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推理将棋第3回解答

[2007年8月31日最終更新] 解答、当選者発表

推理将棋第3回出題の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

第3回は、ちょっと変わった「玉以外の駒を双方協力して最短で詰める問題」でした。当初手数を書かずに出題したところ正解率は平均約5割。そこで、正解手数を示して再回答をお願いしました。

関連情報: 推理将棋第3回出題  推理将棋(隣の将棋)
  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


3-1 玉以外の駒も詰ましてみよう (推理将棋コミュさん)

推理将棋で玉を詰ます最短手数は7手ですね。それでは、玉以外の駒は最短何手で詰ませられるでしょうか?

この場合、例えば飛車を詰ますときは、(先手・後手どちらも)飛車取りは放置できませんし、自ら取られに行くことも出来ません。玉は普通の駒として、取ることも使うことも出来ます。

さあ、全ての駒を最短手数で詰ましてみましょう。
その手順と手数を推理してね。
(非限定ありますが、気にしないでね)

(1) 飛車 ?手  ==> 最短は5手
(2) 角  ?手  ==> 最短は6手
(3) 金  ?手  ==> 最短は5手
(4) 銀・桂・香 ?手 (同手数・同手順)  ==> 最短は4手
(5) 歩  ?手  ==> 最短は2手


推理将棋3-1解答

3-1(1) 飛

  7六歩、5二飛、3三角成、6二銀(金)、4三馬 まで5手

6手、7手はたくさんありますが、5手はこの手順だけ。33角成が見かけ上王手なので、次の62銀が心理的に指しにくいかも。

igatoxinさん 「安南の感覚。」

たくぼんさん 「これより短いのはないでしょう。」

3-1(2) 角

角はなんと3通りの位置で詰む手順がありました。いずれもおもしろい手順で、それぞれ条件を追加すれば作品になりそうです。

  7六歩、1四歩、5五角、1三角、6六歩、5四歩 まで6手

きれいな都詰で、これが作意順。3名がこの順の解答でした。

中村雅哉さん 「(同種駒での取りがありなら、76歩74歩66角34歩まで!なのですが)」

今回の出題は双方角が王様駒ですが、片方だけ角が王様駒(相手は普通に玉が王様駒)のルールでもおもしろい問題が作れそうですね。

  7六歩、7四歩、5五角、7二(~3二)飛、9一角不成、8二銀 まで6手

こちらは雪隠詰。角のダイナミックな動きがいい。この順の解答も3名。2手目と4手目は手順前後しても同じです。

香箱さん 「1st Prize。角の軌跡が見事。」

Normanさん 「角が難しかったです。先後双方の複数駒に玉属性を持たせているのが面白いと思いました。本作は木星人さんが詰工房2次会でも出題され、酒の肴にピッタリでした(笑)」

たくぼんさん 「非限定は仕方ない。これが一番作品っぽい」

  7六歩、4四歩、5五角、3四歩、4六角、4五歩 まで6手

4四歩は詰上りが見えないと指せない難手。最後の4五歩で2二角の利きが通り鮮やかに詰む。この解は鈴木康夫さんお一人。

更に短い5手の解答もありました。

igatoxinさん 「26歩 24歩 25歩 同歩 同飛 まで5手 合は有効でしょうか?」

推理将棋では、詰将棋的には無駄合でも応手がある状態は詰みとはしません。同飛に23歩や24歩があるので詰みにはならず。

3-1(3) 金

  7六歩、5二金左、3三角成、4四歩、3四馬 まで5手

今回の最難関。王様駒が複数ある場合、どれか1枚が必ず取れる状態になれば詰みなので、動けなくしなくても両取りや串刺しで詰めることができます。このことに気づいても、金は利きが強いので何となく合駒が利くような気がして、この詰上りは想像しにくい。

躑躅さん 「44歩が盲点でした。」

香箱さん 「詰ますんじゃなくて両取りでいいんだ。角成直後の44歩、この呼吸がPGらしくて好み。」

きせさん 「やられました。。 飛車・金の5手は気づかなかったです。手数が判らないと超難問ですね。」

中村雅哉さん 「52金が逃げると61金が取られるので、詰み。」

たくぼんさん 「歩の図を解いたら金も同様と気付きました。これは盲点」

3-1(4) 銀・桂・香 (同手数・同手順)

  7六歩、3四歩、7八(6八)銀、8八角成 まで4手

銀桂香が同手順で詰むことが大きなヒントになったようです。別々に出題したらどうだったでしょうか。1手目、3手目は手順前後可。

香箱さん 「実戦で先手を持ったことがあるような。。。」

たくぼんさん 「銀、桂、香はこの解が強烈すぎますね」

小峰耕希さん 「解図タイム:一瞬」

3-1(5) 歩

  6六歩、3四歩 まで2手

銀桂香とおなじ4手が最短かと思いきや、2手順がありました。両取りでなく串刺しの詰上りを思いつくかどうかがキー。

香箱さん 「「2手!?」と驚き、だとしたらこれしかないとすぐ閃き。」

中村雅哉さん 「66歩が逃げると77歩が取られるので、詰み。」

igatoxinさん 「詰みというには違和感がありますが・・・」

たくぼんさん 「これは普通の感覚では分からない」

小峰耕希さん 「間接両王手(?)で解決。ただ残り17枚は自由の身なので、詰めた気がしませんが。」

この問題を見て、将棋部で「歩取り将棋」を研究したことを思い出しました。双方角頭の歩のない初形から始めて、歩を先に取った方が勝ち。先手必勝ですが、はめ手がいろいろあり、初めての人とは後手でも十分楽しめます。76歩、34歩、22角成は同飛で大逆転とか。是非試してみてください。


総評・当選者

香箱さん 「最初の回答は2勝3敗、ショック。。。でも手数を指定してもらったら解けました。」

きせさん 「ところで、玉以外の駒を詰ます詰将棋ってあるんでしょうか?
他にも自分で決めた駒種を相手に判らないよう紙に書いておき、その駒種を取られた時点で負けを宣言する将棋は面白いかな?
玉の駒としての価値はどうなるんでしょう?
飛車と玉の交換なら飛車を取った方が得?」

玉以外の駒を詰ます詰将棋は駒詰といいます。普通の駒より、フェアリー駒を詰ます問題が多いようです。私もチェスのナイトを詰めるばか詰を作ったことがあります。王様が分からない将棋は「宝探し将棋」「影武者将棋」などいろいろな名前で呼ばれていますが、駒種ではなく93の歩とか特定の駒を王様駒にするものです。

たくぼんさん 「角が一番楽しめました。」

鈴木康夫さん 「金、角、飛の順に難しかったです。」

小峰耕希さん 「未だに推理将棋が魅力的な分野に思えません。
何となく純粋協力詰の方がずっと可能性があるように思えてしまいます。
フェアリストが食わず嫌いしているようでは失格なのですが…。」

推理将棋第3回出題解答者:10名 (青字は全題正解)

  igatoxinさん  S.Kimuraさん  きせさん  香箱さん  小峰耕希さん
  鈴木康夫さん  たくぼん さん  躑躅さん  中村雅哉さん  Normanさん  

当選: igatoxinさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト から選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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