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推理将棋第5回解答(2)

[2007年10月25日最終更新]
推理将棋第5回出題の 5-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第5回出題  推理将棋第5回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


5-2 推理将棋杯シリーズその3 9手 (はてるまさん)

推理将棋杯トーナメントを見逃してしまったはてるま君、友達にどんな将棋だったか聞いてみましたが・・・

A君 「たったの9手で先手が勝っちゃった。解説の人も困ってたよ」
B君 「後手はずっと居玉だったよ。後手の飛車角も元の位置のままだったなあ」
C君 「初手は76歩だったよ」
D君 「とどめは角成だったな」

教えてくれたのはそれだけ。

さて、どんな将棋だったのでしょうか?推理してくださいね。


推理将棋5-2 解答   担当 ミニベロ

Suiri52 7六歩、7四歩、5五角、7三桂、同角不成、
6二金、5四桂、7二銀、6二角成 まで9手で詰み

作者のはてるまさんは、ユニークな発想と軽快な作風の実力作家。今後もこのコーナーに作品を提供していただく予定です。お楽しみに。

とどめは角成なので、角の出動は当然としても、もう一枚は何を入手するか? 玉、飛車角が不動なので、玉のそばの金銀をうっかり取ると王手になって紛れにはまる。

そこで桂の入手を考えるのだが、73の地点で取ると王手になるので、そのあとの54桂まで読まないと桂を取る手は指せない。玉方の72銀は、飛車筋を消して守りを薄くする常套手。

わずかな条件で綺麗に限定されている好作です。タイトル・問題文もうまいですね。

Normanさん 「頻出の馬桂による詰み形が、推理将棋では見え難くなる好例。」

まささん 「桂を取ることに気付かないと難しい。好作。」

香箱さん 「最初に55角+58飛から両王手を読んだけど駄目。54桂が見えれば終了ですが、わざわざ飛側の桂を取るのが面白い。」

たくぼんさん 「居玉であれば桂が欲しいですね。やっぱり。飛角不動というのは面白い条件でした。」

諏訪冬葉さん 「72銀の一手で銀も飛車も62に利かなくなる事に気付かなかったら解けなかったと思います」


正解:5名

  香箱さん  諏訪冬葉さん  たくぼんさん  Normanさん  まささん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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