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推理将棋第64回出題(3月20日まで)

[2013年3月28日最終更新] 64-3解答、第64回出題当選者

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第64回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2013年3月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第64回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第64回出題  担当 DD++

問1。将棋で詰みにするためには最低「何回」着手すればよいでしょうか。答えはみなさん御存知の通り「7回」です(すかし詰なしの場合)。では問2。将棋で詰みにするためには最低「何箇所」着手すればよいでしょうか。「5箇所」という手順は例題のように比較的簡単にできますが、「4箇所」では果たして? そして可能ならばどんな4箇所の組が可能でしょう?

そんな話題が少し前に mixi の推理将棋コミュで話題になりました。結論は「手数をかければ4箇所でも何パターンか可能」なのですが、そんな中、渡辺秀行さんが面白い4箇所の組をいくつか見つけたとおもちゃ箱に投稿してくださいました。難度は全て上級かそれ以上なのですが、面白いテーマなので今回は「4箇所問題特集」を出題します。10日頃と16日頃に2回大きなヒントを出しますので、自信がない方は最初からヒント待ちするのも手かもしれません。


Suiri640 ■練習問題

「さっきの将棋、▲76歩△62玉▲33角不成△51金左▲同角不成△52玉まで見てたけどどうなった?」
「9手で詰んだよ。着手地点は5箇所で成る手はなかった、って言えば残りの3手は分かるよね」

さて、残りの3手はどんな手だったでしょうか。


■本出題


■中間ヒント (3月10日 DD++)

予告していた通り、中間ヒントです。

64-1:着手する地点のうち3箇所は、42、53、76。しかしあと1箇所は33ではありません。
64-2:着手する地点のうち3箇所は、34、77、68。しかしあと1箇所は69ではありません。
64-3:着手する地点のうち3箇所は、32、33、76。しかしあと1箇所は42ではありません。

■締め切り前ヒント (3月16日 DD++)

締め切り前ヒントです。

64-1:53地点で駒交換の応酬。先手は取った飛を銀に交換し、次いで馬を金に交換して、▲42金まで。
64-2:飛車の往復で形を整えながら△68銀までを目指します。先手の左銀を取らせることを急ぐと銀の手4連続が指せなくなって失敗。
64-3:32と33に「と金」を往復させながら形を作り、▲32龍▲33角で合い効かずの詰み。この「と金」を作るためには最初の6手は……。


64-1 上級 渡辺秀行さん作    4箇所着手3局 (A)   17手

A氏「昨日、最初から最後までたった4箇所しか指さない珍しい将棋を見たんだ」
B氏「偶然だね、僕もだよ」
C氏「俺もだ」
A氏「17手目に後手玉が詰んだんだけど、駒成が2回あって少なくとも一方は、直前の相手の着手を取る手ではなかったな」
B氏「僕のは20手目に先手玉が詰んだときに、初期配置から先後の向きだけが逆になっている駒があったんだ」
C氏「俺のは25手で詰むまでに『同』と付く着手は5回だったけど不成の着手はなかったね。」
B氏「うん、僕のは先手は後手の駒成の着手を『同』と取ったんだけど、その駒を打ったら直に後手に『同』と取り返されてそのまま先手が取り返すことはなかったんだ。先手は同じ種類の駒を4連続で着手したよ」
C氏「俺のは後手が最後から2~4番目に着手した駒は順に、角、金、角だったね」
A氏「それで後手が最後に着手した駒は?」
C氏「それは言えないね」

(条件)

  • 17手で詰んだ
  • 着手地点は4箇所
  • 駒成は、同の付かない着手を含め2回あった

64-2 上級 渡辺秀行さん作    4箇所着手3局 (B)   20手

64-1と同じ会話文

(条件)

  • 20手で詰んだ
  • 着手地点は4箇所
  • 終局図で初期配置と比較して先後の向きのみ逆になっている駒があった
  • 先手は後手の成る手を「同」と取り、その駒を打ち、直に後手に「同」と取られ、
    その後その駒は先手が取ることはなかった。
  • 先手は同種の駒を4連続で着手した。

64-3 上級 渡辺秀行さん作    4箇所着手3局 (C)   25手

64-1と同じ会話文

(条件)

  • 25手で詰んだ
  • 着手地点は4箇所
  • 「同」と付く着手が5回あった
  • 不成はなかった
  • 18、20、22手目の着手駒は順に「角」「金」「角」

※「5回あった」は過不足なく5回です。6回以上あってはいけません。


Suiri640a ■練習問題解答

問題以下、▲33角不成△62金▲51金まで。

この局面からあと3手で詰ますための7手目は実に43通りもあります。しかし「着手地点が5箇所」に反しないのはそのうち▲33角不成、▲33角成、▲33金(最終手42金が必要で失敗)のみ。着手地点数の制約は想像をはるかに超えて不自由な駒組みを強要されます。

特に今回の手順で注目したいのは2手目の△62玉。ここで直接△52玉としてもよさそうですが、どうでしょう。「▲76歩△52玉▲33角不成△51金左▲同角不成△62金▲33角不成」としたところで何か8手目を5箇所からはみ出ないように……おや、手パスでも詰むところなのに何か1手指すと詰めろが崩れてしまうようです。これでは失敗。△62玉はこのためにわざわざ遠回りをすることで駒組みのタイミングの調整をしていたのですね。

例題では△62玉は明示してありましたが、このようなただ1手を浪費する手が巧みに伏せられていると難易度は急上昇。今回はそういった「手パスしたいところをうまく消化する」技量がどの問題でも問われることになります。


推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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コメント

予告していた通り、中間ヒントです。

64-1:着手する地点のうち3箇所は、42、53、76。しかしあと1箇所は33ではありません。
64-2:着手する地点のうち3箇所は、34、77、68。しかしあと1箇所は69ではありません。
64-3:着手する地点のうち3箇所は、32、33、76。しかしあと1箇所は42ではありません。

投稿: DD++ | 2013.03.10 09:07

締め切り前ヒントです。

64-1:53地点で駒交換の応酬。先手は取った飛を銀に交換し、次いで馬を金に交換して、▲42金まで。
64-2:飛車の往復で形を整えながら△68銀までを目指します。先手の左銀を取らせることを急ぐと銀の手4連続が指せなくなって失敗。
64-3:32と33に「と金」を往復させながら形を作り、▲32龍▲33角で合い効かずの詰み。この「と金」を作るためには最初の6手は……。

投稿: DD++ | 2013.03.16 16:10

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