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推理将棋第74回出題(2月20日まで)

[2014年3月12日最終更新] 74-6解答、第74回出題当選者

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第74回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2014年2月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第74回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で2名賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第74回出題(年賀詰2ヶ月出題)  担当 DD++

あけましておめでとうございます(フライング)。告知していたとおり、今回は募集していた年賀詰の特集です。チャンプさん、渡辺秀行さん、はなさかしろうさん、斧間徳子さん、NAOさん、そして当コーナー初登場の諏訪冬葉さん、となんと6名もの方から投稿いただきました。しかも全員11手を作ったのに手順が見事にバラバラ。

とはいえテーマが共通なため、あれを解く過程があちらのヒントになったり、そっちを解くつもりがこっちの手がかりが見つかったり、ということがあちこちで発生します。これを2分割するのは特集として味消しだろう、ということで今回は中級6題一気にどかんと出題です。2ヶ月出題だといってもさすがに多すぎる気もしないでもないですが……。順番は難易度順ではなく単純に投稿順ですので、練習問題の後は興味を引かれたものから挑戦してください。くれぐれも類似条件の取り違えは起こしませんよう。

年末年始の本コーナー予定
第73回:(11月下旬出題、12月20日締め切り)、1月中に結果掲載
第74回:12月下旬出題、2月20日締め切り、2月末以降に結果掲載(年賀詰2ヶ月出題)
第75回:2月下旬出題、以後平常出題


Suiri740 ■練習問題

「さっきの将棋、▲76歩△34歩▲22角成△62金▲33角△52玉まで見てたけどどうなった?」
「9手で詰んだよ、って言えば残りの3手は分かるよね」

さて、残りの3手はどんな手だったでしょうか。


■本出題


■お年玉ヒント (1月16日コメント欄に掲載 DD++)

あけましておめでとうございます。
お年玉というには遅いですが、中間ヒントを。
もう1回ヒントがあることを考えて緩めのヒントです。

74-1(チャンプさん作):駒柱はもちろん2筋。24と25には何があるのが理想的でしょうか。
74-2(渡辺秀行さん作):駒打ちができない先手が攻め駒を足す手段をまず考えましょう。1筋を考えるのは後回し。
74-3(はなさかしろうさん作):先手の着手筋を重複させないためには馬を1筋2筋にも有効に指したいですね。
74-4(斧間徳子さん作):74-2とは異なり駒打ちで攻め駒が足せる、となると金銀あたりがほしいところ。
74-5(NAOさん作):馬を捨てるとなると駒打ちを頑張る必要がありそうですね。さて26へ打って有効そうな駒は。
74-6(諏訪冬葉さん作):馬は取られますし、桂跳ねも実はフェイク。では何で詰ませましょう。


■締め切り前ヒント (2月13日コメント欄に掲載 DD++)

締め切り前ヒントです。
今回は問題数も多いですがせっかくの記念作品展ですので、解けたものだけでも、あるいは解けなかったものも感想だけでもお寄せください。

74-1(チャンプさん作):攻め駒補充は急がずに。駒を取った次に直接26馬が指せる場所を狙いましょう。
74-2(渡辺秀行さん作):歩取りは4回、うち1つは先手飛の利きを63まで通すための手、別の1つは後手が1筋馬を指すためのアシスト。
74-3(はなさかしろうさん作):最後は15角成から25馬で合い効かず。その際玉の逃げ場が塞ぎづらい場所は後手角をうまく使いましょう。
74-4(斧間徳子さん作):最後は馬で馬を取って詰み。そのための紐に31銀を奪いに行きますが、その経路を変に工夫すると失敗します。
74-5(NAOさん作):26香11角と連続で打って33の玉が詰みますが、うっかり合駒を許さないよう注意!
74-6(諏訪冬葉さん作):初日の出みたいに一直線に15玉。となれば詰みには端歩の出番ですね。


74-1 中級 チャンプさん作    今年の運勢は?           11手

「元旦に指した将棋どうだったの?」
「11手で詰まして勝ったよ。」

「元旦に11で勝つとは洒落てるね。他には?」
「26馬という手があったかな。」

「26年午年に26馬とは縁起がいいね。他には?」
「初王手で駒柱が完成したよ。」

「えっ?新年早々駒柱って・・・。」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 26馬という手があった
  • 初王手で駒柱が完成した

74-2 中級 渡辺秀行さん作    馬遊び               11手

「1月1日から11手で相手を詰めるのは縁起がいいね」
「お互い馬で遊び合って合計5回も馬移動があったよ」
「その中には1筋の着手もあったらしいね」
「そうだよ、歩以外の駒が取られることはなかったね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 馬を移動する着手は1筋の着手を含め5回
  • 歩以外の駒が取られることはなかった

74-3 中級 はなさかしろうさん作 2611馬               11手

「謹賀新年、あけましておめでとう。指し初めしてきたよ」
「賀正賀正、おめでとうさん。今年も熱心だね。で、どんな将棋だったの?」
「元日らしく、11手で詰んだよ。それから、先手の着手は全て異なる筋だったな」
「なるほど、指し初めにふさわしい一局というわけだね。それから?」
「金の手は2回全てが一段目だったよ。それから、大駒の手は6回全てが盤上の手だった」
「ふむ。つまり、大駒を打つ手はなかったってことだね。
 でも、それだけでは手順がわからないし、今年にちなんだ一局という気もしないけど」
「えっ? 今年は平成26年だから、2と6を織り込んでみたんだけどなぁ。
 それならとっておき、馬の手で締め括ったんだけど、これでどうかな?」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 先手の着手は全て異なる筋
  • 金の手は2回全てが一段目
  • 大駒の手は6回全てが盤上の手
  • 最終手は馬

74-4 中級 斧間徳子さん作    うま年の指し初め局         11手

「昨日の指し初めの一局、あっという間に君が勝ったんだね」
「うん、11手目の初王手で相手玉を詰ましたよ」
「投了した局面を見たけど、相手の駒台には何もなく、君の駒台には角と歩が1枚ずつあったね」
「うん、完勝だったよ」
「どんな将棋だったの?」
「うま年だからって訳じゃないけど、馬の手が5回もあったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手目の初王手で後手玉が詰んだ
  • 馬の手が5回あった
  • 終局時の持駒は、先手が角と歩が1枚づつで、後手はなし

74-5 中級 NAOさん作     26には勝負手を放つ         11手

「今年の指し初めの一局はどうだった。馬の手が1回だけあったそうだけど」
「そうなんだ。玉が動いたから馬で王手をかけたんだけど、馬は玉に取られちゃった。でも、最後は11の手で11手で詰ませて勝ったよ」
「どんな手を使ったんだい?」
「好手を発見して、26地点に勝負手を放ったんだ。それが勝因だよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?そして26年、貴方の勝負手は?

(条件)

  • 11手目に11の手で詰んだ
  • 26の手あり
  • 馬の手は1回だけで、玉の手に対し王手をかける手だった
  • 馬は玉で取られた

74-6 中級 諏訪冬葉さん作    26年の将棋             11手

「今年の年明けにふさわしい将棋を指してきた」
「どんなの?」
「11手で勝ったんだけど後手玉が5段目まで上がってきたんだ。初日の出みたいだろ」
「それはちょっと無理がないか?」
「こっちは馬を作る手と桂馬の手を続けて指したんだ。午年らしいだろ」
「まあそれはわかる」
「あとは2014年で平成26年だから最初の2手は26と14の手だった」
「・・・最初の初日の出はいらなかったんじゃないか?」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 最初の2手は▲26歩△14歩
  • 先手は馬を作る手の次に桂馬の手を指した
  • 後手玉は5段目まで動いた

Suiri740a ■練習問題解答

問題以下、▲23馬△44歩▲34馬まで。

意外と難しかったのではないでしょうか。この詰み形は、離した王手だけれども合駒できる駒がないから詰み、いわゆる合い効かずという形の1つ。これに馬の行動の手広さが加わると、本問のように予想外のところから詰みが生じる場合が多々あります。今回のような筋違い角を平行に2枚使うパターンの他、前回の練習問題のように斜めに十字を作る形も、そしてもちろん補助の駒に角以外を使うようなパターンも、さらには馬一枚だけで詰ませるような究極形も。

今回の出題もどうやらいくつかこれらの応用の形のものがあるようです。なお、普通の詰将棋では合駒しても取られるだけで無意味なものを無駄合で無効としますが、推理将棋では結果的に無駄だろうがなんだろうが合駒で手数を伸ばせるなら有効な応手ですのでご注意ください。


推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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コメント

練習問題の最後3手いい感触ですね。

投稿: 渡辺 | 2013.12.23 20:52

あけましておめでとうございます。
お年玉というには遅いですが、中間ヒントを。
もう1回ヒントがあることを考えて緩めのヒントです。

74-1(チャンプさん作):駒柱はもちろん2筋。24と25には何があるのが理想的でしょうか。
74-2(渡辺秀行さん作):駒打ちができない先手が攻め駒を足す手段をまず考えましょう。1筋を考えるのは後回し。
74-3(はなさかしろうさん作):先手の着手筋を重複させないためには馬を1筋2筋にも有効に指したいですね。
74-4(斧間徳子さん作):74-2とは異なり駒打ちで攻め駒が足せる、となると金銀あたりがほしいところ。
74-5(NAOさん作):馬を捨てるとなると駒打ちを頑張る必要がありそうですね。さて26へ打って有効そうな駒は。
74-6(諏訪冬葉さん作):馬は取られますし、桂跳ねも実はフェイク。では何で詰ませましょう。

投稿: DD++ | 2014.01.16 23:32

74-3の中間ヒントに補足を。作意解には「1筋の馬の手」は含まれておりません。 o(_ _)oペコッ

投稿: はなさかしろう | 2014.02.01 21:11

74-1(チャンプさん作):攻め駒補充は急がずに。駒を取った次に直接26馬が指せる場所を狙いましょう。
74-2(渡辺秀行さん作):歩取りは4回、うち1つは先手飛の利きを63まで通すための手、別の1つは後手が1筋馬を指すためのアシスト。
74-3(はなさかしろうさん作):最後は15角成から25馬で合い効かず。その際玉の逃げ場が塞ぎづらい場所は後手角をうまく使いましょう。
74-4(斧間徳子さん作):最後は馬で馬を取って詰み。そのための紐に31銀を奪いに行きますが、その経路を変に工夫すると失敗します。
74-5(NAOさん作):26香11角と連続で打って33の玉が詰みますが、うっかり合駒を許さないよう注意!
74-6(諏訪冬葉さん作):初日の出みたいに一直線に15玉。となれば詰みには端歩の出番ですね。

投稿: DD++ | 2014.02.13 23:13

すみません、コピペ時に一部欠損したのでやり直しです。
記事上部への掲載はこちらでお願いします。

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締め切り前ヒントです。
今回は問題数も多いですがせっかくの記念作品展ですので、解けたものだけでも、あるいは解けなかったものも感想だけでもお寄せください。

74-1(チャンプさん作):攻め駒補充は急がずに。駒を取った次に直接26馬が指せる場所を狙いましょう。
74-2(渡辺秀行さん作):歩取りは4回、うち1つは先手飛の利きを63まで通すための手、別の1つは後手が1筋馬を指すためのアシスト。
74-3(はなさかしろうさん作):最後は15角成から25馬で合い効かず。その際玉の逃げ場が塞ぎづらい場所は後手角をうまく使いましょう。
74-4(斧間徳子さん作):最後は馬で馬を取って詰み。そのための紐に31銀を奪いに行きますが、その経路を変に工夫すると失敗します。
74-5(NAOさん作):26香11角と連続で打って33の玉が詰みますが、うっかり合駒を許さないよう注意!
74-6(諏訪冬葉さん作):初日の出みたいに一直線に15玉。となれば詰みには端歩の出番ですね。

投稿: DD++ | 2014.02.13 23:16

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