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易しい推理将棋・解けたその日からすぐに作れる! (1)

[2010年8月7日最終更新]
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易しい推理将棋・解けたその日からすぐに作れる! (1)  ミニベロ

推理将棋の基本ルールは別項で見ていただくとして、ここでは、簡単な解き方・作り方を解説します。

先ずは、詰将棋全国大会で出題した易しい拙作を解析します。
この出題形式は「94問題」といって、9手詰・4条件でできています。

ミニベロ作

(条件)

  • 2手目は玉
  • 3手目王手
  • 5手目王手
  • 7手目王手

3手目に王手をかける手は、33角(成りor不成り)だけ。2手目に玉が動いて3手目に王手のかかる場所は42だけ。これにより、76歩・42玉・33角(成りor不成り) が判明します。

次にこの角の「成り生」ですが、仮に4手目に玉が52に逃げた場合、5手目の王手を実現するには42角成り(馬)か51角成り(馬)ですが、それだと33角は、成りでも不成りでもいいことになります。推理将棋は完全限定パズルなので、もしこれが作意だとすると不完全作ということになります。本作は当然どちらかに限定されているのですが、この先は追求しなくても、ここは作者を信じてもらって「この順は怪しい」と考えてください。

とすると、5手目王手の条件で考えられることは二つ。

  • 3手目は33角不成りの王手で、4手目は32玉とかわし、5手目は22角成り。
  • 3手目は33角成りの王手で、4手目は52玉とかわし、5手目は43馬。

最初の33角不成り以下を進めてみると、22角成り、42玉、24角、33桂、同角成りとなりますが、52玉で逃れます。本作が10手詰みなら、玉方に52飛などの手が入って詰むのですが。それにこの順は、24角は15角でもよく、9手目は同馬でも良いわけですから、やはりこれも作者を信用して「違ってるな」と感じてもらいたいところです。

とすると残るは、33角成り、52玉、43馬の順です。6手目でこの馬を取る手は論外ですから、逃げる一手ですが、攻め方としては、馬一枚では詰まないので、もう一枚駒を入手したいところ。幸いに43の馬が61の金を狙っています。7手目はこれを取って、9手目にその金を打つ、こんな詰め上りが見えてきます。

しかし、6手目に62玉と逃げた場合は、馬に対して取るしか手段がありません。肝心の馬が取られては詰みませんので、正解は51玉と元に戻る手。これによって61馬には、もう一度42玉と逃げ、とどめは43への頭金で解決します。

Ys01a ▲7六歩  △4二  ▲3三角成 △5二玉
4三馬  △5一玉  ▲6一馬  △4二玉
▲4三金まで、9手で詰み。


上記の4つの条件を満たす順はこれしかありません。

本作を「94問題形式」ではなく、おもちゃ箱の推理将棋コーナーで出題されているような普通の推理将棋の問題に直しますと、

  • 9手詰
  • 2手目は玉
  • 先手は初手以外全部王手をかけた

こんなふうに書き直せると思いますが、「2手目は玉」の条件に代えて、「後手の着手はすべて玉」これでもいけそうですし、もっと突っ込んで駒種を隠し「後手の着手は1枚の駒だけ」などもできそうです。しかし作品の難度が上がるに連れて余詰の危険も増えてきますので注意が必要です。こういった条件の付け方は、作者の腕とも個性ともいえます。推理将棋においては、「条件が違えば別作品」となります。

なお、「2手目は玉」を省くと、下記のような順も生じます。

▲7六歩    △3二銀   ▲3三角不成 △4二金   
▲同角不成  △6二玉 ▲5一角不成 △5二玉    ▲4二金

他にも先手が4回王手を掛ける9手詰の順がありますので、考えてみてください。

いい作品ができたら、私まで連絡ください。一緒に検討してみましょう。入選級でしたら、タラパパさんに推薦いたします。

beonworks@jcom.home.ne.jp  ミニベロ

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