大道棋よもやま話 第1回 詰将棋全国大会で大道棋
[2011年2月6日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。
関連情報: 大道詰将棋よもやま話 ドキドキストリート (おもちゃ箱)
詰将棋パラダイス 2010年9月号掲載
大道棋よもやま話 第1回 詰将棋全国大会で大道棋 加藤 徹
7月に町田市で行われた全国大会、盛況でしたね。詰将棋全国大会ブログでは、当日の速報、各氏のレポート、大会アルバムなどを掲載しました。普段は1か月に千アクセス程度のブログですが、全国大会からの1週間は1日平均千以上のアクセスがありました。
まだごらんになってない方は、ぜひアルバムなどで全国大会の盛り上がりをお楽しみください。
http://toybox.tea-nifty.com/taikai/
さて話は全国大会の前日に遡ります。全詰連幹事会のあと前夜祭ということで町田の街に一緒にくり出しました。
その席ででた会話。
「詰パラから大道棋がなくなってさびしいですね」
「大道棋は詰パラの原点。なんとか残さないと」
「続けたかったんだけど投稿作が減ってしまって」
「出題だけじゃなくて森さんや形幅さんのような読み物なら」
「記録に挑戦と大道棋の話を交互に載せるのはどうでしょう」
「それならいいかな」
ということで、この2ページを自由に使ってよいと水上社長のお許しがでましたので、さっそく第1回を。
今回は先日の全国大会で行った「大道詰将棋に挑戦」コーナーのお話です。
今回の全国大会では、全詰連の柳田会長の意向もあり、詰パラ読者のようなコアな詰将棋ファンだけでなく、女性や子供も含めて広く楽しんでもらう大会にしようということで、式典の前に3時間の交流タイムを設けることになりました。
交流タイムは、いくつかの催しを用意して、それに参加してもよし、旧交を温めたり有名人と話したりしてもよしという、自由な時間。いわば詰将棋まつりです。
全国大会の3週間前、詰工房の例会では、交流タイムの企画を相談していました。
私が企画していたのは「くるくるシアター」。やさしい趣向詰をスクリーンで続けて並べて、はじめての人にもこういう詰将棋があるんだ、と知っていただこうという企画です。
いろいろ話しているうちに、
「前のときは大道詰将棋もやったよね」
「大道棋屋をできる人がいればなあ」
という話題になり、私がうっかり
「おもちゃ箱の大道詰将棋に挑戦!ならコンピュータが相手をしてくれるから、それを見て指せば」
と口走ったら、「それで行こう」といつの間にか決定。大道棋屋は角さん、そして岡村さんが助手をしてくれることになりました。
一般向けに9手以下の問題に限定、解けたら賞品提供ということに。賞品は「大道詰将棋ネタ帳(5~9手短編大道棋50番)」を作成することにしました。
全国大会までの3週間は、くるくるシアターおよび大道詰将棋に挑戦!のシステム、コンテンツ、さらに賞品を30冊作成と大忙し。ちょっと後悔したりして。
全国大会当日。角さんが持ってきた立派な盤と駒で問題を並べます。同じ問題がパソコンでディスプレイにも表示されて、まわりの人も一緒に楽しめる仕組み。
手を出してくれるか、心配していたのですが、子供さんからプロ棋士までみな解いてくれてひと安心。9手までとはいえ、大道棋なので、誘い手が多く、ワナにはまる人もたくさん。
お昼になってもお客さんが途切れず結局3時間続けて開設することに。角さん、岡村さん、お疲れさまでした。
問題の例を一つ。解答はあえて省略。
◇大道詰将棋に挑戦 例題 加藤徹
全国大会のあと、詰工房でも大道棋を出したのですが、この問題で20分もいろいろ手を出してくれて大成功。
作成した「大道詰将棋ネタ帳(5~9手短編大道棋50番)」が若干残っているので、ここでも大道棋を出題して正解者から抽選で4名の方に差し上げます。さすがに詰パラでは9手以下では失礼なので、ちょっと本格的な問題を。最終手と手数だけでOKです。
◇大道棋1 加藤徹
解答締切:9月末
解答送付先 (省略)
メールが利用できる方はこちらに (省略)
注1)上記の大道棋1の解答募集は終了しています。解説および全短評をおもちゃ箱で掲載していますので、ごらんください。
注2)全国大会の「大道詰将棋に挑戦」コーナーの写真が、詰将棋全国大会ブログに掲載されています。あわせてごらんください。
注3)全国大会の「大道詰将棋に挑戦」コーナーの元となったのはこちら。Web上で挑戦できます(こちらは11手まで)。再読み込みで新しい問題へ。
| 固定リンク
コメント