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大道棋よもやま話 第17回 川崎の大道棋に挑戦

[2013年9月23日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。

関連情報: 大道詰将棋よもやま話  ドキドキストリート (おもちゃ箱


詰将棋パラダイス 2013年4月号掲載
大道棋よもやま話  第17回 川崎の大道棋に挑戦  加藤 徹

 詰パラ'71年2月号で川崎駅前に大道棋がでていることを知った私は、とある日探検しにでかけていきました。

 川崎駅の近くを歩いていると、いました、いました。川崎駅の北側、京急川崎駅にいく途中の銀行の裏口の前、ちょっと歩道から凹んだところで店開きしていました。銀行が閉店してシャッターが降りた後、夕方から始めているようです。

 アセチレンの灯に浮かび上がる大きな盤と駒、大道棋屋さんはおだやかな顔で、詰パラで読んでいたせいかあまり怖さは感じませんでした。

 さて、どんな問題を出しているのかなと盤面を見ると、ちょっと見かけない類型。こんな問題です。

Y017a

 少し考えてみると、角飛を捨てて逃げ道をふさいでから23桂不成といけば詰んでいるようです。勇気を出して手を出してみました。

 34角、同金、32飛、同飛、と読み筋通り。これがとどめと23桂不成としたら、13桂の捨て合!

 全然読んでなかった純情な加藤少年は動揺してあえなく奉納となりました。冷静に考えてみると13桂合でも詰んでいるのを発見、再度の挑戦です。ところが敵もさるもの、今度は13角合!

 さすがに2回目となると少し落ち着いてきて詰ますことができましたが、大道棋屋さんが相手と状況で応手を変えるのを実際に見て感心しました。

 あとで調べたら、この問題は近代将棋'58年2月号に発表された小西逸生氏の塚田賞受賞作でした。

 その後も何回か見に行きましたが、次の時からは「これはあなたにはやさしすぎる」といって挑戦させてくれませんでした。出題していた問題からもう1題紹介します(手順省略、29手)。

Y017b

◇大道棋16 加藤徹 正解

Y016

 84龍、同玉、64飛、74角合、同飛、95玉、75飛、86玉、85飛、97玉、
 88角、98玉、99歩、89玉、45馬、78飛合、77角、79玉、78馬、同玉、
 88飛、79玉 (69玉は59飛迄)、89飛打迄23手。

逆王手の74桂合は同馬で簡単。
金合は同馬、同玉、79金迄。飛金以外の合は77角、79玉、46馬以下。

 双玉だが逆王手の綾はほとんどなく筋に入れればあまり悩むところはない。ただし、5手目同馬など紛れに陥るとちょっと大変。

 9手目96馬迄と早まると「これは参りました。おや?香で取れますね」と奉納。今月の問題も同じだが、93が香なのに注意。

谷口翔太「74角合でドッキ。そういう昔もありました。最後に78飛合、さすがに此処までは読めません、残念」

三宅周治「玉を上部に逃がす不安に打ち勝つと見えてきました」

山下誠「角と馬の使い道が限られているので、考えやすかったです」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

◇解答者 22名 正解20名
【正解者】 (省略)
【当選者】 (省略)

◇懸賞詰将棋 大道棋17 加藤徹

Y017

 今回はちょっぴり双玉の味あり。駒が余ります。

 解答は4月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で1名に加藤徹好形大道棋50番「ドキドキストリート」などを贈呈。


注1)上記の大道棋16の解説および全短評はこちら。

注2)上記の大道棋17の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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