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推理将棋第69回出題(8月20日まで)

[2013年8月30日最終更新] 69-3解答、第69回出題当選者

※変寝夢さんと渡辺さんから、上級問題の非限定指摘を頂きました。粗検深くお詫び申し上げます。修正として「腹が立つのは奴の五段目の手だ。」を「腹が立つのは途中で奴が指した五段目の手だ。」に変更させていただきます。なお、解答につきましては、非限定部分の手順がどちらであっても正解とさせていただきます。(8月20日)

※はなさかしろうさんとNAOさんから、上級問題に余詰解を頂きました。粗検深くお詫び申し上げます。修正として「先手は五段目に着手したが、不成ではなかった」を「先手は五段目に角以外を着手した」に変更させて頂きます。なお、解答につきましては、作意・余詰とも正解とさせていただきます。(7月27日)

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第69回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2013年8月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第69回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第69回出題  担当 DD++

先日、初めて詰将棋全国大会に参加いたしました。当コーナー常連解答者や黎明期からのスイリストの方も数名いらっしゃって、たいへん楽しい時間を過ごさせていただきました。お会いした皆様、またスタッフの香龍会の皆様、どうもありがとうございました。

さて今月の出題ですが、9手11手11手と比較的短めなのでヒント前完答のチャンスかもしれません。初級は9手マイスター渡辺さんから、先々月とセットの問題で、今度は41の飛車で、それも不成で詰める問題です。中級はチャンプさんから、今月もまた着手筋制限系の問題、今度は6筋ですがさて。上級は鈴川優希さんから、昔はよく見られた系統の問題なので推理将棋が長い方には簡単かもしれませんが、そうでない方は新鮮に感じることでしょう。

次回出題の94形式問題も引き続き募集しておりますのでよろしくお願い致します。


Suiri690 ■練習問題

「さっきの将棋、▲76歩△52金左▲33角成△41玉▲43馬△32銀まで見てたけどどうなった?」
「9手で詰んだよ、って言えば残りの3手は分かるよね」

さて、残りの3手はどんな手だったでしょうか。


■本出題


■締め切り前ヒント (8月13日 DD++)

締め切り前ヒントです。

初級:飛を取るのは32地点。居玉のまま二段目を後手金銀で埋めましょう。
中級:実は先手も1つの筋の着手だけ。さりげない居角のアシストがポイント。
上級:打った55飛の利きを使って詰み。後手は99で取った香を有効活用しましょう。


69-1 初級 渡辺秀行作      41飛生迄で詰み      9手

「さっきの将棋、41飛生まで9手で詰んでいたね」
「そうだね、3筋への駒打より後に5筋の着手があったね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 41飛生まで9手で詰んだ
  • 3筋への駒打より後に5筋への着手があった

※ もちろん41飛不成と書いても正解としますのでご安心ください。


    69-2 中級 チャンプさん作    少年の将棋は?(その4) 11手

    少年A「7手目に君が初めて大駒を動かした将棋、その後どうなったか教えてよ。」
    少年B「どうなったと言われても、11手で詰ませて勝っただけだよ。」

    少年A「それだけでは何も分からないよ。」
    少年B「後手は6筋のみの着手で同じ駒を連続で動かすことは無かったよ。」

    少年A「666・・・これは・・・。」
    少年B「どうかした?」

    少年A「何も思いつかなかったや(笑)」
    少年B「・・・。」

    さて、どんな将棋だったのだろうか?

    (条件)

    • 11手で詰んだ
    • 7手目に初めて大駒(飛か角)が動いた
    • 後手の着手は6筋のみで同じ駒を2手連続で動かすことは無かった

    69-3 上級 鈴川優希さん作    プライドの代償      11手

    「昨日の将棋では、相手が角不成の手を指して挑発してきた。売られた喧嘩は買う、というのが私のやり方。互いに意地を張り続けた結果、計6回も角不成が登場した。しかし、あの三段目の手が敗着で、結局は11手で詰まされてしまった。腹が立つのは奴の途中で奴が指した五段目の手だ。不成でもないのに角の手でもないのに駒音高らかに指しやがって」

    (条件)

    • 11手で詰んだ。
    • 角不成が6回あった。
    • 後手は三段目に着手した。
    • 先手は途中で五段目に着手したが、不成ではなかった。角以外を着手した。

    Suiri690a ■練習問題解答

    問題以下、▲52馬△31玉▲42金まで。

    かなり珍しいところへ玉を追い込む手順です。31玉に対して33馬22角と2筋から詰める順は作例も多少ありますが、9手で4筋側から詰みというのはもしかしたら作例がないかもしれません。定番の詰め上がり位置というのがある一方、ほとんど手を付けられていない詰め上がり位置というのも9手ですらまだまだ存在するのです。

    というだけでは物足りない方へおまけ問題。この手順は6手目まで公開しないと完全になりませんが、実は角(馬)の中継地点や手の順番を少し変えるだけで、最初の4手を公開するだけで完全限定の問題にできます。さて、どうすればよいでしょう?


    推理将棋の問題も募集しています

    このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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    コメント

    締め切り前ヒントです。

    初級:飛を取るのは32地点。居玉のまま二段目を後手金銀で埋めましょう。
    中級:実は先手も1つの筋の着手だけ。さりげない居角のアシストがポイント。
    上級:打った55飛の利きを使って詰み。後手は99で取った香を有効活用しましょう。

    投稿: DD++ | 2013.08.13 19:14

    練習問題の件、発表はないかもしれません。mixi 432 <1> まさ氏作が該当します(条件中に最終2手が明かされています)。

    投稿: 渡辺 | 2013.08.18 18:11

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