« 詰将棋メモ(2009年2月1日) | トップページ | 詰将棋メモ(2009年2月2日) »

新春の推理将棋解答(1)

[2009年2月1日最終更新]
新春の推理将棋出題の 新春-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 新春の推理将棋出題  新春の推理将棋解答(1)  (2)  (3)  (4)  (5)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


新春-1 まささん作  急所は33桂

「たった9手で詰んじゃったよ」
「先手は33桂と打って持駒を使いきったよ」
 さて、どんな将棋だったのでしょうか?

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 先手は33桂と打って持駒を使いきった

出題のことば(担当 タラパパ)
  推理将棋界の大黒柱。今回の出題で一番解き易いかと


新春-1 解答   担当 タラパパ Suiri20091

▲7六歩、▽3四歩、▲2二角成、▽4二飛、
▲2一馬、▽5二金左、▲6二角、▽4一玉、
3三桂 まで9手で詰み

いまや推理将棋を語るときに、まささんのお名前を外すことはできません。東のミニベロさんに西のまささん、新春特別出題となれば、どうしても登場願わないといけません。

9手ですから持駒を使い切るには、使いにくい歩はなるべく取らないこと。76歩、34歩、22角(成or不成)は必然の展開。

解答者の皆さんのコメントにあるように、ロジカルに解ける理想的な1条件作品でした。

作者 「33桂が最終手と予想すれば容易に解けると思います。桂吊るし9手は他にも色々なパターンがあり、「桂を打って持駒を使いきって詰み」「33桂で詰み」ではどんな余詰があるか考えてみるのも一興でしょう。」

■そんなに色々とあるのですか。こうした手順を探すのも、一つの作品で何回も推理将棋を楽しむコツ。その二つ、見つけましたよ。各々1つだけですが。

渡辺 「33に跳ねた桂を取っては33に打つ暇がないので22角成から21馬だが、取った角をどうやって打つかを考えれば早い。」

■33で桂を取ると、せっかく入手した角も使う余裕がありませんし。

はらたっと 「角桂を入手して、角は逃げ道をひとつ塞いでとどめに桂か。玉は41へ。ということは左金は52へ。42の駒は33に利きがない飛車。62角で51の地点を押さえてと....すんなりクリアできました。」

■推理将棋では飛車を穴塞ぎに使うことが多いんですね。入手し易くて斜め利きがない貴重な駒。

神無七郎 「少ない条件設定で解図意欲が湧きますね。推理将棋でも簡素図式は貴重。」

■簡素図式は貴重品なのですが、発見が非常に難しいので数が少ない。たしか七郎さんに、10手簡素図式の好局がありましたよね?

はなさかしろう 「1問目から華々しい展開。桂香を使った詰みには玉方の飛車が頼りになりますね。」

■桂香の詰みに飛車の貢献あり。格言になりそうな真理。

S.Kimura 「▲6二角に意表を突かれました」

■玉方が角を打つ筋は推理将棋でもたいへん珍しい筋。打つ場合、普通は香が多いのですが。

たくぼん 「今回で一番解き易かった。タラパパさんと感覚が一緒でうれしいです。」

■私も嬉しい。易しいと思って初級に回すと、中級のほうが易しいと言われることが多くて(汗)

リーグ戦ファン 「華麗な一条件!33桂はトドメではないに違いない、と最初に思いこんで、少しだけ袋小路に。33桂がトドメ、と決めてしまえば、すぐロジカルに解けます。」

■9手で三段目の桂といえば、たいてい最終手だと思いますが。

竹野龍騎 「33桂は7手目かと思ったらはずれました。1条件は見事。」

■お二人の評を見てふと、7手目に三段目の桂を打つ9手を考えてみました。33ではありませんが、一つ見つかりました。

はてるま 「相変わらずの条件設定の巧みさ。詰み形が見えやすく、考えやすい初心者向けの良問と思います。」

■こういう易しい良問ばかりで特集したいものですが。

高坂 研 「分かり易く、かつ解き易い条件で、易しい好作という表現がぴったり。「手数+1条件」では、この作者の右に出るものはいない。」

■私なんか思いついては次々に余詰で潰れます(泣)。1条件作品の半数以上は氏の作品で占められる独壇場の世界。作る側にとって1条件は、一つの憧れの世界になっています。

ミニベロ 「まささん作も、さすがに正月だけにサービス問題ですね。」

■はい、ミニベロさん作も(笑)


正解:11名

  S.Kimuraさん  神無七郎さん  高坂研さん  たくぼんさん
  竹野龍騎さん  はてるまさん  はなさかしろうさん  はらたっとさん
  ミニベロさん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

|

« 詰将棋メモ(2009年2月1日) | トップページ | 詰将棋メモ(2009年2月2日) »

推理将棋」カテゴリの記事

コメント

> 33桂で詰み
数通りありますね。
ちなみに44桂で詰みは、拙作(18-1)のパターン(合計6通り)しかありません。

> 桂打ちで持駒を使い切って詰み
これは手順前後含めると沢山ありますね。

> 7手目に三段目の桂を打つ9手
手順前後を含めて2通りしかないと思います。

投稿: 渡辺 | 2009.02.02 12:40

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新春の推理将棋解答(1):

« 詰将棋メモ(2009年2月1日) | トップページ | 詰将棋メモ(2009年2月2日) »