平成24年度看寿賞
[2013年10月1日最終更新]
平成24年(2012年)の詰将棋の最優秀作品(ネット発表作品も対象)を表彰する平成24年度看寿賞。詰将棋パラダイス2012年4月号で候補作品の推薦募集が始まった。Webサイト(詰将棋パラダイス)からも投票できる。受賞作品は同誌2013年7月号で発表され、7月14日に名古屋市で開催される第29回詰将棋全国大会で表彰された。これまでの受賞作品は、全日本詰将棋連盟で鑑賞できる(下記リンク)。
発表された全作品を見てないと推薦できないと思う人が多いせいか、例年推薦は非常に少ないが、自分の見た範囲で良いと思った作品を推薦すればOK。看寿賞委員の目から漏れた作品を補足する意味もあるので、ネット発表や専門誌以外の雑誌・新聞で発表された作品も含め、多くの人の推薦を期待したい。
関連情報: 平成24年度門脇芳雄賞
平成23年度看寿賞 (22年 21年 20年 19年 18年 17年 16年 15年)
- 看寿賞のページ 平成24年度看寿賞受賞作 (全日本詰将棋連盟)
- 看寿賞 平成24年度詰将棋看寿賞速報 (詰将棋パラダイス)
- 詰将棋 看寿賞 (Wikipedia)
- 第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(3)看寿賞表彰 (詰将棋全国大会)
受賞作品 (詰将棋パラダイス2013年7月号参照)
■短編賞 該当なし
■中編賞 廣瀬崇幹作 25手 (詰パラ2012年7月号(676号)、短期大学)
図面 棋譜ファイル
・ 自作補足1:詰将棋パラダイス2012年7月号 (詰将棋解析メモ~h160seの倉庫)
■中編賞 芹田修作 19手 (詰パラ2012年11月号(680号)、短期大学)
図面 棋譜ファイル
・ 詰将棋パラダイス2012.11 (三軒茶屋将棋倶楽部の裏通り)
・ 全応手馬の長手数記録作品 (おもちゃ箱)
■長編賞 井上徹也作「涛龍」 (詰パラ2012年7月号(676号)、大学院)
図面 棋譜ファイル
・ 井上徹也「涛龍」 849手 (おもちゃ箱)
■特別賞 岡村孝雄作「涓滴」 (詰パラ2012年4月号(673号)、大学院)
図面 棋譜ファイル
・ 石垣煙詰の盤面駒数最多記録作品 (おもちゃ箱)
(石垣図式の盤面駒数最多記録作品、初形図形曲詰の長手数記録作品)
* 図面、棋譜ファイルは詰将棋パラダイスより
2013年9月30日
2013年8月4日
- おかもと@Araiyayon
「岡村孝雄作『涓滴』をGIFアニメにしてみた。見事に煙る。 http://twitpic.com/d6eovq」
「伊藤正作「月蝕」もGIFアニメにしてみた。駒の消し方がちがうのがよくわかる。 ちなみに、GIFアニメ作成はLICEcap、棋譜再生は柿木将棋を使用。 http://twitpic.com/d6h8qm」
2013年7月31日
- こまおと:詰め将棋の優秀作に贈られる第51回看寿賞が… (毎日jp)
「詰め将棋の優秀作に贈られる第51回看寿賞が決まった(敬称略)。短編賞=該当作なし▽中編賞=廣瀬崇幹、芹田修▽長編賞=井上徹也▽特別賞=岡村孝雄。第2回門脇芳雄賞は詰将棋解答選手権に貢献した若島正。」
2013年7月29日
- 駒36枚、次々消えて3枚に? 詰将棋「看寿賞」決まる (朝日新聞)
「2012年に発表された詰将棋の最優秀作品に贈られる「第51回看寿賞」が、月刊誌「詰将棋パラダイス」7月号で発表された。全日本詰将棋連盟の主催で、プロ棋士や詰将棋作家らが選考した。中編部門(19~49手)で廣瀬崇幹さんと芹田修さん、長編部門(51手以上)で井上徹也さんの作品がそれぞれ選ばれ、特別賞に岡村孝雄さんが決まった。短編部門(17手以下)は該当作がなかった。 ・・・」
- 朝日新聞将棋取材班@asahi_shogi
「山)明日夕刊の碁将棋面では、詰将棋の「看寿賞」の話題も。先行して朝日新聞デジタルで配信しています。特別賞の岡村孝雄さん作「涓滴(けんてき)」の図面と全正解手順もご紹介しました→駒36枚、次々消えて3枚に? 詰将棋「看寿賞」決まる http://t.asahi.com/bxhr」
2013年7月18日
2013年7月7日
- とりあえず何か書かなければ、と (詰将棋解析メモ~h160seの倉庫)
「昨日より1ヶ月半ぶりに、ネットのつながる環境に帰ってきました。まさかびっくり、自分の作品が看寿賞を受賞していたなんて…。 ・・・」
2013年7月5日
- 詰将棋パラダイス7月号 書評 (81puzzler)
「・・・ 看寿賞は良くも悪くも、その年々によって基準が変わっている気がしますね。
受賞作は妥当と思います。 ・・・」
2013年7月4日
- 詰将棋パラダイス2013年7月号 (my cube)
「・・・ 看寿賞……中編の2作、どちらも趣向作の香りがします。手順も軽めです。例年なら「軽い」という理由で落選してしまいそうですが、やっとこのような作品が評価されるようになったんだなあ、と嬉しく思います。自作は一般推薦では人気があったようで、ありがとうございます。推敲不足が悔やまれる、とありますが、今となっては僕は全く後悔していません。 ・・・」
2013年7月3日
- 詰将棋パラダイス2013年7月号 (名無し名人の題名のないブログ)
「・・・ 【看寿賞】
短編:該当作なしは予想通りではありますが残念。
中編:少し意外でしたがどちらも誰でも楽しめる作品で好みなので嬉しいです。
長編:順当としか言い様がないですね。
特別:長編2作受賞と予想していましたが「涓滴」は確かに特別賞の方が合っている気がします。
それにしても第1次投票で自作が3作も候補に挙がっているのには驚きました。 ・・・」
- パラ7月号をちょこっと。 (冬眠蛙の冬眠日記)
「・・・ それにしても看寿賞選考、委員の皆さんの討議内容は本当にすごい。頭が下がります。今回の作品はどれも歴史に残る、という意味で受賞にふさわしい作品が揃ったように思います。 ・・・」
2013年7月2日
- EOG@EOG10
「看寿賞短編。鈴川作、芹田作、武島作(高校)がベスト3。柔軟な発想力は高校生が優るが、完成度からすれば芹田作かなと思っていた。が類作ありでダメ?当時は類作調べはしていなかったが、図巧38番まで遡ったりして。鈴川作は発表図がベストでしょう。ほかでは将世7月号金子義隆作。」
「看寿賞中編。正直、該当なしの一昨年以上に印象に残る作はなく該当なしと思っていたが、受賞の2作については全く異論なし。芹田作は受賞タイプではないと思っていただけに拍手。廣瀬作は半期賞を逃しただけにほっとした。他ではパラ8月号谷崎聖弥作が名作と思っている。」
「看寿賞長編。毎月受賞級の作ばかり。一次選考の諸作はいずれが受賞しても不思議でない。個人的には歩なし煙の概念を一掃した吉田作がベスト。案の定漏れてしまったが、この作はリアルタイムで解かないと。」
- 看寿賞 (詰将棋かも...)
「最近、詰パラは積ん読状態だったのだが、7月号の看寿賞の発表を見て廣瀬氏の中編賞受賞を知った。受賞は当然と思っていたので驚きはしなかったが、ほんの少し氏の作品に係わった者としては、この上なく嬉しい。 ・・・」
2013年7月1日
- 詰パラ7月号 (風みどりの玉手箱)
「・・・ 長編は2作。よしよし(^^)v 中編はどちらも楽しい作品で、やはりこういう路線、いいですよねぇ。もりもり開発されて欲しい分野です。中野さんも復活して欲しいです。若島作15手についてちょっと議論らしい議論になっていますね。もっと、やれやれ(^^;; ともあれ、受賞者の皆様、おめでとうございます。・・・」
2013年6月30日
- 平成24年度看寿賞 (あーうぃ だにぇっと)
「・・・ 最近10年をみると、短編賞、中編賞は4回該当作なしという結果に終わっている。そこで、下記の通り審査結果をまとめてみた。 ・・・ ×が3人以下の年は最多得票の作品に受賞すればいいのではないかと思う。」
- 詰将棋パラダイス7月号 ちょっとした感想 (詰将棋の欠片)
「・・・ 「涛龍」は全員全員一致で長編賞、「涓滴」も多くの支持を得ての特別賞受賞。前者は構想、後者はこの形から煙るというのが凄いです。 ・・・ 芹田氏作は表現がはっきりしていますね。誤植もありましたが、内容が評価されての受賞であることは間違いないでしょう。廣瀬氏作は鑑賞してみると確かに素晴らしい作品です。半期賞を獲れなかった作品の看寿賞受賞は珍しいのではないでしょうか ・・・」
2013年6月29日
- 詰パラ届く (Ma vie quotidienne)
「・・・ 今回のメイン記事は、もちろん看寿賞の選考過程である。長編賞は満場一致だったが、短編賞と中編賞をどうするかはずいぶん議論があったようだ。詰将棋解答 選手権で出題された若島氏の作品が、短編賞受賞まであと一票及ばなかったというのはちょっとびっくり。選考委員の誰か一人の意見が違っていたら、久しぶり に「該当なし」がなかったかもしれなかったわけだ。まあ、若島さんはこれからまた何度も受賞することになるに違いない。」
- Problem Paradise@propara
「詰パラを読んだら、看寿賞短篇部門で自作が候補になっていて、しかも1票足らずで受賞を逸したなんて、あまりの意外さに思いっきりコケそうになりました。長いこと詰将棋作家をやっていると、想像もできないようなことが起こるものですね。」
2013年6月28日
2013年6月27日
- Yoshida Kyouhei@kyouhei1992
「長編賞、特別賞の2作は文句なし。自作はやはり?選ばれませんでした。半期賞とまっつぁんこ賞(笑)を取れただけで満足です。http://www005.upp.so-net.ne.jp/tsumepara/contents/4appre/kanju/kanju12.htm」
- 看寿賞 (詰将棋劇場blog)
「・・・ 選考委員の一人としては、今回の結果が広く一般に受け入れていただけるかどうか、非常に気になるところです。長編賞の井上作と特別賞の岡村作については、まず異論は出ないと思われるのですが、問題は中編賞です。芹田作は蟻銀の誤植の方で有名になった作品なんですが、看寿賞にしては軽すぎるのではないかと、かなり議論になりました。私は「シンプルイズベスト」という判断で投票しました。わかりやすい構造と手順は価値があると判断したものです。廣瀬作については、半期賞の候補にすら上っていなかったので、疑問を持たれる方もあるかもしれませんね。本作については4票で当選となったので、最終的には私が1票入れたかどうかで結果は変わったことになります。だから、私の責任もかなり重大であったと言えます。 ・・・」
2013年6月26日
- ss@serisiu
「詰将棋のよさは一人で素晴らしい棋譜を作れるところにある。指将棋派とも詰将棋派とも違う部分の理想を求めておいらはやってきた。」
「おいらが求める理想の詰将棋の先に看寿賞があるのかといことにずいぶん悩んだけど、結果的に意外過ぎる作品を選んでもらって面喰っている。実はもらえるなら短編だと思っていた。」
「カジュアルではあるけれど、記譜としては完璧な出来だと思っている。難解性を重視する方々から見るとクソみたいな問題かも知れないが。」
「看寿賞の方向性として新しい部分を見せられたならうれしい。難しくなくても看寿賞が取れるという前例を残せたという意味では価値があると思う。反対も多かったと思うが、あえて推してくれた選考委員に感謝したい。」
- 看寿賞発表 (Ma vie quotidienne)
「・・・ どの作品も看寿賞の名にふさわしい内容の名作ではないかと思う。どの作品も発表されたときに感心したことは覚えているが、芹田氏作は出題時に「成銀」の表記が誤植で「蟻銀」になっていたことでも印象に残っている。こういう誤植なら詰みはあっても罪はないと以前書いたが、罪どころか大変な栄誉に結びついたわけだ。 ・・・」
2013年6月22日
- 2012年ベスト詰将棋&特別出題 (81puzzler)
「もうあと何日で看寿賞が発表されるかという時期ですが、今さら個人的には2012年の短中長編詰将棋ベスト5を発表します。 ・・・」
2013年5月25日
2013年3月28日
- (超個人的)平成24年度ベスト1 (名無し名人の題名のないブログ)
「・・・ 【短編】芹田 修氏作 詰パラ6月号 B級順位戦 ・・・
【中編】石本 仰氏作 詰パラ2月号 大学 ・・・
【長編】吉田京平氏作 詰パラ2月号 大学院 ・・・」
2013年3月24日
- (超個人的)平成24年度ベスト長編5局 (名無し名人の題名のないブログ)
「筆者が独断で選んだ平成24年度のベスト作品を挙げるコーナー。今回は長編です。長編は数が少ないので5局とします。 ・・・」
2013年3月20日
- (超個人的)平成24年度ベスト中編10局 (名無し名人の題名のないブログ)
「・・・ 中編は選んだ10局以外にも好作が多く充実していました。 ・・・ 他にも好作揃いで、10局に絞るのは悩みました。」
2013年3月15日
- (超個人的)平成24年度ベスト短編10局 (名無し名人の題名のないブログ)
「・・・ 今回から、年間に発表された作品の中から独断で選んだベスト作品を、短編・中編・長編の3分野に分けて発表していきたいと思います。あくまで個人的好みで選んでいますので、看寿賞予想などとは全く無関係ですので、ご理解ください。 ・・・」
2013年3月3日
- 新しい賞 (冬眠蛙の冬眠日記)
「・・・ 「直木賞に相当するような、もう少し大衆的なタイプの作品用の賞もほしいなあ」と。最近はほとんど読むだけ会員の冬眠蛙ですけど、結果稿を見るだけでも「おぉ、これはスゴイね」と思う作品は結構ありますから。きっと一般の将棋ファンにも親しみやすいんではないかなあ。先日の中編発表の場の話とちょっと関連して、妄想してみた次第です。大衆的な作品、というと浅学の冬眠蛙でも思いつくのが「将棋妙案」の久留島喜内。「久留島賞」とかどうでしょう。 ・・・」
2013年3月2日
- 3月になったが・・・ (詰将棋劇場blog)
「・・・ 今期から看寿賞認定委員の末席に加えていただくことになりました。候補にすら上ったことのない作家に出る幕はない、と思っていたのですが、今回は阿部氏の後任として、長年解説に関わった立場から参加して欲しいと、会長直々に依頼されて、結局引き受けることになってしまいました。 ・・・」
2013年3月1日
- 平成24年度「看寿賞」「門脇芳雄賞」候補推薦のお願い
全日本詰将棋連盟会長 柳田明 (詰将棋パラダイス2013年3月号)
「・・・ 看寿賞は、ご存じのとおり詰将棋界全体を通しての年間最優秀賞です。昨年1年間を通じてもっとも優れていると思う作品にご投票下さい。短編(17手以下)・中編(19手~49手)・長編(51手以上)の各部門fごとに3作まで。作者名、詰手数、発表誌を明記のこと。インターネット発表作も含めますが、作者に連絡が付かない場合には推薦者にご協力をお願いする場合があります。 ・・・」
2013年2月11日
- 「懺悔」と「工房大賞」 (ベイと祭りと詰将棋)
「・・・ しばしば「看寿賞を取れなかった名作」が取り上げられたりしています。そこで思い付きました。看寿賞とは異なるコンセプトで、詰工房が独自に作品を選び、表彰してはどうかと。 ・・・」
2012年12月30日
- 今年のベスト1・・・詰将棋編 (あーうぃ だにぇっと)
「・・・ 第6回まっつぁんこ賞は次の作品に授賞することにしました。要らないでしょうけど 詰将棋パラダイス2月号 大学院3 熊本市 吉田京平氏作 入選5回 「歩なし煙詰最長手数」 ・・・」
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