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2014年2月

詰将棋メモ(2014年2月28日)

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「茫々馬」と「百千帰」の解説 (4) 趣向ドッキング方式の発展

[2014年2月28日最終更新]
おもちゃ箱2014年新春特別出題として出題した「茫々馬」と「百千帰」の解答・解説の4回目です。

「茫々馬」と「百千帰」の解説(1) (2) (3) (4) (5)


「茫々馬」と「百千帰」の解説   糟谷祐介

(4) 其の三 趣向ドッキング方式の発展

(注:引用作品の図面は章末に掲載します。但しインターネット上で容易にアクセス可能な作品は図面を省略します。)

 創作法という切り口から久留島喜内以前の時代を眺めると、まず初代大橋宗桂に始まるテーマ創作法(下記参照)、及び二代伊藤宗印(『勇略』)、小原大介(『綱目』)等の正算法がある。

 初代宗桂(1555-1634)は余詰を排除したとか、打歩詰打開の手筋を開発したという貢献もあるけれど、最大の貢献は1602年という黎明期と呼ぶのも憚れる程の原始時代において詰将棋にテーマを導入し、作者の意図(作意)をそこに投影したことだと思う。即ち彼は「実戦形の内側から大海に玉を追い出す」というテーマを軸に、繰り返し創作している。「大海」とか「意外性」に言及すると、これはいささか主情的すぎるように映るかもしれないが、見方を変えれば詰将棋は初めからチェス・プロブレムの理知的なテーマプレイとは別の路線を走っていたと考えることもできる。初代宗桂のテーマ創作の作例は以下の通り:『慶長版象戯造物』(「慶長造物」、1602)第23番、第31番、第34番、第40番、第48番、第50番)、『象戯馬法并作物』(「馬法」、1616)第64番(力草第78番)、第67番(力草第95番)、第76番(力草第100番)、第78番(力草第57番)、『術知象戯力草宗桂指南抄』(「力草」、1703、没後に刊行)第58番。また、慶長造物第50番は二龍追いの第一号局、馬法第45番(力草第6番)は龍追いの第一号局であるから(定説では手鑑第28番が第一号局だが、これは間違いか)、彼は龍の趣向にも傾倒していたことがわかる。

 また、1724年か或いはそれ以前に刊行された伊野辺看斉の『手段草』を久留島が読んで、テーマ創作法の発展を見届けた可能性も高い(手段草第17番と妙案第57番の対比を取り立てるまでもなく、久留島が『手段草』を取材した形跡は多数ある)。逆算法に関しては添田宗太夫(『秘曲集』、1752年刊行)と久留島のどちらが先か判断が難しいと思う。『勇略』は添田宗太夫の代作集という疑惑があるから(伊藤家はこういう話ばっかり)、『秘曲集』の中身を伊藤家と交流があったと推定される久留島が早期に把握して、その技術を習得した可能性は否定できない。このような時代背景の中で、疑いようも無く、久留島によって歴史上初めてシステマティックに導入されたのがドッキング法である。(狭義には、複数の素材を序盤から終盤に向けて並べてその間を手筋で埋めていくような創作法;広義には、複数の発想を統一的に表現する創作法。)

 久留島のドッキング法を用いた作例は以下の通り:[ある片道趣向を往復させるパターン]として妙案第73番(往復型金鋸)、妙案第61番(往復型銀鋸)、妙案第72番と橘仙貼壁第33番(往復型金追い)、及び橘仙貼壁第57番(往復型馬追い)。[ある趣向手順を別の場所で複数回行うパターン]として銀歩送りを複数回行う妙案第48番、第71番。[立体曲詰のパターン]は橘仙貼壁第105番、第106番。[ある趣向手順の後、別の趣向手順を同じ舞台で続けるパターン]として妙案第81番(三銀並べ打ちから三銀絞り捨てに接続)、橘仙貼壁第100番(逆夏木立型の趣向から妙案第81番型の後半に見られる絞り捨て趣向に接続)、橘仙貼壁第75番(前半の金横追いと後半の成香の横追いを同じ舞台で実現)。[複数の趣向(構想)手順を各々分離された領域で展開し時間軸上に並べるパターン]として妙案第29番(前半の銀剥がし、後半の飛車送りの接続;本作は銀剥がしの収束を模索する正算法と、後半の趣向手順と前半の趣向手順を共存させるドッキング法を同時に行っている)、妙案第33番(右部に金を横滑りさせる素材、左部に銀を縦滑りさせる素材を用意し、ミニ龍追いで両者を接続;5筋を境に、右と左の配置が互いに不干渉であることに注意)、妙案第50番(上部に呼び出し剥がしの素材、下部に飛車を押し売りする素材を用意し、両者を接続;前半のための配置(53銀、23歩)と後半のための配置(残り)が互いに不干渉であること、及び金の動き(前半)と飛車の動き(後半)が共鳴していることに注意)、橘仙貼壁第6番(妙案第72番型の金押し、橘仙貼壁第33番型の金追い、手鑑第40番を彷彿とさせる斜め金追いを三つ並べて接続)、橘仙貼壁第47番(前半の龍の押し売りから後半は妙案第73番型の金鋸に接続)、橘仙貼壁第54番(妙案第84番型の龍追いから妙案第71番等で見た銀歩送りに接続し、最後は橘仙貼壁第30番の龍鋸と好一対をなす縦型龍鋸で幕を閉じる;前半と後半の舞台を銀歩送りで裁断している)、及び橘仙貼壁第94番(右部に無仕掛け図式の素材、左部に妙案第18番の収束部分を並べ、両者を接続;配置の不干渉については先例同様)。

 久留島流のドッキング法は一つの見せ場に作意を集中投下するというよりは、複数の見せ場を並列に接続し、全体に平べったく作意を投影するような創作観を表していると思う(一種のグルーピング思考の表れ)。注意すべきは、妙案第79番(回転型龍追い)、妙案第80番(回転型馬追い)の類いは趣向手順を時間軸上に並べて間を埋めるというよりは、趣向手順とそれを繰り返す増幅機構を用意した結果として、掛け算式に趣向手順が再生産されているということで、これはドッキング法とは別の思考法である。同時代の『手段草』はわずかに第8番、第32番にドッキングの跡が確認されるのみだろうか。久留島の影響を受けたと思われる『無双』と『図巧』には数題ドッキングの跡が見受けられる(例えば図巧第3番は、逆算法というよりドッキング法の成果ではないだろうか)。

 ドッキング法は久留島特有の思考法の表れと見るべきだろうけれど、昭和後期以降は「思考法」などと仰々しい言葉を持ち出す必要を感じないほど、我々特に長編作家のDNAに浸透していったという印象を受ける。その潮流の源にいるのは、やはり黒川一郎氏と山田修司氏であろう。久留島と黒川、山田の間凡そ250年に私は未だに目立ったドッキング法の発展を認められずにいるけれど、両雄以後は様々なヴァリエーションが取捨選択され、急速に近代化を進めて行った。

 久留島が残した手法の中で、黒川一郎氏が換骨奪胎したのは[ある趣向手順の後、別の趣向手順を同じ舞台で続けるパターン]である(「矢来」(近代将棋70・7)、「谷渡り」(近代将棋75・3)他多数)。言わずもがな殊に彼が偉大であったのは、この創作が抒情的な風体を伴うことを示したことであった。他方、山田修司氏が「詰将棋パラダイス」1951年11月号において提示した「複式趣向」(「複合趣向」)は、久留島の射程を超越したドッキング法の新しい一面を示していた。以降、現代まで綿々と続く「掛け算趣向」や「モジュール化」の流行は改めて強調するまでもないだろう。最後に久留島の手法の中で黒川、山田以後いささか等閑に付されているのは[複数の趣向(構想)手順を各々分離された領域で展開し時間軸上に並べるパターン]である。これは現代では「冗長」とか「テーマの分裂」等と批評され忌避される傾向がある。

 時は21世紀に移る。「天人五衰」(詰パラ02・11、馬鋸×龍追い)の発表前、私は馬鋸と龍追いを粘土をこねるように混ぜ合わせ、「馬鋸龍追い」とでも呼ぶべき、句読点も掛け算記号も必要としない新しい表現型を捕まえることを夢想していた。そして今にして思えば、この類いの夢想は長編作家ならば誰でも持っており、その実現は彼らにとって一つの究極の目標だったのである(本当かって?取材はしてないけどマニアならこういう夢を見るはずです)。当時はその夢想を言語化することも盤上に表現することも出来なかったため、結局掛け算趣向に落ち着いたという経緯があった。

 技術論的に言うと、「天人五衰」は中央を斜めに走る配置を使って左上と右下を分断し、前者を馬鋸、後者を龍追いにあてがいつつ、それらを接続している。本作のような(移動)合駒を使わない接続法をもって山田流の複合趣向から峻別させることも可能だけれど、何れにせよ創作する立場から見たこの種の「A×B(複合)趣向」の要諦は、1951年以降約60年間、常にAとBを独立に構成することだったと言っても過言ではない。

 しかしこの分離テクニックはA、Bを互いの存在が脅かされないように並立させるわけだから、この道を邁進しても「馬鋸龍追い」のような類いの夢想を具現化できないだろう。そもそもこれを9×9盤で実現しようとする視野の狭さに無謀が胎動している。求められているのは拡大盤、夢想力、そして非分離型ドッキングの技術であった。そこで今回「茫々馬」の創作に際していささかこの意識を盤上に投影してみたのである。

 「茫々馬」の第三の目的は、非分離型ドッキングの一方式を提示することである。この作品に照らして言うと、これは即ちA(回転趣向)の成立に必要な領域の内部にB(進化版馬鋸)を埋め込むという方式である。回転繰り返し趣向の過去の作品を眺めると、(1) 回転する場所を確保して、その外側で馬鋸(菅野哲郎氏作「龍馬がゆくⅣ」)、入れ替えパズル(上田吉一氏『極光II』第15番、第84番)等を行うか、(2) 回転軌道の内部で閉じるような構想を用意していた(今村修氏作「花より団子」、「月より饅頭」、上田吉一氏『極光II』第4番、第5番等)。(引用作品の図面は「其の一 回転趣向の開発」をご覧ください。)(1)は分離型であり、また(2)には非分離型の香りがあるけれど、例えば玉を回転させながら、同時に回転軌道の内部で馬鋸をさせるとなるとやや難易度が高い嫌いがあったと思う。そこで本作は(1)、(2)両方からの逸脱を試みた次第。

 しかし出来上がりには不満も残る。ある縮尺で全体図を俯瞰すれば非分離型ドッキングに成功しているように見えるけれど、細部を拡大すると粗が目立ち始める。具体的には、構造上Aの内部にBを取り入れているけれど、その取り入れ方に分離型ドッキング法の定番手法(移動合駒によって馬鋸の空間と回転趣向の空間を分離する)が採用されているため、通常の「回転趣向×馬鋸」と代わり映えしない心象を観る者に与えてしまっていると思う。「ファースト・ステップ」としての価値を見出す他無い。

 非分離型ドッキングを徹底するヒントは、やはり複合趣向の伝統の外側に隠れていると思う。黒川一郎氏が発展させた思考パターンの延長では、上田吉一氏作「モザイク」(詰パラ75・3)、相馬康幸氏の二種類の剥がし趣向をドッキングさせる一連の試み、井上徹也氏作(詰パラ04・12)の「連移動趣向」と連取りのドッキング等があり、また「馬鋸龍追い」と関係が深いところでは河原泰之氏作「天と地と」(詰棋めいと11号、99・11)の馬鋸と馬追いのドッキング、大塚播州氏作「聖火」(詰パラ01・09)の龍鋸と龍追いのドッキングがある。更に、久留島以後の作例に乏しい[複数の趣向(構想)手順を各々分離された領域で展開し時間軸上に並べるパターン]は分離型ドッキングの典型のような装いだが、実は橘仙貼壁第54番や妙案第78番のように領域を分断した後の接続法に特徴を認められる物がある。具体的には、用意された角の効き筋上を龍が滑り回る(図巧第100番のような)印象とは対照的に、龍が自身の寄る辺を作り上げながら、それら構造物と共に流動的に玉を追いかけるような感覚であり、その体現である。その体現法に馬鋸等の趣向手順を潜り込ませる道がまだ残っている。

 畢竟「分離」、「非分離」も「句読点も掛け算記号も必要としない」ことも全て感覚的な話であるから、どこを目指すかは偏に個人の夢想力にかかっているが、その点に関しても夢想のスペシャリストである久留島から学ぶ事は多いと思う。ドッキング法の先に久留島が見た夢を、今も我々は追いかけている。

【引用作品図面】

Docking01 Docking02 Docking03

「茫々馬」と「百千帰」の解説 (5) 諸作品観の変革 に続く)

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推理将棋第74回解答(2)

[2014年2月28日最終更新]
推理将棋第74回出題の74-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第74回出題  推理将棋第74回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


74-2 中級 渡辺秀行さん作    馬遊び               11手

「1月1日から11手で相手を詰めるのは縁起がいいね」
「お互い馬で遊び合って合計5回も馬移動があったよ」
「その中には1筋の着手もあったらしいね」
「そうだよ、歩以外の駒が取られることはなかったね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 馬を移動する着手は1筋の着手を含め5回
  • 歩以外の駒が取られることはなかった

出題のことば(担当 DD++)

 盤面は大きく使って。

追加ヒント

 駒打ちができない先手が攻め駒を足す手段をまず考えましょう。1筋を考えるのは後回し。
 歩取りは4回、うち1つは先手飛の利きを63まで通すための手、別の1つは後手が1筋馬を指すためのアシスト。


推理将棋74-2 解答  担当 DD++ Suiri742

▲7六歩    ▽6二玉    ▲3三角成  ▽5一金左
▲2三    ▽7七角成  ▲6八飛    ▽6七
▲4一    ▽    ▲6三  まで11手

馬の手が5回。11手で指せる馬の手の最大数は6回ですが、それでは詰まないので5回が事実上の最大数になります。すなわち3手目▲33角成で先手残り4手中3手馬、6手目△88角成などから残り2手とも馬。先手の残り1手が攻め駒追加で、それで2枚で詰ませるわけですね。

ところがこの問題、先手が歩以外取れません。もちろん歩を打つのも戦力になるとは思えませんから、駒打ちによる戦力増強は不可能。ということで、たった1手で自陣から攻めに参加できる駒を用意しなければいけないことになります。そんなこと、果たして可能なのでしょうか。

ここで飛車を参加させる手を後手とセットで閃くのがこの問題の半分です。6手目に△88角成ではなく△77角成と逆王手をかけてしまいます。それを▲68飛と受け、△67馬から△??馬とすれば、利用の難しそうな後手馬の手を活用しつつ先手1手で飛車を63に届かせられます。そしてこの後手馬の行き先ですが、なんとなく12に行けたら綺麗に収まるなという感じがしますね。

そこで今度は先手馬の出番。こちらは33から5手目9手目11手目と3手で63まで行ければよいので、かなりいろいろな経路が考えられ、遠回りもある程度可能です。そこで33から一度▲23馬と67と12を結ぶラインを通し、▲41馬と自身も退いて、▲63馬。41で金が取られないように最初は△62玉△51金左で形を作れば正解となります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

渡辺(作者) 「歩以外取れないとなれば、飛を使うしかないし、その為には後手馬で飛頭の歩を取ってもらう順は想像に易いかと思います。」

■しかしわかっていても77角成逆王手は抵抗があるかもしれません。

斧間徳子 「52玉・51馬の形を58飛・53馬で詰めるのかと思ったらうまくいかず。4手目が限定される順は、と考えて解けた。1筋に馬の着手という条件がすばらしい。」

■51馬ですか。たしかに後手馬の活用を考えると有力そうな印象を受ける形。先手馬を15と26経由に限定する1筋条件とも見えますし。

NAO 「金寄りの後の41馬。23馬が移動した後の12馬。いずれも時間差で遊ぶ馬の手でした。」

■逆に6手目の王手が急ぎ足なのは成る前の若さゆえですかね。

まさ 「条件設定の巧妙さに脱帽。」

■またその条件から出現する手順が感嘆もの。

はなさかしろう 「今回の出題で一番考えました。5筋か6筋で自飛車を使うのは本命ですが、1筋条件で後手玉まわりの形と馬の軌道が完全に限定されるのが凄い。金を動かした隙間に入る▲41馬と、すり抜ける△12馬にしびれました。」

■この手順は普通の人にはいろいろと限定しにくいはずなんですけどねえ。

EOG 「1筋に移動する馬は玉方でしたか。」

■先手馬を15へ引く手がちらつく誘惑。

隅の老人B 「1筋に行くのは先手の馬と思い込んで、一苦労。23馬に気付いて、ヤレヤレ。」

■先手も後手も馬の通り道に不定部分が多いので、いろいろできるのです。

ジェシー 「「1筋の着手」だけでいろいろ一気に限定できているのがエレガント。」

■本当に、どうやって思いついたのでしょうね。

チャンプ 「盤面を大きく使ったダイナミックかつ繊細な手順。条件付けも緻密で素晴らしく今回一番の作品だと思います。」

■これでいて年賀作品だというのだから恐ろしい。

橘圭伍 「理詰で行けば自然と12馬に辿り着けます。今回の中で一番好みです」

■なんと、自然に出ますか。私は感性で気づくしかなかったのですが。

小山邦明 「23馬に気付くのに時間がかかりました。」

■23へ行けることには気づいても63の逆へ行くのは心理的抵抗がありますしね。

波多野賢太郎 「少し考えて、飛車の力を借りることは分かりましたが、なかなか条件に合う手順が浮かばず苦労しました。玉を7二まで動かすのではなく、金を寄るのがうまい工夫ですね。」

■駒を取らせないための工夫って推理将棋では組み込みにくいんですけどね。たいてい逃がし先が非限定になるので。

時風瑞季 「盤上を飛び交う馬が面白い。」

■暗算でやると馬がどこへ行ったかわからなくなったりして……。

占魚亭 「76歩52金右33角成42金寄の筋をずいぶん追っかけました。」

■なるほど、43馬16馬で62歩と打って61馬までという狙いですか。もうちょっとで成立しそうですがわずかに足りない。

諏訪冬葉 「馬が5手+馬を作る手が2手+初手の歩が1手+(ヒントから)63馬で詰むように飛車と玉を動かす手が最低2手。これでほとんどの手を使ってしまう。」

■63馬で詰むようにするには3手(51を埋めるか72玉)かかるので、ほとんどどころかそれで全部です。

S.Kimura 「飛車は5筋に回るという思い込みをしてしまい,深みにはまりました.」

■66角からだと馬の手が足りませんし、88角成66馬57馬だと退く手が足りなくなりますね。

Pontamon 「飛車を使うには相手の協力が必要ってことですね。」

■そして後手がどうやって角を使ったかというとこちらも先手馬に手助けされていたり。

はらたっと 「先手が45馬とできない事情が1筋の馬移動でしたね。」

■そうです。うまく作られているものですね。


正解:19名

  EOGさん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  加賀さん  小山邦明さん
  ジェシーさん  時風瑞季さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん
  橘圭伍さん  チャンプさん  NAOさん  波多野賢太郎さん
  はなさかしろうさん  はらたっとさん  Pontamonさん  まささん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第74回解答(1)

[2014年2月27日最終更新]
推理将棋第74回出題の74-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第74回出題  推理将棋第74回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
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推理将棋第74回解説  担当 DD++

締め切り間際に日本全国大雪が降っていましたが、皆様ご無事でしたでしょうか。2013年夏が猛暑だと思ったら秋は10年に一度の台風が3つ来て、冬は数十年に一度の大雪が2回。ではこれから先数十年間は気候が安定するのかといえば、きっとそんなことは全くないのでしょうね。


74-1 中級 チャンプさん作    今年の運勢は?           11手

「元旦に指した将棋どうだったの?」
「11手で詰まして勝ったよ。」

「元旦に11で勝つとは洒落てるね。他には?」
「26馬という手があったかな。」

「26年午年に26馬とは縁起がいいね。他には?」
「初王手で駒柱が完成したよ。」

「えっ?新年早々駒柱って・・・。」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 26馬という手があった
  • 初王手で駒柱が完成した

出題のことば(担当 DD++)

 条件から詰み形をさっさと決めてしまいましょう。

追加ヒント

 駒柱はもちろん2筋。24と25には何があるのが理想的でしょうか。
 攻め駒補充は急がずに。駒を取った次に直接26馬が指せる場所を狙いましょう。


推理将棋74-1 解答 Suiri741

▲7六歩    ▽4四歩    ▲同 角    ▽5二玉
▲5三角不成▽4三玉    ▲7一角成  ▽3四玉
2六馬    ▽2四玉    ▲2五銀  まで11手

チャンプさんからの年賀作品はお得意の駒柱作品。いつもならどの筋の駒柱か悩むところからはじまりますが、本作は年賀らしく26馬という手を明かして大サービス。2筋には最初から6枚駒があるので、あとは24と25を埋めればいいですね。もちろん26馬と引くからには玉はこのどちらかにいたほうがよさそうですが、25玉の場合「▲76歩△34歩(略)△24玉▲何か△25玉▲26馬」という手順で24が空所になるので不可。

というわけで24玉を詰ませることになります。26には馬がいるので、13と23と33の歩のこのまま置いておいて25に金か銀を打てば終わりです。後手は33歩を突けないとなると△44歩△52(42)玉△43玉△34玉△24玉(2手目4手目手順前後可)で全て使い切るので、玉移動以外は全て先手の仕事。

銀を取りに行くとなると▲96歩△53歩▲97角▲31角成みたいな気の利いた順が多いですが、後手の協力が得られないどころか44に歩を置かれてしまうので、地道に▲76歩▲44(同)角▲53角不成▲71角成▲26馬と愚直に進め、あとは途中で王手がかからないように調整すれば正解となります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

チャンプ(作者) 「簡単ながらも条件がシンプルにまとまったので納得の仕上がり。今年は余詰のない良い年にしたいものです(笑)」

■そう言いながら駒柱=不吉の前兆を作るチャンプさんなのでした。

斧間徳子 「するすると忍者の様に動く玉。正月早々駒柱とはおめでたい。」

■筋によっておめでたかったり不吉だったりわける解釈もあるようですが、2筋はどちらなのでしょう。

NAO 「一旦は生角とすれ違う玉」

■33から出て行くと王手無しですれ違いできないんですよね。

まさ 「Mixi推理将棋コミュニティ#100(けいたん作11手)とほぼ同じ。同作は2007年9月発出(余詰有)、翌年元旦に年賀詰として修正案がアップされました。 久しぶりに見た懐かしい手順でした。」

■あちらは駒柱は出題後にヒントとして書かれただけであって、条件自体は全く別。ということでこれは同手順別作品として問題ないでしょう。

渡辺 「初王手が巧い限定。26馬で詰めようと思わなければ簡単。」

■さりげない条件ですが数々の非限定を潰しています。

はなさかしろう 「先手は26馬で一直線。後手の手順も初王手条件のみで一意に決まり、ぴったりでした。」

■後手の協力が得られる場合は26馬にもいろいろあるんですけどね。協力してくれなくても44歩を置かれなければ96歩からとか。

EOG 「王手を避けると手順が限定できてしまうのが不思議。」

■角が33から入るにせよ53から入るにせよ42玉が指せなくなるのが効果として大きいのです。

隅の老人B 「2手目が好手、ここから後手王の散歩の始まりです。」

■どこにいても邪魔になる歩はさっさと盤上から消してしまうに限りますね。

ジェシー 「4二玉からではダメというのがかっこいい。」

■2手目52玉からでもダメ。余裕そうに見えて針の穴を通すような序盤です。

橘圭伍 「その昔PGで似た筋を見たのを思い出しますね。」

■PGだと駒柱は見栄えがしますから、作られていても不思議ではないですね。

小山邦明 「玉を2筋に持っていく手順が巧妙でした。」

■33を開けてしまうと困るのでこんなことをする羽目になりました。

波多野賢太郎 「最初は2二の角を取ることを考えてうまくいかず、次は4一の金を取ることを考えて失敗しました。7一の銀を取るというのは予想外で、なるほどなぁと思いました。」

■示されている地点から遠い駒はけっこう目にはいらないんですよね。

時風瑞季 「26馬が王手ではないという点に気付くまで少しかかりました。」

■馬は強力ですから、最後に使いたくなりますよね。

占魚亭 「26馬迄と思っていました。」

■あらあらこちらにも同じ方が。

諏訪冬葉 「まさか玉が33を通らないとは・・・」

■詰み形を知れば当然な手順も最初は思いつかないもの。

桝彰介 「会話の最後は、駒柱なので「縁起が悪い」と言おうとしたと推理。」

■たぶん正解。

S.Kimura 「71の銀を取りに行くのが意外でした.」

■すぐ取れそうな22角や31銀がどうしても目についてしまうのが人間というもの。

Pontamon 「手数からして、初王手で駒柱が完成して、それで詰み(最終手)なのだろうとは想像していましたが、中々がわからず苦労しました。(3筋の方が駒柱を作り易そうだったので無駄に考えていたこともありますが...)」

■推理将棋の場合は、駒柱を作りやすいのは単純に最初から6枚ある筋なのです。逆に一番作りにくいのは……5筋だったかな?

はらたっと 「33が塞げなさそうだったので、4筋からの玉移動で決まりました。初王手で後手の手を限定するのが巧いと思いました。」

■真にいい条件というのはこういう目立たない仕事をこなす条件なのかもしれません。


正解:21名

  EOGさん  飯山さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  加賀さん
  小山邦明さん  ジェシーさん  時風瑞季さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん
  占魚亭さん  橘圭伍さん  チャンプさん  NAOさん  波多野賢太郎さん
  はなさかしろうさん  はらたっとさん  Pontamonさん  まささん  桝彰介さん
  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2014年2月27日)

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実戦から詰め将棋
2月26日、にぱにかの将棋ブログで、R300による詰め将棋作り

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「茫々馬」と「百千帰」の解説 (3) 馬鋸の進化

[2014年2月26日最終更新]
おもちゃ箱2014年新春特別出題として出題した「茫々馬」と「百千帰」の解答・解説の3回目です。

「茫々馬」と「百千帰」の解説(1) (2) (3) (4) (5)


「茫々馬」と「百千帰」の解説   糟谷祐介

(3) 其の二 馬鋸の進化

(注:引用作品の図面は章末に掲載します。但しインターネット上で容易にアクセス可能な作品は図面を省略します。)

 久留島喜内は駒に生命を与えて、有機的に動かすことに殊更関心が深かったと思う。その際、ある感覚的な発想を龍、馬両方に使い回すのが彼の癖であった。妙案第53番(馬桂追い)と第54番(龍桂追い)、第70番(飛龍送り)と第76番(二馬送り)、第79番(回転型馬追い)と第80番(回転型龍追い)の対比が顕著な例であろう。(蛇足ながら、妙案第45番(角先角桂)と橘仙貼壁第45番(飛と桂の不利交換)は理知的な発想を飛、角に応用した好例と思う。)

 この前提知識を以て『妙案』、『橘仙貼壁』(「壁」が正しいと思う)を鑑賞すると、両書共に途端に不足を訴えてくる。なぜ龍鋸(橘仙貼壁第30番、第54番)があって馬鋸が無いのか、なぜ二馬追い(橘仙貼壁第2番、第118番)があって二龍追いが無いのか。生涯「数百条の詰物を作」った(『山路君樹先生茶談』)久留島のこと、きっとどちらも手掛けてどこかの壁に貼りっぱなしになっているのだろうけれど、この二点は未だに趣向プロットの歴史におけるミッシングリンクなのである。(この問題に興味がある方は章末の「考察」もご覧下さい。)

 二龍追いは他の論者に譲るとして、久留島の馬鋸である。彼がもし現代に生まれ落ち、過去の作品を咀嚼し柿木将棋を得て、その技術神髄に徹することがあれば、おそらく馬の軌道と動く速度に気魄を込めた超凡な馬鋸を披露すると思う。彼は三代宗看や看寿と異なり何か一貫したロジックでテーマを表現することに拘泥しない性格であったから(但し妙案第77番を見よ)、例えば橘仙貼壁第54番のような局面分離と打開の手法を用いて、馬に知性を感じるような不規則的運動を目指す気がするのだ。

 「軌道」と「速度」という二つの価値に照射して、蘇った久留島の目に映るはずの過去の馬鋸作品を分類すると、歴史の新たな一面が姿を現し始める。

(他の構造的条件に比重を置いた分類は「新・馬子唄集」(護堂浩之、詰棋めいと9号(1989・7)-19号(1995・11))、又は『漫陀楽』(大塚播州、2012)を参照のこと。馬鋸(引き、追い)と馬追いの峻別は実は大変難しく、往々にして末梢的な論点に陥りがちであるため今回は敢えて日和見的な立場を取ることにする。大塚播州氏が『漫陀楽』の中で喝破されたように、馬鋸(引き)の本質は馬の軌道ではなく、馬と玉の間の距離が伸縮変化することで手順の進行に意味が生じることにある。この点は常に心がけたい。最後になるが、過去におそらく400は超える数の(広義の)馬鋸作品が発表されており、とてもそれらを網羅することはできなかった。各発想の原初形態を取り出し、私が認識している範囲の中で一号局を並べたけれど、調査漏れの可能性は大いにあることを先にお断りしたい。)

 馬鋸の歴史は大矢数(1697)番外に始まり、それを上下ひっくり返した無双第30番(1734)、一気呵成に下りる無双第26番(1734)、基本馬鋸を二手毎に一単位と看做して単位間に一定の時間を挿む「二手馬鋸」の嚆矢となった山田修司氏作(詰パラ51・11)、左右で馬鋸をする奥薗幸雄氏作「左右フック」(王将54・5、不詰だが修正は容易)、筋違いで馬鋸をする駒場和男氏作「世界大戦」(発表時「ギャーチェンジ」(詰パラ62・8)、『ゆめまぼろし百番』第68番)、ブーメラン型に動く福田桂士氏作「馬子唄」(詰パラ66・11)、多段馬鋸の走りとなった黒川一郎氏作「天馬」及び「荒駒」(共に詰パラ68・4)、基本馬鋸を一手毎に一単位と看做して単位間に一定の時間を挿む「一手馬鋸」の先駆的な試みであった上田吉一氏作「ポリリズム」(詰パラ71・11)、一手ずつゆっくりと上昇する河原泰之氏作「SWING」(近代将棋86・12、早詰だが修正可能)、移動を重ねながら彼方此方で馬鋸をする駒場和男氏作「六冠馬」(近代将棋88・6、早余詰あり)、軌道と速度に同時に不規則性を導入した馬詰恒司氏・摩利支天氏合作「FAIRWAY」(詰パラ96・9)、縦横1マスずつではなく2マスずつ動くTETSU氏作(おもちゃ箱No.35@nifty 、98・9)、そしてZ状の軌道を描く福田桂士氏作「馬追唄」(詰棋めいと26号、99・7)と続く。

 21世紀の馬鋸は、二枚馬が連携して有機的に動く趣向や、馬鋸を手数延ばしの道具として使うような応用分野にパワーシフトしていることは疑いようのない傾向であるけれど、上のように歴史を振り返れば基礎研究にも放置されたダイヤの原石があり、未踏の領域が広がっていることは明らかだと思う。軌跡に関して見ると、「馬鋸は斜め一方向に動くべきである」という固定観念から逸脱している諸作品は古くからあるが、昨今後続研究に乏しい。速度に関して見ると、「二手馬鋸」、「一手馬鋸」が生まれたが、他方「三手馬鋸」や「四手馬鋸」は聞かないし、それらを「FAIRWAY」のように不規則に繋ぎ合わせる試みがまだ残っている。

 「茫々馬」の第二の目的は、軌道、速度という二つの観点から馬鋸を進化させ、近年滞りがちな基礎研究の再興を促すことである。具体的には以下の三点を心がけた:(1) ある時は一手分動き、別の時は五手分動くような緩急をつけること、(2) 馬が円周を含むなるべく複雑な軌道を描くこと、そして(3) ある地点から別の地点に跳躍するような動きを複数回入れること、である。(1)に関しては、思想レベルでは橘仙貼壁第54番及び「FAIRWAY」、実装レベルでは「SWING」、TETSU氏作、及び菅野哲郎氏作「The Long and Winding Road」(propara@twitter、10・3)の縦横に2マス以上続けて動く馬鋸を取材した。(2) は橘仙貼壁第6番、福田桂士氏の「馬子唄」(及びその発展形である菅野哲郎氏作「MELODY FAIR」(propara@twitter、10・6))並びに「馬追唄」、(3)は「六冠馬」及びそのある意味発展形である大塚播州氏作「孫悟空」(詰棋めいと29号、01・5)が類想の作品として挙げられる。

 何鋸の類いは近頃フェアリーの協力系ルールに好作が集まっているが、(直近の例では上田吉一氏作(WFP63号、13・9、PWC打歩ばか133手)と橘圭伍氏作(WFP64号、13・10、PWCばか自殺142手) )拡大盤を使えば対抗系ルールでも十分に新境地を開拓できると思う。今後は「茫々馬」の構造を援用した進化版龍鋸、或いは幾分観念的な言い方になるけれど、龍追いや馬追いを一手毎に細分化し、それらを不規則なタイミングで繋ぎ合わせるような構想にも取り組めそうだ。おそらく久留島ならばそういう道を歩むだろう。

考察:

 可能性は低いけれど、仮に久留島が二龍追いを手掛けなかったとすると、それは「不思議さ」や「意外性」を伴った作品ができなかったからであろう。久留島の薫陶を受けた現代作家ならば誰でもこの趣向を按じた経験があると思う。二枚龍である程度動き回れることは自明だが、少なくとも9×9盤では表現型又は構想レベルで非自明な領域を開拓することは難しい。(尚、この方面の興味深い試みとして石本仰氏作(近代将棋07・5)を参照のこと。)

 龍鋸、金鋸、銀鋸、回転型龍追い、回転型馬追い、往復型龍追い、往復型馬追いにまで独創性を発揮し、コレクターとしても時代を越えて世界に冠絶した才能を示した久留島が馬鋸も思案したことは論を俟たない。私は、ずばり無双第30番こそが久留島の作品ではないかと考える。根拠は多岐にわたるが、詳述するには余白も調査も足りないので、ここでは手がかりを列挙するに留め諸賢のご高教を仰ぎたいと思う。

  • 久留島喜内(1693頃-1757)と伊藤家(三代宗看:1706-1761、看寿:1719-1760)の間に交流があったことは、『詰将棊玉手箱 甲』にある「名人に飛角交わり」という書き込みから推定される。(詳しくは「将棋妙案の研究 その後」(門脇芳雄、詰パラ73・2)を参照のこと。歴史学的研究のサーベイは、「史料に見る久留島喜内」(福田稔、詰棋めいと31号、02・11)を見よ。)
  • 無双第30番は逆算法か狭義のドッキング法(二つの発想、素材を序盤と終盤に埋め込んで、間を繋ぐような創作法)を用いて作られており、これは『無双』の他の作品から窺い知れる三代宗看の創作法ではない。(『この詰将棋がすごい2012年度版』「上田吉一 ロング・インタビュー」も参照のこと。)
  • 他方、久留島は拙いながらも逆算法の経験があり(逆算をしながら駒の効率性を担保することに興味がないだけのようにも見えるが)、またドッキング法を幾度も試みた形跡がある。(各種立体曲詰の他、妙案第33番、第50番等。)
  • 上に関連して、無双第30番のような大型で対称形の詰め上がりを久留島は『妙案』の中で幾つも手掛けている。他方、三代宗看の曲詰は無双第30番唯一作である。
  • 無双第30番の金消去の伏線は、「序盤に工夫をして後に趣向を成立させる」という思考法を体現しているが、これは妙案第48番の伏線手(68角)に通底するものがある。
  • 『無双』と『妙案』、『橘仙貼壁』の間には看過できないほど(享保以前に作例が無いにも関わらず謎の衝突を起こしている)多くの類想の作品がある。(無双第12番(無仕掛からの龍追い)と妙案第84番、無双第14番(煙)と妙案第96-第100番、無双第16番(大駒の逐次辞去)と妙案第15番、無双第19番(生飛追い)と妙案第77番、無双第26番(飛車の最遠打から駒送り)と妙案第58番、無双第31番(回転型龍追い)と妙案第80番、無双第34番(何の変哲もない収束だが)と妙案第26番、第30番、及び橘仙貼壁第22番、無双第69番(金斜め追い)と橘仙貼壁第6番、無双第72番(金鋸)と妙案第59番及び第73番、無双第85番(おそらくドッキング)と妙案第33番、無双第100番(不規則龍追い)と妙案第78番及び橘仙貼壁第54番。他にも怪しい例が散見される。)(看寿が久留島の趣向プロットを換骨奪胎していることについては、「久留島喜内の想像性」(大塚播州、詰棋めいと31号、02・11)が詳しい。)
  • 無欲で著作一つ残すことがなかった久留島であれば、図式百番を幕府に献上するという大仕事に取り組んでいた三代宗看に自作を譲渡したとしても不思議ではない。(『無双』が献上されたのは1734年、『図巧』は1755年、『妙案』と『橘仙貼壁』は久留島の没後(1757年以後)に刊行されたと推定されている。)

【引用作品図面】

Umanoko01 Umanoko02 Umanoko03 Umanoko04 Umanoko05 Umanoko06 Umanoko07 Umanoko08 Umanoko09

「茫々馬」と「百千帰」の解説 (4) 趣向ドッキング方式の発展 に続く)

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詰将棋メモ(2014年2月26日)

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推理将棋第75回出題(3月20日まで)

[2014年3月31日最終更新] 75-3解答、第75回出題当選者

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第75回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2014年3月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第75回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第75回出題  担当 DD++

推理将棋では他人の作品に触発されて派生作を作ることがしばしばあります。特に特徴的な条件を課している場合に同じ条件の全く別手順を作ることが多いようで、もちろん手順が別なので別作品扱いになります。今回の中上級はそんな感じの派生作。

初級は、時期遅れになってしまいましたが、渡辺さんからもう1ついただいていた年賀推理です。9手ではあるのですが、前回の11手のいくつかより難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。中級は諏訪冬葉さんからの投稿で、66-2(チャンプさん作)の解答時に「こんな作品もできそう」と短評にあったものを採用させていただいたものです。ベテランには見慣れた手順ですが、条件の組み合わせによる限定の妙味をお楽しみください。上級は72-2のコメント欄で渡辺さんが存在を仄めかしていた問題です。多くは語りません、ぜひ頑張って考えてください。


Suiri750 ■練習問題

「さっきの将棋、▲76歩△34歩▲22角成△42飛▲21馬△52金左まで見てたけどどうなった?」
「9手で詰んだよ、って言えば残りの3手は分かるよね」

さて、残りの3手はどんな手だったでしょうか。


■本出題


■締め切り前ヒント (3月13日 DD++)

締め切り前ヒントです。

初級:定番の53銀までの詰みですが、51を金で塞ぐために玉は斜めに上がりましょう。
中級:成桂で八段目を封じて吊るし桂。3回目の大駒越えのためには大駒の移動が必要です。
上級:22に成桂を引いて詰みなのですが、紐は打った桂ではなく先手角。
   「どうやって先手角の利きを通すのか」「桂打ちは何のためなのか」をよく考えて。


75-1 初級 渡辺秀行さん作    平成26年はウマ年     9手

「新年早々9手で相手を詰めるのは縁起がいいね」
「しかも26馬の着手があったんだよ」
「平成26年はウマ年って訳だね」
「そう。2手目は飛の着手だったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 26馬という着手があった
  • 2手目飛の着手

75-2 中級 諏訪冬葉さん作    桂馬乱舞         10手

「この前の将棋は10手で終わったけど桂馬が活躍したよ」
「どんな感じ?」
「目の前にいる大駒を飛び越える手が3回あった」
「あれ、それ前にもなかったっけ?」
「今回は桂馬の手が合わせて6回あった」
「それは多いな」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 桂馬の手が6回あった
  • 大駒が前にいる桂馬を動かす手が3回あった

75-3 上級 渡辺秀行さん作    桂の四変化 Part II     13手

「また負けたのか」
「うん、またもや桂不成、桂成、桂打ち、成桂移動の順に指されてね」
「序の16歩、34歩までは良かったようだが」
「うん。先手が持駒を使い切って油断していたら13手目に、
 僕の角が『同○』と取られて詰みさ。あっけなかったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 13手で詰んだ
  • 先手が桂不成、桂成、桂打ち、成桂移動の順に着手した(※)
  • 初手16歩、2手目34歩
  • 先手は途中、持駒を使い切った
  • 最終手は棋譜に「同」の付く着手で角を取った

(※)棋譜表記は問いません。桂不成の着手、桂を成る着手、桂を打つ着手、成桂を移動する着手、の順に指しさえすれば条件を満します。ただし「3手目17桂」などはただの成不成の選択が生じない手であって桂不成の着手には該当しません。(2月27日追記)


Suiri750a ■練習問題解答

問題以下、▲62角△41玉▲33桂まで。

初形でたくさん駒の利いている33地点もたった9手でこの通り。初形の思い込みで手順が見えにくくなる手順の一例ですね。どうにもうまくいかない時には余計な先入観にハマっていないか、常識を疑ってみるのも1つの方法です。


推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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詰将棋メモ(2014年2月23日)

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    次回詰とうほくの開催日は4月26日に確定

 23日(日) 駿棋会(静岡)

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詰将棋メモ(2014年2月22日)

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2月21日、みっち・ザ・わーるどで、どしどしご応募を!

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2月21日、kiyorinのブログで、将棋に興味ある人のみ!

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「茫々馬」と「百千帰」の解説 (2) 回転趣向の開発(「百千帰」解答)

[2014年2月22日最終更新]
おもちゃ箱2014年新春特別出題として出題した「茫々馬」と「百千帰」の解答・解説の2回目です。

「茫々馬」と「百千帰」の解説(1) (2) (3) (4) (5)


「茫々馬」と「百千帰」の解説   糟谷祐介

(2) 其の一 回転趣向の開発(「百千帰」解答)

(注:引用作品の図面は章末に掲載します。但しインターネット上で容易にアクセス可能な作品は図面を省略します。)

 久留島喜内は稀代の趣向作家であるが、殊に回転趣向のパイオニアとして妙案第79番(馬知恵の輪)、第80番(龍知恵の輪)、神局図式第39番(周辺巡り)の三作を後世に残している。

 これらを (i)「龍追いを使わない回転繰り返し趣向」(ii)「回転型龍追い」(iii)「周辺巡り」 と大雑把に分類してみよう。久留島以後の歴史は大体以下のようにまとめられる:

 (i)は80年代半ばまで駒送り趣向が主座を占めていた。

(七条兼三氏作「新・馬知恵の輪」(近代将棋83・10、早詰あり)、杉山正氏作「内海」(近代将棋83・12)、大塚播州氏の諸作品等)

 ところで70-80年代は合駒を絡めた趣向が盛んに研究され、現代長編詰将棋が曲がりなりにもその姿形をあらわにした時代であった。この傾向に影響されてか、回転型駒送り趣向は徐々にその座を回転型合駒趣向に奪われていく。

(素田黄氏作「千山」(近代将棋84・6)、河原泰之氏作「巨人の星」(近代将棋88・1、早余詰あり)、今村修氏作「花より団子」(近代将棋98・12)等)

 その後00年代はわずかに二馬追いの復興を迎えるものの、今日までシステマティックに研究されているものは私見によれば飛打飛合趣向のみであり、分野全体は新しい発想を欠きながら低空飛行を続けている嫌いがある。

(前掲河原氏作、今村修氏作「月より饅頭」(近代将棋98・12)、菅野哲郎氏作「龍馬がゆくIV」(詰パラ10・6)、類想の作品として添川公司氏の「飛行」シリーズや相馬康幸氏の諸作品も挙げられる)

 (ii)は図巧第83番型の構造や、龍追いをモジュール化(別の趣向手順に接続可能なユニットとして構成すること)する昨今の潮流と共振して、長編の花形分野として旧くは七条兼三氏、最近では田島秀男氏、井上徹也氏の諸作品に結実した。

 (iii)は昭和中期頓に人気を博し、中でも工藤紀良氏作「金の卵」(詰パラ70・7)に端を発する飛打飛合/龍金送り趣向入りの周辺巡りは平成の初めまで手を替え品を替え作り続けられた。

(本間晨一氏作「愛の日」(詰パラ81・2)、車田康明氏作(詰パラ89・6)、中野和夫氏作(近代将棋99・9)、千々岩倫太郎氏作「LOVEマシン」(近代将棋03・7)等)

 この一連の作品は周辺巡りのモジュール化を志向していたと思われるが、わずかに「愛の日」(の角の使い方)にその可能性の萌芽が見られるのみであった。他方周辺巡りを繰り返すという目的に於いては、手法を異にするが浅井和吉氏と日野秀男氏の諸作品(周辺二回転)が不完全ながら一応の成果を上げた。

(「ハレー彗星天回図」(詰パラ86・9、終盤の余詰、変長あり)、「北斗七星燦光図」(詰パラ87・1、早詰あり)、「銀河の夢達成図」(詰パラ87・1、終盤の余詰、変長あり)、「南十字星輝光図」(詰パラ88・3、早詰あり)、「三矢力星天光図」(駒井信久氏との共作、早詰あり):いずれも構造は似通っているため、本稿では最も完全に近い「銀河の夢達成図」の図面を紹介する)

 蛇足ながら、西田毅氏作(詰パラ05・5)は(i)、(ii)、(iii)を部分的に取り入れた意欲作であったが、その貢献と可能性は未だに十分に分析されてない。

 このように振り返ると (ii)は大凡成熟している反面、(i)、(iii)は積み残した課題と共に宙吊りの状態で推移してきたことがわかる。特に(iii)は昨今新作の発表もなく、分野として半ば死んでいるという感を禁じ得ない。

 「茫々馬」の第一の目標は、龍金送りを用いて周辺巡りをモジュール化し、(i)の発展を促進し(iii)に息吹を吹き込むことである。両分野は(ii)に比肩する豊かな可能性を秘めていると思う。例えば、盤の大きさを固定すると(ii)よりも回転型龍金送りの方が進化版馬鋸のような構想と相性が良いだろう。また、知恵の輪の舞台として後者が前者に劣る理由はないし、ある小領域内の回転趣向に外から馬鋸等を掛け合わせるという(ii)の定番手法も(i)に容易に応用可能である。「百千帰」は最後の点を端的に示している。

Hyakusenki01   Hyakusenki02

Hyakusenki03 【作意手順】

 18金、29玉、19金、39玉、29金、同玉、18龍、39玉、

 [19龍、29金合、49金…(金合、金打)…、79金、同玉、59龍、88玉、89龍、97玉、99龍、98金合、96金…(金合、金打)…、95龍、94金合、92金、同玉、94龍、81玉、92龍、71玉、91龍、81金合、61金…(金合、金打)…、61龍、32玉、31龍、23玉、22龍、14玉、15金、同玉、13龍、14金合、16金…(金合、金打)…、17金、同玉、15龍、28玉、18龍、39玉]

(1周目:13金を剥がす)、

Hyakusenki04  [19龍・・・、22龍、14玉、12龍、13金合、15金・・・、18龍、39玉]

 (2周目:12桂を取る)、

 [19龍・・・、22龍、14玉、11龍、13金合、15金・・・、14龍、15金合、17金、同玉、15龍、28玉、18龍、39玉]

 (3周目:11桂を取る)、

  [19龍・・・、31龍、23玉、22金、24玉、23金同玉、35桂14玉、11龍、13金合、15金・・・、18龍、39玉]

 (4周目:21金消去→35桂)、

Hyakusenki05  [19龍・・・、94龍、81玉、92龍、71玉、91龍・・・、61龍、51金合]

 (5周目:収束へ)、

 52歩成、同銀、31金、同玉、51龍、41金合、32歩、同玉、44桂、21玉、41龍、同銀、12金、同玉、34角、同と、23金、11玉、12歩、21玉、54角、同と、22銀迄403手

【変化・紛れ】

☆詳細はonline appendix (PDF) を参照のこと。

69金合は78金、89玉、69龍、98玉、88金打以下。
83金は同香、同歩成、同玉、73歩成、同玉、83角成、同玉、84香、73玉で逃れ。
73歩成は81玉、82と、同玉、83角成、71玉で逃れ。
93金合は73歩成、81玉、82と、同玉、93龍以下。
同玉は73歩成、81玉、92角成、71玉、82馬、61玉、72馬、同銀、同と、同玉、73歩、同玉、82銀、72玉、83歩成、61玉、71銀成、51玉、52歩成、同玉、61銀以下。
28桂は同銀生、17金、同銀で逃れ。
11桂を残したままだと23金に同桂で逃れ。21金を消去するタイミングはこの瞬間に限定されている。
24玉は22龍、14玉、23龍、15玉、13龍以下作意手順通りで同手数。但し、23龍の替わりに12龍、13金合以下の迂回手順あり。35桂に14玉は希望限定。
21金を消去したのでこの手が指せる。
同玉は73歩成、81玉、92角成、71玉、82馬、61玉、72馬、同銀、同歩成、同玉、83歩成、同玉、84銀、72玉、54角、同と上、73銀打、61玉、52歩成、同玉、64桂、同と、53歩、41玉、52銀以下作意手順より二手早い。
53桂は同成銀(同と又は同銀は31金以下詰む)、31金、同玉、51龍、41合、32歩、21玉で逃れ。54成銀を生銀に換えると53桂から余詰む。
41銀は32歩、同玉、44桂、同と上、54角、同と、23金以下。
21玉は41龍、同銀、13桂以下。
同と上は、54角、同と、23金以下。同成銀は、23金、31玉、43桂、同銀、32歩、同銀、同角成迄。


棋譜ファイル・手順の鑑賞

柿木義一さんの Kifu for Flashを使わせていただいています。手順が鑑賞できない場合はFlash Playerをインストールしてください。Flashがご利用になれない場合は、棋譜ファイルをダウンロードして柿木将棋などkif形式のファイルに対応したアプリで開いてください。


 本作の過去の関連作品との決定的な違いは左上部に現れている。「金の卵」の81と金、中野和夫氏作の82と金、車田康明氏作の76桂(84に跳ねる)は全て下から上がって右に転回するために不可欠な配置であるが、通常一周すると玉に食われてしまうため二周目以降を支えることはできなかった。他方「LOVEマシン」はいみじくも「下から上がって右(左)に転回する」箇所を省いた。翻って、本作は73歩成からの詰み筋を含みにして余計な駒を排除し、繰り返し回転させることに成功した。技術的に言えばこの点が本作の要である。

 フェアリー駒を使わないフェアリー詰将棋では、神無三郎氏作「かごめかごめ」(詰パラ00・6、ばか詰)の周辺二回転が最高か。詰中将棋ではせいぜい一回転。伝統ルールの二回転が成功していないことを考えると、本作の四と四分の三回転は記録としてそれなりに価値があると思う(但し周辺三十二マス全てを通過するわけではない)。

パスファインダーさん 「長手数作品の解答は初めてなので自信はありませんが、趣向が明確で楽しく解かせてもらいました。金捨金合による龍追いが往復機構ではなく、周回機構で新鮮でした。収束にどう入るか迷いました。最後は角が二枚とも消えて気分がいいです。」

☆ありがとうございます。変化、紛れを「読まない」領域に「隠して」易しく作るのがスマートだと思っています。

永島勝利さん 「追い趣向の曲がり角と収束の両方が楽しめる好作。」

☆曲がり角が趣向成立の肝です。収束は候補の中で唯一生き残ったのがこれでした。

井上徹也さん 「 「茫々馬」を解いた後だと盤面が狭く感じますね(笑)余滴という事ですが、何人かの作家がチャレンジするも完全な形では表現出来なかった「金打金合で盤面をぐるぐる回る」という夢を実現されていて、普通ならこれだけでも凄い作品です。2枚の角の配置が解決の鍵だったのかもしれませんね。置駒を剥がした後にもう一周するのが巧く、収束も大駒を叩き切って力強く決まっています。

☆9×9は狭すぎますね。実は角一枚でもぐるぐる回ります(後述)が、収束させるためにはこの二枚角の配置が必要でした。

鈴木彊さん(誤答) 「序から終盤までの龍金での玉の追い回しは楽しいものでしたが収束直前の乱打戦には驚きました。最後は詰むように仕上げるしかありませんでした。」

☆収束で躓いてしまいました。「92龍、同玉」の変化の詳細はonline appendixをご覧下さい。

竹中健一さん 「頭の中で手数を数えるのに一苦労です(苦笑)もう少し捌けて収束だったらもっと良かったのですが…最初は83金から収束に入ると思っていたので、結構苦労しました。」

☆収束の捌きにはこだわっていません。逆に捌けても長い収束は避けたいと考えます。

池田俊哉さん 「一筋の駒剥がしは明白だが、第一段の打開策である35桂が見えにくくそのため21金消去が難手となっている。第二段の52歩成はもっと見えにくいが… 別の見方をすれば不完全ながら周辺めぐりで、四周半ともなればかの浅井和吉さんも脱帽ではないか」

☆「伝統ルールで10回転は無理だと思う。」(上田吉一、『極光II』、2003)この予想が覆される日は近いと思います。

岸本恭尚さん 「私の解図力でもけっこう玉を追えますので、長手数作品の解図に挑戦してみようという気にさせていただいたありがたい作品でした。」

☆繰り返し趣向作は解きやすいと思います。また挑戦してください。

佐藤司さん(無解) 「筋は概ね分かるのですが…、残念ながらこんな結果に終わってしまいました。」

☆知恵の輪の鍵(35桂、52歩成)が見えにくかったかもしれません。また挑戦してください。

隅の老人Bさん 「金合、金打趣向の新記録?回数は?数える気は全くありません、どうせ解説時にテツ先生が教えてくれる。新年早々、この作品を解図して、今年は金運あり、そんな気がする作品です。」

☆金合は73回(新記録)です。72という数字が好きなので本当は一回減らしたかったのですが、他に良い収束が見つかりませんでした。

小山邦明さん 「玉方の1筋の駒を龍で入手するため、金送りで玉を盤端に何回も回転させるというすばらしいアイデアの楽しい作品だと思いました。」

☆これは図巧第83番以来の伝統ですね。図巧第100番のアイデア(剥がし)も応用可能かもしれません(例えば35桂で43成桂を何度も剥がす)。

嵐田保夫さん 「途中2二、2三金の妙手順がなかなか見えずに無限地獄に陥りそうになり何度か8筋から暴発してしまったが、何とか踏みとどまった。収束も4四桂で締めるなど見事で正にgreat !」

☆83金や73歩成の不詰筋をもう少し簡単にしたかったのですが、技量不足でできませんでした。解答ありがとうございます。

Hyakusenki06  57飛は飛合を消して合駒を限定させるための配置。角も実は一枚あれば回る。収束を無視すると次図のようなコンパクトな回転ユニットが構成可能。余った飛、角を使って(進化版)龍/馬鋸等を組み込める可能性を示唆している。

 喜内ストの端くれとしては馬を使った「銀打、銀合」回転趣向も手掛けて矜持を示したいところだが、これは今後の課題としたい。現代的な味付けとして周辺逆回転も入れたいが拡大盤を使わないと難しそうだ。

 (i)や(iii)を改めて研究する目的は、畢竟回転趣向にまつわる対抗系ルール特有の表現型や考え方を示すことである。そのために、私は拡大盤と非標準駒(数)を積極的に取り入れたいと考えている。「百千帰」はいささか視野狭窄に映るかもしれないが、七~九筋で玉方の駒が成れることは構想成立に寄与していないから、これは拡大盤に埋め込み可能な9×9の小領域内における玉の回転趣向ユニットを自ら提示しており、その点に固有の価値を見出せると思う。

 久留島喜内の遺産を咀嚼することも大切だが、同時に協力系ルールの可能性や限界も学ぶ必要がある。その点、(広義の)回転趣向の第一人者、上田吉一氏の一連の作品から得られる物は大きいと思う。

(『極光II』第4番(『この詰将棋がすごい2012年度版』を参照のこと)、5番(この詰)、15番(円筒上の回転、入れ替えパズル)、28番(順回転で金を動かし、同時に動いたGiを逆回転で元の位置に戻す…噛み合ったギヤを歯が外れないように調整しながら動かす感覚)、33番(ViでRlを順回転させ、その二枚で馬を徐々に逆回転させる…Viだけでは馬を回転させることができない)、51番(この詰)、65番(回転趣向とパリティーの邂逅)、84番(入れ替えパズル)等。)

【引用図面】

Kaiten01 Kaiten02 Kaiten03 Kaiten21 Kaiten04 Kaiten05 Kaiten06 Kaiten07 Kaiten08 Kaiten09 Kaiten10 Kaiten11 Kaiten12 Kaiten13 Kaiten14 Kaiten15 Kaiten16 Kaiten17 Kaiten18 Kaiten19 Kaiten20

フェアリー駒:G=Grasshopper、+G=Royal G、Nr=Nightrider、Gr=Girafferider、C=Camel、Lo=(Queen-)Locust、Li=Lion、La=(3,5)-Leaper、Lb=(7,8)-Leaper、Vi=Vizir (Wazir)、第15番のLp=(0,3)-Leaper、桂r=桂-rider、Pa=Pao(炮)、▼=Pyramid、Gi=Giraffe、Rl=Rook-Locust+飛、横向きはneutral駒、Va= Vao、第51番のLp= (8,8)-Leaper、騎=Knight、Fe=Fers、Rh=Rookhopper

「茫々馬」と「百千帰」の解説 (3) 馬鋸の進化 に続く)

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詰将棋メモ(2014年2月21日)

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詰将棋メモ(2014年2月20日)

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3月の詰将棋

[2014年4月21日最終更新] 詰パラ

2014年3月の将棋雑誌での詰将棋の話題やホームページでの3月出題について。
ネット詰将棋  詰パラ  将棋世界

関連情報: ネット詰将棋・解答募集中  Web Fairy Paradise
  おもちゃ箱: 詰将棋情報(他の月の詰将棋はここから)  展示室  推理将棋

===== ネット詰将棋3月の出題 =====

月刊FBニュース 詰将棋 2014年3月出題(5手詰)
2014年3月28日、月刊FBニュースで、詰将棋 今月の問題

関西将棋会館懸賞詰将棋3月出題と2月解答
2014年3月20日、関西将棋会館で、今月の詰将棋 (出題・ 内藤國雄九段) 2014年3月出題分  今月の詰将棋 (出題・ 内藤國雄九段) 2月出題分・解答と解説

今月の懸賞問題 平成26年4月号
2014年3月8日、解けてうれしい詰将棋で、今月の懸賞問題。出題 横須賀市 新井 司 様。締切り2014年4月6日。
懸賞詰将棋 平成26年2月号 解答 解答者50名 正解者48名
《 詰か必至か不必至か 》 4月号

懸賞詰将棋2月の結果
2014年3月6日、詰将棋パラダイスで、懸賞詰将棋2月の結果
解答167、誤解4名

中田章道七段3月課題
2014年3月1日、倉藤君のHomePage!!で、中田章道六段の詰め将棋平成26年3月分課題
「ヒント: 大駒の捨て方 9手詰め」

おもちゃ箱、展示室で3月の詰将棋
2014年3月1日、おもちゃ箱展示室で、3月の詰将棋出題。解答締切は3月末。
「春のくるくる特集 やさしい趣向詰でお楽しみください」
・くるくる展示室 No.255 金少桂さん
・くるくる展示室 No.256 しまぎろうさん
・くるくる展示室 No.257 菅野哲郎さん
・くるくる展示室 No.258 やよいさん
・くるくる展示室 No.259 菅野哲郎さん

詰将棋駒の舞3月の表紙詰将棋
2014年3月1日、詰将棋駒の舞で、素描の舞:2014/03月・未登録新題

詰将棋パラダイス今月の懸賞詰将棋
2014年3月1日、詰将棋パラダイスで、今月の懸賞詰将棋出題。
「今月の懸賞詰将棋 【作者】芹田 修【手数】11手 → ヒント

日本アマチュア将棋連盟懸賞詰将棋
2014年2月27日、日本アマチュア将棋連盟で、懸賞詰将棋今月の出題 (須藤大輔さんの作品)と前月の解答。締切り3月15日。

===== 詰将棋パラダイス3月号 ====

700手作品展メール投稿
2014年3月1日、詰将棋パラダイスメモで、700手作品展メール投稿
2014年4月1日、700手作品展について
2014年4月11日、700手作品展募集中
2014年4月20日、700手作品展募集終了

詰パラ2013.12
2014年4月11日、三軒茶屋将棋倶楽部の裏通りで、詰パラ2013.12 
「デパートの絶連特集に採用された作品。 ・・・ 本作で入選100回を達成しました。詰パラの長い歴史の中で2番目の早さ。量と質は無関係ですが一つの区切りになりました。」

詰将棋パラダイス2014年3月号
2014年4月1日、someone like youで、詰将棋パラダイス2014年3月号(その1)
2014年4月2日、詰将棋パラダイス2014年3月号(その2)
2014年4月3日、詰将棋パラダイス2014年3月号(その3)

詰パラ 入選53回 臨時中学校
2014年3月21日、my cubeで、詰パラ 入選53回 臨時中学校
「・・・ 小学生の時から試行錯誤していた図で、数回の修正・再投稿を経て、漸く発表できたことが何よりも嬉しい。 ・・・」

詰パラ 入選52回 短編コンクール
2014年3月21日、my cubeで、詰パラ 入選52回 短編コンクール
「・・・ 正算での創作。よって収束は取ってつけたようなものである。もう少し逆算して、駒がよく動く序にしたかった。印象が薄いので、24位もやむを得ない。」

2013年度短コンの短評
2014年3月10日、my cubeで、2013年度短コンの短評
「短コンに解答した時の短評と評価をそのまま載せます。今回、評価はできるだけ厳しくしました。いつもはこんなに辛口じゃないですよ。(笑) ・・・」

詰将棋パラダイス2014年3月号
2014年3月7日、my cubeで、詰将棋パラダイス2014年3月号
「・・・ ヤン詰……名刺に最適なサイズでしょうか。これも「ゆる詰」。入選してくれることを祈ります。小学校……自陣玉作品は保育園・幼稚園に回ってしまうことが多そうですね。あと、どうしても既視感との闘いが。自作はノーマル手筋物です。中学校……「詰ある」に登録しておきました。高等学校……持駒の割には簡単かと。 ・・・」

詰将棋パラダイス2014年3月号 ちょっとした感想
2014年3月5日、詰将棋の欠片で、詰将棋パラダイス2014年3月号 ちょっとした感想
「・・・ 表紙 私にとってはゆるくないです。月末までに解けるのでしょうか…。
詰将棋学校 短期大学に何か漂うものを感じます。大学院のお二人は若手実力派…選題の言葉にありました。 「胡蝶」ですと杉山正氏作にありますね。
たま研作品展 豪華ラインナップであります。
詰将棋デパート いよいよ初入選。 ・・・」

詰パラが到来
2014年3月3日、コーヘイの読みぬけ日記
「詰パラが到来。自作の結果稿が載っているが、同人室のほう(下図)の解説はちょっといただけない。 ・・・ 限定とか気にしないのかなあ・・・と思っていたら、解説者の作品が表紙に掲載されていて、納得。これを気にしないのであれば、53王が無駄駒に見えてもしかたがない。」

掲載されなかった短コンの短評
2014年3月3日、詰将棋の会合 香龍会で、掲載されなかった短コンの短評
「今月号の詰パラに短編コンクールの結果稿が掲載されていますが、私が解答で書いた短評のうち、掲載されなかった分を紹介したいと思います。 ・・・」

解答者軽視に対する問題提起
2014年3月2日、冬眠蛙の冬眠日記で、解答者軽視に対する問題提起
「・・・ 今月号の一番目立つ作品なんて論外もいいとこでしょ。駒数少ないから、とか記念だから、ということで許されるわけですかね。これを止める義務は編集部にもあったんではないかって。こういうことで解答者が減ったら、成り立たなくなるんではってちょっと本気で心配しています。 ・・・」

詰パラ 2014.3 デパート
2014年3月1日、不況になると口紅が売れるで、詰パラ 2014.3 デパート
「・・・ 別コーナーに投稿した作品が、「デパート」に掲載されておりました。担当者間のご調整、ありがとうございました。 15手で、百花繚乱のフリースタイル作品が並び立つデパートでは、最も短手数です。 ・・・」

3月になりました。
2014年3月1日、らうーるの詰将棋置場で、3月になりました。
「・・・ (1) 4月分原稿入稿完了! ・・・ (2) 3月分小学校の選題。 ・・・ (3) 表紙詰将棋 ・・・ (4) 短コン結果発表 ・・・」

詰パラ3月号
2014年3月1日、詰将棋劇場 blogで、詰パラ3月号
「・・・ 表紙はやたらと食欲のわく初形だったので、ちょっと考えてみる。なるほどねえ・・・。たった4枚でも作品になるもんですね。 ・・・」

詰パラ三月号
2014年3月1日、Ma vie quotidienneで、詰パラ三月号
「2月も今日で終わり。帰宅すると、もう詰パラの3月号が届いていた。最近は届いてもぼんやりとページを眺めるばかりで、片っ端から解こうとしていたかつての勢いはなかなか戻ってこない。 ・・・」

詰パラ4月号から価格改定
2014年3月1日、詰将棋パラダイスで、【価格改定のお知らせ】
「・・・ 平成26年4月からの消費増税や諸般の事情により、本誌平成26年4月号から1冊700円(税送料込)とさせて頂きます。何卒ご了承下さい。半年で4、200円、1年で8、400円となります。 ・・・」

詰パラ3月号発売
2014年3月1日、詰将棋パラダイスで、詰将棋パラダイス3月号発売。

詰パラ3月号が到着
2014年2月28日、詰将棋の会合 香龍会で、詰パラ3月号が到着
「・・・ 彩棋会の作品展に自作が載っていてびっくりしました。 ・・・」

詰パラ最新情報
2014年2月18日、詰将棋パラダイス最新情報で、3月号予告。
「700号まであとわずか!:企画第2弾、募集開始!
短編コンクール結果発表!:9手詰全50作の頂点は誰に!?」

===== 将棋世界4月号 =====

将棋世界2014年4月号
2014年4月1日、someone like youで、将棋世界2014年4月号

谷川九段の詰将棋
2014年3月21日、ゆうゆうのブログで、谷川九段の詰将棋
「・・・ まるで4枚の金が、手をつないで相手玉を包囲していくかのように感じられた。本当に魅力的な手順で、素晴らしい作品だと思った。」

4月号詰将棋サロン
2014年3月21日、ゆうゆうのブログで、4月号詰将棋サロン
「4月号は易しかった。7番は、4手目の対応で悩んだ。読み応えがありいい作品である。ただ、収束が平凡なのが残念。 ・・・」

サロン<4>は中田章道作と同じ
2014年3月11日、EOG@EOG10
「将棋世界4月号詰将棋サロン<4>は中田章道作と同じ。数秒で結果が出るのに何故同一作検索をしないのだろうか、いかにもありそうな作なのに。まあ、その前の3作は例題レベルなので調べる意味もないが。」

自作が掲載(月間優秀作)
2014年3月5日、ギャモンの伝言板で、takamasaさん クイズ外伝
「ギャモンクイズではなく詰将棋ですが、将棋世界4月号に自作が掲載されました(月間優秀作に選ばれました)。詰将棋は投稿したことがなかったのですが、ストック作品の中から、初めて投稿してみようと思いました。この作品は、中学生時代に作ったもので、だいぶ塩漬になりましたがw 自作の中でも最も気に入っている作品のひとつです。 ・・・」

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詰将棋メモ(2014年2月19日)

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「覚(さとり)の駒」の詰将棋
2月19日、みっち・ザ・わーるどで、「覚(さとり)の駒」

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「茫々馬」と「百千帰」の解説 (1) 「茫々馬」解答

[2014年2月19日最終更新]
おもちゃ箱2014年新春特別出題として出題した「茫々馬」と「百千帰」の解答・解説です。「茫々馬」は初めての18×18詰将棋、1万手超えとあって、解いてくださる方がいるか心配していましたが、井上徹也さん、たくぼんさんのお二人から解答が届きました(「百千帰」は12名)。残念ながら1か所早詰があったため、修正図で解説します。なお、解説は作者である糟谷祐介さんにお願いしました。

解説の分量が多いので、何回かに分けて掲載します。1回目は「茫々馬」の解答です。「茫々馬」の手順はこちらで手順の概要を鑑賞することができますので、あわせてごらんください。

 ===> 糟谷祐介さん 「茫々馬」(修正図) 手順概要

注)神無七郎さんのTMLView(詰将棋XMLビューア)Onsite Fairy Mate)を利用させていただいています。閲覧にはSilverlightのインストールが必要です。

また、手順・変化・紛れの詳細はOnline Appendixをごらんください。

 ===> Online_Appendix_to_Boubouma.pdf (PDF)

「茫々馬」と「百千帰」の解説(1) (2) (3) (4) (5)


「茫々馬」と「百千帰」の解説   糟谷祐介

(1) 「茫々馬」解答

Boubouma01_2

表記:杏=成香、圭=成桂、全=成銀

【18×18詰将棋】

 18×18の盤を使用。王玉以外の駒数は通常の四倍(王玉一枚、飛角八枚、金銀桂香十六枚、歩七十二枚)。陣地は上下三段ずつ。二歩禁止。持駒余り許容。その他、伝統ルール(9×9詰将棋)に準ずる。

【作意手順】

 [ 51飛、43玉、54飛成、32玉、34龍、22玉、31龍、13玉、
11龍、12歩合、14歩、同玉、12龍、13歩合、15歩、同と、同と、同玉、13龍 …(歩合、歩打)…、1e龍、2h玉、1h龍、3i玉、
1i龍、2iと、4i金、同玉、2i龍、3i金合、5i金 …(金合、金打)…、ei龍、hh玉、hi龍、ig玉、
ii龍、ih金合、if金 …(金合、金打)…、i4金、同と、同と、同玉、i6龍、h3玉、i3龍、g2玉、h2龍、f1玉、
イh1龍、g1金合、e1金、同玉、g1龍、f1金合、d1金、同と、同と、同玉、f1龍…(金合、金打)…、81龍、52玉 ] (1周目、途中図1は52玉まで)、

Boubouma02

Boubouma03

 [51龍、43玉、54龍、33玉、34龍、22玉、31龍、13玉、11龍…(歩合、歩打)…、1h龍、3i玉、1i龍、2i金合、4i金…(金合、金打)…、i4金、同玉、i6龍、h3玉、i3龍、g2玉、h2龍、f1玉、h1龍、g1金合、e1金、同玉、g1龍、f1金合、ハ96馬、c3圭、d1金…(金合、金打)…、81龍、52玉] (2周目、途中図2は96馬、c3圭まで)、

Boubouma04

  [51龍…、eb馬、g9と…、52玉] (3周目、途中図3はeb馬、g9とまで)、

Boubouma05

 [51龍…、ec馬、gaと、i7金、同玉、i9龍、i8金合、dc馬、g9と…、52玉] (4周目)、
 [51龍…、dd馬、gaと…、52玉] (5周目)、
 [51龍…、de馬、gbと…、ce馬、gaと…、52玉] (6周目)、
 [51龍…、cf馬、gbと…、bf馬、gaと…、52玉] (7周目、途中図4はbf馬、gaとまで)、

Boubouma06

 [51龍…、af馬、38杏…、9f馬、39杏…、8f馬、3a杏…、52玉] (8周目)、
 [51龍…、8e馬、39杏…、52玉] (9周目)、
 [51龍…、8d馬、38杏…、7d馬、39杏…、6d馬、3a杏…、52玉] (10周目)、
 [51龍…、6c馬、39杏…、52玉] (11周目)、
 [51龍…、6b馬、38杏…、52玉] (12周目)、
 [51龍…、6a馬、37杏…、h1龍、g1金合、a4金、d3圭…、52玉] (13周目、途中図5はa4金、d3圭まで)、

Boubouma07_2

 [51龍…、6b馬、38杏…、6c馬、39杏…、6d馬、3a杏…、52玉] (14周目)、
 [51龍…、7d馬、39杏…、52玉] (15周目)、
 [51龍…、8d馬、38杏…、8e馬、39杏…、8f馬、3a杏…、52玉] (16周目)、
 [51龍…、9f馬、39杏…、52玉] (17周目)、
 [51龍…、af馬、38杏…、52玉] (18周目)、
 [51龍…、bf馬、37杏…、cf馬、gbと…、ce馬、gaと…、52玉] (19周目)、
 [51龍…、de馬、gbと…、dd馬、gaと…、dc馬、g9と…、52玉] (20周目)、
 [51龍…、ec馬、gaと…、eb馬、g9と…、96馬、c3圭…、52玉] (21周目、途中図6は96馬、c3圭まで)、

Boubouma08

 [51龍…、a6馬、d3圭…、a5馬、c3圭…、52玉] (22周目)、
 [51龍…、b5馬、d3圭…、52玉] (23周目)、
 [51龍…、d6香c6歩、ib金…、a5馬、c3圭…、52玉] (24周目、途中図7はd6香、c6歩まで)、

Boubouma09

 [51龍…、a6馬、d3圭…、52玉] (25周目)、
 [51龍…、fb馬、gaと…、eb馬、g9と…、52玉] (26周目)、
 [51龍…、ec馬、gaと…、dc馬、g9と…、52玉] (27周目)、
 [51龍…、dd馬、gaと…、52玉] (28周目)、
 [51龍…、de馬、gbと…、ce馬、gaと…、52玉] (29周目)、
 [51龍…、cf馬、gbと…、bf馬、gaと…、52玉] (30周目)、
 [51龍…、af馬、38杏…、9f馬、39杏…、8f馬、3a杏…、52玉] (31周目)、
 [51龍…、8e馬、39杏…、52玉] (32周目)、
 [51龍…、8d馬、38杏…、7d馬、39杏…、6d馬、3a杏…、52玉] (33周目)、
 [51龍…、6c馬、39杏…、52玉] (34周目)、
 [51龍…、6b馬、38杏…、52玉] (35周目)、
 [51龍…、6a馬、37杏…、69馬、c3圭…、52玉] (36周目、途中図8は69馬、c3圭まで)、

Boubouma10

 [51龍…、79馬、d3圭…、78馬、c3圭…、52玉] (37周目)、
 [51龍…、88馬、d3圭…、52玉] (38周目)、
 [51龍、43玉、チ98馬、65と、54龍、33玉、99馬、66と…、52玉] (39周目)、
 [51龍…、a9馬、65と…、aa馬、66と…、52玉] (40周目)、
 [51龍…、ba馬、65と…、e7馬、g9と…、52玉] (41周目、途中図9はe7馬、g9とまで)、

Boubouma11

 [51龍…、d7馬、gaと…、52玉] (42周目)、
 [51龍…、aa馬、66と…、52玉] (43周目)、
 [51龍…、a9馬、65と…、99馬、66と…、52玉] (44周目)、
 [51龍…、98馬、65と…、88馬、66と…、78馬、c3圭…、52玉] (45周目)、
 [51龍…、79馬、d3圭…、69馬、c3圭…、52玉] (46周目)、
 [51龍…、6a馬、d3圭…、52玉] (47周目)、
 [51龍…、6b馬、38杏…、6c馬、39杏…、6d馬、3a杏…、52玉] (48周目)、
 [51龍…、7d馬、39杏…、52玉] (49周目)、
 [51龍…、8d馬、38杏…、8e馬、39杏…、8f馬、3a杏…、52玉] (50周目)、
 [51龍…、9f馬、39杏…、52玉] (51周目)、
 [51龍…、af馬、38杏…、52玉] (52周目)、
 [51龍…、bf馬、37杏…、cf馬、gbと…、ce馬、gaと…、52玉] (53周目)、
 [51龍…、de馬、gbと…、dd馬、gaと…、dc馬、g9と…、52玉] (54周目)、
 [51龍…、ec馬、gaと…、eb馬、g9と…、h2龍、f1玉、i1龍、g1金合、e1金、同玉、g1龍、f1金合…、ヌ96馬、c3圭…、52玉] (55周目、途中図10は52玉まで)、

Boubouma12

 84歩、43玉、52馬、同玉、51龍、43玉、54龍、33玉、34龍、22玉、
 31龍、13玉、11龍、12歩合、14歩、同玉、12龍、13歩合、15歩、同玉、
 13龍、14歩合、16歩、同玉、14龍、15歩合、25龍、同香、17歩、同玉、
 18歩、同玉…(歩打、同玉)…、1g歩、同玉、1h金、1f玉、1g香、2e玉、
 3e金、同玉、3d飛、4f玉、3f飛、5e玉、5f飛、同と、6d角迄11929手。

Boubouma13

【手数計算】

 龍の追い廻しは一周51龍(飛)~52玉迄212手。馬の王手は収束部分(56周目84歩以下)を除いて合計101回。収束部分61手。一周目はと金を剥がすのに余計6手。6+212x55+2x101+61=11929。

【変化・紛れ】

☆詳細はonline appendix (PDF) を参照のこと。

i1龍は、以降i筋で歩合いができるため、龍の追い廻しができず、持ち駒の歩が不足したまま収束に突入し詰まない。

96馬はd2と以下逃れ。96馬は2周目に指さなければならない。

2周目の96馬を省略してeb馬?6a馬と3周目以降に倣って進めると、逃れ図1の局面(あるいはここから69馬、c3圭と進めた局面)で馬が立ち往生する。その結果、歩を補充できず詰まない。

Boubouma14

b4金及びa5金は後の96馬(21周目)が王手にならず、また動かした金を再度動かすこともできないため不詰。c5金は作意手順通り進んでb1金、同玉、d1龍、c1歩合で逃れ。

69馬から、作意手順後半(36周目?41周目)と同様に馬を運用すると(逃れ図2)、d7香が退路を塞いでいるため、馬を96まで戻すことができない。その結果、歩が不足し詰まない。尚、i7玉に対してg9馬と歩を補充すると、同龍、i6金、同玉、i8龍、i7角合、i5金、同玉、i7龍、i6金合で逃れ。

Boubouma15

gaとは馬をa4~96~eb~6aまで戻して、6a馬、37杏…、i3龍、g2玉、h2龍迄(変化図)。

Boubouma16

同馬はgaとで詰まない。即ち、i8玉に対してga馬と歩を補充すると、同龍、i7金、同玉、i9龍、i8角合、i6金、同玉、i8龍、i7金合で逃れ。馬はga以外には動かせないため、歩が足りず詰まない。

54龍、33玉、66馬は同角、34龍、22玉、31龍、13玉、11龍、同角で逃れ。歩を66で補充することはできない。

同馬は同銀、54龍、同銀で逃れ。歩を65で補充することはできない。

馬がebにいる時に52玉、84歩と進めるとa7金、同馬、同飛で詰まない(攻方王の唯一の存在意義)。

【手順解説】

 持ち駒をどうやって補充するかという問題。途中図1(金歩七)を経て、結論から言うと歩が後三枚欲しい。i1歩は周辺巡りの途中で取れる。残り二枚はどうしよう。

 歩、と金、成香、成桂が其処彼処に散らばっている。その中から、馬鋸らしき異様な往来運動でe7と金と84と金を回収するのが正解。他の駒に手を出したら最後、金輪際詰まないようにできている(変化・紛れの詳細はonline appendix (PDF) を参照のこと)。

 a7馬→e7馬→96馬と運用したいが、味方の駒が邪魔でコースが容易に確保できない。逃れ図1からわかるように、b5金があると、6a馬→e7馬と進めない。そこで二周目に「96馬、c3圭」を挿み(途中図2)、6a馬の時にa4金とする(途中図5)。これでb5金がいなくなり、6a馬→e7馬のルートが開くという算段。

 しかしb5金の直後に流れに乗ってe7と金を取ると、e7馬が立ち往生する(逃れ図2)。そこで馬を一旦逆流させて6a馬→96馬→b5馬からのd6香(開き王手)が深謀遠慮の手順(途中図7)。d7に空いたスペースを使ってb5馬→e7馬→d7馬→96馬と往復させて(途中図10)、84歩(開き王手、84と金を回収)から収束に入る。

【問題意識と考え方】

 ここからは手順に仮託した問題意識と考え方(これらの方が「作意」と名状するにふさわしい)を説明したい。

 作意のコンポーネンツは四つ:(1)回転趣向の開発、(2)馬鋸の進化、(3)趣向ドッキング方式の発展、(4)諸作品観の変革

「茫々馬」と「百千帰」の解説 (2) 回転趣向の開発(「百千帰」解答) に続く)

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詰将棋メモ(2014年2月18日)

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2月12日、風みどりの玉手箱で、青焼きの宿命

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詰将棋メモ(2014年2月17日)

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2月17日、ヨッシーのお気楽道中で、最長手数更新

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2月16日、リー監督 たいくつで、妙義図式第四番

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詰将棋創作プログラミング 7 中央の金一色図式

[2014年9月2日最終更新] 河内勲作を追記

詰将棋創作プログラミング 7 中央の金一色図式

1) 金一色図式は中央で作ればきれいな作品ができる?

詰将棋創作プログラミング5 一色図式を作るでは、11玉型の金一色図式を作った。その中で作品3が斜め対称でちょっときれいだったので、それなら55玉型にして対称軸を増やせばもっときれいになるんじゃないかな、と考えた。

例によって既存作品の調査からというわけで、詰将棋データベースで55玉型の金一色図式を調べたら・・・1作もない! 56玉もなし、54玉は1作(24金52金56金84金|54玉|銀銀香香歩)だけあったが、作意13手は逃げ方の間違いで15手、更に17手駒余りの変長があった。

中央だと8方向に広い逃げ道があるので、金4枚と持駒で全方向封鎖できないと端の方に逃げられてしまう。そうすると詰めるためには多くの持駒が必要になるが、端の方で持駒が多いと余詰が発生しがち。 中央の金一色図式が作られていないのは、たぶんこういった事情だろう。

しかし、難しそうに見えるので、あまり真剣に取り組んだ人がいないだけかもしれない。

9月2日追記: データベースには収録されてないが、下記作品があった。

  • 35金57金75金|53金55玉|角角銀 19手 河内勲 おくろう記第4番

見ていた筈だが、失念していた。詰パラ9月号のおもちゃ箱だよりで、作品8を「初の都玉金一色図式」と書いたのだが、「初の」は削除して訂正する。

2) 55玉でかつきれいな金一色図式を作る

11玉と同じように網羅的にサーチすることも考えられるが、きれいな金一色図式を作るのが目的なので、盤面の配置は人間(TETSU)が指定して、持駒だけサーチさせることにした。 この連載の趣旨からすれば、対称サーチとかプログラミングすべきだったかもしれないが、「きれい」の要素は対称ということだけではないので、ここは人間とのコラボで進める。

あまり時間をかけたくないので、解図時間は3秒制限、持駒枚数は8枚までに絞った。そのため全検にはなってなく、その範囲で見つかればラッキー、という感じ。

まずは、「1」、「一」、「/」から。

  • 53金57金|54金55玉56金
    完全作候補なし
  • 35金75金|45金55玉65金
    完全作候補なし
  • 33金77金|44金55玉66金
    完全作候補なし

やはり簡単には見つからない。まあ、これは予想の範囲なので、めげずに続けよう。次は四角形で。

  • 33金37金73金77金|55玉
    角 銀二 桂二 : 13手で詰みました(▲4六銀、0:01)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。
    角 銀二 桂 歩四 : 21手で詰みました(▲4六銀、0:01)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。

やっと完全作候補が見つかった。しかし、端に追いだす手順で、あまりおもしろくない。今度は菱型で。

  • 35金75金|53金55玉57金
    完全作候補なし
  • 53金57金|35金55玉75金
    飛 角二 香 : 23手で詰みました(▲5四飛、0:09)。
       余詰:0、非限定:0、手順前後:0、迂回:1 検出しました。
    飛 角 銀 : 5手で詰みました(▲5四飛、0:00)。
       余詰:0、非限定:1、手順前後:0、迂回:0 検出しました。

飛角角香の23手は中合が入ったりしてよさそうだが、初手54飛のところ、56飛、64玉、54飛とする痛い迂回手順がある。それでは、ちょっと回転させて風車型はどうか。

  • 36金43金67金74金|55玉
    飛 : 3手で詰みました(▲4五飛、0:00)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。
    角 : 7手で詰みました(▲6四角、0:00)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。
    銀三 桂二 歩二 : 25手で詰みました(▲6四銀、0:01)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。

銀3桂桂歩歩の25手は非限定なしはよいが、端の方に行ってしまい金が取り残されるのは味が悪い。次は菱型を横に拡大してみよう。

  • 25金53金57金85金|55玉
    飛 桂 : 3手で詰みました(▲4七桂、0:00)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。
    飛 香 : 3手で詰みました(▲5六香、0:00)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。
    飛 歩 : 3手で詰みました(▲5六歩、0:00)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。
    角 桂三 歩二 : 25手で詰みました(▲5六歩、0:02)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。
    角 香二 歩 : 23手で詰みました(▲5六香、0:02)。
       余詰:0、非限定:1、手順前後:0、迂回:0 検出しました。

25手、23手とも、すぐに端に行ってしまうのでボツ。縦に拡大したらどうかな。

  • 35金52金58金75金|55玉
    飛 角 : 3手で詰みました(▲4四角、0:00)。
       余詰:0、非限定:3、手順前後:0、迂回:0 検出しました。
    飛 香 : 9手で詰みました(▲5七香、0:00)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。
    飛 歩二 : 7手で詰みました(▲5六歩、0:00)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。

これは詰将棋とはいいにくいなあ。最後に、縦横拡大を試してみよう。

  • 25金52金58金85金|55玉
    角 銀四 歩 : 19手で詰みました(▲4四銀、0:05)。
       余詰、非限定等は見つかりませんでした。

おっ、ついに見つかった。

Tst008 詰将棋創作プログラミング 作品8 eureka

  • 25金52金58金85金|55玉|角銀4歩 19手

無防備の金一色図式で、上下左右対称。 なによりちゃんと真ん中あたりで詰むのがいい。

3) 51玉と59玉の金一色図式にもチャレンジ

詰将棋データベースの検索では、51玉の一色図式は3作で左右対称は次の2作、59玉はなし。

  • 33金73金|51玉52金53金|銀4桂4 21手 滝島代士夫 近代将棋1979年7月
  • 33金73金|41金51玉61金|飛桂 9手 坂東仁市 詰パラ2010年12月

51玉、59玉もなかなか良い作品が見つからず、いろいろ試したが、ここでは省略して、見つかった作品をひとつづつあげておこう。

Tst009 詰将棋創作プログラミング 作品9 eureka

  • 33金73金|42金51玉62金|飛銀銀桂桂 15手

初形山形の金一色図式。 そう難しくはなく、手筋の練習にちょうどいいかも。

Tst010 詰将棋創作プログラミング 作品10 eureka

  • 27金47金67金87金|59玉|角角銀3桂桂歩 35手

無防備、逆三角形の金一色図式。これはかなりの難解作? 桂打の非限定あり。

実は27金と87金は、どちらか一方を省いても詰むのだが、この形なら省けないよねえ。

4) 持駒サーチだけでも、けっこうできる

盤面配置をすべて決めてしまって持駒サーチするのは、なかなか良い作品にヒットせず効率が悪いと思っていたのだが、55玉、51玉、59玉の金一色図式では10通り前後のサーチで見つかった。 これぐらいで見つかるならば、駒位置サーチとか、置き駒サーチなど、コンピュータに頑張らせるより、むしろおもしろい作品が早くできる可能性もありそうだ。

たぶん、この配置ならいい作品が埋まっているはず、という嗅覚が発達すれば、もっと効率よく見つけられるようになるのだろう。

5) データベースの詰将棋を分析したら

20万局の詰将棋データベースの作品を分析したら、どういう配置と持駒なら詰将棋として成立する可能性が高いか自動で判断できるようになったりしないかな、とか夢想してみる。それができるようになれば、はるかに効率よく多数の詰将棋の自動生成ができるようになるだろう。

もちろん完全なだけでは価値がないので、全自動で作らせるには、発表する価値があるのかその評価基準もデータベースから学習する必要がある(それともここは人間が教える?)。 まあ、ここが難しいところなので、当面は人間とのコラボで創作する方が現実的な気もする。

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詰将棋メモ(2014年2月16日)

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2月12日、マイナビニュースで、ドラえもんの「ひみつ道具」が現実に! 6社参画で「セルフ将棋」実現

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浦野八段の詰め将棋講座
2月11日、『いけるい』の将棋日記で、ねこまど講座 浦野八段の詰め将棋講座を受講

磯田さんが日経新聞に
2月10日、日経新聞で、古今の詰将棋本 網羅 江戸~現代、小説や事典まで3000点収めた目録作成 磯田征一
「将棋に関する本で現存する最古のものは、1602年に初代大橋宗桂が著した詰将棋の本「将棋造物」である。初代宗桂が後陽成天皇に献上したものだ。 ・・・」

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2月9日、みっち・ザ・わーるどで、ビッグフォーを詰ませ!
2月11日、「王手桂香取り」発進!

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2月5日、テレビ東京で、【トレたま】自動将棋対戦機

詰将棋三昧
2月5日、天下一舞踏会 決勝戦IIで、詰将棋三昧

この十一手の詰将棋と半月にらめっこしていた
2月3日、daily-sumus2で、BOOK5 no.11

数字将棋
1月18日、イノセン堂ブログで、『数字将棋』足して7になる組み合わせが持ち駒の中にできれば勝ち

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詰将棋メモ(2014年2月5日)

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詰将棋創作プログラミング 6 大道詰将棋を作る

[2014年2月6日最終更新] 作品7の参考図を追記

詰将棋創作プログラミング 6 大道詰将棋を作る

1) 大道詰将棋とは

大道詰将棋(大道棋)とは、昭和の頃、路上や縁日で出題されていた詰将棋。見事詰めればタバコや棋書など賞品をもらえるが、失敗すると研究料を取られる。すぐに詰められては商売にならないが、難しそうでも手を出してもらえないので、大道棋は一見簡単そうに作ってある。すぐ詰みそうな手順(これを誘い手という)がいろいろあるが、妙防が用意されていて、詰めるのは難しい問題が多い。

いろいろな誘い手がある構図では、配置をちょっと変えただけで詰手順ががらりと変わることもある。ちょっとだけ知っているお客さんをひっかける意味でも、こうした同じ構図からたくさんの問題を作ることは大道棋では一般的であった。これを類型という。

類型は持駒から香歩問題、銀問題などと呼ばれる。もっとも問題数が多い類型は香歩問題で、なんと700題を超える問題がある。類型については、下記を参照されたい。

2) 同じ類型の大道棋はコンピュータで作れる?

これまで、持駒サーチ、置き駒サーチ、駒位置サーチを考えてきた。初形曲詰では、置き駒サーチ+持駒サーチ、一色図式では駒位置サーチ+持駒サーチで探すことができたが、大道棋ではどうだろうか。

ある類型に属する大道棋では、誘い手のための基本的な駒配置はほぼ共通である。この基本的な駒配置を、その類型の原型と呼ぶ。

それなら、原型の配置の周りにいろいろな駒を配置すれば、偶然いい問題が見つかる可能性もあるのではないか。持駒は固定なので、持駒サーチは必要なく、駒位置サーチと置き駒サーチを組み合わせればできそうだ。

3) 香歩問題の原型に駒を追加する

Tst005a この図が香歩問題の原型。このままでは詰まない図だが、誘い手とそれに対する逃れ手はしっかり入っている。

例えば、72歩、81玉、89香とすると、84桂、83金の二段中合で逃れ。また63桂不成、81玉、89香なら83銀中合で逃れ。

駒を追加するときに注意しなければいけないのは、これらの誘い手を壊さないこと。また、簡単そうに見せるため配置を広げないこと、駒数もあまり増やさないことだ。

そこで、図の黄色のマスに1枚または2枚の駒を置く範囲でサーチすることにした。

4) 既存の問題を調査する

詰将棋データベース(TBase)には類似作検索の機能があり、同一作、違いが1枚以内、2枚以内といった検索ができる。これを利用して、上記の原型+1枚、および+2枚の問題を調査した。

香歩問題原型+1枚

  • +51v歩 23手 大道棋 旧パラ1950年6月 奇策縦横222
  • +77銀 15手 大道棋 詰パラ2004年11月 奇策縦横236
  • +86銀 11手 大道棋 将棋世界1960年8月 63桂72歩83桂のどれでも詰み
  • +86v歩 不詰 大道棋 大道棋会報1960年8月
  • +87銀 29手 大道棋 旧パラ1951年8月 奇策縦横235
  • +87玉 29手 大道棋 将棋世界1937年10月

香歩問題原型+2枚

  • +42v歩62v香 33手 大道棋 奇策縦横244
  • +51v銀65香 27手 塚本惠一 詰パラ005年3月
  • +57桂64銀 不詰 大道棋 詰パラ1957年7月 疑問局集10
  • +64銀86v歩 不詰 大道棋 詰パラ1967年7月
  • +65金66銀 21手 大道棋 詰パラ2004年11月
  • +66金67桂 23手 大道棋 詰パラ1957年9月 奇策縦横223 *66との図もあり
  • +66玉87銀 19手 大道棋 黒潮1961年6月

たくさんある香歩問題でも、原型+2枚までの範囲ではそれほど多くない。原型の配置自体も 96歩/97歩、75桂/95桂、63歩61桂/61歩 など自由度が高いので、この原型そのもの+2枚以内だけのサーチでは新しい問題が見つかるか、ちょっと不安になる。

5) 香歩問題原型+1枚、+2枚の図を調べる

置くマスの位置が18か所、置く駒は歩香桂銀金角飛馬龍玉(玉以外は先手・後手)とした。1枚置く組み合わせだけなら18×19でそれほど多くないが、2枚置く組み合わせはかなり多く、人間があとで全部手順をチェックするのは困難な量。そこで、25手以上の場合だけ出力するようにしてみた。

案の定、似たような手順の問題が多かったが、ちょっといいなと思ったのが次の図。

Tst005 詰将棋創作プログラミング 作品5 eureka

  • 香歩問題原型+54v飛64銀 29手

54飛の配置は、奇策縦横239(63歩なし86v歩あり)、奇策縦横192(239の64銀が64歩)にあるが、いずれも63歩配置がなく、本図の方が実戦価値が高いと思う。

しかし、香歩問題に詳しい人には想定内の手順で、新作というにはちょっと不満が残る。そこで、サーチする図を少し変えて、原型の61v桂、63v歩の2枚を61v歩で置き換えた図にして、それに1枚・2枚追加した図を調べてみた。

6) 61歩型+1枚、+2枚の図を調べる

これも、まずは既存の問題をデータベースで調査。

香歩問題原型61歩型+1枚

  • +53歩 27手 大橋虚士 旧パラ1950年11月
  • +54v香 35手 森美憲 詰パラ1986年12月
  • +63歩 19手 大道棋 近代将棋1972年2月
  • +65v桂 21手 大道棋 奇策縦横269
  • +77銀 15手 大道棋 大道棋辞典1 61歩型53
  • +86v桂 15手 大道棋 将棋マガジン1988年11月
  • +87銀 29手 大道棋 将棋月報1927年11月 奇策縦横272
  • +98桂 15手 大道棋 秘手五百番111

香歩問題原型61歩型+2枚

  • +47v香49v龍 23手 大道棋 秘手五百番119 *47v成香の図もあり
  • +64銀86v歩 23手 大道棋 奇策縦横280
  • +64銀88桂 43手 中川努 詰パラ1985年2月
  • +66銀86v歩 23手 大道棋 奇策縦横281
  • +67桂86v歩 23手 大道棋 奇策縦横268
  • +78桂85v歩 21手 大道棋 大道棋会報1960年5月
  • +86v歩97歩 23手 大道棋 奇策縦横193

61桂型の原型の場合と問題数は似たようなものだが、森美憲作35手、中川努作43手など長手数の問題もあり、こちらの方が期待できるかもしれない。

7) 61歩型で見つかった、ちょっといい問題

25手以上でもかなり多く、まだ全部は見切れてないが、ちょっといいな、という問題が二つ見つかった。

Tst006 詰将棋創作プログラミング 作品6 eureka

  • 香歩問題原型61歩型+56桂65桂 35手

三桂あれば詰まぬことなし。56の桂を活用する方法。

Tst007 詰将棋創作プログラミング 作品7 eureka

  • 香歩問題原型61歩型+55玉56v香 33手または35手駒余り

あまり難しさはないが、普通の詰将棋で構想作を作りたくなるような面白い手順。受けを間違うと早く詰んでしまう。

Tst007a_2 2月6日追記: 作品7の参考図と両方詰めてみると面白さが分かる。

なお、大道棋は詰むか詰まぬか、大道棋屋さんと客の勝負なので、駒余りとか収束の余詰はあまり気にされない。

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2月3日、Ma vie quotidienneで、Javaのアップデート

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2月3日、詰将棋劇場
「 最新バージョンではセキュリティー警告でブロックされます。
 その場合は、コントロールパネルのjavaコントローラーを立ち上げて、
「セキュリティ」タブの例外サイト・リストに
  「http://www7.plala.or.jp/tsume/」を追加してください。
 (コピー、貼り付けはできないので、キーボードで正確に打ち込んでください)
 それでも警告画面は出ますが、無視してください。 」
2月3日、詰将棋劇場blogで、java と ブログ

TETSU: おもちゃ箱でも同様です(http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/を追加)。このブロックは開発者がアプレットに署名を実施することで回避できるとのことですが、お金も時間もかかる話なので、当面は例外サイトで回避するしかなさそうです。

伊藤果七段が初心詰将棋創作講座
2月3日、ねこまどぶろぐで、3/21(金・祝)伊藤果七段 講座・指導対局

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