推理将棋第5回解答(1)
[2007年10月23日最終更新]
推理将棋第5回出題の
5-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
推理将棋の選題はこれまでもミニベロさんにお願いしていましたが、今回の結果稿から、解説もミニベロさんが担当します。実力者ミニベロさんの的確な解説をお楽しみください。
関連情報: 推理将棋第5回出題 推理将棋第5回解答(1) (2) (3)
推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
5-1 8手シリーズ(1) 8手 (Normanさん)
「さっきの8手で終わった将棋、どんな内容だったの」
「金は初手に動いただけ。でも58じゃなかったよ」
「金の手は初手だけだったよ」
「他に覚えていることは?」
「不成の手を見た。王手は最終手だけだったよ」この将棋の手順を推理してください。
推理将棋5-1 解答 担当 ミニベロ
4八金、3四歩、7六歩、8八角不成、
5八玉、7七角成、6六歩、6七角 まで8手で詰み
本作は、私のミスで出題文に不備がありました。作者ならびに解答者の皆様にご迷惑をお掛けしました。
作者のnormanさんは、長編・短編・創作・解答すべてがトップクラスのオールマイティーで、 特に最近の解図力は素晴らしく、この人が10分考えたらそれは難問と言っていいでしょう。
本作は、8手の洗い出しをしている中で発見した順のようで、あえて解答者を困らせようという作品ではない。8手の場合、活躍するのは大抵角で、76歩を開けるか77角とかじるか、成るか成らないか、入手する駒は角か金か銀か、この辺の組み合わせで手順が決まる。
金は初手だけという条件だと金は使えないし、7手の応用の銀もだめ。そこで角2枚で詰める形は、と考えるともう詰上がりは見えてくる。後は条件を満たす手順を選べばよい。
推理将棋の条件付けは大きく分けて二つ。一つはもちろん作意を決定し余詰を防ぐためで、もう一つは手順前後・非限定防止。そうやって見ていくと、さりげない初手の限定や、不成の要求、王手は最終手だけ、など、ぬかりなく作意を限定しているのはさすがです。
まささん 「色々ありそうでこれしかないのが不思議。」
香箱さん 「前回の出題4-2で読んだ筋でした。」
たくぼんさん 「なぜかこの筋は手数オーバーする感じがして考えませんでした。ありがちな筋なのに・・・。」
正解:4名
香箱さん たくぼんさん Normanさん まささん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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