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推理将棋第10回解答(1)

[2008年4月25日最終更新]
推理将棋第10回出題の 10-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第10回出題  推理将棋第10回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


10-1 初級 タラパパ作  お手々つないで  9手

「たった9手で勝ったって?」
「隣り合った歩を3枚連続で突いた後手の構想が疑問だったからね」
「例えば、5~6~7筋とか、5~4~3筋の順に歩を突いてきたんだね」
「ボクは続けて駒を打って詰ませたよ」

さて、どんな将棋だったのでしょう?

  • 9手で詰み
  • 後手は順番に隣の歩を3枚連続で突いた
  • 先手は続けて駒を打った

出題のことば(担当 ミニベロ)
  貴重なシンプル一桁入門作


推理将棋10-1 解答   担当 ミニベロSuiri101

▲7六歩、▽3四歩、▲2ニ角成、▽4四歩
▲2一馬、▽5四歩、▲5三角、▽5ニ飛、
4三桂 まで9手で詰み

先手には5手中2手の駒打ち義務がある。
ということは3、5手目で2枚取っておく必要がある。
歩は論外なので1枚目は角、2枚目は銀か桂か香。
後手には歩を3回連続で突く義務があるので、飛車や金は取られにはやってこない。
しかも後手の歩は、3手目に角を取らせるので、3・4・5か3・2・1しかない。

条件でこれだけ教えてくれる親切設計なのに、妙に詰上がりが浮かばない。
それは52飛という角の頭をカバーする好手?がすぐに見えないから。

結局詰め上がりは誰でも知っている釣るし桂でした。
簡 単すぎると言うなかれ。
簡単一桁シンプル条件作品は、推理将棋界の宝物なんです。

Normanさん 「とりあえず34歩、そして隣の歩を突いていくと……詰んでました。」

■これしかない順なんですけど、正直言うとちょっと考えました。

シンさん 「優しい、易しい。好感がもてる作品。」

■解答ありがとうございます。これからもよろしく。

まじーさん 「タイトルがいいですね。手順とマッチしています。」

■推理将棋って、コミカルで童話的なところありますよね。

けいたんさん 「これは面白い。お笑い系ですね」

■一桁の可愛い作品は大好きです。

たけとひでさん 「♪園児に解かせたい、・・けど無理か。」

■実際、本作のような啓蒙作でも慣れてないと大変なようです。

香箱さん 「第一感どおり、気持ちのいい桂つるし。」

■推理将棋は第一感が大事です。条件からすぐに形が見えてくればマニアです。

はてるまさん 「初心者にも優しい、軽い味の小品ですね。」

■推理将棋作家としては、一作はこういうの作りたいですね。

高坂研さん 「これは本当に簡単。客寄せに最適の好作。」

■こういう作品、10個ぐらい在庫で欲しいですね。

馬屋原剛さん 「52飛が好手ですね。条件設定もおもしろいです。」

■玉方の好手って、いい感じですよね。

S.Kimuraさん 「歩を3回突く構想は容易に分かりましたが,その後に詰み形にするのに苦労しました.」

■他にもありそうな条件ですが、釣るし桂しかないんですね。

たくぼんさん 「やさしいが、作者の狙いがひしひし伝わってくる感じが気持ちよい。」

■9手のポエム。

橘圭伍さん 「易しい作品」

■こういった易しいの、募集してます。

natsuoさん 「奇をてらわず素直な筋で、解ける喜びを与えてくれます。入門編として最適ですね。」

■よい入門作とは、本作のような解図意欲が湧くシンプル条件作ですね。

魚熊さん 「52飛は妙手というか妙な手というか・・・。」

■自玉の逃げ道封鎖の普通の手なんですが、角取りだけに・・・。

館長さん 「後手は3回歩を動かす。となれば玉の移動はありえない。
居玉を仕留める手を見つければよい。」

■このアプローチも基本ですね。

まささん 「とても易しい。入門用に最適。」

■詰将棋の一目作品は安く見られますが、推理将棋の場合は値打ち物です。

木星人さん 「手は限られているのに時間がかかりました。
実は52飛が見えなかった。」

■私も、でした。


正解:17名

  魚熊さん  馬屋原剛さん  S.Kimuraさん  館長さん  けいたんさん
  高坂研さん  香箱さん  シンさん  たくぼんさん  たけとひでさん
  橘圭伍さん  natsuoさん  Normanさん  はてるまさん  まささん
  まじーさん  木星人さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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