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推理将棋第27回解答(3)

[2009年10月31日最終更新]

推理将棋第27回出題の 27-3の解答、第27回出題の当選者(隅の老人Bさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第27回出題  推理将棋第27回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


27-3 上級 渡辺秀行さん作   8手目の桂打ち(B君)  10手

(条件)

  • 10手で詰み
  • 8手目は初手と同じ筋の桂打ち
  • 後手は成駒で取った飛を使わなかった

(問題文はこちらを参照)


出題のことば(担当 タラパパ)
  飛車を何手目に取ったかは論理的に決まるはず。その先はヒネりが・・・・。

追加ヒント:
  ・ 問題文にハマらないでください。止めは連続王手。
  ・ 桂馬を打ったのは6段目。


推理将棋27-3 解答  担当 タラパパ Suiri273

▲3八銀、▽3四歩、▲1六歩、▽4四角、
▲1七桂、▽同角成、▲4八玉、▽3六桂

▲3九玉、▽2八馬 まで10手

8手目に桂馬を打ったのですから、少なくとも桂馬を2手目か4手目に取るのですが、問題はその時に飛車を手持ちにしていたのかどうか。もしもすでに飛車も手持ちにしていたなら、その手順は角の成・不成を別として、76歩、34歩、77桂、同角成、68飛、同馬、48玉、7?桂・・・・と進めるしかありません。これが詰まないのは明らかなので、後手は8手目までに飛車を入手できないことになります。

「飛車を何手目に取ったかは論理的に決まるはず」のヒントは、この手順にハマらないようにというつもりでしたが、「後手は成駒で取った飛を使わなかった」には、飛車を「使うことができたが使わない」意味を含む言葉と捉えられても仕方がありません。ここで悩まれた方が少なからずあったことは短評からも明らか。担当の不明でした。

作意手順を解明したあとでなお、その手順が条件に合っているのかどうかの不安を解答者が抱えるようではいけません。作者にはその意図はありませんでしたが、条件の不手際ですので、全員正解と扱わせていただきます <(_ _)>

まさ 「左辺で飛を取る筋を先に読んだが、良く考えれば28で取るのが一番自然ですね。ところで、「取った飛を使わなかった」は、ニュアンス的に「使えるのに使わなかった」とも感じ取れるのでちょっと誤解されやすいかも。「この手順なら『使わなかった』じゃなくて、『使えなかった』じゃないの?」とか。76歩、34歩、77桂、同角成、68飛、同馬、…という「8手目に飛を使えるのに使わない」という追い方もできるのでそちらに迷い込む人がいるかもしれません。」

■おっしゃる通りでした。まささんから「駒台に飛車があったではどう?」という案を頂戴しました。

ミニベロ 「これは全然見えません。「使おうと思えば使えたのだが、あえて使わなかった」でしたら、短評は「ギブアップ」でお願いします。「10手目で飛車を取って、使う暇が無かったので使えなかった」でしたら、下記順(作意)でお願いします。これでしたら、普通に「終局時飛車余り」ではいけないんでしょうか。」

■いつも光速で解答を送っていただける氏が、〆切日の解答でしたから悩ませてしまいました。すいません。

斧間徳子 「桂を取る位置として、77→89→37の順に考えた後、最後に17を考えてようやく解けました。17で取るのは59玉から遠いので心理的に考えにくい。」

■桂馬を取るなら普通は左桂ですから、右桂を取る順は考えにくいもの。

鈴木康夫 「10手目に飛車を取るのはレトリックから分かりましたが、追加ヒントを貰っても解けませんでした。降参です。解答プログラムを組んで解かせました。」

■何でもOKです。しかし簡単にプログラムが作れることが羨ましい。

リーグ戦ファン 「6手目に飛車を取れる順は▲76歩▽34歩▲77桂▽同角成▲68飛しかありえなくて、それだと7筋に桂を打つ手が成り立たないことはすぐに判るので、ということは10手目で飛車を取るのかぁ、(表現は少しズル気味?)と思いながら解きました。「端を使う意外性」という隠し味が共通で、セット問として綺麗だと思います。あと、▲76歩▽34歩▲78飛▽88角成▲68玉▽89馬▲59金左▽66桂▲88銀▽78馬の筋で、この順だと▲68玉を初手に出来ない紛れがいいですね。」

■後半に触れた手順も巧みな順。周到な作者はこれもしっかり読んでいました。

はらたっと 「タラパパさんのコメントの「飛車を何手目でとったかは論理的に決まるはず」という文言は6手目飛車取りをあらわしているのだとすれば、76歩、34歩、77桂、同角成、68飛、同馬(飛車を成り駒でとる)まで確定するように思える・・・・。だとすれば8手目76桂打の王手が実現せず・・・・というところで行き詰まりになってます。これが「問題文にハマらないように」というコメントになってるのでしょうか?」

■むしろ、その手順はダメですよと言ったつもりでしたが・・・・失敗。

たくぼん 「う~ん。この順は多分誤答だと思います。この順だと成駒で取った飛を「使わなかった」ではなく「使えなかった」ですよねえ。ギブアップです。」

■実は正解手順でした。

隅の老人B 「残念、ギブアップ。解説が楽しみです。」

■出題の不手際で、ギブアップは当方でした(汗)

S.Kimura 「第1ヒントでも謎は解けず、頼みの第2ヒントでも分かりませんでした。8手目に桂馬で王手して、9手目に玉が逃げて、10手目に馬を飛車で取る?」

■ご明察でした。

躑躅 「最初左桂をどうやって渡そうかと少し悩んだのですが、右桂で考えたらすぐでした。」

■右桂に発想を転換すること自体が難しいんですよね。

はてるま 「おそらくこれでいいと思うのですが・・・・。タラパパさんの「こそっ」を見て少し自信が出ました。箇条書きの条件として「取った飛を使わなかった」というのはいいですが、会話の中で「飛車を取ったのに使ってこなかった」と言われるとやっぱり違和感が・・・・というのが正直な感想。初手38銀というのはなかなか見ませんね。オリジナリティーがあると思いました。」

■「こそっ」は〆切日にこっそりコメントを付けたものでした。


正解:16名 (出題不手際のため全員正解とします)

  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  けいたんさん  鈴木康夫さん
  隅の老人Bさん  たくぼんさん  竹野龍騎さん  躑躅さん
  はてるまさん  はらたっとさん  平尾一土さん  まささん
  ○術師さん  ミニベロさん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん


総評など

鈴木康夫 「前回の推理将棋の賞品ありがとうございました。」

■当選されたんですね。何を選ばれたんでしょう?よい賞品がたくさんありますから。

平尾一土 「推理将棋というものの存在すらこれまで知らなかったのですが、今回初めて挑戦してみました。実際にやってみると、詰将棋とは違った面白さがあり、とても楽しめました。時間があるときには、また解いてみたいと思います。今後もよろしくお願いします。」

■初解答ありがとうございます。次回の出題こそ、慣れない方にもってこいなので、また解答いただければと思います。

隅の老人B 「気がつけば、今日は20日、締め切り日。慌てて考えても、もう遅い。尤も時間があっても、全題解くのは私にはムリでしょう。2題で満足、これも正解か否かは分かりません。」

■第3問が正解扱いなので、全問正解です(^^)

躑躅 「今月は時間がなかったので諦めるつもりでしたが、先ほど思い出して少し覗いてみたらすぐ解けましたので解答送信します。追加ヒントは無しで大丈夫でした。」

■そう楽に解ける問題でもなかったと思うのですが(汗)


推理将棋第27回出題全解答者: 16名

  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  けいたんさん  鈴木康夫さん
  隅の老人Bさん  たくぼんさん  竹野龍騎さん  躑躅さん
  はてるまさん  はらたっとさん  平尾一土さん  まささん
  ○術師さん  ミニベロさん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん
   
    当選: 隅の老人Bさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト から選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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コメント

・後手は成駒で取った飛を使わなかった
これは素直に
・後手は成駒で飛を取った
・終局時、後手の持駒には飛があった
(会話文も対応したものに)とすべきでした。条件をまとめる癖があるのですが、
誤解の可能性を考えきれていませんでした。
条件誤解された方、申し訳ありませんでした。

投稿: 渡辺 | 2009.10.31 02:31

これが他の作者なら「条件不備」で一刀両断するところですが、
この作者だけに「自分に読めない何かがあるのか」などと、
余計なことを考えてしまいます。
罪な作者です。

投稿: ミニベロ | 2009.10.31 17:21

勘違いが出ることは半ば予測しつつ、罪のないイタズラと考えたところがありました。
その点、作者より担当者の罪が重そうです <(_ _)>

投稿: タラパパ | 2009.11.01 01:39

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