推理将棋第9回解答(2)
[2008年3月27日最終更新]
推理将棋第9回出題の
9-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第9回出題 推理将棋第9回解答(1) (2) (3)
推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
9-2 中級 無謀な突撃 まさ作 10手
「さっきの将棋はもう終ったの?君と相手がどちらも最初4筋の手を指したところまで見たけど。」
「10手で負けちゃった。玉が単騎で突撃して行って、5段目で詰まされちゃったよ。」さて、どんな将棋だったのでしょうか?
注)4筋の手とは、46歩や42銀など、4筋へ駒を動かす手を意味します。
- 10手で詰み
- 玉は5段目で詰み
- 先手・後手とも最初は4筋の着手だった
出題のことば(担当 ミニベロ)
これでも易しめを見繕ってきました
推理将棋9-2 解答 担当 ミニベロ
▲4八玉、▽4二金、▲5六歩、▽3四歩、
▲5七玉、▽3三金、▲4六玉、▽2四金、
▲4五玉、▽3五金 まで10手で詰み
某詰将棋専門誌の推理将棋コーナーで、氏の作品の余りの難解さに、急遽出題作を他作品に変更した、というまことしやかなうわさも流れた。
なんでも、MIXI内の推理将棋コミュの猛者連からストップがかかったとか。でもおもちゃ箱は安心です。私が解けない作品は出題しませんから。
ということで今回も易しめのまさ作品だが、それでも馬を作って追いかけた人、何人いるのかな? 先手の動きはある程度決定されるが、後手は金の出動に気がつかないと、不詰問題を読まされている状況になる。怖いですねぇ。
ただし、分かれば一発の爽快な解後感でした。
香箱さん 「文字通り一目。」
■これを一目とは、強い!
Normanさん 「限定を鍵に、初手は48玉・3手目は36歩か56歩と決まる。始めは15玉付近の詰み形を探しました。」
■「最初はお互いに3筋の手だった」もありましたが、こちらをもらいました。
たけとひでさん 「玉と金、運命の出会い。」
■旨い! 詰まされる運命でした。
けいたんさん 「金が1度ソッポにいくのががいい」
■45に誘き出します。推理将棋特有の不成りに似た味かな。
はてるまさん 「普通は足の早そうな44歩とか42飛とか考えそうなものですが、一番鈍足そうな42金とは!いやこれは意表を突かれました。」
■間に合っているんですね。私も最初は角を出動させました。
S.Kimuraさん 「玉を6段目に戻さないようにするには金が必要と気付いて,解くことが出来ました.」
■金の出動は非常に珍しい順です。しかし生駒では一番の押さえ駒なんですね。
高坂研さん 「詰上がり図の想定が難しく、相当悩まされた。これで中級ですか…。」
■中級です。パラではとても使ってもらえない易しさです。
たくぼんさん 「詰上りまで遠回りするような手順がユーモラス。」
■重い金の出動は確かにユーモラスですね。
まじーさん 「2手目の意味を考えて何とか解けました。詰上がりが見えにくい。」
■どうしても角・馬を考えてしまいますね。
くまちゃんさん 「締め切りぎりぎりまで解けませんでした。まさか金が出て行くとは・・・」
■見事正解です。推理将棋にはまってください。
橘圭伍さん 「5段目に金で詰ます筋を勉強させてもらう易しい作品」
■意外と狭い中段玉。
natsuoさん 「この簡潔な条件だけで作意を限定させたところが素晴らしい。推理将棋における条件の簡潔さは、作意と同等かそれ以上に重要な要素だと思います。」
■うまくいくときは、きれいな順に簡素な条件でまとまるものなんですね。
タラパパさん 「簡単なようですが、推理将棋では金銀が主になる手順って、案外盲点になり易いんですよね。どうしても角を使いたくなるもので。」
■金の遅早!
館長さん 「難解でした。初手4六歩ばかり考えていました。」
■私は馬を作る順ばかり。
正解:15名
S.Kimuraさん 館長さん 香箱さん くまちゃんさん けいたんさん
高坂研さん たくぼんさん たけとひでさん 橘圭伍さん タラパパさん
natsuoさん Normanさん はてるまさん まささん まじーさん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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