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昔の近代将棋に推理将棋

[2014年11月26日最終更新] 近代将棋推理将棋の開始時期、詰棋界の推理詰将棋を追記

昔の近代将棋を見ていたら、1957年1月号に「推理将棋」が出題されているのを見つけた。推理将棋といっても、会話文から指手を求める現在の推理将棋と違って、「ある局面から何手でこの局面になった。○の駒を復元せよ」という形式。また唯一解ではなく、出題者の解答と一致するのが正解だったので、正解者ゼロという回もあったようだ。

賞金は3000円と当時としては高額で、正解ゼロだと次回に加算される。1957年1月号では、前回(12月号)の解答が発表されているのだが、「解答激減であった。わずか三百六通。」で正解者ゼロのため1月号は賞金6000円になっている。激減でも300通以上とは、いつもはいったい何人ぐらい解答者がいたのだろうか。

1月号の出題と12月号の解答発表を画像で紹介する(クリックで拡大)。

Suiri1957011

Suiri1957012

[2013年10月20日追記]

おもちゃ箱掲示板にて、ISOさんより 昔の風ぐるまに推理将棋 が紹介されたので追記する。 (詰パラ2010年10月号読者サロンより)

詰将棋メモに「昔の近代将棋に推理将棋」という記事が出ましたが、自分にも似たようなことがあって詰パラの読者サロンに投稿したことがあります。見た方も多いと思いますが、おもしろい偶然の一致なのでここに再掲します。
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◇57年前の推理将棋
 「風ぐるま」のバックナンバーを見ていたら、昭和28年3月号に「推理将棋」というタイトルの懸賞問題がありました。名前もですが、設問の文章が今の推理将棋風のフィクションになっていて驚きました。全文を引用します。
「田舎の天狗連の平手戦を見ていたところ、一図の如き局面が出来ました。此処で小生が用足しに出掛けて、帰ってみると、モウ二図の如くなっていましたが、それ迄の手数を聞くと、一図から二図まで十二手だと申します。二図に到る迄の手順を解答願います」
 内容は唯一解でなく、ここに図を紹介するほどの手順ではありません。
 これ以降ほぼ隔月で10回の出題があります。2回目は「新聞に掲載された棋譜の印刷が悪くて棋譜がハッキリしないので、虫食い部分を推理せよ」というもので、唯一解でした。3回目以降は図を示して手順を求めるだけのノンフィクションになってしまいました。
 唯一解のおもしろい手順を考える純粋なパズルということではなくて、指将棋の一部として筋の通った手順を推理する問題のようです。
 いずれにせよ、半世紀以上も前にプルーフゲームを推理将棋というタイトルで出題した先達がいたのにはビックリです。

[2014年11月26日追記]

hiroさんよりメールをいただき、近代将棋の推理将棋の開始時期がかなり古いことがわかったので追記。また、詰棋界で推理詰将棋という出題があったことも分かったので、あわせて追記する。

 「・・・ 国会図書館で昔の近代将棋を見ていると、推理将棋の記事を発見しました。
昭和26年10月号が私の見た限りでは最初でした(抜けがあるかもしれませんが)。
内容は、小用を足していると局面が十手進んでいた。手順を当てよ、という旨のものだったと思います。
貴サイトの「昔の近代将棋に推理将棋」という記事も拝見しました。
ISOさんの投稿よりも少しですが古い記事のようですので、お知らせする価値はあるかと思った次第です 。 ・・・」

TETSU返信

 「・・・ 近代将棋は最初の頃の分はほとんど持っていないので、「昔の近代将棋に推理将棋」の記事では、見つかったなかで一番古い1957年1月号を紹介したのですが、昭和26年10月号ということは1951年ですから、すでにずいぶん長く続いていたんですね。
風ぐるまの推理将棋は1953年3月ですから近代将棋の出題に触発されたのかな。
この頃、詰棋界でも推理詰将棋という出題がありました。指定された局面に持駒、盤駒を追加して詰将棋を創作しろというコンテスト。
第1回の出題時期は不明ですが、1952年6月に応募作品が発表されています。
探偵小説が推理小説と名前を変えて定着しつつあった頃なので、推理がブームだったのかもしれませんね。 ・・・」

詰棋界の推理詰将棋、詰将棋データベースで「AL=推理詰将棋」で検索すると、83題が検出された。1952年6月、9月、1953年1月、3月、10月、1954年8月に発表されているので6回続いたようだ。

「推理詰将棋とは本誌が初めて名付けたもので、与えられた課題に自由に盤面、持駒をつけ加えて一局の完全な図式を作ることです。」

第1回の課題は 15馬24桂34桂|13玉41馬|?
第2回の課題は |11香12玉14歩21桂23歩|?

第2回の課題を見て、詰将棋創作プログラミング 8 実戦型簡素図式を作るを連想した。人間向け創作コンテストとしてもおもしろそうだが、コンピュータ向けの創作法にもなるのかもしれない。

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