« 詰将棋メモ(2009年2月2日) | トップページ | 詰将棋メモ(2009年2月3日) »

新春の推理将棋解答(2)

[2009年2月3日最終更新]
新春の推理将棋出題の 新春-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 新春の推理将棋出題  新春の推理将棋解答(1)  (2)  (3)  (4)  (5)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


新春-2 ミニベロさん作  将棋は打つもの?

「将棋は指すもの、碁は打つもの。隣は分かっとるのかね」
「バシバシっと、7、8、9手目は全部駒打ちだ」
「その9手目で詰んじゃったよ。後手の居玉が敗因だね」

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 7、8、9手目は駒打ち
  • 後手玉は動かない

出題のことば(担当 タラパパ)
  推理将棋の創始者。3手目からの4手で3回の駒取りということは?


新春-2 解答   担当 タラパパ Suiri20092

▲7六歩、▽3四歩、▲2二角成、▽3二金、
▲同馬、▽同銀、▲3一角、▽6二角
4二金 まで9手で詰み

推理将棋の創始者と書いたところ、ご本人より「創始者はチト違う。いわば仕掛け人」と訂正が入りました。お一人で立ち上げたものではないということですね。失礼しました。

推理将棋界にあって、ミニベロさんはさしずめ東の龍、まささんが西の虎というところ。2~3年なら、お二人とも個展が開けるほどの秀逸な作品群をお持ちです。もっともご本人たちからは、作品のない時にだけ使ってくれと条件がつけられていますが。

本局、わずか2条件ながら、その中にはヒントがぎっしりです。一つは居玉。居玉を詰めるには、どちらかの金に働きかけるか、桂で吊るすか、両王手が一般的。11手以内では、これ以外の詰め方はないと思いますので、大きなヒントになります。

作者 「絶連ですので、紛れようがない。」

■ふふふ。それでいいのです。

リーグ戦ファン 「6手目までに先手の持ち駒二枚、後手に一枚。実現するためには3手目22角。「成・不成限定がない」から多分成。5手目に馬が生角では取れないところで駒を取り、6手目にその馬が取られる、と分かるので、秒殺に近かったです。「成・不成限定がない」というズルを外しても、選択肢が31銀を取るしかないので、これは相当にロジカルに解けて、易しいと思います。「作者:ミニベロさん」が一番の叙述トリック?」

■作者名が一番のトリックですか。ミニベロさん、苦笑いするしかない?

渡辺 「「先後合せて3連続の駒打」で3、5手目で駒入手、7、9手目で打つしかなく、「76歩、34歩、22角(成)、駒取らず、馬(角)で駒取、同x、打、角打、打」に決定する。
ミニベロさんにしては珍しくサービスヒント付きの易しい問題。」

■先後合せて3連続の駒打という条件で、これだけ手順が絞れる論理性が本作の売りでしょう。

はらたっと 「居玉で後手も駒を打つとなると、先手は「角」「金」を入手してその角を後手に効率よくとらせるには、32の地点で交換して角を62に打たせて逃げ道を断つ....これもすんなりクリア。」

■金を取る。そこに気づくのがポイントでした。

神無七郎 「これも少ない条件設定に好感。出題時のヒントも親切で、正月向きの配慮が覗えます。(実際には年末に解いたのですが)」

■これからも軽いヒントを交えようかと。

はなさかしろう 「居玉が敗因というか、62角が実にアホらしい...もとい素晴らしいアシスト。手順は脱力系ですが、この条件付けは奥が深そうですね。」

■これ以上の条件はないでしょう。62角のアホらしさが推理将棋の醍醐味ででした。

S.Kimura 「角を取り返して△6二角とするのが好手ですね。」

■アホらしさが際立つほど、推理将棋では絶妙ですから。

たくぼん 「先手も後手も角を取っちゃうのが巧手!」

■後手が角を取る作品は多くないですものね。

竹野龍騎 「角が成(または生)限定の手順を考えたら解けました。すっきり条件に好感。」

■なるほど。銀を取るなら角不成でいい筈。そうしたアプローチですか。

はてるま 「8手目62角が絶妙。これは条件設定が先にあった作品でしょうか?簡素な条件の中に旨みのある手順を掘り当てるのもまた楽しいものですよね。」

■作者に訊いてみなければ判りませんが、おそらく先に条件ありきなのでしょう。

高坂 研 「7手目の局面で先手の持駒が2枚あるということから、手は限られる。「後手玉は動かない」を外した場合の余詰順は?」

■その答の代わりにリーグ戦ファンさんから問題を(笑)。

リーグ戦ファン 「そうそう、後手玉居玉、を抜かすと、どうなるんだろうと思ったら....この余詰の発見は少し時間がかかりました。私ならこっちの余詰順を解にするかも。」

(条件)
(1) 7-9手目駒打ちの9手詰
(2) 駒成はない
(3) トドメは角打でない

 とすれば、こっちの順に絞れるのでしょうかしらん。もっと意地悪く

(条件)
(1) 7-9手目駒打ちの9手詰
(2) 不成はない
(3) 後手の駒打ちは7筋

 とでもすると、解答者がもう少し悩んでくれそうですね。

■ちなみに、上記2つの手順は若干異なります。


正解:11名

  S.Kimuraさん  神無七郎さん  高坂研さん  たくぼんさん
  竹野龍騎さん  はてるまさん  はなさかしろうさん  はらたっとさん
  ミニベロさん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

|

« 詰将棋メモ(2009年2月2日) | トップページ | 詰将棋メモ(2009年2月3日) »

推理将棋」カテゴリの記事

コメント

先後あわせて3連続駒打だけで
「76歩、34歩、22角(成)、駒取らず、馬(角)で駒取、同x、打、角打、打」に決定している以上、
どう改題しても難易度は変らないと思いますが...。

> (3) 後手の駒打ちは7筋
こういう無駄手は大好きです。ただ、本問の場合は62角の手順が一番良いと思います。

投稿: 渡辺 | 2009.02.03 09:04

居玉ではない駒を3枚打つ順は、まささんに先行作があるんです。
それで居玉の条件を加えました。

投稿: ミニベロ | 2009.02.03 16:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新春の推理将棋解答(2):

« 詰将棋メモ(2009年2月2日) | トップページ | 詰将棋メモ(2009年2月3日) »