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推理将棋第33回解答(2)

[2010年5月31日最終更新]

推理将棋第33回出題の33-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第33回出題  推理将棋第33回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


33-2 中級 けいたんさん作  いちご白書  11手

「さっきの将棋11手で詰んだんだって。1筋と5筋に角打ちがあったよね」
「ああ、成る手はなかったよ。それから先手は奇数筋の着手しか指さなかったな」

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 1筋と5筋に角打ちあり
  • 成る手なし
  • 先手は奇数筋の着手しか指さない

さて、どんな将棋でしょう? 推理してくださいね。


出題のことば(担当 タラパパ)
  後手が指した、意外な角打ちの場所が閃くでしょうか?

追加ヒント:
  止めは歩突きです。


推理将棋33-2 解答 担当 タラパパ Suiri332

六歩、▽4二玉、▲三角不成、▽同玉、
六歩、▽1七角、▲桂、▽2四玉
5一角、▽1四玉、▲五歩まで11手

角を打つ手が2度。これがどちらの指し手なのか、それが一つの謎なのですが、先手が2度角を打つためには、その間にどうしても、後手が打った角を先手が取らないといけない。つまり11手に角を打つ手が3度必要で、かなり厳しい条件になります。この作品を解くには、2度の角打ちは「先手&先手」ではなく、「先手&後手」と決め付けることが肝要。

奇数筋条件がありますから、先手が角を取れる最速は5手目。22角を取るにはと考えると、76歩、34歩、???(将来役立つ手)、33角、同角不成、同桂、??角・・・ここで後手に角を打って貰って、それを取って・・・。こんな手順に誘われませんか? これこそ、まんまと作者の罠にハマってしまう思考回路。

角を打つ順番は先手~後手ではなく、後手~先手が正しく、先手は後手の22角を狙わないのです。先手の角が後手に渡り、また先手に戻ってくる手順。25を塞ぐのに、26歩よりも味の良い17桂を採用させる奇数筋条件が秀逸でした。

はてるま 「角のやりとりがトリッキー。最後15、ていうのもシャレてますね。」

■いちごは2粒でした。題名は「いちご白書をもう一度」もありかと(^^)

ミニベロ 「これは本格的な推理将棋です。恐らくこれが今回の最難問。」

■たしかに(汗)。

渡辺 「最初の角打が後手であることがポイントですね。76歩、34歩、22角生から先手が先に角を打とうとするとはまります。最後の条件は「16歩、17角、同桂」のところを「26歩、16角、同歩」とされないための条件ですね。」

■同時に手順前後(16歩、26角、同歩)を許さない配慮もありそう。

リーグ戦ファン 「手数からして角打ちは双方一手ずつ。最初は▲17角打▽51角打▲53角成を少し考えたのですが、先手1筋角打では駒成がないと詰め形がなさそう。残る後手1筋角打の場合は、▲同*を詰め形に活用したいな、と考えたら、すすっと解がありました。これは綺麗な手順です。※本当にここまで書いて気付いたのですが、私の回答は5手目から▲26歩▽16角▲同歩・・・ダメじゃん!焦って修正・・・おぉ、できた。モデルメイトになって、ますます綺麗ですね。」

■26歩は偶数筋。17角には妙手感がありますね。

DD++ 「あえてギブアップとさせてください。いやまあ、答えは「・・・(担当者註:正解)」だってことは知っているんですが・・・。この問題は初めて見た時には1ヶ月以上かかりました。もしおもちゃ箱が初見だったら余裕の時間切れですので、答えは知っていますがあえて無解で提出します。でないと他の解答者の方々と公平でないですしね。タイトルが1筋5筋を意味するだけかと思いきや、トドメが15とダブルミーニングにしてあるところに感心します。ところで、私はいちご白書の元ネタをどちらも知らない(まだこの世にいない)のですが、みなさんとはだいぶ年齢がはなれてたりするんでしょうか。」

■もしもDD++さんがヒントを読まれていたら、1ヶ月かかることはなかったでしょうから、(手順も書かれていますし)ギブアップは却下としました。映画は1970年、ユーミン作詞作曲の「いちご白書をもう一度」が1975年。担当者のような団塊世代には堪らない曲です。DD++さんとは相当年齢が離れています(笑)

斧間徳子 「後手の2ニ角を取ることを考えるとハマる問題ですね。解後感よし!」

■まさに。目の前のニンジンに手を出さないことです。

はらたっと 「角交換から互いに打ち合う筋をちょっと検討しましたが、詰める場所がなかなか見つからず・・・・暗中模索・・・・。いちご白書は、詰め上がりが玉が15の位置か最終手が15かな?と思ってたところにタラパパさんからのヒント『最後は突き歩』で最終手15歩に決め打ちしたらあとは一気にヒラメキました。タラパパさんGJ」

■ヒントを活用してくださったことこそGJでしょう(^^)

躑躅 「この問題だけ数日間残っていましたが、「歩突きまで」のヒントが無ければ絶対まだ解けてませんでした。」

■もとい、やはり私のGJだ(笑)

たくぼん 「最初は題名より15角ばかり読みました・・・・そして51角へ。26歩が突きたくて仕方なかったが、その替りの17角、同桂には驚嘆」

■17角、同桂。味がいいですよねぇ~。

S.Kimura 「角を打ち、駒を取って詰ますことばかり考えていたので、ヒントがなければ、この展開は想像すらできなかったでしょう。」

■やはり難しいんだ・・・・。

隅の老人B 「残念、解けず。解答を楽しみに待つ。」

■げげっ!こりゃ上級でした。ごめんなさい<(_ _)>

はなさかしろう 「効率重視で玉が端に露出する手順を進め、更に手順限定の裏推理にも手を染めてしまいましたので、詰みにはするすると辿り着いたのですが、核になる強い束縛条件がないので正攻法では難しかったと思います。76歩 34歩 77角 同角不成 同桂 54歩 53角 15角...も一手足らず、この条件で余詰を消してしまっているのが驚きでした。 」

■手順限定の裏推理、ズルでも何でもない解法と考えたほうがよいと思うのですが・・・・。


正解:11名

  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  たくぼんさん  躑躅さん
  DD++さん  はてるまさん  はなさかしろうさん  はらたっとさん
  ミニベロさん  リーグ戦ファンさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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コメント

はなさかしろうさんご指摘の筋は、私がこの問題を見た時の第一感でした。
脳内では、できたか?と思ったのですが、おっしゃるように残念、一手足らない。

この問題の解としては早々に諦めたのですが、解後、
別条件を付して、この筋を問題化できないものか、と、ずいぶんしつこく考えました。
この路線で行こうとすると、とにかく、先手角打を1・9筋には打てないのが痛いです。

投稿: リーグ戦ファン | 2010.06.01 22:44

条件には一見余裕がありそうで、この筋でも行けそうな気がしたのですが...
17角は後手なら味がいいのに先手だと味が悪くていけませんね。

投稿: はなさかしろう | 2010.06.02 22:48

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