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秋山久義「ボードパズル読本」

[2009年12月29日最終更新]
秋山久義さんはパズルの研究で知られ、これまでに知的遊戯読本シリーズとして次の本を書いている(いずれも新紀元社

知恵の輪読本  キューブパズル読本  絵と形のパズル読本  数のパズル読本

この知的遊戯読本シリーズの新刊として12月22日に「ボードパズル読本」(2300円・税別)が発行された。

Boardpuzzle ボードゲームもパズルも好きな私にとっては待望の1冊。

第1章 ボードゲームの分類と魅力
第2章 跳び越した駒を除くソリテア
第3章 駒の入れ替えパズル
第4章 小さなボートで川を渡る問題
第5章 スライディングブロックパズルとその悪友たち
第6章 古典の長命ボードパズル
第7章 現代の駒移動パズルのルールと課題

といった博識の秋山さんならではの幅広い内容。第3章の駒の入れ替えパズルでは、私の将棋駒の入れ替えパズルの研究も取り上げていただいた。

(参考: 将棋パズル(2)将棋駒の入替え(1) 将棋パズル(3)将棋駒の入替え(2)

この本によると、実際に作られた「将棋パズル」(3×3で飛銀飛・銀-銀・角銀角の飛角の入れ替え)があり、第二次世界大戦中、慰問袋に入れて戦地に送られたとのことでびっくり。

このような古典的なパズルから、私も知らなかった最近のボードパズルまで、たくさんのパズルが取り上げられていて、読んでいて飽きない。

詰将棋メモを見ていただいている方には、こういうパズルが好きな方が多いような気がするので、紹介してみた。最近のおすすめ。

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