木さん自身は「将棋はすごく弱い」と断言する。アマのレーティングスでは11級だそうだ。本業は東北大大学院理学研究科の「助教」。将棋ソフト開発は趣味で手掛けたもので、愛機「ボナンザ」は昨年5月の世界コンピュータ将棋選手権で初出場初優勝と、彗星(すいせい)のように飛び出した。
     チェスではすでにコンピューターが人間の世界王者に勝ち越しているが、日本の将棋は取った駒の再使用ができるため複雑で、人間を破る日はまだ遠い と思われていた。それを一気に縮めようとしているのが「ボナンザ」。既存ソフトのシステムには頼らず、棋力アップには、ひたすら強い人の棋譜を読み込ませたのだという。
     「ボナンザ」は1秒間に400万の局面を評価するといわれる。だが、人間に比べ広く浅く読むのが特色で、そのため時々ミスも出る。竜王が勝てたのは、その1手のミスを突いたからだった。保木さんは「何番かやって1番入れる(勝つ)ぐらいなら、近い将来すぐできるはず」と自信を見せる。アマ11級の手になる将棋ソフトにより、プロの最高峰が陥落するXデーは近い。【本郷昌幸】
     ◆保木邦仁(ほき・くにひと)1975年(昭50)12月22日、札幌市生まれ。札幌東高-東北大卒。小学校のころ、クラスで流行した将棋やテレビゲームに熱中。それがきっかけでパソコンが趣味に。将棋プログラムの開発は、カナダ・トロント大に留学中の04年から着手。現在は東北大大学院理学研究 科の助教。仙台市在住。独身。」

2007年4月3日

  • 大和証券杯特別対局 渡辺竜王 vs ボナンザ ボナンザ大善戦! (将棋世界2007年5月号)

2007年3月30日

  • 渡辺竜王に迫ったコンピュータ将棋ソフトの「人間味」 (Tech-On
     「「機械と指しているのではなく,まるで人間と指しているようでした。大変驚きました」(日本将棋連盟会長の米長邦雄氏)--。先週,将棋棋士の渡辺明竜王と,コンピュータ将棋ソフトウエア「Bonanza(ボナンザ)」が公開対局を行いました。渡辺竜王が112手で勝利を収めましたが「こちらが不利な局面もあった」と竜王が認めるほどの熱戦となり,大きな話題を呼びました。場内の興奮が醒めやらぬ閉会式で,観戦していた米長会長がこぼしたのが冒頭の言葉です。
    注1)公開対局は,東京都港区のホテルで3月21日に開催された。2007年4月から始まる大和証券杯の特別対局として実現したもの。なお日本将棋連盟は現在,棋士・女流棋士が公の場で将棋ソフトと無断で対局することを禁止している。将棋のタイトル保持者が公の場で,コンピュータ将棋ソフトウエアとハンディなしの平手で対局するのは今回が初めてとなる。
    注2)Bonanzaの実力はアマチュア六段,プロでは初段程度とみられている。開発者は,東北大学大学院で研究職に就く保木邦仁氏。保木氏の専門は理論物理化学で,将棋ソフトウエアの開発は趣味で手掛けた。棋力は自称「11級」で,アマチュアとしても決して強くはない。2005年6月, Bonanzaをフリー・ソフトウエアとしてWWWサイトに公開した。Bonanzaはスペイン語で「大発見」という意味という。
     Bonanzaはただ強いだけでなく,コンピュータ将棋ソフトウエアらしからぬ人間味のある棋風としても知られています。局面を優勢にするために,駒損となる手を指すこともあるそうです。従来のコンピュータ将棋ソフトウエアでは,あまりみられない特徴です。「将棋の局面評価には,『駒の損得』『王の安全度』『駒の働き』という三つの重要な要素がある。Bonanzaに人間味を感じる由来は,結果としてこの三つのバランスが取れている点にある」と,将棋プロ棋士六段で北陸先端科学技術大学院大学の飯田弘之教授は指摘しています。
    参考文献)飯田,「コンピュータは本当に名人を超えられるか-Bonanzaの活躍」,『情報処理』pp.890-892,vol.47,no.8,2006年8月.
     Bonanzaがバランスのいい指し手を選択するのは,プログラムや指し手の探索アルゴリズムが導き出した結果に過ぎません。しかしそれが棋風や指し手という形と通してみると,人間味が生まれてくるということに私は興味をそそられました。
     渡辺竜王は,対局中の心の動きを自身のブログに綴っています。渡辺竜王とBonanzaの間で繰り広げられた,心理戦のようなやり取りがそこに表れています。興味深いのが,終盤の勝負の分かれ目となったBonanzaの一手「▲2四歩」のところです。渡辺竜王は「▲2四歩(とBonanzaが指したら,その後)からの攻め合いは僕が勝ち」とみていました。このため渡辺竜王は「▲2四歩はないだろう」と構えますが,Bonanzaは結局「▲2四歩」を指します。Bonanzaの読みが浅かったのが原因ですが,渡辺竜王は自身の読みの方が不充分ではないのではないかと,逡巡することになったといいます(渡辺竜王のブログ「渡辺明ブログ」)。
     Bonanzaはその強さ故に,研究対象となっていると言います。それだけではなく「人間味の源泉とは何か?」を考える素材としても,興味深い対象となり得るのかもしれません。 」

2007年3月26日

  • 将棋ソフト互角の健闘 渡辺竜王 VS ボナンザ戦(斎田晴子) (読売新聞夕刊)
     「・・・ 戦形は先手ボナンザの四間飛車穴熊。これに対し、渡辺竜王も得意の居飛車穴熊を目指したのが第1図。 ・・・ 第2図は結局、角交換の展開に持ち込んだ後手優勢を思わせます。ところが、ボナンザはここから力を発揮します。まず▲6六角と打ったのが実戦的な好手。 ・・・ そして互いに銀冠穴熊の玉頭を激しく攻め合う順から迎えたのが第3図。 ・・・ △3九竜が絶妙の一着でした。 ・・・」

2007年3月23日

2007年3月22日

  • 渡辺明竜王、史上初の公開平手対局で最強“将棋電脳”KO! (サンケイスポーツ)
     「世界最強のコンピューター将棋ソフト「ボナンザ」と、将棋界の頂点に君臨する渡辺明竜王(22)の公開対局が21日、東京都港区のホテルで行われた。コンピューターとプロのトップ棋士が公の場で平手で対戦するのは史上初。ボナンザの的確な判断で勝負はもつれたが、最後は112手で竜王が勝ち、人間サマの実力を見せつけた。
     ◇
     1秒間に約400万もの指し手をはじき出す史上最強の将棋ソフトが、百戦錬磨の竜王を追いつめた。平手・一番勝負。持ち時間は各2時間で、残り時間は竜王49分、ボナンザ5分だった。
     「正直、ここまでやるとは…」。約3時間10分の激闘を制した竜王のホッとした表情がボナンザの実力を物語る。ボナンザは昨年5月の「世界コンピューター将棋選手権」に初出場で初優勝という快挙を引っさげての挑戦だ。
      歴史的対局は、会場を埋め尽くした約350人が見つめる中、先手ボナンザの7六歩でスタートした。ボナンザ開発者で東北大大学院理学研究科の保木邦仁さん(31)がコンピューターの操作を担当。序盤、ボナンザは得意の陣形「振り飛車穴熊」を整え、竜王は相手の出方をうかがう戦法に出た。
     中盤、ボナンザの強固な陣形に、攻めあぐねる竜王。ボナンザが時折繰り出す想定外の攻めに、竜王が席を離れる場面もみられた。
     「竜王、やばくない!?」。別会場の大盤説明会で対局を観戦するファンがざわめき始めた終盤の95手目。竜王の3九龍がボナンザの穴熊をサイドから崩し、最後は一気に攻めきった。
     日本将棋連盟によると現在、トップレベルの将棋ソフトはアマ六段ぐらいの棋力とされる。戦前の予想では「10万回やって、ソフトが1度勝つかどうか」(同連盟職員)とされていた。
     対局後に会見した保木さんは、善戦の理由を「竜王との対局に向け、計算速度を5倍にした」と説明。さらに「力任せにすべての手を読む全幅検索に、人間の直感のように選択をするプログラムを入れました」と明かした。
      一方、ほかのプロ棋士が公開対局に尻込みする中、あえて挑戦を受けて立った竜王は「わざと攻めさせて、ほころびを待つワナを何度か仕掛けたが、乗ってこなかった。すごく冷静だった」と証言。「さらに表情も読めないので、すごい手が隠されているのではと正直、不安だった」と対局中の心理を明かした。
      将棋連盟の米長邦雄会長(63)はボナンザの実力について「渡辺竜王がプロ野球としたら、生きのいい新人。巨人に入団した当時の長嶋(茂雄氏)のようだ」 と絶賛。竜王も「局面に応じて“ハッタリ”をかます戦法が身に付いたら本当に強い」とし、「やれと言われればまた対局するかも」と付け加えた。コンピューターが人間を破る日は来るのか!?
    ◆ボナンザ開発者の保木邦仁さん
      「勝負を分けた3九龍の場面ですが、コンピューターは常に盤上を広く見るようにプログラムされており、(竜王の)3九龍に対して集中して深く分析できなかったようだ。つまり人間特有の勝負勘がないということ。勝負勘を生かすようなプログラミングには、まだ時間がかかりますね」
    ■渡辺明竜王(わたなべ・あきら)
      昭和59年4月23日、東京都葛飾区生まれ。所司和晴七段門下。平成12年4月、プロ棋士となる。16年12月、20歳8カ月で初タイトル「竜王」を獲得。17年11月に歴代最年少で九段に昇段した。昨年、竜王戦3連覇を達成し、「優秀棋士賞」「最多勝利賞」(41勝)を受賞。成績は通算328戦231勝97敗。今年度は39戦26勝13敗。プロ野球・ヤクルトの大ファン。」
  • 将棋ソフト「脱帽」 公開対局 渡辺竜王が勝利 (FujiSankei Business i.)
     「 将棋の渡辺明・竜王(22)と将棋ソフト「ボナンザ」との公開対局が21日、東京都港区の品川プリンスホテル エグゼクティブタワーで行われ、3時間10分の熱戦の末、112手で渡辺・竜王が勝利した。
     ボナンザは、東北大大学院研究員の保木邦仁(ほきくにひと)さん(31)が無料公開しているソフトで、アマチュア五、六段の実力。対局に向けてよりパワーアップしたボナンザに対し、渡辺竜王は時折身を乗り出して盤面を確認したりと、注意深く手を進めた。
     対局を終えた渡辺竜王は「今回のためにボナンザを研究し、欠点は知り尽くしたつもりだったが、強くてびっくりした。力はプロに迫るまで来ており、何回かやったら負けるかもしれない」と語った。
     一方、保木さんは「対局に向けて1秒間に400万局面以上読める能力にしたが、人間の脳はどうなっているのかと不思議に思う」と、プロ棋士との力の差にかぶとを脱いだ。」
  • 渡辺竜王がコンピューター将棋王を下す (日刊スポーツ)
     「将棋のトッププロがやっとの思いでコンピューターソフトを下した。渡辺明竜王(22)が21日、昨年の「第16回世界コンピュータ将棋選手権」を制した「ボナンザ」と平手で公開対局した。性能をアップさせて臨んだソフトに、4年前のタイトル戦で羽生善治3冠(36)を苦しめ「羽生を震わせた男」と呼ばれる実力者も大苦戦。最後は読みの深さを見せつけて112手で下し、何とか面目を保った。
     「羽生を震わせた男」がホッとした表情を見せた。ボナンザの開発者である保木邦仁氏(31=東北大大学院理学研究科研究支援者)から投了(負け)を告げられた瞬間だ。「もっと簡単に勝てると思っていた。焦りました」。トッププロとソフトが平手で初めて戦う歴史的一戦。会見でその心情を素直に明かした。
     終盤、竜王の指し手をソフトが軽視したため形勢は一気に傾いた。それまで優劣不明だった。コンピューター、そして350人の観衆の前で渡辺がほおを紅潮させ、頭をかきむしる。03年の第51期王座戦で19歳の若さで挑戦者となり2勝3敗で敗れたものの、羽生王座をあと1歩まで追い詰めた。最終第5局、羽生は勝利を確信した一手を指すとき、手が震え、駒が置けなかったとされる。04年からは竜王戦を3連覇している、そんな男が苦しむほどの強さだった。
     対局までの約1カ月間、渡辺はボナンザ対策を立ててきたはずだった。悪い手を誘うように指してもかわされる。「自宅のパソコンで対戦したものに比べ、かなり強かった」。それもそのはず、ボナンザ側も渡辺戦に向けて性能をアップさせていた。通常1秒で80万手読めるのを400万手にした。「他社のソフトと毎晩戦わせて勝ちやすい戦法も選んだ。人間なら指さないひどい手を減らすチューニングもした」(保木氏)。将棋ソフトに詳しい勝又清和6段(38)も「今回のソフトなら奨励会3段レベル」と棋譜を見ながら断定した。
     昨年5月、世界コンピュータ将棋選手権で大盤解説をした渡辺はボナンザを奨励会2~3級と認定している。「今日の内容なら自分もあと何回かやったら危ない。来年は解説の方が楽です。やれというのならやりますが」と周囲を笑わせた。一方、保木氏は「鑑賞に堪えられる棋譜が残っただけで満足」と笑顔を見せた。日本将棋連盟・米長邦雄会長(63)は「できるだけこんな機会を設けたい」と話した。将棋ソフトの解析能力、開発レベルの高さをトッププロ相手に実証した形になった。【赤塚辰浩】」
  • 「ボナンザ」凡ミス…プロに及ばず 渡辺竜王が112手で勝つ (産経将棋Web)
     「 コンピューターの将棋ソフトはプロ棋士の牙城に迫れるか-。将棋界の歴史的な対局として注目された渡辺明竜王(22)と将棋ソフト「ボナンザ」の公開対局が21日、東京・品川プリンスホテルで行われ、渡辺竜王が112手で勝ち、プロの面目を保った。
     4月から始まる公式ネット棋戦の特別対局として、トップ棋士と将棋ソフトの平手での初の公開対局が実現、約350人の将棋ファンらが見守った。昨年5月の世界コンピュータ将棋選手権で優勝したボナンザの操作は、東北大大学院で理論化学を研究している開発者の保木邦仁さん(31)が担当した。
     立会人をつとめた米長邦雄・日本将棋連盟会長によると、中盤までは「ボナンザ優勢」の展開。終盤にボナンザに手痛い見落としがあり、渡辺竜王が勝勢を固めた。
     米長会長は「終盤の強さには定評があるコンピューターに人間らしいミスがあったところに、逆に驚いた。今後もこういう機会を設けたい」と総括。また、人工知能の研究者でコンピュータ将棋協会理事の松原仁・はこだて未来大教授は「非常にいい対局だった。何年か後には、コンピューターがプロ棋士に追いつき追い越すチャンスがあるかなと、自信が持てた」と話した。
     ■「プロ棋士に迫る強さ実感」
     渡辺明竜王の話 「ボナンザは思っていたより強くなっていて、コンピューターがプロ棋士に迫るところまで来ているのを実感した。ボナンザの弱点は研究していたが、自宅のパソコンのボナンザよりも大駒1枚分ぐらいは強かった。この強さだと、何局も指せば全部勝てるとは限らない。僕としては(コンピューターとの対局は)最初で最後と思っているが、『やれ』といわれればまた対局するかもしれない」
     ■「観賞堪えうる棋譜残せた」
     保木邦仁さんの話 「対局の前は、15分ぐらいで寒い空気になってしまうことを恐れていた。形勢は自分では全然わからないが、隣の奨励会の人が『いい勝負』だと教えてくれた。渡辺竜王と鑑賞に堪えうるような棋譜が残せたことに感激している。今日のボナンザは1秒に400万局面を読み、中身(プログラム)も一部改良してきた。これでも人間にかなわないのだから、人間の脳はどうなっているのかと不思議だ」」
  • Computer no match for the king of 'shogi' (The Japan Times)
     「Akira Watanabe, three-time holder of the prestigious Ryuo title in "shogi," a Japanese form of chess, prevailed over the world's most powerful shogi program in a historic clash Wednesday.
    Bonanza, which won the world computer shogi championship last May, made the first move in the showdown held at a Tokyo hotel, but Watanabe, 22, was widely expected to beat the program and did not disappoint.
    Watanabe and Bonanza had two hours each in what was the first bout ever held between a top shogi player and a computer program. The bout is a warmup for the first official game to be played on the Net, set for April.」

2007年3月21日

  • 渡辺竜王、最強将棋ソフトに貫禄勝ち・「強かった」 (NIKKEI NET 将棋王国)
     「 将棋の渡辺明竜王(22)と昨年5月の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した将棋ソフト「ボナンザ」が 21日、東京都内で観客ら約450人が見詰める中、対局した。トップ棋士と将棋ソフトがハンディキャップなしの「平手」で対局するのは初めて。事前の予想を覆してボナンザが善戦したが、最後は竜王が貫禄勝ちした。
     この対局は4月に始まる日本将棋連盟初のインターネット棋戦「大和証券杯」の特別対局で、ボナンザが得意の四間飛車穴熊に組むと、渡辺竜王も居飛車穴熊で対抗。竜王は相手の無理攻めを誘うが、ボナンザは自重する手を選んで中盤では一時優位に立った。しかし、終盤の勝負どころでボナンザの読みにミスがあり、112手でボナンザが投了した。
     対局後、会見した渡辺竜王は「簡単に勝てると思っていたが、予想以上に強くてびっくりした。将棋ソフトはプロ棋士に迫るところまできている」と話した。ボナンザの開発者で、東北大大学院理学研究科の研究者、保木邦仁氏(31)は「竜王を相手に鑑賞に堪える棋譜を残せてよかった」と笑顔で語った。」
  • 渡辺竜王が将棋ソフト「ボナンザ」破る (産経新聞)
     「 将棋界初の試みとして注目された渡辺明竜王(22)と将棋コンピューターソフト「ボナンザ」の公開対局が21日、東京都内のホテルで行われ、渡辺竜王が112手で勝ち、第一人者の実力を示した。
     対局は平手・1番勝負で先手はボナンザ。持ち時間は各2時間。残り時間は渡辺竜王49分、ボナンザ5分だった。
     ボナンザが得意の四間飛車穴熊に組むと、渡辺竜王も居飛車穴熊で対抗。中盤までボナンザがややリードしたが、終盤に痛恨の見落としもあり、最後は確実で鋭い攻撃を浴びた。
     勝利を収めた渡辺竜王は「ボナンザは思ったより強く、驚いた。レベルはかなり高い」と振り返り、ボナンザの開発者・保木邦仁さんは「終盤の見落としがこたえた」と悔しそうに話した。
     今回の対局は、4月から始まるインターネット棋戦を記念して開催された。将棋界のトップに君臨する竜王に、昨年の世界コンピューター将棋選手権に初出場で優勝したボナンザが挑む歴史的対局として話題を集めた。」
  • 将棋の渡辺竜王、コンピューターソフトに勝つ (iza)
     「 将棋界初の試みとして注目された渡辺明竜王(22)と将棋コンピューターソフト「ボナンザ」の公開対局が21日、東京都内のホテルで行われ、渡辺竜王が112手で勝ち、第一人者の実力を示した。
     対局は平手・1番勝負で先手はボナンザ。持ち時間は各2時間。残り時間は渡辺竜王49分、ボナンザ5分だった。
     ボナンザが得意の四間飛車穴熊に組むと、渡辺竜王も居飛車穴熊で対抗。中盤までボナンザがややリードしたが、終盤に痛恨の見落としもあり、最後は確実で鋭い攻撃を浴びた。
     勝利を収めた渡辺竜王は「ボナンザは思ったより強く、驚いた。レベルはかなり高い」と振り返り、ボナンザの開発者・保木邦仁さんは「終盤の見落としがこたえた」と悔しそうに話した。
     今回の対局は、4月から始まるインターネット棋戦を記念して開催された。将棋界のトップに君臨する竜王に、昨年の世界コンピュータ将棋選手権に初出場で優勝したボナンザが挑む歴史的対局として話題を集めた。」
  • 渡辺竜王、最強の将棋ソフト破り面目保つ (読売新聞)
     「 将棋界最高位を保持する渡辺明竜王(22)とコンピューター将棋ソフト「ボナンザ」の公開対局が21日、東京都内のホテルで行われた。
     タイトル保持者が公の場でソフトとハンデなしで対局するのは初。1手争いの際どい勝負になったが、渡辺竜王が112手で辛勝し、プロの面目を保った。
     本局は、来月開幕する「大和証券杯ネット将棋・最強戦」のイベントとして実現した。ボナンザは、東北大大学院で化学を専攻する保木邦仁さん(31)が趣味で開発したソフトで、昨年5月に行われた第16回世界コンピュータ将棋選手権に初出場で優勝している。今回使ったコンピューターでは1秒間に400万局面を先読みすることができる。
     渡辺竜王が指した手を、保木さんがパソコン画面に打ち込み、画面にボナンザの指し手が現れると、別の担当者が実際の盤面に再現する方式で対局。
     先手ボナンザの四間飛車穴熊に対し、居飛車の渡辺竜王も得意の穴熊にがっちり固める。事前の研究通りの局面に持ち込んだものの、中盤からボナンザの反撃も厳しく、小刻みに時間を使わされた渡辺竜王が冷や汗をかく場面も。しかし最後は渡辺竜王が絶妙手を放ち寄せきった。持ち時間各2時間のうち、残り時間は、渡辺竜王が49分、ボナンザが5分だった。
     記者会見で、渡辺竜王は「こんなに強いとは驚き。あと何回か指せば負けるだろう」と話し、保木さんは「竜王を相手に鑑賞に耐えられる将棋が指せてよかった」と応じた。」
  • 渡辺竜王が、コンピューター将棋選手権優勝ソフトに快勝 (朝日新聞)
     「 将棋棋士の渡辺明竜王(22)が21日、東京都内のホテルでコンピューターソフトと対戦し、快勝した。将棋のタイトル保持者が公の場でハンディなしにソフトと対戦するのは初めて。チェスでは97年に世界チャンピオンがスーパーコンピューターに敗れて世界的なニュースとなっただけに、日本将棋連盟(米長邦雄会長)もほっとした様子だった。
     渡辺竜王に挑戦したのは昨年5月の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した将棋ソフト「ボナンザ」(保木邦仁さん開発)。実力はアマ六段レベルとされる。対局は持ち時間各2時間、なくなると1手60秒未満で指すというプロ棋戦に近いルールで行われた。
     戦型は先手・ボナンザの四間飛車穴熊に渡辺竜王が居飛車穴熊で対抗。中盤、渡辺竜王が不利と見られる局面もあったが、最後は攻め勝った。
     終局後、渡辺竜王は「思ったよりも強くてびっくりした。実力がプロに迫るくらいまできていると認めないといけない」と話した。米長会長は「渡辺竜王が負けることも予想した。ほっとしたというのが本当の気持ち」と話した。
     近年、将棋ソフトの実力は飛躍的に向上しており、研究者の間では「早ければ2012年にもプロのトップレベルに近づく」などと予測されている。将棋連盟は05年10月、棋士と女流棋士が公の場で許可なくソフトと対局することを禁止した。
     今回は4月に始まるネット棋戦(インターネットを通して棋士が対局する)を盛り上げるイベントとして、将棋連盟が平手での対局を特別に許可した。」
  • 歴史的対局、渡辺竜王がボナンザに快勝 (スポニチ)
     「 将棋界初の試みとして注目された渡辺明竜王(22)と将棋コンピューターソフト「ボナンザ」の公開対局が21日、東京都内のホテルで行われ、渡辺竜王が勝ち、第一人者の実力を証明した。
     対局は平手・1番勝負で先手はボナンザ。持ち時間は各2時間だった。
     「竜王」は名人と並ぶ権威あるタイトルとして知られ、文字通り将棋界の頂点に君臨する。渡辺竜王は20歳で竜王位を獲得、昨年、3連覇を果たした実績を誇る。
     ボナンザは昨年の世界コンピュータ将棋選手権に初出場で優勝を飾った。トップ棋士に世界最強ソフトが挑む歴史的対局は、大方の予想通り順当な結果に終わった。」
  • 渡辺竜王:将棋ソフト「ボナンザ」と対局 プロの貫禄勝ち (毎日新聞)
     「 将棋の渡辺明竜王とコンピューター将棋ソフト「ボナンザ」の対局が21日、東京都内のホテルで行われ、112手で渡辺竜王が勝ってプロの貫禄を示した。
     来月開幕する新棋戦「大和証券杯ネット将棋・最強戦」のプレイベント。タイトル保持者とコンピューターの平手(ハンディなし)による公開対局は今回が初めて。ボナンザは昨年の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した。
     ボナンザの作戦は四間飛車穴熊。渡辺竜王は手堅く居飛車穴熊に組んで必勝を期したが、「こちらが不利な局面もあった」という。しかし、終盤で強烈な攻めを決めた。
     終局後、渡辺竜王は「もっと簡単に勝てると思ったが、想像以上に強くて驚いた。ずっと勝ち続けられる相手ではないでしょう」とボナンザの実力を認めた。開発者の保木邦仁さんは「鑑賞にたえる棋譜を残せただけで満足です」と笑顔を見せた。【中砂公治】」

2007年3月18日

  • 頂上対決…渡辺竜王22歳Vs最強将棋ソフト (Sankei WEB
     「 コンピューターの将棋ソフトとプロ棋士の歴史的な“頂上対決”が21日、東京・品川プリンスホテルで行われる。渡辺明竜王(22)が、昨年5月の世界コンピューター将棋選手権で優勝した将棋ソフト「ボナンザ」を相手に、平手一番勝負を受けて立つ。プロのトップ棋士と将棋ソフトによる平手の公開対局は初めて。コンピューターはプロの牙城を脅かすことができるか。(中本哲也)
    ■自信・重圧
     竜王のタイトルは将棋界の大看板。もし、負けるようなことがあれば、大事件だ。「対局が近づくにつれて、いやだな、という気持ちが大きくなっている」と、渡辺竜王は心境を明かす。
     チェスの世界チャンピオンが、IBMのスーパーコンピューターに初めて敗れたのは1997年。取った駒が使えることや敵陣で「成る」ことなど、チェスに比べて将棋のルールは複雑だが、当時のコンピューターや人工知能の研究者の多くが「将棋でもコンピューターが人間を超える日は遠くない」と予測した。現在はアマ6段ぐらいの棋力とされているが、終盤の読みの速さ、正確さでは人間は太刀打ちできなくなっているという。
     中学生で史上4人目のプロ棋士になり、20歳でタイトルを獲得した渡辺竜王は「少なくとも3~4年のうちに、自分がコンピューターに打ち負かされる姿は想像できない」と言い切る。プレッシャーを承知で、機械相手のやりにくい対局を受けた。「今ならまだ、負ける気はしない」からだが、コンピューターとの対戦はこれからの将棋界にとって「重要なコンテンツ」と位置づける。
     「誰が最初にやるかとなると、今の将棋界では自分が一番適任かな、と思った。上の世代の人だと背負っているものが大きくて引き受けにくいでしょう」
    ■理論化学者
     ボナンザを開発したのは、東北大大学院理学研究科で理論化学を研究する保木(ほき)邦仁さん(31)。カナダ・トロント大学の博士研究員時代に趣味で将棋ソフトの開発を手がけ、1年でほぼ完成させた。インターネットにフリーソフトとして公開。昨年5月の世界コンピューター将棋選手権では、初出場で優勝した。
     コンピューター同士の棋戦では、ボナンザが突出して強いわけではないが「人間相手だとボナンザの勝率は際立っている」(渡辺竜王)という。一昨年秋、渡辺竜王のブログでは「プロ棋士数名が平手で餌食になったとか」「奨励会有段者クラスがコロコロ負けているらしい」と紹介された。
     日本将棋連盟が、公の場で許可なく将棋ソフトと対局することを禁止したのも一昨年秋。
     「これまでのソフトだと、奨励会の若手は問題にもしなかったんですけどね」
     将棋ソフトの棋力をプロも無視できなくなったということだろう。
    ■独創性
     ボナンザはスペイン語で「大発見」を意味する。強さの秘密はどこにあるのか。
     保木さんは、自称アマ11級。「11級というクラスはないので、アマ4~5級でしょう」(渡辺竜王)。決して強いとはいえない棋力だが、チェスのプログラムを参考に1人でボナンザを作り上げた。
     「カナダにいたせいもあって、将棋ソフトの潮流については、全く無知だった。それで、他のソフトとは違うところが多い」(保木さん)。
     将棋ソフトは、膨大な対局データから最善手を探し出す。ほとんどのソフトは、プロの対局を参考に無駄な手筋を捨て、候補を絞り込む方法を採っている。しかし、保木さんは全ての可能性をしらみ潰しに調べる「全幅検索」を採用した。
     また、盤上の局面が有利なのか不利なのかを数値化して判断する「評価関数」には、計算科学で使われる「最適化」という手法を応用した。
     「専門の理論化学では、最適化を化学反応に当てはめて、原子核や電子の振る舞いを研究しています。それを将棋の局面判断に使ったのです」
     プログラムの独創性にボナンザの強さの秘密があるらしいが、「何でこれほど強くなったのか」は、保木さんにも分かっていない。
    ■一番勝負
     「渡辺竜王vsボナンザ」は、4月から始まるネット棋戦「大和証券杯」の特別対局。コロシアムを思わせるような円形の会場で、約350人の将棋ファンと関係者らが見守るなかでの対局となる。先手はボナンザ。持ち時間は各2時間で、使い切ったら一手1分。
     渡辺竜王は、自宅のパソコンで何度もボナンザと対戦しているという。「10秒将棋だと10回のうち1~2回やられる」というから、やはり相当に手強い。
     「五番勝負で3勝すればいいのなら楽だけど、一番勝負ですからね」
     一方の保木さんは「心配なのは機械のトラブル。勝てるとは思っていません。ボナンザが力を出し切って、人の頭脳とコンピューターの違いが見いだせるような対局になることを願っています」と話している。 」

2007年3月16日

2007年3月15日

  • 21日に歴史的な一局 渡辺竜王VSボナンザ(共同通信) (47NEWS
      「将棋界初の試みとして注目を浴びている渡辺明竜王(22)と将棋ソフト「ボナンザ」の公開対局が21日、東京都内のホテルで開催される。トップ棋士に世界最強のコンピューターが平手で挑む歴史的な一局だ。  渡辺竜王は1994年、小学4年のときに小学生名人となり、同年奨励会入り。当時から天才少年の名をほしいままにした。2000年4月、15歳11カ月という歴代4位の若さでプロ棋士へ。04年、20歳で棋界最高峰の竜王位を獲得。昨年、3連覇を果たし、棋界を席巻する「羽生世代」に対し、孤軍奮闘している。読みの深さ、詰めの鋭さに定評がある。 挑戦する形のボナンザは昨年、世界コンピュータ将棋選手権に初出場し、優勝を飾った。アマチュア5、6段の実力があり、思い切りのいい、独創的な指し手が持ち味だ。 1番勝負で、先手はボナンザ。持ち時間は各2時間で、切れたら1手1分で行われる。」

2007年3月3日

  • 対談 渡辺明竜王×保木邦仁(Bonanza開発者) 竜王vsボナンザ 歴史的一戦にのぞむ (将棋世界 2007年4月号)
     「・・・ 渡辺「ぼくも結構指しましたよ。10秒将棋で100局は指してますね」
    --- 言いにくいでしょうが、負けたことは?
    渡辺「もちろんあります(笑)。10秒将棋だと全勝はできないですね。10回やったら1、2回は負けます。こっちが一手ミスするともう勝てません。悪手を的確にとがめてきますし、熱くなるので」 ・・・」

2007年2月26日

  • 「ボナンザ」との公開対局 竜王「負けられない」 (読売新聞夕刊)
     「・・・ 渡辺竜王は自宅のパソコンにインストールしたボナンザと対戦して対局に備えている。「プロの代表として負けられない」と気合が入るが、「負ければ丸刈りにするかも」とジョークも。対局は午後1時過ぎ開始、その模様はインターネットで中継される。先手番はボナンザ。持ち時間は各2時間、使い切ると1分の秒読み。コンピュータはどこまで強くなったのか。これからどこまで強くなるのか。それを占う上で注目の一戦となる。」

2007年2月11日

2007年2月9日

  • 渡辺竜王VSボナンザ 入場券は10日発売 (asahi.com
     「東京の品川プリンスホテル「クラブeX」で3月21日午後1時から公開で行われる大和証券杯特別対局「渡辺明竜王VS.ボナンザ」の入場券は今月10日発売。指導対局付き3500円、観戦のみ2500円。問い合わせはザ・カンパニー(03・3479・2245)。」

2007年1月31日

  • 竜王超えるか将棋ソフト (読売新聞)
     「・・・ 対戦するソフト「ボナンザ」は、終盤の強さに定評があるものの、まだプロには及ばないというのが、一般的な見方。それでも、「性能のいいパソコンを使えば、どの程度の強さになるか分からない。こちらにはプレッシャーもあるので、100局指せば何局かは負けるだろう」と渡辺竜王。自宅のパソコンでボナンザと仮想対局し、公開対局に備える。 ・・・」

2006年11月18日

  • 渡辺竜王がコンピューターと対局 (Sponichi Annex
     「将棋界初の試み「プロ棋士対コンピューター将棋ソフト」が実現することになった。来年3月21日に渡辺明竜王(22)と将棋ソフト・ボナンザが公開対局を行うもので、平手1番勝負、ボナンザ先手、持ち時間は各2時間(切れたら1手1分)。会場は東京・品川プリンスホテル。「渡辺竜王VSボナンザ~世界No・1コンピュータ将棋ソフトは竜王を超えられるか」と銘打たれた。  日本将棋連盟はプロ棋士、女流棋士とソフトとの公式対局に規制をかけてきた。今回の対局は、「大和証券杯ネット将棋・最強戦」という新棋戦を07年4月にスタートさせるに際してのイベント。渡辺竜王は「負けるわけにはいかないし、負けるわけはない。本当はあんまりやりたくないんですがね」と話した。
     ボナンザは理論物理化学研究者の保木邦仁(ほき・くにひと)さんが開発したソフト。05年6月にウェブサイト上で公開され、その強さが評判になった。アマチュア全国大会優勝者を相手に2連勝した実績がある。また、持ち時間が短い将棋なら、プロ一歩手前の奨励会有段者を相手にしてひけは取らないという。
     棋士の中でいち早くボナンザの「棋力」に注目しブログなどで紹介したのが渡辺竜王という因縁もある。保木さんは「非常に光栄なこと。きっとボナンザも喜んでいると思います。しかし、ボナンザの現在の能力では、マスタークラスの方と長時間の持ち時間で将棋を楽しめるような状況にはならないと思う」と言う。
     将棋連盟がソフトとの対局を規制したきっかけとなったのは、9月に石川県小松市で行われた公開対局。五段の棋士が途中まで不利な戦いに陥った。危機感を持った連盟は「企画がある場合は事前に申し出ること」と通知した。「破った者は除名」と米長邦雄会長は強い決意を示した。
     下位の棋士でも負ければ「ソフトにプロ棋士が敗れた」となるわけで「ソフトが弱かった時と状況は変わった。プロ対ソフトは見方によっては商品価値がある。企画の話があれば慎重に対応したい」(将棋連盟)という姿勢を取っている。」
  • 渡辺竜王がコンピ将棋世界一と初の平手 (nikkansports.com
     「 将棋の渡辺明竜王(22)と今年5月の「世界コンピュータ将棋選手権」の優勝ソフト「ボナンザ」が来年3月、激突する。日本将棋連盟の米長邦雄会長(63)が17日、都内ホテルで行われた会見で明らかにした。トッププロがソフトと平手の公開対局で戦うのは初めての試みだ。将棋界初のインターネット棋戦「大和証券杯ネット将棋・最強戦」(来年4月スタート)に先立って実施するもの。ソフトの解析能力が第一人者にどこまで通用するか、注目だ。
     注目カードが実現する。ボナンザの対戦相手に指名された渡辺竜王は共同会見に登場すると「負けるとは思ってません」と言い切った。偶然にもボナンザはこの日、市販化されたばかり。開発者の保木邦仁氏(30)は「非常に光栄」とのコメントを寄せた。そのボナンザが昨年半ばにインターネットで取り込める将棋ソフトとして世に出ると、優秀さを渡辺はいち早く認めていた。
     将棋のソフトは昨年から注目を集め始めた。昨年5月の世界コンピュータ将棋選手権を制した「激指」がアマチュア竜王戦に特別参加すると、予選を連勝で突破してベスト16に進出した。強さを脅威に感じた日本将棋連盟は、同年10月にプロ棋士が無断でソフトと対局してはいけないという禁止令を出したほどだ。
     その一方、同月の国際将棋フォーラムでは米長会長が「プロ対ソフトの団体対抗戦も企画したい」との構想を明らかにしている。今年6月に日本将棋連盟で発足させた「Shogi・Super-Brain研究会」の中でも、コンピューター対棋士でお互いの思考回路の分析を目標に掲げている。それを具体化させた。
     ソフトの実力はアマ4~6段程度。県の代表としてアマチュアの全国大会に出場できるレベルだ。日本将棋連盟では、プロ棋士養成機関の奨励会の初段(将棋のプロは4段から)とアマ5段がほぼ同じという。共同会見場にいたコンピュータ将棋協会の滝沢武信会長(54=早大教授)は「トッププロとの実力差は大きいと思うが、これを機にソフトのレベルもアップできればいい」と話していた。【赤塚辰浩】」

2006年11月17日

  • 「ネット将棋」の公式戦創設・渡辺竜王対ボナンザの特別対局も (NIKKEI NET 将棋王国
     「 日本将棋連盟は17日、ネット将棋による初の公式戦「第1回大和証券杯ネット将棋・最強戦」を来年4月から開催すると発表した。羽生善治王座などトッププロ16人が参加し、トーナメント方式で覇を競う。来年3月21日にはパソコン用将棋ソフト「ボナンザ」と渡辺明竜王が対戦する特別対局も開く。
     新棋戦への参加者はタイトル保持者を含むトッププロ16人で、羽生王座や森内俊之名人、佐藤康光棋聖の参加が決まっているほか渡辺竜王も出場する見通し。基本的に棋士の自宅のパソコンから専用サーバーにアクセスして対戦する。
     対局は毎週日曜日の午後8時開始で、将棋ファンは誰でも棋譜配信サイトにアクセスしてリアルタイムで対局の模様を観戦することが可能。最強戦以外に女流戦や、アマチュアも参加できる棋戦なども行う予定だ。
     棋戦創設を記念し、プロ棋士とコンピューターソフトの公開対局を来年3月21日に品川プリンスホテルで実施する。対戦するのは将棋界最高位の「竜王」タイトルを保持する渡辺竜王と、今年5月の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝したボナンザで、持ち時間各2時間、ハンディキャップなしの平手で戦う。対局の模様は連盟が来春立ち上げる動画配信サービスでも中継する考えだ。
     ボナンザはトロント大学の元研究員・保木邦仁氏が開発したフリーソフト。トップアマに匹敵する実力を持つとされるほか、終盤の「詰む・詰まない」の局面ではプロ以上の読みの力を持つという。チェスの世界では1997年にIBMのスーパーコンピューター「ディープ・ブルー」が当時の世界王者・カスパロフ氏を破って話題となったが、渡辺竜王は「やりにくさは感じるものの、負ける気はまったくない」と自信をみせている。
     囲碁では同じ大和証券グループが特別協賛する「大和証券杯ネット囲碁オープン」を非公式戦として開催しているが、この新棋戦は公式戦扱いとなる。将棋連盟にとってはスポンサー収入増加のほか、ネット利用が多い若年層への将棋の認知拡大を図る狙いもあるようだ。米長邦雄会長は「将棋界もアナログの将棋盤だけでなく、インターネットなどのデジタル技術を活用した取り組みも活発化させていきたい」と語った。
     公式戦開催にあたってはパソコンや通信の安定性のほか、対局中に誰かから助言を受けたりソフトを利用するなどの不正行為を監視できるのかといった課題が残る。「トップ棋士は他人から助言を受けるようなまねはしない」(米長会長)としているが、関係者からは「いきなり公式戦で始まると聞き驚いた」という声も聞かれた。」
  • 渡辺竜王、将棋ソフトと初の公開対局へ…対局料は? (YOMIURI ONLINE
     「 日本将棋連盟の米長邦雄会長は17日、東京都内で会見を開き、来年3月21日に渡辺明竜王(22)とコンピューター将棋ソフトによる公開対局を実施すると発表した。
     将棋のトッププロがソフトと公の場でハンデなしで戦うのは初めて。
     同連盟は昨年秋からプロ棋士に対し、ソフトと公の場で対局することを禁止していたが、来年4月から始まる「大和証券杯ネット将棋・最強戦」のイベントとして認めた。
     対局するソフトは、今年5月の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した「Bonanza(ボナンザ)」(開発者・保木邦仁さん)。アマチュアトップ選手に近い実力があるといわれるボナンザは、同選手権優勝後、加藤幸男・朝日アマ名人と対局して敗れている。
     渡辺竜王との対局は都内のホテルで行われ、ボナンザが先手、持ち時間各2時間、使い切ると1分将棋というルール。ソフトは年々進歩し、最終盤の解析に限っては人間のトップを越えているものの、渡辺竜王が負ける確率は低い。
     会見に同席した渡辺竜王は「本当は指したくないが、いろいろ考えて指すことにした。もちろん負けるとは思っていない」と話した。渡辺竜王は第19期竜王戦七番勝負の結果にかかわらずソフトと対局する。
     一方、保木さんは「コンピューター将棋の育成を念頭におき、厳しく指導して下さい」とコメントした。
     対局料などは公表されていない。米長会長は昨年10月の定例会見で「プロ棋士とソフトの対局は1億円なら認める」と話していたが、関係者によると、今回渡辺竜王が指すことによってスポンサーから将棋連盟に入る金額は3000万円程度と推定されている。」
  • 将棋ソフト「ボナンザ」、トップ棋士と対局 (asahi.com
     「 日本将棋連盟(米長邦雄会長)は、来年3月21日に将棋のコンピューターソフトと渡辺明竜王(22)の公開対局を行うと17日、発表した。将棋連盟は昨年10月、所属する棋士らが許可を受けずに公の場で将棋ソフトと対局することを禁止。その後、トップ棋士では森内俊之名人(36)が角落ちのハンディ戦を行い、勝ったことがあるが、平手での対戦は初となる。
     渡辺竜王とソフトの対局は、将棋連盟が来年4月、インターネット上でプロ棋士による初の公式戦を始めるのに先だって、これを盛り上げるイベントとして許可された。
     相手は、今年5月の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した「ボナンザ」で、アマ六段レベルとされる。持ち時間は2時間ずつ。棋譜はネット棋戦サイトで同時中継される。渡辺竜王は「負けるとは思っていないが、ちょっとやりにくい」と話した。
     チェスでは、97年にIBMのスーパーコンピューターが世界王者を破った。囲碁ソフトはアマ初段レベルと言われる。」
  • 将棋:渡辺竜王と将棋ソフト、来年3月に対戦 (MSN毎日インタラクティブ
     「 将棋の渡辺明竜王とコンピューター将棋ソフト「ボナンザ」が来年3月21日、東京都内のホテルで平手(ハンディなし)で対戦することになった。日本将棋連盟と大和証券グループ本社が創設する「大和証券杯ネット将棋棋戦」の特別対局として行う、と両者が17日に発表した。
      将棋連盟が昨年10月、所属棋士に「許可なくコンピューターと対局することを禁止する」との通達を出して以来、トッププロとコンピューターが公開の場で平手で戦うのは初めてとなる。ボナンザは5月の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝したソフト。渡辺竜王は「もちろん、負けるとは思っていませんが、少しやりにくい面はあります」と語った。
     「大和証券杯」はインターネットを利用した将棋界初の公式棋戦で、プロ棋士が自宅にいながらネットを通じて対局する予定。来年4月開始の第1回は「最強戦」として、森内俊之名人や羽生善治王将らトッププロ16人が参加する。【中砂公治】」


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ブログなど、ネットの反響

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2007年3月27日

2007年3月26日

  • 光速ノート 112 (光よりも速く
      「・・・ 中盤でボナンザが▲6四歩と突いた手があるが、 ・・・ 以前ここでも書いた事だが、第一感で読みから外してしまいそうな無筋の手が、実は最善手だという事も、一局の将棋の中で何回かはある。私の見たところ、ボナンザはどうも筋は悪そうだが、その弱点が長所にもなるという事を証明した一手と言える。 ・・・」

2007年3月25日

2007年3月24日

  • IT時代の勝利者 (米長邦雄の家 将棋の話
     「今日の勝利者は渡辺竜王である。しかし、ボナンザも又内容的に勝利者です。集まったファンの方々も充実した時間が持てたのであれば勝利者です。将棋界もコンピュータ将棋協会も勝利者です。 ・・・ 協賛企業の大和証券グループ様には厚くお礼申し上げます」

2007年3月23日

  • 渡辺竜王-ボナンザ対局の反響
    渡辺竜王とボナンザの対局は、単なる将棋の対局ということではなく、人間とコンピュータの勝負という観点で、非常に多くの人の関心を集めた。ブログなどの反響もすごい数で、とてもここではフォローしきれないが、将棋をほとんど知らない人の記事も多く、この対局の影響を大きさを感じさせる。このブログ(詰将棋メモ)も21日、22日の2日間で約2万と、通常より一桁多いアクセスがあったが、その8割は最強の将棋フリーソフト、ボナンザのページである。ちなみに渡辺明ブログも21日 110415とやはりいつもの10倍のアクセスがあったとのこと。竜王と戦える将棋ソフトを開発した保木邦仁さん、そして正面からボナンザの挑戦を受けとめた渡辺竜王。あらためて偉大なお二人の健闘をたたえたい。

2007年3月22日

  • 勝利宣言  米長邦雄さん (さわやか日記
     「3月21日。歴史的な日でした。コンピュータソフト対最強プロの対決。全てに合格点を与えました。みんな良く頑張ってくれた。又、大和証券グループをはじめとする将棋界へのご理解、ご支援に深く感謝致します。将棋の内容、ネット中継、会場のライブ。全てにうまくいきました。誰かが将棋界にエールを送ってくれているとしか思えません。 ・・・」

2007年3月21日

2007年3月20日

  • Supersonic (松本博文ブログ
     「午後から品川プリンスホテル「クラブeX」にて、竜王-ボナンザ戦の設営や準備など。保木さんが用意したPCがノード3.4Mをマークしたのを見て、 頭の中でF1マシンが爆音を立てて通り過ぎる音がした。保木さんによればこの環境で走るボナンザ、将棋倶楽部24における推定レーティングは2800点超 とのこと。将棋史上最大のアップセットが起こる確率は、予測されているほどわずかなものではないかも知れない。」

2007年3月16日

2007年2月16日

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