菅野哲郎作品集「箱庭」製作中
[2010年7月31日最終更新]
新感覚の趣向詰や構想短編などユニークな作品で活躍している菅野哲郎さんの詰将棋作品集の製作が若島正さんを中心に進められている。全部で200題以上、長編だけでも約100題というボリューム。完成が楽しみだ。菅野さんは詰将棋パラダイスのほか、ネットでも毎日が記念日やおもちゃ箱で作品を発表している。不完全作も多く、若島さんが修正に取り組んでいるようだ。
菅野哲郎作品集『箱庭』について (Problem Paradise on Twitter)
2010年7月31日、菅野哲郎作「早馬」119手(修正案:若島正)。これもかねてからの懸案事項だったもの。ぴったりの収束を見つけることができた。
2010年7月25日、現在準備中の菅野哲郎作品集『箱庭』は、詰将棋+フェアリーの予定だったが、結局フェアリーは入れないことに変更した。このおかげで、発行が少なくとも1年以上は早くなったと思う。お楽しみに。なお、これは100部しか刷りません。
2010年7月25日、菅野哲郎作「DOUBLE AGENT」63手(修正案:若島正)。
2010年7月25日、菅野哲郎作「右往左往」91手(修正案:若島正)。
2010年6月26日、菅野哲郎作「長篠」79手(修正:若島正)。収束に2手長駒余りのキズあり。直したいが、この条件下では思うようにいかず。
2010年6月23日、菅野哲郎作品集のための、長篇の修正は、ようやくあと2局ほどに。これが終わらないと、他の仕事にまったく
頭がまわらない、というのが詰将棋作家の悲しい性か。
2010年6月18日、菅野哲郎作「ワルキューレ」75手(修正:若島正)。不詰を修正しました。
2010年6月15日、菅野哲郎作「時代」313手(修正:若島正)。簡単な余詰があり、修正しました。
2010年6月15日、菅野哲郎作「時代」313手(修正:若島正)。手数計算だけですが。
2010年6月13日、菅野哲郎作「梅雨晴れ」165手(修正:若島正)。これもかなり悩んだ作品。とにかく原理だけは最小限で成立しているような図を心がけた。
2010年6月10日、菅野哲郎作「MELODY FAIR」237手(修正:若島正)。完全かどうか、あまり自信がない。
2010年6月4日、菅野哲郎作「銀河通信III」135手。(修正:若島正)相当な時間を費やして、ようやくなんとかなった。
2010年5月26日、菅野哲郎作113手(若島正修正)。もともとは桂香歩全駒使用、持駒角という図だった。キズを消すために、大幅に改造。
2010年5月9日、菅野哲郎作「かざぐるま」91手(若島正修正)。6筋に歩を置きたくなかったが…。
2010年3月4日、菅野哲郎作「帰雁」(若島正修正)221手(だ
と思う)。修正するのにかなり骨が折れた作品。
2010年3月3日、菅野哲郎作「The Long and Winding Road」(若島正修正)131手。久しぶりに一局。
2010年1月22日、菅野哲郎作「守ってあげたい」(修正案若島正)93手。これでずっとましになった。
2010年1月17日、菅野哲郎作「飛燕II」(修正案若島正)105手。ようやく少しはまともな図に到達。
2010年1月17日、菅野哲郎作「ワルキューレ」(修正案若島正)81手。
2010年1月15日、菅野哲郎作「シシュフォス」(修正案若島正)203手。修正はかなり困難だったが、幸いなことになんとか。
2010年1月3日、菅野哲郎作「もぐらたたきII」(修正案若島正)115手。修正案としては比較的に出来がいいかと。
2010年1月3日、菅野哲郎作「なごり雪」(修正案若島正)139手。前回は手数の数え間違いでした。玉方持駒制限という安易な手で妥協。
2010年1月2日、菅野哲郎作「かまどうま」(修正案若島正)199手。これも苦労させられたが、収束形と、中合の処理法を思いついてなんとか解決。
2009年12月31日、「PHOENIX」に早詰があり、修正しました。作意143手。Kazemidoriさん、ご指摘ありがとうがざいました。
2009年12月29日、菅野哲郎作「山車」(修正案若島正)79手
2009年12月27日、菅野哲郎作「デジャヴュ」(修正案若島正)81手
2009年12月27日、菅野哲郎作「銀波」(修正案若島正)65手
2009年12月27日、菅野哲郎作 「オデッセウス」若島正修正作意 177手
2009年12月22日、菅野哲郎作品集製作の協力者募集第2弾。収録作品の検討者求む。柿木で時間をかけて調べていただける方(なにしろ、長篇だけで100題なので)。報酬は下に同じ。
2009年12月22日、菅野哲郎作品集『箱庭』製作の協力者を募集します。仕事内容は、生原稿のデータ入力作業。作品数が200題を越えますので、なにしろ半端ではない分量のため、協力者がいるととてもありがたいの
ですが…。報酬は現物支給(つまり、完成後に作品集1冊です)。
2009年12月2日、菅野哲郎詰将棋作品集『箱庭』の製作が佳境に入ってきた。収録作品数はフェアリー40局ほどを含めて200局以上。メインは長篇100局。手書き原稿を入力するのが大変。さらに多数ある不完全作の修正のお手伝いも。そうは言っても、これはどうしてもやらなければいけない仕事なのだ。
2009年11月13日、1つ前のポストは、菅野哲郎さんの作品集を出すためにやりとりしていてできたもの。菅野さんの作品には、玉方持駒制限のあるものが結構あるのだが、よく考えてみると詰パラなどではそういう作品
を発表する場がない。それでためしにtwitterを利用してみたわけ。すごく易しいので解いてみて。
2009年11月13日、菅野哲郎+若島正合作。61手詰です。
箱庭とツイッター
2010年3月17日、詰将棋劇場blogで、箱庭 続き
「・・・ 私が指摘していた「PHOENIX」という作品は既に修正図ができていたそうです。 「PHOENIX」修正図 ・・・」
TETSU: 見落としていたよ
うだ。リンクを差し替えた(12月31日分)
2010年3月16日、詰将棋劇場blogで、箱庭とツイッター
「・・・
発想の豊かさを感じさせる作品ぞろいで感心するばかりでした。 ・・・
何作か見ているうちに、どうも不完全そうな作品がある。私の柿木で指摘されるのだから、若島さんが気付かないはずはない、と思うのですが、どうなんでしょ
うか? ・・・」
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