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推理将棋第16回出題(10月20日まで)

[2008年10月29日最終更新] 16-3解答・題16回出題当選者発表

将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第16回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2008年10月20日までにTETSUまで(omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第16回解答」でお願いします。全解答者から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント!

推理将棋第16回出題  担当 タラパパ

今月のお三方は、全員が初登場の新作です。基本的に自分で解いてから出題するのですが、実は上級作品がなかなか手強くて、解くまでに時間がかかった作品です。


16-1 初級 夏休み作  3段目への駒打ち 9手

「9手で詰んだね」
「成る手はなかったのにね」
「3段目に駒を打つ手が2回あったけど、同じ場所に打ったね」
「王手は最後の1回だけだったよ」

どんな将棋でしょうか。

  • 9手で詰み
  • 3段目に駒を打つ手が2回あったが同じ場所だった
  • 成る手はなかった
  • 王手は最後だけ

素直で軽妙な作品ですから、素直に解いてください。


16-2 中級 零号機作  初成りの単騎詰  9手

「さっきの隣の将棋にはびっくりしました」
「初めて成ったと思ったら単騎詰で詰んでいましたね」
「2手目の72銀は変でしたね」

  • 9手で詰み
  • 2手目は72銀だった
  • 最初に成った手で単騎詰だった

単騎詰を定義しておきます。詰将棋でいう単騎詰とは、詰上がり局面で詰方の駒が盤面に一枚しかないものをいいますが、詰方20枚の初形から始まる推理将棋では無謀ですね。
ここでは、ほぼ認知されたミニベロさん定義に沿うこととします。
この条件に合致していれば、どんな形も単騎詰として扱います。

単騎詰:王手をかけている唯一の駒以外、詰方の駒を全部外しても詰んでいる形。

単騎詰の一例を示します(最終図で34馬を除く先手駒全部を外しても詰み)。
76歩、42玉、33角不成、32玉、88角不成、24歩、33角不成、23玉、24角成、12玉、34馬 まで11手


16-3 上級 三日京作  古図式発見!  12手

「古い文献を調べていたら、こんなのが出てきたんだけど」
「どれどれ、これは21世紀初期の推理将棋だね。ここに条件が書いてある」
「図面も棋譜もないみたいだから、推理するしかないね」
「12手で端で詰んだ」
「後手は不成で駒を4枚取った、か」
「他に、初手と最終手は小駒の手と書いてあるぞ」
「なるほど、分かったぞ!」

昔の推理将棋って、どんな手順だったのでしょうか。

  • 12手で詰み
  • 先手の玉は端で詰んだ
  • 後手は4枚の駒を全て不成りで取った
  • 初手と最終手(1手目と12手目)は小駒の手

不成4回は言わずと知れたあの駒。手筋の知識もほとんど役に立たない面白パズルです。初手は解けた瞬間になってから気づく?


推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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