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首猛夫さん逝去

[2008年9月7日最終更新]
癌で闘病中だった詰将棋作家首猛夫さん(谷幹さん)が2008年8月6日逝去との報(享年51歳)。首猛夫さんは般若一族のメンバとして、解答者に挑戦する作品群を創作し続け、近年は詰将棋パラダイス誌で大学院、大道棋教室(矢場徹吾)の担当、パソコン奮戦記の連載、更にホームページで般若一族の作品群を紹介したりブログも立ち上げるなど活躍されていた。謹んでご冥福をお祈りいたします。

通夜      8月9日(土)18時~19時
葬儀告別式 8月10日(日)10時~11時
会場      中央区立 セレモニーホール (03-5560-0611)
    東京都中央区勝どき1-13-19(地下鉄大江戸線勝どき駅下車徒歩5分)
喪主(妻)   谷 二三代

般若一族の叛乱より)
「1980年代はまさに詰将棋界にあっては黄金時代だった。煙詰をはじめとする条件作や、さまざまな趣向作品が生まれ、若い天才が大活躍した時代だった。その時代、謎解き・パズルとしての挑戦・異様な世界、こういったものを作り出した詰将棋作家集団が「般若一族」だった。 「般若一族」は、こう考えていた、 『詰将棋はあくまで、解答者との対峙である』  その難解さや異様さが生み出すエンターテイメントこそ、詰将棋の醍醐味であると感じていた。」

真夜中の独り言より)
「自己紹介: 昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。」

ありし日の首猛夫さん (第18回詰将棋全国大会にて)
  その1  その2  その3  その4  その5


詰将棋パラダイス・入選作 NO.17
2008年9月7日、Untidy Bookshelvesで、*** 詰将棋パラダイス・入選作 NO.17 ***
「前の記事の続きといえば、続き・・・。首猛夫さんに初めて採用されたのはこの作品でした。 ・・・」

『詰将棋パラダイス 2008年9月号』
2008年9月6日、Untidy Bookshelvesで、『詰将棋パラダイス 2008年9月号』
「・・・ 近藤郷さんの追悼文には
 美しく、かつ、透徹した言葉が過剰なまでに散りばめられた文章、だが、一方、当時の詰将棋界に叛旗を翻すような煽動的表現。 そこに眉を顰める人もあったに違いない。 なにしろ、あの上田吉一、若島正の両氏に目を開けと煽り、その後もさらに山田修司、七條兼三といった巨人たちさえも一刀両断するような勢いだったからだ。
とありますが、両コーナーでの解説や「パソコン奮戦記」からはちょっと想像できません。「般若一族」として解答者に挑戦状を叩きつけていた時とは状況が違うので、当たり前といえば当たり前。でも、煽動的だった昔の文章も読んでみたくなりました。雰囲気は『般若一族の叛乱』から伝わってくるのですが・・・。もう更新されないのが残念です。 あらためて、謹んでご冥福をお祈りいたします。」

No.37 悲報
2008年8月10日、ベイと祭りと詰将棋で、No.37 悲報
「高度の論理性と強烈な個性。「般若一族」の作品は妖しく不思議な魅力に溢れていました。私は首氏とお会いしたことはありません。ただ私がこのサイトを立ち上げる時、最後に背中を押してくれたのは、首氏がホームページを始めたという「パソコン奮戦記」の記事でした。その後は、氏の作品(「ト」の字)を掲載させていただいたり、当方の掲示板にメッセージを頂戴したり、交流とも呼べないささやかなお付き合いではありましたが、ネットの先輩 として間違いなく勇気を与えて下さいました。HP『般若一族の叛乱』が更新されることはもうないのですね…。どうぞ安らかにお眠りください。」

首猛夫さん逝去
2008年8月16日、般若一族掲示板で、Moonistさん 首猛夫さん逝去
「加藤徹さんの「おもちゃ箱」 http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/ によると首猛夫さんがご亡くなられたとのこと。 ・・・ 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。」

無解と誤解、そして大道棋
2008年8月14日、詰将棋 駒の舞(別館)で、無解と誤解、そして大道棋
「首猛夫氏と、全国大会か何かで話したきっかけは昔に詰パラで連載?された「般若一族の乱」の作品からでした。1問目は無解多数、2問目は誤解多数の内の、誤解多数の「虎ばさみ」の誤解箇所についてでした。収束間際の慣性で指しそうな合駒選択間違いの誤解答についてでした。私は、実質的には詰ましてると感じていましたが、そうではない・・・から始まって、話題は大道棋の方に移りました。首氏が、矢場徹吾名で大道棋研究室も担当している事は知っていました。難解・トリック作の話題と大道棋は、微妙に繋がっています。というよりこれより後は、私にとって首氏は大道棋の実質的な先生でした。 ・・・」


2008年8月7日、陸の孤島で、
「首さん、ありがとうございました。本当に。」

首さん,安らかに
2008年8月12日、風みどりの玉手箱で、首さん,安らかに
「・・・ 首さん,本当に亡くなわれれてしまったのですね。闘病生活,お疲れさまでした。どうか,安らかにお休みください。初めてお会いしたのは,大井町将棋センターでした。手合係をされていましたっけ。しばらくして行くと,もういらっしゃいませんでした。そうだ。黒田さんが喜ぶからと電話してくださいましたっけ。そのときは,電話だけだったのか,それとも会えたのか…もう随分昔のことで思い出せません。最後にお会いしたのは,これはたしか横浜将棋センターでした。小林さんと二人で出かけた記憶はあるのですが,この時も何の話をしに行ったのか? はてさてちっとも思い出せません。私の脳みそもかなりやばいですね。首さんは般若一族の叛乱というサイトで般若一族とその時代という文章を残されました。
この文章は以前,私のサイトの掲示板に連載された文章がベースとなっています。ハードディスクの奥にそのログを見つけましたので,ここに再録しておきたいと思います。 ・・・」

首猛夫氏死去
2008年8月8日、詰将棋 駒の舞(別館)で、首猛夫氏死去
「首猛夫氏死去のニュースがネットで流れています。本人から病気の事は聞いていましたが、やはりショックです。実際にお会いしたのはわずかですが、もし出 会いがなければ30年前の大道棋金問題の素材図を完成させて、パラの大道棋室に掲載する事はなかったでしょう。(大道棋素人の私の作品がパラに掲載された 事がプラスかマイナスかは別にして。) 詰将棋の世界ではよくあることですが、私とは実際は大道棋室担当の矢場氏としてですし、本名も知りませんでし た。」

ご冥福をお祈り致します
2008年8月10日、Onsite Fairy Mate
「・・・ 首猛夫氏の代表的な活動と言えば、やはり1980年代の「般若一族の叛乱」だと思います。 ・・・ 敢えて古典詰将棋的な重厚な構想作を現代に甦らせ、作者と解答者の対決を前面に押し出した反骨精神旺盛な企画が「般若一族の叛乱」でした。 ・・・ ただ「般若一族」の名やその活動から受けるある種の厳めしさ、あるいは取っ付き難さに反し、個人としての首猛夫氏はとても気さくで親しみ易い印象を受ける 方でした。全国大会などでも、どちらかと言えば非社交的で自分の殻に閉じこもりがちな詰棋人たちに、自分から積極的に声を掛け、溶け込む努力を惜しまな かったように見えます。年齢的にも私より少し上なだけですし、大道棋や大学院の担当も務め、もし病魔に冒されなければ詰将棋界に貢献する多くの活動を続け ていたに違いありません。謹んで首猛夫氏のご冥福をお祈り致します。」

情熱家にお別れ
2008年8月8日、冬眠蛙の冬眠日記で、情熱家にお別れ
「・・・ 最初に首さんと接したのは電話でした。大学院に掲載された自作の変化の確認だったと思います。本当にくだらない作品だったにもかかわらず、大変親身な解説 に触れて感激しました。その後、詰工房や全国大会で何度かお会いしました。お会いした方はご存知と思いますが、それはもう大変な情熱家で、特に打歩詰関連 や伏線モノを語らせるともう止まらない。私も伏線モノが大好きなので話していて本当に楽しい方でした。それでいて担当されていた大学院では様々なジャンル の作品を実に公平に、またその長所をとうとうと書き連ねる、本当に出品のしがいのある解説者でおられました。詰棋界になくてはならない人のあまりにも早す ぎるご逝去にただただご冥福をお祈りします。合掌。」

首猛夫さんご逝去
2008年8月8日、しろねこブログで、水戸にも紀伊國屋書店があることがわかった
「・・・ 首猛夫さんご逝去の知らせがありました。詰将棋作家として大活躍していただけに残念でなりません。HPもあります。 ・・・」

首猛夫さんご逝去
2008年8月8日、凡爺の詰めバカ日誌で、首猛夫さんご逝去
「首さん訃報を知り深い悲しみに沈んでいます。爺は大道棋教室と大学院で大変お世話になりました。大道棋を手掛ける切っ掛けともなりました。全国大会で一度 お会いしたことが思い出されます。もう、あの名解説とパソコン奮戦記を見られないとは……。ご冥福をお祈り致します。合掌。 」

ご冥福をお祈りします
2008年8月7日、コーヘイの読みぬけ日記
「首猛夫さんがお亡くなりになられたとのこと。私はあまり詰将棋の会合に顔を出さなかったのにもかかわらず、「最後の審判」に関するご質問を電話でお受け したことがありました。数多の難解作で解答者に挑戦しつつ、パラの担当を長くつとめられ、詰将棋界に与えた貢献は計り知れないと思います。ご冥福をお祈り します。」

首さん逝去
2008年8月7日、たくぼんの解図日記で、首さん逝去
「首猛夫さん逝去。ブログの更新が止まっていたので心配していましたが、最後の頑張りをなされていたのでしょう。私と年もそんなには違わない若さで、本当 に残念です。般若一族の作品はほとんど解けたことがありませんでした。でも心に残る作品群でした。心よりご冥福を申し上げます。」

更新したくなかったけれど
2008年8月7日、せっしゅう棋記で、更新したくなかったけれど
「・・・ 昼にチャットで小峰さんが「そうか、首猛夫さん亡くなられたのか」と言われてはっとした。数ヶ月前に詰将棋教室へ来ていただき、私が「出す作品が無い なぁ」と呟いていたら数作提供してくれてネット上だけの交流でしたが良い方でした。その時の作品も出してみよう。七色図式で解答者からも好評でした ・・・ あれから数日後・・・あの方は忽然と姿を消して、、、。。。 ご冥福をお祈り致します。」

白い声
2008年8月7日、幻白衣と朔によせてで、白い声
「・・・ 彼が死んだ。般若一族の唯一の生き残りである、彼が。中途半端な創作にいらだちを募らせていた自分に、「新しい風」などと言われては、恥じらいの境地、彼 が安心してあの世に逝けるはずもない。ふと思い立つ。いつになるか分からない。難解極まりない、迷路の如く、そう、まさしく「羅刹國」のような作品集を。 出来る限りでいい。自分も協力したい。自分にとって役に立つはずだから。彼が遺した「対峙」という姿勢、けじめをつけるべきだから。今はまだそっとしてお きたい、そのうち時が来るであろう。彼の「白い声」に、少しでも答えたい。自分は今、黙祷している―――」

訃報
2008年8月7日、ぴえぶろ2号店で、訃報
「詰将棋作家の首猛夫さんが亡くなられたそうです。私が最初にお名前を知ったのは詰将棋パラダイス誌で、一族とともになんだかすごそうな人だなあと思って いました。昨年日めくり詰め将棋カレンダーを企画したところ、LPSAへの励ましのメッセージとともに作品を寄せていただいたときは、とても嬉しい思いが しました。その後ネットで闘病中ということを知ってとても悲しい気持ちになりました。新しい作品を目にすることなく亡くなられてとても残念です。お悔やみ を申し上げます。そしてありがとうございました。」

首猛夫さん追悼
2008年8月7日、Fourth Of Mayで、首猛夫さん追悼
「・・・ 僕と首さんの関わりは、期間においても密度においても決して深かったとは言えませんが、今思い起こした範囲で書き出すと――。首さんがHPを立ち上げた直後、一度メールした事がありました。その時以下のやりとりがありました。 ・・・ その他般若一族掲示板でのやり取りがありました。主な話題は詰将棋じゃなくて音楽。いつかは掲示板は消滅すると思われるので、心の整理も兼ねてここに記録しておきます。 ・・・ 最後の相互リンク依頼に先方が応えて下さったのが最後の交流になってしまいました。ご冥福をお祈り致します。」

【訃報】首猛夫(本名:谷幹)氏、死去
2008年8月7日、詰将棋パラダイスメモ
「パソコン奮戦記や大学院、大道棋の解説などで長年活躍された首 猛夫氏(本名:谷幹)が、8月6日亡くなられました。享年51歳。尚、通夜告別式は下記の通りとり行われます。
通夜      8月9日(土)18時~19時
葬儀告別式   8月10日(日)10時~11時
会場      中央区立 セレモニーホール
         東京都中央区勝どき1-13-19(地下鉄大江戸線勝どき駅下車徒歩5分)
          電話 03-5560-0611
喪主(妻)   谷 二三代 」

首猛夫(谷幹)氏逝去
2008年8月7日、おもちゃ箱掲示板で、門脇芳雄さん 首猛夫(谷幹)氏逝去
「首猛夫氏(谷幹氏)が亡くなられました。惜しみて余りある人でした。心から哀悼の意を表します。葬儀などの詳細は次の通りです。
1.命日=8月6日(享年51歳)
2.葬儀場=(東京都)中央区立セレモニーホール
  住所=東京都中央区かちどき1-13-19(電話03-5560-0611)
  交通=大江戸線かちどき駅下車 約5分
3.お通夜=8月9日(土)18:00~19:00
4.告別式=8月10日(日)10:00~11:00
5.自宅連絡電話など=編集部でも不明の気配

訃報
2008年8月6日、柳田さんより
「首猛夫さんが亡くなられたそうです。 ・・・ 8月9日10日がお通夜と葬儀らしいのですが、詳細は明日あたりにパラ編集部にFAXが入るそうです。どなたかお付き合いのある人をご存じでしたらお伝え下さい。」
2008年8月7日、柳田さんより追伸
「首猛夫氏のお通夜と告別式の日程が入りましたので、お知らせします。
中央区立セレモニーホール
(東京都中央区勝どき1-13-19、TEL03-5560-0611)
・お通夜  8月9日(土)18:00~19:00
・告別式 8月10日(日)10:00~11:00 ・・・」

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受信: 2008.08.07 16:56

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