[2007年12月19日最終更新]
冬眠蛙の冬眠日記で、昨年のプレ短コンに続いて2007年10月6日から28日に第2回プレ短編コンクールが開催された。第1位は風みどりさん。11月10日から順次解答が発表された。短コンとは詰将棋パラダイス誌で毎年12月号で出題される短編コンクールのことで、プレ短コンはそれに先立ちネット上で開催されるので”プレ”短コンという。
関連情報: プレ短コン
2007.11 プレ短編コンクール
2007年12月18日、三軒茶屋将棋倶楽部の裏通りで、2007.11 プレ短編コンクール
「いままでの出題の中では一番やさしい問題です。答えを見る前に3分くらいは考えてみてくださいね。 ・・・」
総評コーナー
2007年11月25日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、総評コーナー
おわび+総評
2007年11月25日、冬眠蛙の冬眠日記で、お詫び+総評
「戻って参りました。えーと、解答いただいた皆様からコメントやメールで「間違えちゃった」申告をいただきました。いったい私は何を採点していたのでしょう(汗)。本当に申し訳ありませんでした。総評をこちらで纏めておきました。お楽しみください。なお、順位の入れ替えがかなりありましたので、もう一度掲示しておきます。
1位:⑩ 風みどりさん作 平均点4.53
2位:⑬ 波崎樽生さん作 平均点3.90
3位:⑭ オタマジャクシさん作 平均点3.80
4位:⑤ 中村雅哉さん作 平均点3.74
5位:⑫ たくぼんさん作 平均点3.60
6位:⑦ 馬屋原剛さん作 平均点3.58
7位:⑥ 芹田修さん作 平均点3.37
8位:① 藤井孝太郎さん作 平均点3.30
9位:⑪ ポアロさん作 平均点3.15
10位:⑨ 利波偉さん作 平均点3.05
11位:② らいあんさん作 平均点3.00
11位:⑧ 橘圭吾さん作 平均点3.00
13位:④ 梵失公さん作 平均点1.90
余詰:③ 今井亜美さん作 (平均点2.80)
…ということで躓きつづけながらも第2回プレ短コン、以上で閉幕したいと思います。皆様大変ありがとうございました。 ・・・」
14 オタマジャクシさん作(3位) 解説
2007年11月23日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、14 オタマジャクシさん作 解説
「・・・ 最後を飾るのはオタマジャクシさんの雄大な作品です。初手34角に少しひかれますが、27玉とされて駄目です。26金と捨てて開王手の形を準備して17歩
で追い込み、そこで77龍と角の陰に移動するのが妙手。54合は45角の一発で詰ますことができます。17玉と踏ん張りますが、今度は49角と馬筋と重な
らないように開王手し、27馬迄となります。変化と作意の開王手の対比が狙いでしょうか。少しパズル的な味もして楽しい作品となっています。 ・・・」
13 波崎樽生さん作(2位) 解説
2007年11月22日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、13 波崎樽生さん作 解説
「・・・ 押しも押されぬ実力派作家、波崎さんの作品です。短編の発表はかなり久しぶりではないでしょうか。昔順位戦で皆をあっといわせる(プロ棋士も含めてだいぶ悩ませた)作品を発表したことを思い出します。 ・・・」
プレ短コン
2007年11月22日、風みどりの玉手箱で、プレ短コン
「プレ短コンの結果稿が毎晩1作ずつというのはうまいですね。おかげで毎晩うpされるまで眠れません。冬眠蛙さんとこで書いた藤田作はMNさんのおっしゃるとおり看寿賞を受賞した藤田剛さんの作品です。 ・・・」
12 たくぼんさん作(5位) 解説
2007年11月21日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、12 たくぼんさん作 解説
「・・・ 最終3手からの逆算かな、と覗える図ですが、この初手はよく入ったなあと思います。同桂は85龍、65玉、67飛でぴったり詰み。作意も同飛に対して手順
に飛車を奪って67飛の限定打が決め手となります。途中の4手が少し平凡な感じで惜しいですが、2点・1点評価が無かったことからも確かな作図技術がわか
るところです。 ・・・」
11 ポアロさん作(9位) 解説
2007年11月20日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、11 ポアロさん作 解説
「・・・ いかにも何かありそうな初形です。開王手にひかれますが素直に86飛成と取られてペケ。初手はじっと27銀が正解です。15玉は16銀として同玉は25
角、26玉は63角成で詰みます。この変化の対比は面白いですね。作意の35玉には69角が唯一絶対の開き場所。 ・・・」
10 風みどりさん作(優勝) 解説
2007年11月19日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、10 風みどりさん作 解説
「今回ダントツの優勝を飾った風みどりさん作です。 ・・・ 初手は当然の一手ですが2手目が強烈なインパクト。意味付けが4手目同飛とするためではなく、更にそのあと、17馬を取るためとは!ちなみに2手目57金
は同飛で詰みますし、57歩は56角成、44玉、17馬迄です。また、3手目同飛は65玉で逃れます。収束も馬を捨てきって、文句の無いところでしょう。 ・・・」
9 利波偉さん作(10位) 解説
2007年11月18日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、9 利波偉さん作 解説
「・・・ ぱっと見で馬の開王手が見えますが、右に開く手は55玉で逃れ。左に開く手を読むと、57玉に対する応手がなかなか詰みそうで詰まないことが判明します。正解は最も遠い97馬。47龍と捨てて79馬でおぉ!…という仕組みです。 ・・・」
プレ短コン
2007年11月17日、たくぼんの解図日記で、プレ短コン
「・・・ それにしても評価が厳しい方いらっしゃいますね。評価の仕方は人それぞれですので仕方ないとは思いますが、他の人が4や5をつけている作品に1という評価の方がいるという格差はどうなんだろう。格差社会も詰棋界まで・・・なんて考えてしまいます。 ・・・」
8 橘圭吾さん作(11位) 解説
2007年11月17日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、8 橘圭吾さん作 解説
「・・・ ②のらいあんさんと同率で10位でした。本当は別の構想作で参加予定だったのですが、何度かメールやり取りしたものの結局完成せず、入替作として送られてきたのがこれ。玉を下にひっぱりこむ明快な手筋物ですが、作者名とだいぶ違和感があるのは私だけではないでしょう。 ・・・」
7 馬屋原剛さん作(6位) 解説
2007年11月16日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、7 馬屋原剛さん作 解説
「・・・ 桂が3枚並んだユーモラスな初形。初手はほぼこの一手で、対して63角と捨て合するのも龍筋を通す手段としては常套。同龍と取ってから、43龍~61角と連続捨駒で仕留めます。見るだけでも十分楽しめる作品になっていますね。危ない筋もいくつかありますが、少ない駒で処理できていて、うまいなあと感じたのは私だけでしょうか。もう少しそれらしい紛れも欲しい気もしますが、啓蒙作として上出来と思います。こういうのを新聞に載せたいと感じる作品でした。 ・・・」
6 芹田修さん作(7位) 解説
2007年11月15日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、6 芹田修さん作 解説
「・・・ 今年デビュー、パラの表紙も飾った(いいなぁ…)芹田さん作です。25金~23角成の筋が見えますが、初手25金は同と、23角成、35玉、45馬、26
玉で逃れます。23とが35玉で同じく駄目、というところで44が塞がっていれば…ということに気付くのはそう難しくはないかと思います。それでも44飛
限定打は気持ちよいですね。54飛では35玉でやはり駄目です。 ・・・」
5 中村雅哉さん作(4位) 解説
2007年11月14日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、5 中村雅哉さん作 解説
「・・・
79に誘って88龍が見えるのですが、初手79金は同とで駄目。78金で龍の横利きを通しての79金が好手順です。2手目はもちろん成限定。安易に67の
駒をと金等にしないのが流石です。ものすごい妙手があるわけではなく、中村さんにとっては不満も残るところかもしれませんが、いつものことながら完成度の
高い手筋物。3位はお見事でした。 ・・・」
4 梵失公さん作(13位) 解説
2007年11月13日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、4 梵失公さん作 解説
「・・・ ただ、ちょっと実戦形的ではありますが、手順が平凡なのは否めず、またよく見ると11と・14歩・24銀は不要っぽいです。厳しい結果になりましたが、やむをえないところかなあ、と思います。残念でした。 ・・・」
3 今井亜美さん作(余詰・修正図) 解説
2007年11月12日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、3 今井亜美さん作(修正図) 解説
「・・・ 気付かない人も多かったようですが、逆から手順を並べても同じ、回文詰が作者の狙いでした。回文詰って最長手数が私の記憶では確か9手。結構創るの難しいんですね。3桁でできたら看寿賞モノ? ・・・」
2 らいあんさん作(11位) 解説
2007年11月11日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、2 らいあんさん作 解説
「・・・ 33銀と桂馬を吊り上げて21飛の限定打で決めるカッコイイ作品ですね。初手が捨駒ではありますが、ほぼ必然で詰上りでは不要駒なのがちょっと惜しい感じ
です。色々と改作してみたくなりますが、ちょっと事情があるようなので?ここでは深くは追いません。 ・・・」
1 藤井孝太郎さん作(8位) 解説
2007年11月10日、作品展示用サイトby冬眠蛙で、1 藤井孝太郎さん作 解説
「・・・ 右側から打ちたくなる角を左から遠打で放つのが鋭い一手です。紛れを残す配置の工夫、馬を72に置くことで生じる初手に重複感を持たせるあたり、流石に超
短編を作りなれているなあと感心する次第です。9手までの条件の中、5手詰で8位は大健闘ではないしょうか。 ・・・」
第2回プレ短コン結果発表
2007年11月10日、冬眠蛙の冬眠日記で、第2回プレ短コン結果発表
「それではお待たせしました。第2回プレ短コンの結果を発表します。
解答者総数20名 全題正解者数18名
1位:⑩ 風みどりさん作 平均点4.53
2位:⑬ 波崎樽生さん作 平均点3.90
3位:⑤ 中村雅哉さん作 平均点3.68 ・・・
本日夜から1作ずつ正解発表+解説・短評を載せてまいります。お楽しみに! ・・・」
う~ん残念。
2007年11月7日、冬眠蛙の冬眠日記で、う~ん残念。
「第2回プレ短コンにはなんと20名の皆様から解答をいただきました。ご多忙のところ誠にありがとうございます。集計結果ももう出ておりますが、お約束ど
おり、結果発表は11月10日とさせていただきます。 ・・・ さて、本日③(下図)の作者から余詰発生の連絡がありました。 ・・・」
解答ありがとうございます。
2007年10月11日、冬眠蛙の冬眠日記で、解答ありがとうございます。
「現在状況 第2回プレ短コン…4名 10月の新作…4名 です。 ・・・ 今回も配置制限とかないので、盤面を広く使った作品が多く、結構解くのは大変だと思います。かくいう冬眠蛙もなにかというと盤面を広く取るタイプなのであまり文句は言えないのですが。ウォーミングアップ代わりに、最近思い出した、昔新聞に出した作品を紹介しますね。易しい9手詰です。 ・・・」
第2回プレ短コン、作者名訂正
2007年10月8日、冬眠蛙の冬眠日記で、やっちゃった…。
「・・・ 作者名一覧にありました「波崎黒生さん」は「波崎樽生さん」の誤りでした。つつしんでお詫び申し上げます。 ・・・」
第2回プレ短編コンクール
2007年10月6日、冬眠蛙の冬眠日記で、第2回プレ短編コンクール
「皆様の協力をもちまして、第2回プレ短編コンクールの開催にこぎつけました。深く感謝申し上げます。
作品掲示サイトはこちら 印刷用(PDFファイル)はこちら
今回出品いただいたのは以下の皆様です。 ・・・ 今井亜美さん 馬屋原剛さん オタマジャクシさん 風みどりさん 芹田修さん たくぼんさん 橘圭吾さん 利波偉さん 中村雅哉さん 波崎黒生さん 藤井孝太郎さん ポアロさん 梵失公さん らいあんさん ・・・」
プレ短コン
2007年10月4日、たくぼんの解図日記で、プレ短コン
「プレ短コンの締切に追われて作図していたが、思うようにいかず。今回は参加するだけの作品になってしまった。フェアリー中心に創っていると、普通詰将棋に対する感覚が鈍くなったようだ。本家短コンの締切も近く、2年連続不参加ということになりそうな予感。 ・・・」
第2回プレ短コン
2007年10月4日、冬眠蛙の冬眠日記で、ク…クビが…
「・・・ 第2回プレ短コンですが、現在時点でなんと14作集まりました。中にはビッグネームもちらほら…。皆様土曜日をお楽しみに。 ・・・」
プレ短コン締切せまる。
2007年10月2日、冬眠蛙の冬眠日記で、プレ短コン締切せまる。
「明後日、10月4日がプレ短コン締切となっております。急な告知+短い期間にもかかわらず、現在8作品応募をいただきました。まだまだ募集していますので、よろしくお願いします。自分も早く作らないと。(^-^; ・・・」
思い出の短編
2007年9月25日、冬眠蛙の冬眠日記で、思い出の短編
「昨日一挙に4作もの投稿をいただきました。初めての方からもいただき、驚くやらありがたいやら。 ・・・ 冬眠蛙にとって、9手詰というと思い出す作品があります。将棋マガジンに発表されたこの作品です。 若島正氏作(『恋唄』所収) ・・・」
第2回プレ短コン
2007年9月22日、風みどりの玉手箱で、おくればせながら…
「もう1年経つのですか? なんとか参加だけでもするように頑張らねば!
http://sleepingfrog.air-nifty.com/diary/2007/09/post_dc58.html 」
気が変わりました。
2007年9月21日、冬眠蛙の冬眠日記で、気が変わりました。
「・・・ 第2回プレ短コンを実施したいと思います。 ・・・
○募集要領○
・今回は9手詰までの普通詰将棋とします。(5手や7手でも可です)
・盤面配置駒数等の制限はありません。
・公式発表扱いとしますので、発表済の作品、投稿中(または投稿予定)の作品の出品はご遠慮ください。
・お一人様2作までとします。
○投稿先
こちらまでメールにて投稿お願いいたします。mailto:RXF12067@nifty.com
○募集締切:10月4日(木)
○開催予定:10月6日(土)にコンクール方式で一斉出題したいと思います。
○賞品:優勝された方にけ○り大全(謎)を提供したいと思います。 ・・・」
プレ短コン
2007年9月21日、たくぼんの解図日記で、プレ短コン
「・・・ プレ短コン、冬眠蛙さんは諸事情でむずかしいようですね。本家の解説も難しいようで、一寸残念ですがこればかりは仕方ありません。 ・・・」
素材にあった仕上げを。
2007年9月20日、冬眠蛙の冬眠日記で、素材にあった仕上げを。
「・・・ オタマジャクシさんからプレ短コンの催促?を頂戴しました。やりたいのもヤマヤマなんですが、家庭の事情で今年は厳しいかなあ、というところです。本番の
短コンの解説も今回は無理かもしれないです。プレ短コンを楽しみにされていた方には非常に申し訳ないですが、なにとぞご理解ください。」
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