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関根名人記念館 視察ミニミニレポート

[2009年9月22日最終更新] 写真を追加

関根名人記念館野田市観光協会)は「いちいのホール」野田市)5階に平成16年4月1日にオープン。「記念館では、関根金次郎の業績を顕彰する一方で、どなたでも気軽に将棋に親しんでいただけるように、対局室も用意しています。さらに将棋に関する文献や資料などの収集にも力を入れ、「将棋の情報発信基地」をめざしています。」

詰工房の駒谷さんが8月に行ってきたとのことでレポートをいただいたので、掲載する。
レポート中の「セ」「キ」「ネ」の詰将棋については下記を参照。

河内勲さんの難解 「セ・キ・ネ」詰
2007年5月24日、千葉日報で、難解解ければ名人? 「セ・キ・ネ」の詰め将棋 野田
「・・・ 「野田市関根名人記念館」は、盤面に「セ」「キ」「ネ」の文字の形をした詰め将棋の難題を出題し、挑戦者を募っている。締め切りは今年11月1日まで。 ・・・ 問題は、「セ」が三十五手詰め、「キ」が三十七手詰め、「ネ」が四十三手詰。いずれも“超上級”という。 ・・・ 正解者の中から三十人に、出題者の河内氏著「おくろう記」を贈る。一問でも応募できる。 ・・・」


関根名人記念館 視察ミニミニレポート  (駒谷秀彦)

 2009年8月8日に千葉県野田市にある関根名人記念館へ行ってきました。

 ブログ等でレポートを書いている方もいくつか見受けられますので簡単に報告します。ただ、下記以外にも他にも見所はあったと思いますが、もともとレポートの予定はなかったのでなかなか思い出せません。すべて記憶だけでの報告であることを、あらかじめご了承ください。

 この記念館は、2003年6月6日野田市と関宿町が合併したことを機に、合併重点事業のひとつとして整備を進めてきた「いちいのホール」(旧関宿役場庁舎)5階に、翌年の2004年4月1日にオープンしました。
(詳しくはhttp://www.kanko-nodacity.jp/sekine.html

 記念館自体はご存知の方も多いと思いますが、交通の便があまり良くなく、実際に行ったことがある方は少ないのではないでしょうか?私は都心に近い川崎市中原区の武蔵小杉に住んでいますが、それでも現地まで電車を乗り継ぎ2時間近くもかかりました。

 行きは、ネットで調べた最寄り駅の野田線川間駅にとりあえず行きました。「いちいのホール」へはそこから「まめバス」というのが出ているのですが、乗り継ぎ時間が悪そうだし乗り場もよくわからなかったので、タクシーを使ってしまいました。ちゃんと調べれば、もっと楽に行けたかもしれませんが・・・。

 現地に到着して建物の5階へ行くと記念館をすぐ見つけられましたが、隣に一般の対局場があり、最近では女流棋戦が行われました。(矢内VS清水 第35期女流名人戦、第2局)

 会館内の配置は図のとおり(薄い記憶だけで作成しましたので、多少の相違などがあるかもしれません)ですが、ベランダに展示してあった盤面曲詰の「セ」「キ」「ネ」にやはり興味をもち、思わず写真を撮ってしまいました。

Sekinemitorizu_2
(クリックで拡大)

Sekinese Sekineki Sekinene
(クリックで拡大)

 この3局の詰将棋は有名だとは思いますが、だれがいつ頃作ったのかはもちろん、存在さえ知りませんでした。でもこんな時に頼りになるのがおもちゃ箱でおなじみの加藤徹さん。先日問い合わせをして、すぐに河内勲さんの作品と教えていただきました。ただ、手順は結構難解なのですが、「セ」が駒余りで簡単に詰んでしまう不可解なこともあります。

9月6日追記(駒谷):
 「セ」の配置は、玉方の6五桂が6五成桂のようでしたね。ちゃんと見事に35手で詰みます。それにしても一般的な施設なのに、展示するにはちょっと難しすぎです。

 また印象に残ったのは、前述のように隣の部屋に全面ガラス張りの対局室がありまして、実際に近所のアマチュア将棋ファンたちが、和気あいあいに将棋を指していました。(予約制みたいです)

 交通の利便性があまり良くないという決定的なことがありますが、たとえば詰将棋全国大会の会場には適しているのではと余計なことも考えてしまいました。

 関根十三世名人は最後の世襲制名人位であるとともに、実力世名人の創設者でもあるので、貴重な展示資料の数々などからもその功績がうかがえました。これが後の木村―大山戦や大山―升田戦など、数々の昭和の名勝負に繋がっていることもあるのですから、「近代将棋の父」と称されることに納得させられます。

 関根名人関連以外の展示物としては<世界の将棋コーナー>がおもしろく、チャトランガはルールを覚えて実際にやってみたい気になりました。また、書籍コーナーは将世・近将バックナンバーが多数あり、めいと・詰めパラなども一部置いてありました。

 将棋ファンの方は、ぜひ一度この「関根名人記念館」に足を運んで、古の将棋史に思いを馳せてみては如何でしょうか。

 短いレポートですが、これで終わります。

                                        駒谷秀彦


9月22日追記(駒谷):
 関根名人記念館の写真がまだ残っていました。大したものではないのですが、チャトランガの駒の動かし方も載っていたので、追加します。

Sekine01 Sekine02

左:チャトランガ 右:世界の将棋 (クリックで拡大)


参考情報:

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