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松田圭市「すなどけい」

[2024年10月28日最終更新]

41rauxc3scl_sl250_2021年10月29日に、『増補新版 すなどけい 松田圭市 詰将棋作品集』が、つみき書店より発売。

「3手詰から29手詰まで150局。 ほとんどは形良くセンス抜群の短編で、特に作者が「私の夢の密度」という9手詰が70局で本作品集の中軸となっている。
 本書は2012年に北海道IT出版から発行された『すなどけい』の増補新版です。100局だった旧版に新たに50局を追加しました。また編集も一新しています。持ち歩いて解いて楽しんでいただけるように新書版としました。」

下記より購入できる。


2024年10月27日

2021年10月30日

2021年10月27日

2021年10月22日

2021年10月20日

2021年10月19日

2021年10月18日


Sunadokei北海道将棋連盟のサイトで毎月詰将棋を出題していた松田圭市さんの詰将棋作品集「すなどけい」が2012年9月に発刊された。

アマゾンでオンラインで購入できるほか、北海道では下記書店で販売している。

  • 紀伊国屋書店札幌本店
  • 喜久屋書店 ザ・本屋さん
  • 文教堂書店函館昭和店
  • ジュンク堂書店旭川店

連盟での出題でも好評だった詰将棋(3手詰から19手詰まで100題、9手詰が52題ともっとも多い)も魅力だが、その中に散りばめられているコラムのページも楽しい。題名を並べると「詰将棋と粋」 「パズルチック」 「名著『盤上のパラダイス』」 「とある愛棋家のブログ」 「初受賞」 「アレンジ」 「詰将棋シアター」 「推理将棋」 「つめる」 「制限美」 「全手順不成」 「初めに詰将棋ありき?」 「恋愛小説家」、そして最後がここにも掲載した會場健大さんの「「すなどけい」に寄せて」。


『すなどけい』好評発売中  松田圭市

この度、松田圭市詰将棋作品集「すなどけい」を上梓させていただきました。9手詰を中心にまとめました。コラムも充実していて、私独自の詰棋観を感じとっていだだけると思っています。表紙は詰将棋で持駒なしです。

価格は1260円。紀伊国屋書店札幌本店、喜久屋書店ザ・本屋さん、文教堂書店函館昭和店、ジュンク堂書店旭川店の北海道内4店。そしてアマゾンで好評発売中です。

會場氏の推薦文を紹介させていただきます。

「すなどけい」に寄せて  會場健大

北海道を代表する短編詰将棋作家である松田圭市さんの作品集が出版の運びとなった。山田修司さんや北川邦男さんといった有名作家が作り上げてきた北海道の詰将棋史がある。松田さんはそこから不連続な地点に突然現れて、詰将棋の新しい魅力を提示し続けてきた。

松田詰将棋の魅力の一つは、そのおおらかさにある。詰将棋において、おおらかさを褒め言葉として用いることには奇異な感じを受けるかもしれない。もちろん、ここでいうおおらかとは、配置が整理されていないだとか手順が緩いということを意味するのではない。ここで強調したいのは、作品の中を流れている時間のおおらかさである。松田さんの詰将棋は難解な迷路でもないし、さりとて完全な一本道でもない。ちょうど学校からいつもと違う道で帰ってみるような、ささやかな探検の時間である。まさに子供のころのような好奇心、それが松田さんの詰将棋を作り上げている。

そうした童心に返る時間を表すものとして、「すなどけい」という本作品集のタイトル以上のものはない。誤解を恐れずに言えば、松田さんの詰将棋はけっして精巧な高級時計やデジタル時計の類ではない。ある目的に向かって、寸分の無駄も許さずに無機質さを詰め込むという暴力的な記号性を、松田作品は拒否する。松田さんの駒たちは歯車や電気信号ではなく、空間をさらさらと流れる砂である。それらがきらめきながら自然のままに運動しこぼれ落ちていくのを、子供のような無邪気さで眺めていると、いつのまにか時間が経っていたことに気づく。それはとても安らぐ時間でもある。

だから、本作品集をタイムトライアルの道具のようには使ってほしくない。砂時計は時間を無粋に切り取ることはしない。砂が全部落ちたら、またひっくり返せばいいだけのことだ。だから、作者の松田さんと同じ好奇心でもって、ひとつひとつの作品を、時を忘れた子供のように見つめてほしい。そうすることで、指将棋に役立つということを超えて見えてくるものがあるはずだし、駒と戯れる安らぎの時間を得られるはずだ。


2012年10月15日

  • すなどけい 詰将棋作品集 その3 (バビル3世の PC関連 & お勧め映画、書籍そして将棋
     
    「・・・ このまえ苦戦した問題がありました。結局20分以上考えてようやく詰みましたが こんなに狭い玉 完全に盲点をつかれました。 あとから解説を読むと自作9手詰みでは最難関と書いてありました。あーやっぱりね。 お酒の席とはいえ詰将棋でも有名なプロ棋士にこれで配置はあってんのと言わしめた逸話があるというもの 一度挑戦してみてください。 ・・・」

2012年10月8日

2012年9月21日

2012年9月20日

  • 松田圭市「すなどけい」 (全詰連会長のブログ
     「・・・ 短編作品100題と、エッセイがなかなか面白いです。また解説中にも昔の思い出がちりばめられていて、拙著「奇想曲」などもチラリと登場。作品集「すなどけい」は1200円+税。アマゾンで注文するか、北海道の一部書店でも購入できます。 ・・・」

2012年9月18日

  • 【9月の新刊】詰将棋作品集「すなどけい」 (将棋のブログ
     「・・・ 北海道の詰将棋作家 松田圭市さんの作品集。(3~19手詰め全100題) 表紙は持ち駒なしの詰将棋ですが、結構難しいです。(10分以内に解ければ有段レベルかも?) 「これ、詰みあるの?」と悩んだ方もいらっしゃることでしょう。(実は私も^^) ちゃんと詰みはあります。答えがわかればとても味わい深い作品ですね。コラムもおもしろいことが書かれているようで、気になる一冊です。 ・・・」
  • 詰将棋作品集「すなどけい」 (ストンリバーの日記
     「・・・ 作品集そのものをまだ求めていないので、その内容がよく分からない部分(9手詰中心で何題なのか等)があるが、9月17日付のネットでの「詰将棋メモ」に掲載された會場健大氏の推薦文が実に良くできている。 ・・・」

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コメント

 「あとがき」で、某大学将棋部“名誉OB”という記述がありますが、そのような事実はございません。
「某大学将棋部」並びに「某大学将棋部OB会」とは、一切関係はございません。

投稿: 某大学将棋部OB | 2012.09.18 18:39

確かに名誉OBと称したのは、私の驕りかも知れません。
ただ、その大学の将棋部関係者との飲み会に出席し、楽しんだのは事実です。

投稿: 松田圭市 | 2012.09.20 20:42

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