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推理将棋第75回出題(3月20日まで)

[2014年3月31日最終更新] 75-3解答、第75回出題当選者

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第75回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2014年3月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第75回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第75回出題  担当 DD++

推理将棋では他人の作品に触発されて派生作を作ることがしばしばあります。特に特徴的な条件を課している場合に同じ条件の全く別手順を作ることが多いようで、もちろん手順が別なので別作品扱いになります。今回の中上級はそんな感じの派生作。

初級は、時期遅れになってしまいましたが、渡辺さんからもう1ついただいていた年賀推理です。9手ではあるのですが、前回の11手のいくつかより難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。中級は諏訪冬葉さんからの投稿で、66-2(チャンプさん作)の解答時に「こんな作品もできそう」と短評にあったものを採用させていただいたものです。ベテランには見慣れた手順ですが、条件の組み合わせによる限定の妙味をお楽しみください。上級は72-2のコメント欄で渡辺さんが存在を仄めかしていた問題です。多くは語りません、ぜひ頑張って考えてください。


Suiri750 ■練習問題

「さっきの将棋、▲76歩△34歩▲22角成△42飛▲21馬△52金左まで見てたけどどうなった?」
「9手で詰んだよ、って言えば残りの3手は分かるよね」

さて、残りの3手はどんな手だったでしょうか。


■本出題


■締め切り前ヒント (3月13日 DD++)

締め切り前ヒントです。

初級:定番の53銀までの詰みですが、51を金で塞ぐために玉は斜めに上がりましょう。
中級:成桂で八段目を封じて吊るし桂。3回目の大駒越えのためには大駒の移動が必要です。
上級:22に成桂を引いて詰みなのですが、紐は打った桂ではなく先手角。
   「どうやって先手角の利きを通すのか」「桂打ちは何のためなのか」をよく考えて。


75-1 初級 渡辺秀行さん作    平成26年はウマ年     9手

「新年早々9手で相手を詰めるのは縁起がいいね」
「しかも26馬の着手があったんだよ」
「平成26年はウマ年って訳だね」
「そう。2手目は飛の着手だったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 26馬という着手があった
  • 2手目飛の着手

75-2 中級 諏訪冬葉さん作    桂馬乱舞         10手

「この前の将棋は10手で終わったけど桂馬が活躍したよ」
「どんな感じ?」
「目の前にいる大駒を飛び越える手が3回あった」
「あれ、それ前にもなかったっけ?」
「今回は桂馬の手が合わせて6回あった」
「それは多いな」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 桂馬の手が6回あった
  • 大駒が前にいる桂馬を動かす手が3回あった

75-3 上級 渡辺秀行さん作    桂の四変化 Part II     13手

「また負けたのか」
「うん、またもや桂不成、桂成、桂打ち、成桂移動の順に指されてね」
「序の16歩、34歩までは良かったようだが」
「うん。先手が持駒を使い切って油断していたら13手目に、
 僕の角が『同○』と取られて詰みさ。あっけなかったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 13手で詰んだ
  • 先手が桂不成、桂成、桂打ち、成桂移動の順に着手した(※)
  • 初手16歩、2手目34歩
  • 先手は途中、持駒を使い切った
  • 最終手は棋譜に「同」の付く着手で角を取った

(※)棋譜表記は問いません。桂不成の着手、桂を成る着手、桂を打つ着手、成桂を移動する着手、の順に指しさえすれば条件を満します。ただし「3手目17桂」などはただの成不成の選択が生じない手であって桂不成の着手には該当しません。(2月27日追記)


Suiri750a ■練習問題解答

問題以下、▲62角△41玉▲33桂まで。

初形でたくさん駒の利いている33地点もたった9手でこの通り。初形の思い込みで手順が見えにくくなる手順の一例ですね。どうにもうまくいかない時には余計な先入観にハマっていないか、常識を疑ってみるのも1つの方法です。


推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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コメント

補足ありがとうございます。棋譜表記は問いません、という注意がそういう誤解を受けるとは想定外でした。例えば、打つ着手の棋譜表記に「打」が付いていなくても良いですよ、という意味でした。もちろん単に成ることが出来ないから成らないだけの手は不成の着手ではありません。

例えば「不成の着手があった」と言う条件で初手76歩がそれに該当すると考える人はいないと思います。

投稿: 渡辺 | 2014.03.06 11:22

おもちゃ箱の表紙からここに辿りつくのが難しくなっているようです...。

投稿: 渡辺 | 2014.03.11 01:21

左下の新着情報は他の新着が多いと消えてしまうので、通常はメニューの推理将棋を開いて第75回出題をクリック、または詰将棋メモの出題中から第75回出題をクリックのいずれかでたどれます。締め切り前ヒントがでたら、右上の新着情報からもダイレクトにいけるようになります。

投稿: TETSU | 2014.03.11 06:40

なるほど、ありがとうございます。サイトの基本的な利用法を理解していなかったようです。

投稿: 渡辺 | 2014.03.11 08:41

締め切り前ヒントです。

初級:定番の53銀までの詰みですが、51を金で塞ぐために玉は斜めに上がりましょう。
中級:成桂で八段目を封じて吊るし桂。3回目の大駒越えのためには大駒の移動が必要です。
上級:22に成桂を引いて詰みなのですが、紐は打った桂ではなく先手角。
   「どうやって先手角の利きを通すのか」「桂打ちは何のためなのか」をよく考えて。

投稿: DD++ | 2014.03.13 22:58

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