推理将棋第51回出題(1月20日まで)
[2012年1月29日最終更新] 51-4解答、第51回出題当選者発表
将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第51回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
解答、感想はメールで2012年1月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第51回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で2名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。
推理将棋第51回出題 「平成24年(龍年)の新春推理将棋」 担当 DD++
今回は年越し2ヶ月出題です。出題数もいつもより1題多く、しかも1つは連立問題なので実質5題。テーマは1ヶ月フライングで「平成24年(龍年)の新春推理将棋」。全ての局に24か龍が関わります。
初級は推理将棋の話題が集まる詰工房の有志で以前作った問題。3-1にある問題の龍バージョンで、ネタ出しも最初に手順を見つけたのもTETSUさん、限定と会話文は私が担当しました。中級はおもちゃ箱担当者のDD++作。素直に「24龍」の着手を鍵にしてみました。上級その1は推理将棋の館管理人の館長さん作。後手が歩ばかり24手指す趣向手順。上級その2は詰パラ担当者の渡辺秀行さん作。トドメが「24の着手」と「龍の着手」という、テーマに非常にふさわしい連立推理将棋です。
現在の推理将棋を引っ張っているメンバーからのお年玉です。旧担当者まで並べるのはさすがに問題数が多くなりすぎるので、現担当者だけでご勘弁を。
■練習問題
「さっきの将棋、▲26歩△24歩▲25歩△同歩▲同飛△62金まで見てたけどどうなった?」
「9手で詰んだよ、って言えば残りの3手は分かるよね」さて、残りの3手はどんな手だったでしょうか。
■本出題
- 51-1 初級 詰工房有志作 龍を詰ましてみよう 7手 解答
6手目に龍を作れる場所は2箇所です。 - 51-2 中級 DD++作 24年の龍の年 11手 解答
この先手龍の作り方はちょっと珍しいかも。 - 51-3 上級 館長さん作 連続24回歩の着手 48手 解答
暗算だとうっかりしやすいところがあるので気をつけて。 - 51-4 上級 渡辺秀行さん作 平成24年新春推理将棋大会 11手×2 解答
各局の最終形を予想できるかが勝負どころ。
■51-3条件訂正(2011年12月19日 DD++)
51-3の条件箇条書きに誤植があり、会話文との間に条件の食い違いが生じておりました。訂正するとともに深くお詫びいたします。なお、訂正前の箇条書き条件でもそれを満たす手順は本来の作意手順ただ1つとなります。
■お年玉ヒント (2012年1月2日 DD++)
あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い致します。
では早速お年玉ヒントを。
51-1:6手目に飛が成れる場所は37か47。正解はどっち?
51-2:24龍の利きの中で最も狭い場所に後手玉を移動させましょう。
51-3:先手玉を端五段目に移動させた時に後手歩が三段目に9枚揃っていれば、そこから怒涛の18連続王手!
51-4:龍の着手でも24の着手でも同じような詰上がりになるということは? そう、片方は開き王手の詰みです。
■締め切り前ヒント (2012年1月16日 DD++)
51-1:47の龍に飛を縦に利かせて詰めましょう。
51-2:先手は5手目、後手は4手目からそれぞれ1枚の駒しか動かしません。
51-3:7手目と10手目に待ち手のような手を入れつつ13手目に15玉へ移動、歩を突く開き王手を見逃さないように。
51-4:Bの駒打ちは7手目に飛車。さて9手目にそれが成った後で24に何かを動かして開き王手にするには?
Aはそれを見て同じ形に仕上げてください。こっちは自飛車が成ります。
51-1 初級 詰工房有志作 龍を詰ましてみよう 7手
「よし、後手番だけど龍も作ったし有利に進みそうだぞ」
「でも7手目にこうしてその龍が詰むけど」
「げっ、あの6筋の手はそういうことか……」さて、7手目まではどんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 7手目に後手龍が詰んだ
- 6筋の着手あり
※「龍が詰んだ」とはここでは取りのかかっていない後手龍に7手目に取りをかけ、8手目にどんな着手をしても9手目に龍が取れることを意味します。
12月15日、注意書きに加筆(DD++)
51-2 中級 DD++作 24年の龍の年 11手
「今年の指し初めは縁起がよかったよ」
「どんな将棋だったんだい」
「24年の龍年の1月1日に指した将棋が、24龍まで11手の詰みで勝ったんだよ」
「へえ、それはおめでたい話だ」
「相手もゲンを担いだのか最初に24に着手してたよ」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 24龍まで11手で詰んだ
- 後手は最初に24に着手した
51-3 上級 館長さん作 連続24回歩の着手 48手
「お互いに最初は同じ筋にあった駒を動かしたあの将棋すごかったね」
「後手は歩の着手24回のみで、成ることもなく20回の王手で詰ませたよ」
「後手は連続して同じ段の駒は動かさなかったんだ」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 後手は歩の着手24回のみで、20回の王手で先手玉を詰ませた
- 初手と2手目は同じ筋にあった駒の着手
- 後手が連続して同じ段にある駒を動かすことはなかった
- 成る手なし
51-4 上級 渡辺秀行さん作 平成24年新春推理将棋大会 11手×2
A君とB君が新春推理将棋大会の結果について話しています。
A君「僕は1月1日辰年だから11手目に龍を動かして相手玉を詰めたよ」
B君「僕は平成24年1月1日ということで24に着手して相手玉を11手で詰めたよ。
『同角生』と取った駒を一段目に打った手が決め手になったね。」
A君「終局図を良く見てごらんよ。駒の向きはさておき、
盤面上の大駒と玉の配置が君と僕の将棋でほとんど同じだね」
B君「そうだね。玉と生角計4枚と龍の配置が同じだ。
飛の配置が1マスだけずれているけどね」さて、A君とB君の将棋の手順は?
<共通条件>
- 11手で詰み
- 駒の向き(先手後手)を無視すると、A君とB君の終局図を比べて、
玉2枚、生角2枚、飛、龍の配置は飛が1マスずれている以外すべて同じ<A君の条件>
- 最終手は龍を動かす
<B君の条件>
- 最終手は24に着手
- 先手は『同角生』と取った駒を一段目に打った
■練習問題解答
問題以下、▲22飛成△52金上▲31龍まで。テーマにあわせて練習問題も龍の問題。少し珍しい逆サイドからのはてるま手筋です。
31からのはてるま手筋は22角を処分しなければならないので大変そうですが、実は意外とすんなり成立します。飛が出撃する場合はたいていはてるま手筋に持ち込めるので、解図の場合も検討の場合も要警戒です。
推理将棋の問題も募集しています
このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。
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コメント
あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い致します。
では早速お年玉ヒントを。
51-1:6手目に飛が成れる場所は37か47。正解はどっち?
51-2:24龍の利きの中で最も狭い場所に後手玉を移動させましょう。
51-3:先手玉を端五段目に移動させた時に後手歩が三段目に9枚揃っていれば、そこから怒涛の18連続王手!
51-4:龍の着手でも24の着手でも同じような詰上がりになるということは? そう、片方は開き王手の詰みです。
投稿: DD++ | 2012.01.02 11:22
では締め切り前ヒントです。
51-1:47の龍に飛を縦に利かせて詰めましょう。
51-2:先手は5手目、後手は4手目からそれぞれ1枚の駒しか動かしません。
51-3:7手目と10手目に待ち手のような手を入れつつ13手目に15玉へ移動、歩を突く開き王手を見逃さないように。
51-4:Bの駒打ちは7手目に飛車。さて9手目にそれが成った後で24に何かを動かして開き王手にするには?
Aはそれを見て同じ形に仕上げてください。こっちは自飛車が成ります。
投稿: DD++ | 2012.01.16 16:44