大道棋よもやま話 第4回 金問題の改作
[2011年6月7日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。
関連情報: 大道詰将棋よもやま話 ドキドキストリート (おもちゃ箱)
詰将棋パラダイス 2011年3月号掲載
大道棋よもやま話 第4回 金問題の改作 加藤 徹
まず、前回の解答から。
◇大道棋3 加藤徹 正解
96馬、同玉、63馬、イ85角、同馬、同玉、63角、94玉、86桂、95玉、
96金、84玉、85金、93玉、94金、92玉、81角成、同玉、71香成、91玉、
A82銀、同玉、72飛成、91玉、81成香迄25手。
イ85歩は88桂、95玉、97飛以下
85桂は88桂、95玉、96金以下
85銀は同馬、同玉、74銀、94玉、
85金、93玉、97飛、82玉、83銀以下
85金は88桂、86玉、87金、95玉、
85馬、同玉、76金以下
A92銀以下でも詰み
本作、苦戦した方が多かったようだ。
鈴木孝太郎「例題図(第1図)が先入観にあり、96金84王87飛までは絶対と思いだいぶ迷走しました」
竹中健一「金問題でこんな初手記憶にありません…苦労しました。。。」
名越健将「序はこれしかないとは思うが63金合が強い受けで困ってしまう。そこで52龍の強手登場で、1歩稼ぐ。やっと解決しました。しびれました。」
初手絶対と見える96金を打ってしまうと永久に詰まない。
87飛に86飛合、同飛、75玉、56飛以下。86金合なら同飛、75玉、66金、64玉、84飛までの読み筋だが、86歩合で85金、93玉と逃げられる。
正解は96馬捨て! 同玉、63馬の合駒読みの大変な局面を詰むと思えるかどうかが勝負だ。
★全短評をおもちゃ箱で掲載。
http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/
◇解答者 20名 正解19名、誤解1名
【正解者】 (省略)
【当選者】 (省略)
今回は本局の創作過程をもとに金問題の改作について書いてみます。
金問題は奥が深く、作品数も多いのですが、駒数が多く入り口が狭いのが不満なところです。
ほとんどの駒は玉の逃げ道ふさぎなので、飛合を出すだけならもっと簡素化できそう。またその配置を利用して誘い手を増加できるのでは、と考えました。
最大限簡素化してみたのがこの図。72馬から金打ちの誘い手も生じています。19手、収束余詰あり。
簡素な原型ができれば、更に1枚ぐらい増えても十分好形なので、いろいろ改作を作れます。
双子問題として、この図に詰方82歩を加えた問題を作ってみました(ドキドキNo.42、27手、手順前後あり)。
もう一つの方向性として、「金問題は飛合」の常識の裏をかくことも考えました。
大道棋1のように金合の作品も作りましたが、裏をかくなら歩合ぐらいにしたいですね。
◇72馬型原型 未発表
金捨てに93玉の逃げを作るために72馬配置にしました(21手)。
更に裏をかいて、歩合で逃れ、作意は全く別の手順で作ったのが大道棋3というわけです。
今回の出題は、紛れを増やす方向を推し進めたもの。金の質駒がごろごろ。解答者が減少しそうですが、詰パラ読者を信じて出題します。
解答は最終手と手数(と短評)だけでOKです。1名に呈賞。
◇大道棋4 加藤徹
解答締切:3月末
解答送付先 (省略)
メール解答の方はこちらに。 (省略)
注1)上記の大道棋3の解説および全短評はこちら。
注2)上記の大道棋4の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。
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