平成25年度門脇芳雄賞
[2014年7月24日最終更新]
平成23年度より新設された門脇芳雄賞。各地の詰将棋会合などで、平成25年度門脇芳雄賞(門脇賞)の推薦がはじまりました。詰将棋の創作、解答に対しては看寿賞、七條賞がありますが、門脇賞は「詰将棋の普及・発展に貢献された方」を対象とするものです。昨年の第2回門脇芳雄賞は詰将棋解答選手権を10年続け全国的な規模に育てあげた若島正さんが受賞、第29回詰将棋全国大会で表彰されました。
「門脇賞は、詰将棋の普及・発展に貢献した方を表彰します。この1年間に限らず、長年地道に活動してきた方も含めますが、故人については過去1年の逝去者までとします。」
推薦は、ここでも2月末まで受け付けます(終了しました)。下記を記入して、メールでTETSU (omochabako@nifty.com) まで。題名は「門脇賞推薦」としてください。
- 表彰者氏名
- 推薦理由(50字程度)
- 推薦者住所・氏名
2月末時点でまとめて、門脇芳雄賞選考委員会に送付します。
3月1日に詰将棋パラダイスのホームページで看寿賞・門脇賞投票フォームが開設されましたので、今後の推薦はそちらでお願いします。
詰パラや将棋世界などの詰将棋欄、解答選手権、詰将棋全国大会、各地の会合、柿木将棋IX、スマホの詰パラや詰将棋アプリ、詰め将棋カレンダー、詰棋書の発行、詰将棋のフリーペーパー、ネットの詰将棋サイトや詰将棋大会、Web Fairy Paradiseなど、あなたが詰将棋を楽しむとき、それを支えている人がいます。そうした方への感謝の気持ちを込めて、ぜひあなたも推薦を。
関連情報:
平成24年度門脇芳雄賞 (平成23年度) 門脇芳雄さん逝去
第30回詰将棋全国大会 大会アルバム(3)全国大会開幕 (詰将棋全国大会)
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(4)各種表彰、岡田さん追悼 (詰将棋全国大会)
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(4)各種表彰、門脇さん追悼 (詰将棋全国大会)
2014年7月24日
- 大会アルバム(3)全国大会開幕 (詰将棋全国大会)
北村「第3回門脇賞、北海道からきて該当者なしでのほほんと帰るわけにはいかないと、また詰パラ700号、全国大会30回と節目の年であるということで、選考委員長の独断と偏見で選考委員長特別賞を設けることにしました。門脇さんは全国大会24回参加という記録を作っていました。去年やっとそれを超えた人が二人でました。そのお二人を表彰したいと思います。」
ということで、金子清志さんと高見秀夫さんが門脇芳雄賞選考委員長特別賞として表彰された。お二人とも今回も参加しているので、通算26回になる。
2014年6月16日
- 駿棋会、その他 (DJカートン.mmix)
「・・・ 第3回にして該当者無しという事態に今後を不安視する人が多いようだが、この日の会合で問題になったのが「選考期間」。同じ詰将棋の賞でも「看寿賞」だと「○○年に発表された作品」というように選考範囲が決まっているので、門脇賞候補を推薦した人も無意識のうちに「ここ1年で」と条件付けをしていたのかも知れない(実際にはそういう「条件」の明記は無い)。…しかし、普及や発展(への貢献)というのは長年の積み重ねで少しずつ効果が表れる類のものなので、1年単位で区切る(候補を選ぶ)と今回のような「該当者なし」の年は今後も出てくるに違いない。 ・・・」
2014年6月15日
- 詰パラ6月号 (風みどりの玉手箱)
「・・・ 該当者なしとは残念。看寿賞が作品そして作家、七條賞が解答者を表彰するのなら、門脇賞はもっと幅広く詰将棋に関わった人に贈ればよいのではないだろうか。岡田さんに贈りにくいというのなら、門脇賞を改称して「詰将棋功労賞」はどうだろう。わかりやすいし、気楽に何人もが貰える賞になったら楽しいのでは? ・・・」
2014年6月8日
- 鶴田賞と門脇賞 (詰将棋 駒の舞(別館))
「詰パラ誌6月号で、門脇賞の該当なしとの事で、自然消滅か内容変更の危機に早くもなった様です。昭和の最後の頃に、鶴田賞が設定されキーワードが「1年で活躍」でした。途中に内容変更しながら10年弱続いて、自然消滅した印象があります。門脇賞のキーワードは「普及」かなと思うが、名称との繋がりも判り難いし、該当の判断も判り難いです。「全詰連」の普及なのか。「詰将棋」の普及なのか。後者なら、天童市や坂東市も有力候補でしょう。 ・・・」
2014年6月7日
- 詰将棋パラダイス2014年6月号 ちょっとした感想 (詰将棋の欠片)
「・・・ 該当者なしとのこと、残念です。賞に値する方はいらっしゃると思うのですが…。・・・」
2014年6月2日
- 詰パラ6月号が到着 (詰将棋の会合 香龍会)
「・・・ 門脇賞が該当者なしとのこと。まあいろいろと思いや考えはあるでしょうが、鶴田賞みたいに将来ウヤムヤにならないことだけは願いたいものです。 ・・・」
- Problem Paradise@propara
「自分がもらったことあるのでどうも言いにくいんですが、門脇賞は投票制にしなくてもいいんじゃないでしょうか。」
2014年6月1日
- 第3回門脇芳雄賞 (詰将棋パラダイス6月号)
「・・・
柳田 亡くなられた村山隆治氏の4票が最多では、今一つ強く推す感じでも有りませんね。
水上 突出した推薦者はなく、該当者なしもやもを得ないでしょう。
北村 残念ながら今期は、該当者なしとします。 ・・・」
- TETSU
どんな賞でも主催者が決定するものだから文句を言っても始まらないが、門脇賞は「詰将棋の普及・発展に貢献した方を表彰」するものなので、該当者なしの決定には違和感を感じた。
全詰連は「詰将棋を日本固有の文化として継承、普及、発展させることと共に愛好者の交流と親睦を計ること」を目的としているが、全詰連自体はボランティアベースの弱小組織で、できることは限られている。一方でこの詰将棋メモを見ていればわかるように詰将棋に対していろいろな取り組みをしている多くの方がいる。詰将棋の普及、発展は、これらの方々と協力して進めなければできないのは明らかであり、そう考えたとき門脇賞は協力関係を深めるよいきっかけになる。
2013年はスマホ詰パラの大発展をはじめとして、例年と比べても詰将棋の活動は活発な年だったと思う。それらの活動に選考委員としての見解も一切示さず、推薦が少ないから賞に値せずと全否定するのは、あまりに上から目線ではないだろうか。
門脇賞にこだわる必要はないが、詰将棋の発展のために誰と協力して何ができるか、全詰連ではもう少し真剣に考えるべきだと思う。
- ななしめいじん@nanasimeijinn
「スマホ詰パラのエモンさんを門脇賞に推したかったけど場違い感がハンパないから怖くて投票できなかった。」
2014年5月31日
- 詰パラ・デパート解答 (不況になると口紅が売れる)
「・・・ ところで「スマホ詰将棋パラダイス」。本誌にもたびたび採り上げられ、すっかり市民権獲得で嬉しい限りです。「世阿弥」さんも、最近はすっかり投稿をサボっておりますが、いずれまた復活いたしますので、よろしくお願いします。延べ利用者20万人ですから、完全に成功した事例といえるでしょう。空気ラボのエモン氏は、次年度の門脇賞に推奨したいところです。 ・・・」
- 村田桂花@melon_sky
「第3回で該当者なしは、門脇賞、消滅コースだな。みんなでもっと推薦して、僕が受賞すれば良かったんじゃない? と思ったけど、寿命が1年延びるだけか。」
「ていうか、「票数が少なかったので該当者なしです」なら、選考委員いらないじゃん。」
2014年3月1日
2014年1月27日 TETSU
門脇賞推薦の参考に2013年の詰将棋界を振り返ってみます。
- 藤田麻衣子さんが企画、2008年から続いていた「日めくり詰め将棋カレンダー」、残念ながら2013年が最後に。
- 第10回詰将棋解答選手権が開催、年鑑2013発行。若島正実行委員長は平成24年度門脇芳雄賞を受賞。第11回からは柳田明さんにバトンタッチ。
- 角建逸さんの「新・詰将棋探検隊が行く」が週刊将棋2013年4月17日号から隔週連載開始。角さんは詰将棋作品集の出版も手掛け、2013年7月には酒井克彦さんの「からくり箱」を発行。
- 構想作を中心とした春霞賞の選考が4月からスタート。毎月の詰パラ発表の構想作を安武利太さんがまとめて詰工房で紹介、参加者が投票する。
- たくぼんさんが毎月発行しているフェアリー詰将棋マガジン「Web Fairy Paradise」、2013年6月で創刊5周年に。
- 第29回詰将棋全国大会は7月に名古屋で開催(関半治実行委員長、元水信広事務局長)。石黒誠一さんが全国大会10回目の司会。
- 冬眠蛙さんが開催しているプレ短コン、10月にはひさびさに冬眠蛙の冬眠日記で、第6回プレ短編コンクールが行われ解答者32名と大盛況。
- 将棋を孫に伝える会の三宅英治さんが2012年5月から普及用詰将棋小冊子「解けてうれしい詰将棋」を毎月発行。2013年12月には英語版の「HOW TO CHECKMATE」も。
- 空気ラボのエモンさんが無料で提供しているスマホの「詰将棋パラダイス」、日々新しい詰将棋を追加し、3000題突破。解答者も数百名と本誌を圧倒。ほかにも詰将棋作品集アプリを次々公開。
- 柿木義一さんが最新版「柿木将棋IX」を1050円という超安価でリリース。柿木将棋VIIIが売り切れで困っていた詰将棋作家は大喜び。これで投稿作品の完全率が向上?
- 2013年も各地で行われた詰将棋会合、詰将棋の会合 香龍会世話人の岩本修さんは1年に34回も参加し、ブログで会合の様子を伝えてくれた。
- 2013年は、村山隆治さん、岡田敏さん、鳥越九郎さん、金成憲雄さん、橋本守正さん、安達康二さんなど、詰棋人の訃報も多かった。
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