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新春の推理将棋解答(4)

[2009年2月5日最終更新]
新春の推理将棋出題の 新春-4の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 新春の推理将棋出題  新春の推理将棋解答(1)  (2)  (3)  (4)  (5)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


新春-4 ぷらさん作  飛車角消失

下手の横好き二人組みが将棋を指していました。
のぞいてみると、先手の駒台には後手の飛車があり 後手の駒台には先手の角があります。
それ以外の駒は最初に並べた形のままです。
いったいどうやったらこんな局面になるのか二人に聞いてみました。

先手「いま11手目を指したところ」
後手「飛車は7筋には行きませんでした」
先手「同○の着手(動かしたばかりの駒を取る手)が4回あった」
後手「双方成った駒はひとつもないよ」

(条件)

  • 11手で目標図
  • 7筋に飛車は行かなかった
  • 同○の着手(動かしたばかりの駒を取る手)が4回あった
  • 双方、成る手はなかった

作者 「いまどき非限定のある作品は認められない傾向にあるようなので、いろいろ条件をつけましたが、11手で指定の図にたどりつくということだけ考えても楽しいはず。まずは11手という条件だけでトライしてみてください」


出題のことば(担当 タラパパ)
  求める形は「詰み」ではありません。推理将棋にはこんな分野もあります


新春-4 解答   担当 タラパパ Suiri20094

▲9六歩、▽9二飛、▲9五歩、▽9四歩、
同歩、▽同飛、▲9八歩、▽9三歩、
▲9七角、▽同飛不成、▲同歩 まで11手で目標図

ぷらさんは推理将棋が始まった頃からの作家ですが(というより立ち上げメンバーのお一人?)、はじめの頃は駒の入れ替えパズルが多く、その頃に作られた作品です。

作者の言葉の通り、恐らくこの問題は、手順が限定しなくても、11手で指定局面にするという課題だけで考えるほうが楽しめると思います。

この問題はなかなか解けず、今では自分で解いたのか、解答を見てしまったのか定かではありませんが、この作品が好きで、ぷらさんに頼んで、無理矢理に手順を限定させていただいた問題です。

同○の着手4回の条件は、かなりのヒント。どこかの歩を突かないといけませんが、その歩を短手数で戻すのが工夫になります。

98歩と打つ手が気づきにくい好手でした。

リーグ戦ファン 「7筋で歩を交換手順がすぐ浮かんで、秒殺!と思ったら orz。その後、73角成同飛の順(これは飛車が7筋に行くのでだめなんですけど)、82角成で飛車を取る順、33角成同飛から76歩を取らせる順、など色々悩んで悪戦苦闘。その日は解けず、9筋に気づいたのは翌朝のトイレの中でふと、でした。この問題が今回一番時間がかかりました。「7筋に飛車【は】行かなかった 」・・・なるほどねぇ。タラパパさんはご存知でしょうけれど、私はこういうヒントの出し方、かなり好きですし、これに関しては非常に巧みだと思います。」

■「7筋の手はなかった」の代わりに「7筋に飛車は行かなかった」が微妙な機微というもの。

渡辺 「将棋のPGは駒打ちがあるのでチェスのPGより断然難しい。本作もレトロをしようとしても、最後は歩打ちなのか歩突きなのかを考える。最も効率的なのが飛を取りながらの歩突きであることが分かって解けました。」

■推理将棋というよりもプルーフゲームなのですが、言葉で表現しうる判り易い形なので、投稿していただきました。

はらたっと 「11手だけでトライして、最初は7筋を使って12手でクリア。短縮手順を探す。。。。そうか。77で角と飛のやりとりをすれば1手短縮できた!。あとは、7筋でできるんだから9筋でもOK。同○4回は手順前後解消。成る手なしは飛車の不成を限定か。ようやく正解手順へ。3度楽しめました。」

■11手だけでトライして手順を見つけたなら素晴らしい。ずぅんと難易度が上がりますから。

神無七郎 「「7筋に飛車は行かなかった」の条件は大き過ぎますね。これだけ条件を付けないといけないということは、素材選定の段階で既に無理があるのだと思います。」

■そうかもしれませんが、担当はこの問題が大好きなのです。

はなさかしろう 「今回一番の苦戦。一見地味ながら精密なタイミングで交換が行われ、丁度手数に収まった瞬間はため息が出ました。」

■今回の中で一番難しかろうと思っていました(笑)

S.Kimura 「歩を元の位置に戻す方法が分からず、悩みました。」

■そこが急所でした。上手い方法があるものです。

たくぼん 「プルーフゲーム形式で図面があったほうが分かりやすそうですね。」

■おっしゃる通りです。プルーフゲームはすべて推理将棋になりうるのですが、さすがに複雑な局面は言葉だけでは無理がありますね。

竹野龍騎 「双方同じ筋の歩を1つだけ突き合う展開だと思いましたが、第一感は8筋で苦戦。7筋に飛車が行かない条件から、(8筋に対して)対称の9筋!が閃いて解けました。」

■飛車・・・・7筋に行かない・・・・8筋に対して対称。さすがPGを得意とする竹野さんならではの思考。

はてるま 「当然まず76歩から考えて、さてこの歩をどう処理するか・・・と悩んだわけですが、ひとしきり考えて、96歩からの順に思い当ったときは、まさに目からウロコ、でした。同○4回の条件もちょっとしたパズルで、ひと粒で2度楽しませていただきました。」

ミニベロ 「推理将棋という名前もない頃の作品ですね。限定のために今回付けた条件が絶妙。」


正解:10名

  S.Kimuraさん  神無七郎さん  たくぼんさん  竹野龍騎さん
  はてるまさん  はなさかしろうさん  はらたっとさん  ミニベロさん
  リーグ戦ファンさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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コメント

> 9筋!が閃いて解けました
強いですね!私は最初から同じ考えで9筋ばかりごそごそ弄っていたのですが、香車を動かすなどの無駄なことばかりして1週間くらい悩みました。

投稿: 渡辺 | 2009.02.05 10:09

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