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推理将棋第30回解答(1)

[2010年2月27日最終更新]

推理将棋第30回出題の30-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第30回出題  推理将棋第30回解答(1)  (2)・(3)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


30-1 初級 タラパパ作     宝船           9手

「今年の初対局、怒涛の攻めで9手で詰ませたぞ」
「3つの筋で、銀頭に金がいる所を見たけど....」
「宝船みたいで豪華だろ?」

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 銀頭に金がいる局面が、3つの筋で現れた(※)

※例えば、先手39銀の頭(38地点)に金(先後問わず)が居るような局面が、
 他の異なる2つの筋(1筋と2筋とか)でもあったようなこと。


出題のことば(担当 タラパパ)
  2つの筋は直感で浮かぶあの筋。さて3つ目はどの筋?

追加ヒント:
  銀頭の金、一つは銀を打つ手。


推理将棋第30回解説  担当 タラパパ

2010年度の幕開けは、論理的解法でも、感覚的解法でも解けそうな3題を選びました。初級が自作というのが残念なのですが。

推理将棋30-1 解答 Suiri301

▲7六歩、▽3二金、▲3三角不成、▽4二銀、
▲同角不成、▽5ニ玉、▲6二銀、▽7二金
▲5一角成 まで9手

銀頭に金がいる局面をどちらが作ったのかを考えてみます。先手が後手陣で指したなら、相手の金駒の利きに指す手なので最終手は無理。するとチャンスは7手目しかありません。一方で全部が後手では「76歩、32金、33角成、42金、22馬、32金、同馬、72金」のような展開しかなく詰みませんから、先手から作る手が一度、後手から作る手が2度ということに決定します。後手が指せる2手は32金と72金しかありえません。さて先手は「金頭に銀」なのか「銀頭に金」なのかですが、「銀頭に金」を3・7筋以外で行うとしたら、42銀に43金と打つくらいしかなく、61や62が押さえられません。「金頭に銀」なら、61金の頭に先手が62銀、続けて71銀の頭に後手が72金と、連続で条件を稼ぐ効率よい手順が組めるというわけです。

ミニベロ 「おめでたい作品です! 難問だったらシャレにならない。」

■ですよねぇ。宝船はめでたく全員正解でないと。

DD++ 「最初は勘頼りで適当に動かしていてなかなか答えにたどり着けず、「本当にこれ初級かよ」と思っていたのですが、腰をすえて理詰めでやったら一瞬でした。やはり勘で解くのは初級問題でもなかなか通用しないものですな。」

■担当の解き方は殆どが勘頼りですけど(笑)

斧間徳子 「今年の年頭を飾るのにふさわしい軽好作」

■担当としては苦しい(汗) 皆さん、奮って投稿をお願いします。

渡辺 「これは「銀頭に金が居る」が手順について何も言っていないことに気づけば、論理的に追い詰めることが出来る易しい問題でした。「銀頭に金」の局面を「金の手」で3つの筋でやるのは不可能なので先手は銀を取って金頭に打つことが分かります。すると先手は76歩→角の手→角(馬)で銀取る→金頭に銀打→止めの順に指しています。さらに5手目に銀を取られるのでそれまでに「銀頭に金」の32金+銀取りの補助に34歩か42銀、が必要。とすると7手目の金頭の銀打は62銀で、8手目は72金しかありません。
76歩、34歩、22角(不)成、32金、31角(不)成/馬、?、62銀、72金、?
76歩、32金、33角(不)成、42金、同角(不)成/馬、?、62銀、72金、?」

■渡辺さんの解き方を見ると、いかにも簡単そう。

リーグ戦ファン 「普通に3筋と7筋、あとは角で銀を取って62銀打で6筋を稼ぐ、と、そのまま第一感のままに8手目まではスイスイ進んだのですが、脳内で解いていると詰み形が連想しづらくて(53までと思い込んでしまうので)、今回の出題で一番時間がかかったのがこの9手目でした。」

■両方の金を開くので、53で詰めようとすると、どうしても41か61が抜けてしまいます。

S.Kimura 「金頭の銀と勘違いして混乱していました。」

■「金頭の銀」3回・・・う~ん、そりゃ無理そう。

隅の老人B 「たったの1行の文章で、総ての手順が決まる、お見事。」

■もう在庫がなくなりました(笑)

鈴木康夫 「手数から先手の銀の前に後手の金があると踏んだら解けました。」

■とりあえず2手目32金でしょう。

竹野龍騎 「先に32金を限定しているのが巧い。」

■手順前後多数の順が、これで限定できたのはラッキーでした。

○術師 「後手も金気を動かすので、9手では先手は角を使うしかないのですが...。御神酒指しの形を作ってから詰み形を作る...という解き方をしたらハマりました。後手がもう1手別の筋に金気の手を指す手はさすがに足りません。先に金頭の銀を決めてから御神酒指しを作るのに気がつくまでには時間がかかりました。出題者が思っているほど簡単ではないと思います(笑)」

■そうかもしれません、作り手はいつも”自作は易しい”と思うので。

はなさかしろう 「先手の角侵入-銀取-銀打-とどめの合間に後手がタイミング良く金を動かす。わかりやすいコンセプトで解く方は楽勝、のはずが案外見えなくて焦りましたが、なんとか。見出すのでしょうか、作り出すのでしょうか? シンプルは素晴らしい。」

■本作については、この条件で手順があるのかを探った作り方でした。

はてるま 「意外と難しく、しっかり追加ヒントを参考にさせていただきました。3手目33角成とし、金を取って銀頭に打つ順などにハマっていました。そうですね、銀を取ればいいんですね。いつもタラパパさんの短編は易しそうでいて悩まされます。」

■43金を読んでくれたんですね。


正解:13名

  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん
  竹野龍騎さん  躑躅さん  DD++さん  はてるまさん  はなさかしろうさん
  ○術師さん  ミニベロさん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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