推理将棋第4回解答(1)
[2007年9月23日最終更新]
推理将棋第4回出題の
4-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第4回出題 推理将棋第4回解答(1) (2) (3)
推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
4-1 相振り8手 (はてるまさん)
「隣の将棋を見て驚いたよ。たったの8手で後手の勝ち」
「いったいどんな将棋だったの?」
「両方とも飛車を振ってたよ。不成りの手はなかったね」さて、どんな将棋だったでしょうか?
推理将棋4-1 解答
7六歩、3二飛、3三角成、同飛、6八飛、3七飛成、
5八金右、3九龍 まで8手で詰み
短手数の推理将棋では、角が活躍することが多いのですが、角が侵入する詰めは最短7手、つまり詰方は4手必要です。この問題では「相振り」の条件で詰方にも飛車が動く手が入るので、残り3手では角で敵陣を破って詰めることはできません。
角がダメとすると飛車。しかし、飛車の場合は歩がジャマをしているので、敵陣に侵入するだけでも大変です。ホントに8手で詰むんでしょうか。
最短での飛車の侵入を可能にするのが3三角捨て。32-33-37のルートで侵入することができます。でもあと1手しか残ってないけど・・・ ここでこの詰み形が発想できるかどうかが勝負。詰将棋では合駒なしの詰上りはあまりでてこないので、考えにくいのですが、あと1手で詰ますにはこれしかありません。
シンプルな条件で、全手順を限定した好作でした。
まささん 「推理将棋ならではの詰上がりですね。」
トップ解答はまささん。出題当日の解答でした。
Normanさん 「相振り条件が巧みで驚きました。」
香箱さん 「漠然とした条件ながら、33同飛までを決めうちして発見。」
たくぼんさん 「昔考えたことがあってすぐ手順が浮かびました。相振という表現が上手いですね。」
igatoxinさん 「単騎詰になるとは予想外。」
小五郎さん 「詰める側の飛車の活用となれば角の隣(三間)から考えるので珍しくすぐに解けました。」
S.Kimuraさん 「後手の振り飛車の意味付けから▲7六歩△3二飛の出だしは予想できましたが,後手は全て飛車を動かし,合い駒が効かない形での詰め上がる手順は予想外で,かなり悩みました.」
正解:7名
igatoxinさん S.Kimuraさん 香箱さん 小五郎さん たくぼんさん
Normanさん まささん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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