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推理将棋第62回解答(4)

[2013年2月3日最終更新]
推理将棋第62回出題の62-4の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第62回出題  推理将棋第62回解答(1)  (2)  (3)  (4)  (5)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


62-4 初級 渡辺さん作      14の駒は?        10手

「さっきの14に歩以外の着手をしていた将棋はどうなった?」
「10手目25の着手で詰んだよ」
「変な将棋だったね。5筋の着手も変だったし、それより前にあった3筋の着手も変だったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手目25の着手で詰んだ
  • 14に歩以外の着手があった
  • 5筋の着手より前に3筋の着手があった

出題のことば(担当 DD++)
  ひねって考えると逆に苦戦するかも。

追加ヒント:
  「14の駒は?」常識的に後手の手だとすれば、駒打ち以外で8手目までにそれが可能なのは5枚だけ。
  こういう問題で5筋の着手を捻り出すには▲58玉が定石。すると玉は1筋に届かず、トドメには金がほしいところ。


推理将棋62-4 解答  担当 DD++ Suiri624

▲4六歩    ▽二金    ▲八玉    ▽2四歩
▲4七玉    ▽2三金    ▲3六玉    ▽1四金
▲2六玉    ▽2五金  まで10手

解くための手がかりはタイトルにあります。14への歩以外の着手、先手がやろうとするとかなりの手数がかかる上に詰みに全く関係がなく、まず考えから除外していいでしょう。もちろん最終手は25の手なのでこれも除外して、後手が8手目までに着手するとすれば以下のいずれか。

1.△14歩△15歩△14香
2.△84歩△85歩△84飛△14飛
3.△24歩△32金△23金△14金(もしくは銀)
4.△42玉▲33角△同玉△24玉△14玉(もしくは金)
5.△34歩△77or88角成(△??馬)△14駒打ち

1と2は明らかに最終手25にまともな着手ができないのでハズレですね。4も25玉で王手はできませんし25金は同玉とされるのでハズレ。5については一見それっぽく見えますが、25角離し打ちまでだと玉方の準備がかなり必要で、25で隣接王手までだと作った馬と連携することができず、手が全然足りません。

よって本命は3。銀よりは金の方が当然玉頭を押さえやすいので25金までの詰みを目指しましょう。36歩と突いて玉を15または16へ進めれば簡単に詰みますが、しかし条件から5筋の手が必要。少しずらして46歩に58玉から26玉という形で詰ませてもらえば作意にたどりつきます。

それではみなさんの短評をどうぞ。

渡辺(作者) 「条件は5筋の着手より後に3筋の着手があるかどうかについては何も言っていないのですが、その辺を会話文で読みとって頂けると有難いです。」

■もっと極端に5筋→3筋→5筋→3筋と着手された場合すらも「5筋の着手より前に3筋の着手があった」は一応満たすんですよね。わかりにくいことこの上ないですが。

斧間徳子 「2つの手順前後を同時に解消する『5筋の着手より前に3筋の着手があった』という条件がうまい。」

■上で述べたように5筋の手が2回あるような紛れを考える場合の解釈に解答者が迷う可能性があるのは難点ではあったり。

チャンプ 「お年玉問題ってこれでしたかね?一番時間が掛かりましたが?(笑)」

■変に凝った詰め上がりの作品ばっかり考えているからそうなるんです(笑)。というのは半分冗談ですが、初級に対し特殊な手順から考え始めるのが遠回りなのは事実。

NAO 「14歩以外で詰ますには金しかない。」

■仮にトドメが25でないとしてもそれほど幅はないですね。

橘圭伍 「一番悩んだ作品。最後の条件から推測しようとした為にこの単純な展開が見えなかったです」

■深読みしすぎですってば。

占魚亭 「25角までの透かし詰だと思っていたので大苦戦。」

■14角を25に進めて詰みだと先手が25に合駒を用意しないといけなくて大変。

はらたっと 「玉対金の勝負でした。」

■もっとも単純な10手詰はこの系統だと思います。

平井康雄 「これはさすがにノーヒントですぐにわかりました。」

■そう、素直にやればすぐの問題なんです。

たくぼん 「分かりやすくて楽しい作品。今年もこんな感じでお願いします」

■とコメントをいただいた翌月、その渡辺さんの作品がですね……。

テイエムガンバ「『先手が1四に駒を打つ』というのはさすがにないので、『後手が駒を取って1四に打つ』だろう、とは思っていたのですが、4一の金が動いて詰ませるとは……。」

■後手が14に駒を打っても結局角(馬)と全然連携できないよね、まで頭が回ればバッチリでした。

S.Kimura 「14角,25金で詰ませることを考えていましたが,14の駒を25に動かせば良かったのですね.」

■角金とらせるのに先手が2手かけると玉が25金で王手のかかる位置まで動けませんね。

鈴木康夫 「ヒントを見ても自陣の金の出動に気付くのに苦労しました。」

■自陣の金銀は推理将棋で最も使われにくい駒ですから忘れがち。

諏訪冬葉 「素直にとあったので▲26玉に△25金/▲37玉に△25桂/▲58玉に△25角の3通りを考えたが、△14に歩以外が成立しない。ヒントを見るまで41金の出撃に全く気付きませんでした。」

■3通りの中に正解があったのにもったいない。

やまかん 「14には角を打つのとばかり思ってしまいましたので結構時間がかかりました。作者に負けた気分です。」

■14角を25に進めて王手するのも25に打つ駒の紐にするのも感覚に反してかなり大変なのです。

はなさかしろう 「金ですね。シンプルですが、角が舞い飛ぶ手順ばかり見ているとかえって新鮮でした。」

■盲点、という表現がしっくりくる感じでしょうか。


正解:17名

  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  香箱さん  鈴木康夫さん  諏訪冬葉さん
  占魚亭さん  たくぼんさん  橘圭伍さん  チャンプさん  テイエムガンバさん
  NAOさん  はなさかしろうさん  はらたっとさん  平井康雄さん  妙高仙人さん
  やまかんさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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