詰将棋メモ(2014年3月31日)
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[2014年3月30日最終更新]
推理将棋第75回出題の75-3の解答、第75回出題の当選者(やまかんさん)
を発表します。推推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第75回出題 推理将棋第75回解答(1) (2) (3)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
75-3 上級 渡辺秀行さん作 桂の四変化 Part II 13手
「また負けたのか」
「うん、またもや桂不成、桂成、桂打ち、成桂移動の順に指されてね」
「序の16歩、34歩までは良かったようだが」
「うん。先手が持駒を使い切って油断していたら13手目に、
僕の角が『同○』と取られて詰みさ。あっけなかったよ」
さて、どんな将棋だったのだろうか?(条件)
- 13手で詰んだ
- 先手が桂不成、桂成、桂打ち、成桂移動の順に着手した(※)
- 初手16歩、2手目34歩
- 先手は途中、持駒を使い切った
- 最終手は棋譜に「同」の付く着手で角を取った
(※)棋譜表記は問いません。桂不成の着手、桂を成る着手、桂を打つ着手、成桂を移動する着手、の順に指しさえすれば条件を満します。ただし「3手目17桂」などはただの成不成の選択が生じない手であって桂不成の着手には該当しません。
出題のことば(担当 DD++)
72回上級とは違い、桂の手に王手指定はありません。
追加ヒント
22に成桂を引いて詰みなのですが、紐は打った桂ではなく先手角。
「どうやって先手角の利きを通すのか」「桂打ちは何のためなのか」をよく考えて。
推理将棋75-3 解答 担当 DD++
▲1六歩 ▽3四歩 ▲1七桂 ▽4二玉
▲2五桂 ▽3二玉 ▲3三桂不成▽4二銀
▲2一桂成 ▽7七角不成▲6八桂 ▽2二角不成
▲同成桂 まで13手。
桂の手がこの指定で13手。これだけなら▲16歩△42玉▲17桂△32玉▲25桂△42銀▲13桂不成△何か▲21桂成△何か▲14桂△何か▲22成桂などが簡単に見つかります。ところがこの系統の手順を不可能にしているのが2手目△34歩。33を塞ぎやすい角桂はともに先手に渡してしまいますし、銀では22に利いてしまい、金も手数不足。飛は一応間に合いますが、13桂不成で取った歩が残るし最終手が「同」でないしでダメ。あと一歩というところで3手も残っているのにうまくいかないようです。何がダメなのか最初から順に考えてみましょう。
まず、桂跳ねがこれでいいのかどうか疑ってみましょう。例えば△33桂▲同桂不成から実は▲41桂成とかどうでしょうか。「▲16歩△34歩▲17桂△33桂▲25桂△32銀▲33桂不成△52玉▲41桂成△31角▲54桂△42角▲同成桂」。詰むことには詰みましたが、余計な金を取ってしまうのでアウト。▲51成桂までもうまくいきません。ということで▲16歩▲17桂▲25桂▲33桂不成▲21桂成▲桂打ち▲同成桂という大枠は間違いなさそう。
では、この最終手の「同」が22ではないのではと疑ってみましょう。▲11同成桂だと12玉ということになりますが、これは明らかに無理。▲31同成桂だと後手が4筋5筋の形を作るのに4手、△34歩と△24または44歩と△31角とそのために銀をどかす手と……間に合いませんね。したがって▲22同桂成も信じてよさそう。△32玉もここしかありません。
さて、いろいろ疑ってみたものの結局33が塞がらないから詰まないというスタート地点に再び戻ってきました。どうやら疑う点として唯一に残ったのは「33が塞がらないというのは本当か?」という点のようです。とはいえ何度考えても角桂は渡すから無理、銀は利きでダメ、金は手数不足、飛は条件に合わず、歩香なんてとても無理。やはり33を塞ぐのは無理なのでは……?
いえいえ、ここでウルトラCがあるのです。12手目に22に後手角が戻ってくるという手順の不自然さが大ヒント。一旦動く地点を仮に77地点だとすると……ほら、先手角の利きが33まで通って逃げ道が塞がるじゃないですか! もちろん△77角不成は逆王手なので対処に困りそうですが、一方で角が22まで利いているので▲14桂が不要な手になっています。よって11手目の桂打ちは▲68桂合という守りに使ってしまって大丈夫!
渡辺さんが肝の部分以外は簡単になるように作ってくださったのですが、それでも発想に発想を重ねないと解けない難問でした。▲14桂や▲54桂の底なし沼に嵌っていった方は、はてさて何人いらっしゃったやら。
それではみなさんの短評をどうぞ。
渡辺(作者) 「初手2手目が指定されている、先手が歩を打つ暇がないことから、先手の桂馬の軌道は決定しており、大体の詰む形もすぐ予想できると思います。しかし、素直に進めると33に逃げられて困ってしまうというのがミソ。例:作意10手目から33角、14桂、22角、同圭、33玉。桂打が実は攻めではなく合駒だったということの発見を楽しんで頂くのが意図で、それ以外の部分はできるだけ簡単に決まるように条件を設定したつもりです。」
■桂打ちに関して、ヒントで面白さを損なわない限界を攻めるのが大変でした。
NAO 「成駒の支え駒は11手目に打つ桂と考えました。14桂だと33が抜けてしまい、33をどう塞ぐかを考えると答が見えてきます。68桂打は桂を使う自作で使ったことがありすぐ解りました。ただ、わずかに詰まない変化(14桂打以外に23、43、54等に打つ筋)があって後回しになりましたね。「持駒を使い切った」条件が効いています。」
■何度か見たことある手とはいえ真っ先に68桂を考えたりはしませんよね。
斧間徳子 「この作者なら68桂打かなと思ったら予想通りでした。33桂生は推理将棋でしかお目にかかれない奇手!」
■昨年の電王戦でこんな感じの桂不成を見て「なんだこの推理将棋みたいな奇手」と思ったような記憶が。
Pontamon 「練習問題解答の「余計な先入観にハマっていないか」が当にピッタリ。角道が開いていれば14桂打ちは不要とわかっているのに、桂打ちの合い駒に気付かないなんて...。最終手の同成桂のヒモで桂打ちするという先入観から抜け出せませんでした。」
■こういう逆王手は考え方に慣れてなくて単純な発想が意外と出てこなかったりします。
Pontamon 「75-3 は一度解答をお送りしているので正解者には載らないと思いますが、ようやく解けたので記載しておきます。一応、75回の個人目標、「ヒントが出る前に解く」は達成できました。」
■一度解答を送った後での答え直しは締め切り前ならセーフです。他の厳正なテストでも試験時間内なら解答書き換えるのは自由なんですから。
はなさかしろう 「上級ですし、2手目34歩とはなにやら素直すぎるしで、警戒はしていたのですが、持駒条件がなければ△52玉に▲41桂成-54桂-42成桂で簡単に詰むところですし、打った桂で成桂に紐をつけるものと自然に思い込んでおり、▲68桂には思わず笑ってしまいました。」
■1枚しか攻めこめず1枚しか打てないのにこんなところに、ねえ。
小山邦明 「自陣に桂を打つ発想は大変面白いと思いました。棋譜表記の意味を、何か特別の意味かと最初に自分の都合の良いように解釈した事を反省しています。」
■解答者が条件を勘違いしたらそれは担当の責任です。言葉を使うパズルなだけにそのあたり私が気を使わないといけないはずなのですが、力及ばず申し訳ありません。
飯山 「3番いくらやってもうまくいかず、77角で王手放置してくれたら詰むのでくやしいからこれで解答しようと思ってました。数日後突然14桂が不要な事が判明。」
■推理将棋で悩んだ時、一番有効な手段は「数日ほったらかす」だったり。
まさ 「自陣に桂を打つ筋は気づきにくい。好作。欲を言えば34歩は手順成立上不要な手(一種の手待ち)なのと「持ち駒使い切り」も手順限定だけなので、何とかこの辺を工夫して条件を減らしたい。34(14)桂の余詰筋が残るので難しいですが。」
■34歩はもちろんのこと、持ち駒使い切りも42成桂までの余詰筋を同時に封じているので減らすのは容易でないと思います。
EOG 「角筋を通す手段と桂打ちがリンクしているわけですね。」
■何度出されても見えない手順の組み合わせです。
ジェシー 「逆王手がそのまま先手のアシストであるというのも美しく、桂着手の1つがただの王手対応というのも美しい。」
■何より、それらを全く感じさせない条件付けが最も美しいです。
隅の老人B 「桂打で成桂に紐付けと思い込んで大苦労。2手目、14歩ならと、幾度思ったやら。」
■もういっそ歩突きなんてやめてくれ、とか。
平井康雄 「後手77角生がありそうなことはわかったが、王手対策をどうするのかと思ったら・・・・。それが桂打だったとは、見事にウラをかかれました。」
■一度成立が見えてしまえばそれ以外ない手なんですが、思いついた瞬間は無謀にしか見えなかったことでしょう。
橘圭伍 「こういう展開を見ると視野の広さに感服するのみとなりますね。条件付けもしっかり考察すれば桂以外で紐を付けないと駄目な事に気付けるように練られています。」
■難問でも肝になる部分以外はある程度明かして狙いを映えさせるというのは演出としてかなり効果的で、この作品もそのおかげで68桂がより印象的になっています。
波多野賢太郎 「これは相当悩みました。当然、攻撃参加だと思っていた桂打ちがまさか合駒だとはビックリでした。8八の角の効きで3三への逃げを防ぐのはうまいです。」
■前回も渡辺さんは77角成に68飛としてから先手飛の利きを後手が通しています。そういう作品を作るのがうまい方なのですよ。
チャンプ 「これは結構考えました。持ち駒の使い切る手が王手回避とは思いつきませんでした。ただ、油断するような局面ではないと思いますけどね(笑)」
■11手目に考えうる指し手の中で68桂は一番ダメな手でしょうから、それで油断したのでは。
諏訪冬葉 「まさか桂打が合駒とは思いませんでした。」
■ミスディレクションとして相当に強烈な部類の手。
はらたっと 「13手のわりにやらなければいけないことがありすぎて意外にすんなり解けたようなきがしました。」
■これがすんなりとは。
S.Kimura 「77角不成から22角不成は気付いていたのですが,77角不成の王手を防ぐ余裕はないと思い込んでいました.68桂にはなるほどとうならされました.」
■いかにも駒不足に見えますからね。
占魚亭 「54に打つと思っていましたが、合駒でしたか。」
■54桂は有力な位置ですからね。推理将棋的には。
正解:19名
EOGさん 飯山さん S.Kimuraさん 斧間徳子さん 小山邦明さん
ジェシーさん 隅の老人Bさん 諏訪冬葉さん 占魚亭さん 橘圭伍さん
チャンプさん NAOさん 波多野賢太郎さん はなさかしろうさん
はらたっとさん 平井康雄さん Pontamonさん まささん 渡辺さん
総評
斧間徳子 「今月は桂馬を堪能しました。」
■特徴的な動きの駒なだけあって手順も特徴的になりやすいです。
はなさかしろう 「今回も楽しい例題プラス3問でした。上級のナチュラルなミスディレクションは難物です。中級は将棋を覚えたての頃にインパクトを受けた基本形なのに...今やすっかり遠い昔。例題はあと3手なのになかなか見えませんでした。この手順は初めて見た気がします。初級も含めて一問も即答に到らず、苦笑いでごまかしております。」
■ひょっとして桂馬が苦手ですか? 例題の順は中村さん作の9手1条件にありますね。
まさ 「今月も楽しめました。」
■次回もどうぞお楽しみください。
EOG 「先月はパラの推理将棋に時間がかかり(結局解けなかったのですが)、こちらを考える時間がなかったのでヒントが出るまで待ってしまいました。」
■解答時間がない時はつらいですよね。
隅の老人B 「3月中旬、なんとなく推理将棋3題が解けた気がする。庭の紅梅、今満開で、桜の花は未だかな。暇なB爺さん、今度は何をしようかな、です。」
■今年は春がなかなか来なかったので桜は遅めでしたね。
橘圭伍 「視野を広く持てばまだ見ぬ変わった事が出来そうな感じがしますね。」
■11手以上はまだまだ素材は眠っていると思います。10手でもいけるかな?
波多野賢太郎 「今回もかなり悩みましたが、その分とても楽しめました。今、推理将棋がマイブームになっています。推理将棋の楽しさを教えてくれた「おもちゃ箱」に感謝です。」
■解答にハマった勢いで創作側にも挑戦してみてください。こちらもやみつきになりますよ。
チャンプ 「密かに創作に励んでおります。余詰め検討と条件の修正を繰り返す日々。しかし、思い付くのはどう見ても上級の問題ばかり・・・初級の問題が出来上がる日はいつになることか・・・。」
■チャンプさんなら、初級はまず9手以下というのを絶対条件にしつつキワモノ手順を見つけるところからかと思います。10手になるとチャンプさんではまず初級にはならないかと。
変寝夢 「現在ソフトをリニューアル中です。以前より心持ちスピードはアップしますが、やはり完全検討の道は険しいですね。」
■詰将棋と比べて王手義務がないため局面数が大爆発しますから難しいでしょうね。条件を機械に理解させるのもまた大変でしょうし。
はらたっと 「DD++さんのヒントで全部解けました。いつもありがとうございます。」
■こちらこそ、いつも解答ありがとうございます。
推理将棋第75回出題全解答者: 22名
EOGさん 飯山さん S.Kimuraさん 斧間徳子さん 小山邦明さん
ジェシーさん 時風瑞季さん 隅の老人Bさん 諏訪冬葉さん 占魚亭さん
橘圭伍さん チャンプさん NAOさん 波多野賢太郎さん はなさかしろうさん
はらたっとさん 平井康雄さん 変寝夢さん Pontamonさん まささん
やまかんさん 渡辺さん
当選: やまかんさん
おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト
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らせください。
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[2014年5月19日最終更新]
第11回詰将棋解答選手権は、チャンピオン戦が2014年3月30日(日)に東京(森下文化センター)、大阪(市民交流センターひがしよどがわ)で、初級戦・一般戦が4月12日(土)に全国の16会場で同時開催。今年のチャンピオン戦はA級プロ棋士3人を含む過去最多の98人がエントリー、激戦が予想される。この記事ではチャンピオン戦の速報、結果、反響をお伝えする。
関連情報: 第11回詰将棋解答選手権 初級戦・一般戦
第10回 第9回 第8回 第7回 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回
詰将棋解答選手権 速報ブログ
チャンピオン戦開催 総合順位 出題作品(第1ラウンド 第2ラウンド 解答)
詰将棋解答選手権実行委員会(Twitter) ハッシュタグは#tsume2014
詰パラ5月号に風みどりさんのチャンピオン戦レポート
2014年5月11日、風みどりの玉手箱で、詰パラ5月号
「・・・ 詰将棋解答選手権報告 選手からスタッフに転身したのに、まったく役に立たず、せめて報告書けと柳田さんに言われて断れなかった。昨年までは6題しか紹介していなかったが、今年は10題全問紹介できた。 ・・・」
2014年4月19日、詰将棋パラダイスの最新情報で、5月号予告。
「詰将棋解答選手権チャンピオン戦レポート:風みどり氏の報告です! ・・・」
チャンピオン戦出題作品について
2014年4月13日、名無し名人の題名のないブログで、第11回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦6
2014年4月11日、2ch 名人で、第11回詰将棋解答選手権の問題、解答が速報ブログに掲載
2014年4月9日、くぼの詰将棋で、連想詰将棋
2014年4月6日、くぼの詰将棋で、解答選手権感想
2014年4月5日、someone like youで、こんな作品を見つけた
2014年4月3日、詰将棋 駒の舞(別館)で、詰将棋解答選手権チャンピオン戦
2014年4月2日、Ma vie quotidienneで、チャンピオン戦の問題
チャンピオン戦取材メモ
2014年4月9日、編集部ブログで、詰将棋解答選手権
こまおと:第11回詰将棋解答選手権のチャンピオン戦は…
2014年4月9日、毎日新聞で、こまおと:第11回詰将棋解答選手権のチャンピオン戦は…
「第11回詰将棋解答選手権のチャンピオン戦は、若島正さんが優勝した。2位は竹中健一さんで、アマチュアが1、2位を独占。3位は前回優勝の宮田敦史六段。若島さんは前回まで実行委員長をつとめていた。」
若島さんが優勝 詰将棋解答選手権チャンピオン戦
2014年4月8日、朝日新聞で、若島さんが優勝 詰将棋解答選手権チャンピオン戦
「第11回詰将棋解答選手権のチャンピオン戦が3月30日、東京と大阪の2会場で開かれ、詰将棋作家で英米文学者の若島正さんが優勝した。若島さんは同選手権の前実行委員長。今回は解答者として参加した。プロ棋士も多く参加し、昨年6回目の優勝を果たした宮田敦史六段は3位だった。」
メディア情報
2014年4月6日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、メディア情報
「週刊将棋4/9号にチャンピオン戦の見開き記事が掲載されています。」
チャンピオン戦出題作品
2014年4月5日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、第11回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 解答
2014年4月1日、詰将棋解答選手権 速報ブログ
2014年3月30日、ss@serisiu
「第一問 pic.twitter.com/Caj3V3nohf」
「あとは公式をお待ち下さい。」
チャンピオン戦自戦記
2014年4月2日、Knight Move Thoughtで、詰将棋解答選手権チャンピオン戦参加記
2014年4月1日、広瀬章人の一喜一憂ブログで、明日対局
2014年3月30日、Untidy Bookshelvesで、*** 第11回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 ***
チャンピオン戦6番について
2014年4月2日、名無し名人@nanasimeijinn
「解答選手権の自作(6番)について、何がやりたかったのか説明しておきます。そうしないと山本民雄作と同じとか言われるで。」
「まず7手目64桂として54玉となった局面を図Aとする。 pic.twitter.com/fIz1WMwQu8」
「次に作意14手目の局面をBとする。 pic.twitter.com/F1O9m7NbTs」
「この2つの局面を比較すると、盤面の違い31金か成桂かだけで、駒の利きは全く同じ。ところが持駒角銀の図Aより持駒銀の図Bの方が勝るというのが狙い。」
若島さんのチャンピオン戦自戦記
2014年4月1日、Problem Paradise@propara
「当日。当初の目標値は、エイジショットで62点と言っていたけど、まああれはほとんど冗談。とは言え、現実的には80点くらいが目標で、実際にはそれを下回ることも充分ありかと予想していました。なにしろプロブレムの世界解答選手権には毎年参加して、知力の衰えをひしひしと感じていますから。」
「で、第1ラウンド。これは盤駒なしで解いた方が速い。(ふだんは盤駒を使いません。というか、部屋に置いてある盤の上に本が山積みになっているので使えない。)5番まで10分ほどで通過し、あれ、これは結構いけるんじゃね? 6番に5分ほど。時間が余り過ぎたので、見直しに5分かけて退室。」
「今年の第1ラウンドは例年に比してやさしかったという声がほとんどでしたが、どれも詰将棋作家的な目から見ればいい作品ぞろいです。4番がちょっと弱いかなという程度。「6番の桂合回避も山本民雄にありますからね」と責任者の小林敏樹さん。言われてみればたしかに。『この詰』読んどけばよかった。」
「で、第2ラウンド。ここから盤駒を使う作戦に切り替え。というか、実は使うつもりはなかったのだけれど、なんとしたことか、7番に10分もかかってしまい、これはイカンと作戦変更したのでした。」
「8番。しばらく考えているうちに、収束手順が先に見える。それにつなげばいいのね…ということで、作意らしき手順は見つかったものの、34馬に56桂合で詰まないよ、おかしいなあ…しかしこれ作意だよなあ…としばし悩んでいるうちに、先に34馬を捨てればいいことに気づいて解決。25分くらい。」
「なお、詰将棋作家は作意を先に見てしまう癖がついているので、変化手順は読み飛ばしというかテキトー。この辺の作家になってくると、変化も割り切れているように配置してあるはずだから、と信用することに。「変化手順? そんなことは召使どもに任せておけ」とリラダンも言っているではありませんか。」
「ちょっと注釈を。なぜ詰将棋(あるいはチェスプロブレム)が速く解けてしまうのか、その理由は、作者の考えていることがわかるから。もう少し正確に言うと、作者と思考の波長が合った瞬間に、すべては氷解します。逆に言えば、作者がなにも考えていないような作品は、解くのが難しい。」
「注釈の注釈。もちろんこれは詰将棋作家的な視点から見た場合ですので、そうでない解答者には当てはまらないかもしれません。シラミつぶしをするのが楽しいという解答者もいるでしょう。」
「さらに注釈の注釈の注釈。そういうことで、作者名がある程度想像できるというのは、実は大きなヒント。その気になれば、作品を提供していそうな作者用に対策を立てておくのもいいかもしれません。」
「わたしはべつにそういう対策を立てていませんでしたが、「上田さんの作品はどこにあるかなあ?」と探していました。(今までに書いてきたような意味合いで、いちばんやさしいので。)ところがどこにも見当たらない。打ち上げのときにたずねたら、酔っ払いのオヤジことH氏がボツにしたとか。すごい!」
「話を本筋に戻して、9番に。ふんふん、解けた…と思って、解答を書いてみたら、どうしたことか31手に。それは当然ながらおかしいわけで(8番より短い)、ギョギョっと。どこがおかしかったかとしばらく考えているうちに、手数伸ばしに気がつき、答案を書き直すことに。」
「しかしここで大失敗を。手数伸ばしは6手分なので、37手になるはずなのに、書き直した答えはなぜか35手(つまり、2手飛ばしていたのです)。それは変だ、どこを書き損じたのだろう…と気づいて当然だったのですが。そこをスルーしてしまったのが、いわゆる「負けていれば敗着」。」
「なぜそこで点検しなかったのか、理由は、このときに残り30分になっていたから。10番を残して、それはまずい…と、つい気持ちが次の問題に行ってしまいました。7、8をもうちょっと速く解いていればそこまであわてることはなかったはずなんですが。こういうのが実戦心理の綾というやつでしょうか。」
「ちなみに、プロブレムの世界解答選手権では、ほとんど毎年のように誤記で減点されるので、そういう失敗にはもう慣れっこになっています。昨年も、完全に解いていたのに、1カ所誤記したために、満点(5点)のはずが0点になったのが1題ありました。もう嫌だ…。」
「そういうわけで、10番にたどりついたときには残り30分。これは正直言ってキツかった。今年のラスボスは、もちろんわたしではなく、相馬慎一だともう見ただけで問題が言っているからね。」
「まあ、中篇作家的には、相馬慎一はいちばん棋風が合うはずの作家なのですが、こういう場面で対峙することになると、老人的にはキツい。簡単に言ってしまえば、厚塗りに近い感じに手厚く作ってあるので、変化読み飛ばしが効かず、こちらも読みを入れないと解けないからです。」
「で、しばらくいじっているうちに、ややあきらめムード。詰将棋作家の癖で、ついつい香はがしの趣向手順に入ってしまい、2枚はがして64香には銀合でも詰まないなあ…と思ったところで、1枚だけはがすのがきっと作意ね(たぶん変化に効くんだろう)、という直感が働き、そこまででゲームセット。」
「終わってから9番の誤記(なんで31+6=35になったんだろう??)にようやく気づき、89点という結果も見えたところで、これはアカンと思いました。93点だったらいい勝負かなと思ったかもしれません。というわけで、1位はまったく望外でした。運が良かったというのはこういうときに使う言葉。」
「まあしかし、10番は余裕を見て1時間ほしかったところですね。ああいうのは、時間的にも心理的にも余裕がないと解けない。」
「全体として、第2ラウンドも良問ぞろい。すでに書きましたが、難しいかやさしいかというのは作家的にはどうでもいいことで、いい作品かどうかがすべてです。その意味で大いに楽しめました。出題作家や実行委員の方々に、ありがとうございましたと一言お礼を申し上げておきます。」
チャンピオン戦の結果について
2014年3月31日、青森将棋界のおまけで、詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 結果
2014年3月31日、SENNA.Memorialで、学生将棋選手権で小学生が初制覇&詰将棋選手権
2014年3月30日、2ch 名人で、詰将棋解答選手権、詰将棋作家の若島正さんが優勝
2014年3月30日、猪狩守サマに捧げるSyogi Noteで、第11回詰将棋選手権で若島正さんが頂点に
チャンピオン戦総合順位
2014年3月30日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、総合順位
1位:若島正 2位:竹中健一 3位:宮田敦史 4位:広瀬章人
5位:斎藤慎太郎 6位:甲斐日向 7位:井上徹也 8位:大橋貴洸
9位:山田康平 10位:神内行人
チャンピオン戦第2ラウンド
2014年3月30日、詰将棋解答選手権 速報ブログ
第2ラウンドは最高で君島さんの30点、第10問は正解者ゼロ
総合で若島正さんが89点で優勝!
東京会場
第2ラウンド開始 第2ラウンド開始 退室者出ず 第2ラウンド終了 終了直後
総合順位の速報 表彰式
「第2ラウンドを終えた結果、東京の総合順位は以下のようになっております。
1位 若島さん(89点、110分)
2位 竹中さん(84点、121分)
3位 宮田敦六段(84点、126分)
東京の第2ラウンドの上位は、下記の通りです。
第1位 君島さん(30点、90分)
第2位 若島さん(29点、90分)
第3位 宮田敦六段、竹中さん(24点、90分)」
大阪会場
第2ラウンド開始 上位陣 大阪も退室ゼロ 第2ラウンド終了 大盤解説
終了後の様子
チャンピオン戦第1ラウンド
2014年3月30日、詰将棋解答選手権 速報ブログ
第1ラウンド成績 1位:若島正、藤井聡太 3位:斎藤慎太郎 4位:竹中健一
【お知らせ】誤記の減点に変更
東京会場
受付開始 競技説明 第1ラウンド開始 参加者の表情 開始時の表情、その2
若島正さん、東京で一番乗り 2番手、3番手 開始時の表情、その3
正解を確認 第1ラウンド終了 第1ラウンド速報
「第1ラウンドは6問60点満点。満点は20人出ました。1位は若島正さんの20分、2位は竹中健一さんの31分、3位は甲斐日向三段の33分。」
大阪会場
会場一番乗りは… 第1ラウンド開始 開始20分強で退室!藤井聡太奨励会員
斎藤慎太郎五段、退室! 久保利明九段、退室! 船江恒平五段、退室!
篠田さん、大阪会場アマチュア一番乗り 大阪の有力選手 久保一門
第1ラウンド終了まであとわず 第1ラウンド速報
「大阪会場は14名が満点です(以下敬称略)。
1位:藤井聡太(20分) 2位:斎藤慎太郎(29分) 3位:船江恒平(42分)」
昼食休憩
実況中継はTwitterで ===> 詰将棋解答選手権実行委員会@shogi_problem
(ハッシュタグは「#tsume2014」)
参加者、関係者のTwitter
第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦開催!
2014年3月30日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦開催!
「昨年は宮田敦史六段がチャンピオンに返り咲きました。さて今年の詰将棋解答王は誰の手に? 例年通り、有力棋士の皆さんやアマチュア強豪が出場します。実は昨年まで実行委員長をされていた若島正氏も出場。また関西では初出場の大物棋士が…!! どうぞご注目下さい。 ・・・」
明日はチャンピオン戦
2014年3月29日、広瀬章人の一喜一憂ブログで、電王戦第3局
2014年3月29日、詰将棋指し@nenehimapapa
「明日は第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦。ここで、棋士関係参加者の中から注目選手を紹介しておきます。A級棋士からは常連の行方八段、広瀬八段、初参加の久保九段。優勝経験者では宮田六段、船江五段、斎藤五段。他には千葉六段、瀬川五段、及川五段、佐々木勇五段、上田三段・・・」
「奨励会員では都成新人王、昨年10歳で5位という好成績だった藤井1級に注目です。過去最高の100名を超える参加者を予定しているチャンピオン戦。今年はどんなドラマが起こるのか。詳しくは詰将棋解答選手権速報ブログで!http://blog.goo.ne.jp/shogi-problem」
「明日のチャンピオン戦、私は実行委員ではありませんが、大阪会場の運営をお手伝いします。ちなみに前実行委員長の若島正さんは、東京会場で選手として参加されるようです。」
「チャンピオン戦の注目選手をもう一人紹介しましょう。図巧、無双にもチャレンジしているという女流棋士の山根ことみ3級。松山から初参加です。」
解答選手権チャンピオン戦のトレーニングに
2014年3月24日~29日、ss@serisiu
解答選手権上位入賞者のいいことまとめ
2014年3月24日、ss@serisiu
「解答選手権いいことまとめ。
第9回優勝、斎藤慎太郎→順位戦C1昇級。第8回東京優勝、井上徹也→看寿賞。東京2位、中村太地→C1昇級。大阪優勝、斎藤慎太郎→四段昇段。大阪2位、船江恒平→C1昇級。第7回優勝、船江恒平→四段昇段。2位、井上徹也→アマ名人。3位、広瀬章人→王位獲得。」
「続き、第10回3位、井上徹也→看寿賞。なお、去年は5位だった当時4年生!の藤井聡太君は奨励会で1級まで駆け上がっています。今年は要注目。」
第11回詰将棋解答選手権のパンフレット
2014年3月14日、Hara Blogで、詰将棋選手権
第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦案内(3月30日、東京・大阪)
2014年3月3日、滝猫(^_^)で、詰将棋解答選手権
2014年1月29日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、第11回詰将棋解答選手権「チャンピオン戦」開催のお知らせ
「・・・ 申込み締切は3月15日までですが、席数に限りがあるため、満員になり次第終了しますのでご注意下さい。受付は午前11時~11時20分。ルール説明の後、競技開始となります。(第1ラウンド)90分間で6題。(第2ラウンド)90分間で4題。 ・・・ 【東京会場】森下文化センター3階。 ・・・ 【大阪会場】大阪市立市民交流センターひがしよどがわ。 ・・・」
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[2014年3月30日最終更新]
推理将棋第75回出題の75-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第75回出題 推理将棋第75回解答(1) (2) (3)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
75-2 中級 諏訪冬葉さん作 桂馬乱舞 10手
「この前の将棋は10手で終わったけど桂馬が活躍したよ」
「どんな感じ?」
「目の前にいる大駒を飛び越える手が3回あった」
「あれ、それ前にもなかったっけ?」
「今回は桂馬の手が合わせて6回あった」
「それは多いな」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 10手で詰んだ
- 桂馬の手が6回あった
- 大駒が前にいる桂馬を動かす手が3回あった
出題のことば(担当 DD++)
桂馬の目の前にいる大駒はもちろん自駒でも敵駒でも可です。
追加ヒント
成桂で八段目を封じて吊るし桂。3回目の大駒越えのためには大駒の移動が必要です。
推理将棋75-2 解答 担当 DD++
▲7六歩 ▽7四歩 ▲7七桂 ▽7三桂
▲6五桂 ▽同 桂 ▲6六角 ▽5七桂成
▲4六歩 ▽4七桂 まで10手。
桂馬が6回、ということで攻める手段はかなり限られ、数秒で正解した方もいらっしゃったかもしれませんね。後手だけでは桂の手は最大4回、とすると先手も少なくとも2回は桂の手を指す必要があります。この計算を最初にした後、2種類どちらの戦型を選択したかが運命の分かれ道。
大駒越え3回というのに意識を取られて▲76歩▲77桂▲36歩▲37桂を選択した方、残念でした。△34歩△33桂△45桂として△37桂成では桂打ちで詰みませんし、△66角では桂の手が6回などとてもとても。
というわけで、▲76歩△74歩▲77桂△73桂▲65桂△同桂(またはその左右逆)とした方が正解です。残り4手ですが、これは△57桂成△47(67)桂ですぐに詰みますね。桂の手もこれで6回になるので、あとは先手は▲46(66)歩と突く手ともう1手。これを7手目▲66角とすれば大駒越え3回になり、あっさり作意順にたどり着きます。
解答という点ではここまでですが、作品を味わうという意味では実はここでまだ半分。この手順は鮮やかでわかりやすい順なのに、実は作品はあまりありません。なぜかというと、この手順は非限定があまりにも多く、「使うのは2筋桂か8筋桂か」「最後は47桂か67桂か」「先手に余る無駄な1手の処理」「7手目と9手目の手順前後(無駄手をほぼ何にしても発生)」を全て限定していかなければなりません。
これを普通に作ると手数+桂6回+さらに4条件というとんでもないダメ作品に。どれか2つをうまく1つに盛り込んでまだ手数+桂6回+さらに3条件でもまだ落第でしょう。「45への着手が3回あった」などとすれば一発で限定できますが、今度は露骨過ぎて面白くありません。
このような場合に少ない条件で限定できなおかついろいろ想像できる条件を見つけるには、閃きまたは発見に加えて強烈な幸運が必要となります。今回の「大駒が前にいる桂馬を動かす手が3回あった」はチャンプさんの作品からの着想ですが、それがこの難産になりがちな手順の非限定を全部限定できることに気づいた諏訪さんの気付きは素晴らしい物でした。
それではみなさんの短評をどうぞ。
諏訪冬葉(作者) 「出題時に書かれている通り、66-2を考えていて浮かんだ手順です。そのときに書いた「桂馬は先手後手どちらも跳ねる」「相手の大駒を飛び越える手がある」の実現を目指した手順です。「相手の大駒を超える手」を入れるために▲66角を入れたら最後の桂馬の位置まで限定できてしまいました。」
■狙いがはっきりあってもここまで綺麗にいくことはめったにありません。運に恵まれましたね。
NAO 「指し手の6割が桂馬とは・・・「桂馬着手が9割」なんてテーマをちらっと考えてしまいました。」
■最短は普通に18手/20手でいけるようです。歩9割だと12手/13手、歩10割だと19手/19手、飛9割は27手/30手と思いますが、香9割や角9割が難問の予感。
斧間徳子 「無駄手の66角を活かしたうまい条件付けの軽好作。」
■一度でも推理将棋を作ったことがある方にはこの66角の奇跡的な都合の良さに感動するでしょう。
Pontamon 「先手の角を大駒跳躍台に2回使うのが急所ですね。」
■まず角は88にいるものという先入観を捨てるところですね。
はなさかしろう 「こんな感じかな、と、初見で7手目まで行ったのに...あと3手が見えず結構ぐるぐると。基本形に思い当たれば二重の左右の限定が大駒条件で一意に決まり、気持良く解けました。」
■あと3手なら練習問題と同じなのに、見えないことあるんですよねえ。
小山邦明 「66角から57桂成の実現までの条件設定が大変うまいと思いました。」
■私ならこれに気づいたらニヤニヤが止まりませんね。
渡辺 「桂6回でこの筋がぱっと思い浮びますが、左右非限定だらけだし、3回目の大駒の後の桂が思い当らないし別の筋かな、と思っていたら66角に65桂と言う手がありました。これだけで左右が全て限定されているのを発見した作者は気持良かったことでしょう。」
■左右非限定が2重にあるのを限定すると露骨になりがちですが、それもうまく回避しています。
まさ 「桂馬を使うとなるとまず考える筋。」
■他に桂が多い10手以下でちゃんと詰む順は確かに思いつきません。
EOG 「66を塞げば46歩しかないわけか。」
■同時に77を通さなきゃいけないので初手の左右も限定。
ジェシー 「桂の跳ね合いの形って、気がついたらあっという間に終わる的な危険な香りがしますね。」
■しかし狙って詰まそうとすると意外と形が少ないから不思議。
隅の老人B 「3度目の大駒越え。成る程、これで7手目の指し手が決まります。」
■7手目どころか、66角がないと8手目以外は1手たりとも完全には決まりません。びっくり。
平井康雄 「66角で全ての非限定を消しているようですが、その表現方法がユニークということかな?」
■これほど都合のいい手を限定条件らしさを全く出さずに指定しているところですね。
橘圭伍 「そっと出る66角が味のある手です。」
■57成桂を防ぐかのように見えて、成られても何もしない角。
波多野賢太郎 「これは意外とすんなり解けました。飛び越す大駒が敵でも味方でもいいというのがヒントになり、この手数だと6六角を飛び越すことになると考えました。」
■大駒の方を動かすことにすんなり思い至るのは素晴らしいですね。
チャンプ 「「大駒が前にいる桂馬を動かす手が3回あった」なるほど、この表現は勉強になりました(笑)」
■チャンプさんはこの条件の表現方法で苦労されましたものね。
やまかん 「何回か試した後に66角が閃いたので易しかった。シンプルな条件でいい作品だと思います。」
■この手順をこれだけシンプルにするのにどれだけ苦労することか……。
はらたっと 「大駒条件が、桂の経路と46歩まで限定して一石三鳥ですね。」
■実は手順前後も封じているので一石四鳥。
S.Kimura 「66角は,66歩も防いでいて,うまいと思いました.」
■よく見つけたものだと思います。
占魚亭 「成桂を取らなかったのが敗因(笑)」
■間違いありません。
正解:21名
EOGさん 飯山さん S.Kimuraさん 斧間徳子さん 小山邦明さん
ジェシーさん 時風瑞季さん 隅の老人Bさん 諏訪冬葉さん 占魚亭さん
橘圭伍さん チャンプさん NAOさん 波多野賢太郎さん はなさかしろうさん
はらたっとさん 平井康雄さん Pontamonさん まささん やまかんさん
渡辺さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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[2014年3月29日最終更新]
推理将棋第75回出題の75-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第75回出題 推理将棋第75回解答(1) (2) (3)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
推理将棋第75回解説 担当 DD++
このところmixiの推理将棋コミュニティがかなり静かです。管理人の私が時間が取れずに何もできていないことによる責任が大きいとは思うのですが……。しかし、災い転じてというべきか、WFPなど正式発表とみなされる場所への推理将棋の出品がむしろ増えています。これは果たしていい傾向なのか悪い傾向なのか。
75-1 初級 渡辺秀行さん作 平成26年はウマ年 9手
「新年早々9手で相手を詰めるのは縁起がいいね」
「しかも26馬の着手があったんだよ」
「平成26年はウマ年って訳だね」
「そう。2手目は飛の着手だったよ」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 9手で詰んだ
- 26馬という着手があった
- 2手目飛の着手
出題のことば(担当 DD++)
26馬はともかく、2手目に飛を動かす意味があるとすれば何でしょう?
追加ヒント
定番の53銀までの詰みですが、51を金で塞ぐために玉は斜めに上がりましょう。
推理将棋75-1 解答
▲7六歩 ▽3二飛 ▲4四角 ▽5四歩
▲7一角成 ▽4二玉 ▲2六馬 ▽5一金右
▲5三銀 まで9手。
26馬、という手は9手ではそう簡単に指せません。しかも最終手に指しても仕方がないと考えると、指せるのは7手目だけです。普通に考えれば▲76歩▲44角▲53角成▲26馬のような手順ですが、持ち駒が歩では詰ますことができません。
というわけで後手に53を通してもらい、▲76歩▲44角▲71角成▲26馬と銀を入手し、それをトドメに使います。銀は脇が甘いので▲62銀よりは▲53銀の方が詰ませやすそうですね。
となると後手の仕事は4手目54歩以外の3手で詰ませてもらう形を作ること。まず52玉と上がる手はどこかで必要そうだとして残り2手。先手が▲62角不成などとしている場合は51地点へのケアが不要ですが、今回はそれができないので51地点を後手が塞ぐことになります。
こうなった場合最も一般的な方法は△42銀△51銀とする手なのですが、今回は2手目が飛の手なのでそれが不可能。つまり51は1手で塞がなければならず、△51金右か△51金左でどうにかするしかなさそうですが、しかしそうすると41か61のキズは……?
ということで実は前提がはずれで、52玉では下段が塞ぎきれないので失敗なのです。32を塞ぐ義務が増えても下段にキズが残らない42玉へ上がるのが正解で、32は△32飛、51は△51金右で手数はちょうど足りています。あとは実際に指せる順に並べ替えれば正解です。
それではみなさんの短評をどうぞ。
渡辺(作者) 「極めて簡単だと思ったのですが、如何でしょうか。馬で中段玉を詰めるのはかなり無理があること、26馬を作るには4手かかるから、途中で取った駒を53(62は後手の駒の利きが多い)に打って詰みというところまでは見えるかと思います。解くコツとしては2手目は保留して、76歩、?2飛、44角、54歩、71角成、X、26馬、Y、53銀として、後から後手が連続で「?2飛、X、Y」と動かして詰の形を作ることを考えると良いと思います。」
■解くコツに関して、全く仰るとおりです。
NAO 「2手目は、取らせるなら62飛, 逃げ道塞ぎなら42飛を考えましたがハズレました。」
■なるほど、飛を取らせる。▲62角成または不成で取ってから5手順ありますが、どれも26へは引けませんね。
斧間徳子 「ふと考えると、12年後の午年は2026年なので、また26馬にちなんだ年賀詰めが作れますね。」
■10年後にも2年前と同じ24龍が来ますね。
Pontamon 「2手目の飛車の意味は、素直に玉の退路を塞ぐ手でよかったんだ。」
■初級でこれが龍になったりはしませんってば。
はなさかしろう 「謹賀新年、もう一回。遊び手で攻め方の手順を完全限定する巧みな年賀条件でした。玉方もシンプルな一条件。「2手目は玉」とどちらを選ぶかは好みの分かれるところですね。」
■捻くれて「2手目は銀」という第3勢力も。
小山邦明 「駒を入手して26馬ができるための54歩が巧手でした。」
■53駒打のためなど、54歩はなんだかんだでよく突かれる歩ですね。
まさ 「軽い客寄せ」
■先頭はこういう作品でありたいもの。
EOG 「控え目が肝心」
■思いきり強欲に銀を奪いに行ってるようにも見えますが。
時風瑞季 「26馬の着手なので、5手目は角生ではなく角成であってるんでしょうか。」
■はい。馬の手になるためには着手前から馬でないといけません。
ジェシー 「2六馬という一手だけでほぼ全部決まってくるんですね。」
■手順前後を除いて2つの形にまで絞れますね。
隅の老人B 「26馬は何処から来るの? ハイ、これで解決。」
■何処からっていっても53方面からしか……と思っていたら33角成15馬26馬もありますか。
平井康雄 「54歩がポイントですね。」
■歩は取っても仕方がない場合がほとんどですからね。
橘圭伍 「こういう展開もありましたか。銀打ちのとどめが好きでないためか気付かない事が多いんですよねぇ」
■では「銀打ちは銀打ちでも裏からの銀打ちがトドメになる作品を作ってください」とかどうです?
波多野賢太郎 「9手という短手数なので3三角成の筋ばかり考えてしまいました。年賀作品にもありましたが、7一の銀を取る筋はちょっと気づきにくくてうまいなと思いました。」
■実は71銀を取って7手で詰む順もあります。本手順はその亜種ですね。
チャンプ 「初級問題はこうやって作るんですね。参考にさせて頂きます。」
■「この条件から半分くらいがまず確定して、残り半分は……」という構成にすると読む手数が一気に減るので簡単になります。詰将棋でも「17手詰1問」「9手詰2問」「5手詰4問」だと後ろのほうが圧倒的に簡単になるでしょう?
諏訪冬葉 「26馬は最低4手かかるのでその間に駒補充をすることを考えたら素直に解けました。」
■おそらくそれが正攻法にして最短。
変寝夢 「今月は事情によりMy脳で解答。2手目が最大振り幅なのは気持ちが良い」
■この作品は機械の実力を試すにはいい試金石かと思いますのでリニューアル後にぜひ。
やまかん 「久しぶりに推理将棋解くと盲点にな44角」
■実戦で43歩があるのに44角なんてしませんしね。詰将棋でならたくさんありそうですが、推理将棋だと捨て駒というわけではないですし。
はらたっと 「9手だと26馬以上は動けないですかね~。」
■17馬ってことですか? それはさすがに11手からですかね。
S.Kimura 「飛車を動かす位置に悩みましたが,53銀を発見して,何とか解けました.32飛として逃げ道を塞ぐのはあまり見かけないですか?」
■あまり見ないかもしれませんね。普通は52玉だということと、42玉でも53銀でなく馬までの場合は32銀の方が味がいいので。
占魚亭 「玉飛接近の悪い例。」
■そういえばそんな格言ありましたね。それで何か一作作れないかな?
正解:22名
EOGさん 飯山さん S.Kimuraさん 斧間徳子さん 小山邦明さん
ジェシーさん 時風瑞季さん 隅の老人Bさん 諏訪冬葉さん 占魚亭さん
橘圭伍さん チャンプさん NAOさん 波多野賢太郎さん はなさかしろうさん
はらたっとさん 平井康雄さん 変寝夢さん Pontamonさん まささん
やまかんさん 渡辺さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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[2014年4月30日最終更新] 76-3解答、第76回出題当選者
将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第76回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
解答、感想はメールで2014年4月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第76回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。
推理将棋第76回出題 担当 DD++
推理将棋の古豪長編作家である橘さんが、最近は9手詰に凝っているようです。本コーナーでも何度か橘さんの9手は出題しましたが、それらが出題されているのはおもちゃ箱だけではありません。「最近WFP作品展で易しめの9手を一作ずつ発表してますので興味のある方はどうぞ。」とのことです。
さて今月の出題。初級はその橘さんの9手詰。長い補注がついていますが、念のため程度の補注なのでひとまずあまり気になさらず考えてください。中級はチャンプさんから、13手というのを見ると身構えてしまいがちですが、区切って考えれば素直な問題です。そして最後にはなさかしろうさんからの13手。74-1解説で私が書いた「(駒柱を)一番作りにくいのは……5筋だったかな?」を受けての作品ですが、自信がない方はまず「5筋駒柱、13手詰」だけでいいので満たす順を考えてみてください。
■練習問題
「さっきの将棋、▲76歩△34歩▲75歩△44角▲同角△42飛まで見てたけどどうなった?」
「9手で詰んだよ、って言えば残りの3手は分かるよね」さて、残りの3手はどんな手だったでしょうか。
■本出題
■締め切り前ヒント (4月13日 DD++)
締め切り前ヒントです。
初級:他の駒の利きに着手するのは▲33角成△62玉と最終手。2手目8手目はタイトルと練習問題解説がヒント。
中級:歩を取るのは香取りの前。打つのはどちらも6筋です。
上級:3筋の手が6回もあり、その中に3種類の駒の不成が登場します。詰みは飛による合い効かず。
76-1 初級 橘圭伍さん作 隅角!? 9手
A「51に居た玉に王手を掛けた将棋はその後どうなったの?」
後手「2度目の王手の9手目で詰まされた。けど楽しかったよ」
A「何か、面白い事があったの?」
後手「自身の利き以外の利きがない地点への着手が6回もあったんだ」
A「それは珍しいね。でも、それだけだと分からないよ」
後手「相手が1段目に着手した直後、自分は1段目に着手したのが敗着だったんだ」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 2度目の王手の9手目で詰んだ
- 51に居た玉に王手を掛けた
- 自身の利き以外の利きがない地点への着手が6回あった(※)
- 先手が1段目に着手した直後、後手は1段目に着手した
※ 利きの有無は着手前の利きで数えるものとします。例えば初手▲26歩としたら、指す前には飛の直接の利きは歩自身が遮っているので、「自身の利き以外の利きがない地点への着手」に該当します。(作意順にはこのような判断に迷う手はありませんが、念のため)
76-2 中級 チャンプさん作 手掛かりは先手の着手のみ 13手
少年A「君が5手目に香を取ってた将棋、その後どうなったか教えてよ。」
少年B「どうなったと言われても13手で詰ませて勝っただけだよ。」
少年A「それだけでは何も分からないよ。」
少年B「9手目に使った歩を、後に空成りしたのが唯一の駒成さ。」
少年A「手掛かりはそれだけか・・・。」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 13手で詰んだ
- 5手目に香を取った
- 9手目に(持駒から)使った歩を、その後に空成りしたのが唯一の駒成
76-3 上級 はなさかしろうさん作 相乗効果 13手
「13手で詰んだって」
「金右と指したら、相手は2筋の手で応じたよ」
「55への着手で駒柱が完成したね」
「成る手はなかったな」
「それにしても、13とか金とか、駒柱とかって...」
「マイナス掛けるマイナスはプラスってことで、どうかな?」
さて、どんな将棋だったのだろうか?(条件)
- 13手で詰んだ
- 金右の手に対して2筋の手で応じた
- 55への着手で駒柱ができた
- 成る手なし
■練習問題解答
問題以下、▲62角△52玉▲53角上成まで。
▲75歩や△42飛など意味ありげな手がありますが、全ての手が詰みにつながる手とは限りません。今回は▲75歩はただの思わせぶりな手、△42飛は余詰防止の手であり、実質7手で可能な順(先手から交互にとはいきませんが)+おまけという内容になっています。
実際の着手だけでなく、意味ありげな条件も実は、ということがあるのでひっかからないようにご注意を。
推理将棋の問題も募集しています
このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。
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[2014年3月23日最終更新]
おもちゃ箱で2014年新春特別出題として出題した「茫々馬」と「百千帰」の解答・解説の5回目(最終回)です。末尾に特別出題の全解答者および当選者(井上徹也さん、岸本恭尚さん)を掲載しています。
「茫々馬」と「百千帰」の解説(1) (2) (3) (4) (5)
一行の詩としての短歌や俳句に固執するのは止めて、複数行に跨がる自由な形式の詩を書けばよい、という考え方には百年近い歴史がある(『新体詩抄』の刊行、1882年を転換点とするなら約130年)。普通詰将棋を明治以前の文語定型詩、フェアリー詰将棋を西洋詩の影響を受けた新体詩、或いは象徴詩に喩えると、拡大盤詰将棋は言うなれば現代の口語自由詩である。現代詩がその役割を摸索し続けているように、拡大盤詰将棋も古い感覚を打破しつつ己の役割を見つけて欲しいと思う。本章では、「茫々馬」を通して浮き彫りにされる、新しい時代の作品観について考えてみたい。
拡大盤、非標準駒(数)について
詰将棋の本質を、駒捌きの妙といった表面的な問題から背後の思考/夢想に取り戻そうとする立場からすると、日々の創作活動は人間の凡そあらゆる精神活動との関連の中に捉え直すことができる。そして、この思索を徹底するためには、詰将棋が究極的には人間性の発露を受け入れるほどの器を持たなければならないという思いに至る。要するに、今に伝わる将棋のルールやその価値観(実戦形は自然とか自陣成駒は不自然とか)を捨て、拡大盤、非標準駒(数)、フェアリールールに向かわざるを得ないのだ。
非「標準」詰将棋の歴史は、小原大介の詰小将棋(綱目第10番、1707以前に制作)、初代伊藤宗看(『中象戯作物 図五十』、1663年)、三代伊藤宗看(『中将棊作物・延享三年版』、1747年)の詰中将棋、横田幸歩氏の非王手義務ばか詰(将棋月報27・1)(玉方実戦初形、攻方54銀、持駒歩、5手)等にまで遡ることができる。また、15世紀に作物(詰将棋)の記録がある(『新選遊学往来』;『将棋I』(増川宏一著、第6版、2005、法政大学出版局)参照)ことから、室町時代か或いはそれ以前には、中将棋等の大型将棋盤で詰将棋が作られていたと予想される。私が(詰チャトランガではなく)18×18詰将棋を規定し、「茫々馬」を創っておこうとするのは、あえて人のやらないことをやろうとする思いからばかりではなく、このような詰将棋の伝統に寄りすがり、新しい思考法を古い其れとの対比の中に捉えたいと思うからである。
いわゆる繰り返し趣向について -なぜ繰り返すのか-
繰り返し趣向の律動美、これ即ち音楽的リズムの世界であるとこれまで繰り返し主張されてきた。しかし3回や4回ならいざ知らず、しつこく何度も同じ手順を繰り返すのは単調で飽き飽きする嫌いがあると思う。「茫々馬」は周辺巡りを55回も繰り返すのだけれど、これをこのまま鑑賞しようとすると抑揚が無く、クレッシェンドを排除した「ボレロ」のようで退屈極まりないだろう。
リズムという側面と、上述の倦怠の話を敢えて無視すると、何回も繰り返「せる」ことと、何回も繰り返すことの評価は本来一致してしかるべきだと思うが実際は乖離している。その第一の理由は長手数偏重というか、体裁を見て内容まで評価が届かないという、凡そあらゆる生産-消費活動に共通する問題点にある気がする。また、繰り返「せる」ことの最もストレイトフォワードな証明は繰り返して見せることなので、つべこべ言わずに繰り返せという共通認識があり、それが何回も繰り返「さない」ことと何回も繰り返「せない」ことの混同を招いている可能性が高い。後述する収束の話と関連するが、拡大盤を許容すれば一定回数繰り返し可能であることの証明手段が広がるため、実際に繰り返し回数を増やして見せることの価値は著しく減退すると予想される。
そもそも、現代ではあるユニット(手順の固まり)が繰り返し可能と証するだけでは、少なくとも長篇詰将棋を研究している人間にとっては一驚を喫せしめるに過ぎない。或いは、分離型ドッキング、モジュール化等の定番手法を用いたとしても、繰り返しの構想を9×9盤に詰め込むことそれ自体を評価する考え方もあるかもしれない。しかしそこに詰め込められるかどうかというのは、思考や夢想の問題ではなく純粋に技術の問題であるから、やはり詰将棋の本質とは関係がないと思うのだ(無論、技術的貢献等の付加価値がある場合はそれをそれとして評価するべきだけれど)。
繰り返すだけではダメ。繰り返し可能と証するだけでもダメ。特に拡大盤を許容するとこれらのダメさが際立つ。よって、「あるユニットを繰り返すことに比重を置き、繰り返す機構(繰り返しに意味を持たせる構想を含む)には道具的価値のみを認める」という思考法には明るい未来が無いと思う。(勿論新しいリズムの創出という道が残されているが、そういうのは音楽やダンスに任せておけばよく、詰将棋の役割ではないという気もする…。)ここに来て、私たちは今一度「なぜ繰り返すのか」という問いと向き合うことを迫られているのである。
結論から言うと、繰り返し趣向は繰り返し部分の道具的価値を探る方向に進まざるを得ないと考える。その方向の例は、まずパズル性を重視する知恵の輪趣向がある(例:『妙案』、『極光II』の諸作品)。次に、繰り返し趣向が何かしらの形で埋め込まれた非分離型ドッキングがある(例:河原泰之氏作「天と地と」、大塚播州氏作「聖火」)。最後に、「茫々馬」が提示する第三の道、即ち繰り返し手順(周辺巡り)を添景に、必ずしもパズル性を要求しない類いの繰り返す機構(進化版馬鋸)を強調するという主客転倒の道がある。「なぜ繰り返すのか」という先の問いに対して、この三本の道が導き出す、「繰り返し部分を道具として利用することで初めて実現できる主題があるから」という答えの中に、繰り返し趣向の未来があると私は信じている。
収束は気にするべからず
昔は「長篇作も終り悪るければすべて悪るし」と言われたが、時代と共にこの常識も変わりつつあると思う。着地を一応整えるのは夢想が妄想でないことを証明するためであるが、思考/夢想本位の立場からすると手駒を余らせない、余詰を排除する等というのは問題の末の末である。特に手駒余り禁止則は審美的な要請という側面が大きいから(勿論「作意手順」同定に役立つという側面もあるけれど、真剣に考える必要はないと思う)、双玉禁止則とか自陣成駒禁止則みたいなものであまり意味がない。
では、収束の表面的な「お粗末さ」(余詰、変長を含む)と、思考/夢想の欠陥を突く其れとをどのように区別すればよいだろうか。一つの有力な方策は、盤を拡大し、駒を追加することで「完全な」手順を見繕うこと、或いは何かしらの手段で見繕い得ることを示すことである。必要とあれば具体的な作例によって証明を補足すればよい。この見方を受け入れるならば、作家は収束探索という、あの膨大な時間を奪う実り無き苦行から解放されると思う。
コメント
井上徹也さん(コメント前半) 最初にこれを見たとき盤面の異様さにまず目を剥き、その後笑い出してしまいました。盤を拡大したらこんな事が出来る、というのは飲み屋の与太話で終わってしまうのが普通ですが、それを深く掘り下げここまで格調高い作品に仕上げた手腕・情熱が素晴らしいと思います。作品としては最外周を巡る竜と玉・その内側で複雑に動き回る馬、という内容で、9×9では絶対に表現できないテーマというのが当たり前ですが良いですね。馬の動きも単純な馬鋸などではなく、4箇所にある遮断駒の開閉を意識しながらなんとも形容しがたい(=独創性があるということ!)もどかしい動きをしています。
☆解答、コメントありがとうございます。従来型の長篇創作は、長い年月をかけてアイディアを形にする必要があり、非効率的だと感じます。拡大盤を使えば思考と夢想のリミッターを外せますし、余計な制約を気にしなくてよいため創作時間が短縮でき、楽しめること請け合いです。(「茫々馬」は構想と下調べ15年、創作3ヶ月。)
井上徹也さん(コメント後半) e7のと金を如何に取るかが解図上のポイントですが、一直線に取りに行くと馬の行く場所が無くなってしまうので予めd7の香車を移動させておく必要があります。その為にはb5の金を移動させる必要があり、その為にはd3の成桂を・・・と論理が積み重なっている訳ですね。意味づけはシンプルですが的確に表現されています。また、収束の入り方で、最後96馬としてからと逆王手で逃れる仕組みも巧いですね。96馬で始まり96馬で終わる所は最大限の動きで複雑な馬の軌跡を生かし切った感がありますし、作者の美意識も垣間見えます。解くうえでウッカリしやすいのが最後だけi1の歩が取れる事。これに気が付かないと目を皿にして馬で取れる駒を探す羽目になります^^;ともあれ、雄大な名局楽しませていただきました。今回の作品に当てはまるか分かりませんが、9×9でうまくいかないテーマをとりあえず拡大盤で表現してみる事が問題解決の糸口へ繋がる事もありそうですね。
☆96馬(2周目)から96馬(55周目)は意識しました。また、a6馬(25周目)から96馬(55周目)まで不完全ながら馬鋸を一往復させる点にも気を配りました。9×9盤では収束が見つからず、お蔵入りしている作品の話をよく聞きますが(某氏の某角生趣向とか)、そういう素材は是非拡大盤を使って完成させてほしいと思います。
たくぼんさん(私信より引用) 盤が大きくなって駒数も増えたことで、いろいろな謎解き部分が増えて面白さも倍層(いやそれ以上か)でした。 出来ることなら、Kifu for Windowsでこのサイズと駒数が使えれば解図もより楽しいことになったと思います。 フェアリー駒も使用できる仕様であればフェアリスト大喜びなんですが、どなたか作ってくれませんかねえ。
☆解答、早詰指摘、コメントありがとうございます。18×18盤なら碁罫紙がありますし、紙かビニールの囲碁盤に安い小さめの駒を並べれば事足りるのですが、27×27盤や無限大盤を扱う場合はソフトが必要不可欠です。手軽に盤の大きさが変更でき、配置操作、保存、印刷ができるソフトをどなたかに作って頂きたいと願います。
まとめ
雑誌には様々な制約があるから、作品の貢献と発展性を充分に伝えることができない。事実、目に付きやすい「完成度」や、(往々にして、過去に作例が無いという以上の含蓄を欠く)「新味」ばかりが取り立てられがちである。これではいつまでたっても和敬清寂のような真の意味での物差しが作れない。語るべき内容を持つ作品は、今後益々インターネット上で発表され、「良問詰め将棋」とマニア向け「詰将棋」の発表媒体は自ずと分離されていくと思う。
「茫々馬」と「百千帰」の主要な貢献と発展性はこれまで書き連ねた通りであるが、9×9盤という手枷をはめることの不毛さを具体的な作例で示したことも付け加えておきたい(「百千帰」よりも「茫々馬」の方が面白いでしょう)。
本稿では作品解説がてらやや脱線しつつ、古典に関する自説を述べてみた。中にはfolk knowledgeもあったかも知れないが、その場合は暖かくご指摘いただき、研究のフロンティアをご教授いただければ幸いである。
「茫々馬」、「百千帰」の作意が本結果稿を通して読者諸氏に正しく伝わり、今後の創作、研究活動の一助となれば幸いである。
謝辞
何よりもまず加藤徹氏に感謝致します。氏は「茫々馬」、「百千帰」の発表機会を用意してくださるのみならず、関連作品の蒐集、諸概念の整理も手伝ってくださいました。また再三提出が遅れた原稿を辛抱強くお待ちくださいました。井上徹也氏との議論は両作品の創作、考察の糧となりました。上田吉一氏からは「百千帰」に対し有用なコメントをいただきました。最後になりますが、文献調査を手伝ってくれた友達、解答を送ってくださった方々、そしてこの長文の解説を我慢して読んでくださった皆様(ここで終りじゃないぞよ、もうちっとだけ続くんじゃ)にも感謝申し上げます。
補足と未解決問題
2014年新春特別出題全解答者: 14名
嵐田保夫さん 池田俊哉さん 井上徹也さん 岸本恭尚さん 日下通博さん
小山邦明さん 佐藤司さん 鈴木彊さん 隅の老人Bさん たくぼんさん
竹中健一さん 出崎守さん 永島勝利さん パスファインダーさん
当選: 井上徹也さん、岸本恭尚さん
おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト
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3月21日、伊藤果@hi1844
「四ツ谷「ねこまど将棋教室」で、詰将棋創作講座を終えて帰宅です。講座時間は90分だったのですが、途中から汗が溢れだして自分でも驚きました。短時間で詰将棋の作り方を理解してもらうのは容易なことではありません。でもなぜか次回も決まり、5月5日に第2回を行います。よかったー続いて……」
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3月21日、バブルスくんのブログで、詰め将棋3題
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2月26日、にぱにかの将棋ブログで、【R300】による詰め将棋作り
3月20日、【R650】による詰め将棋その2
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3月20日、岡山理科大学囲碁将棋部で、メールでお届け 詰将棋。
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[2014年5月18日最終更新] ネット詰将棋
2014年4月の将棋雑誌での詰将棋の話題やホームページでの4月出題について。
ネット詰将棋 詰パラ 将棋世界
関連情報: ネット詰将棋・解答募集中 Web Fairy Paradise
おもちゃ箱: 詰将棋情報(他の月の詰将棋はここから) 展示室 推理将棋
===== ネット詰将棋4月の出題 =====
詰将棋パラダイスHP2014.3
2014年5月18日、三軒茶屋将棋倶楽部の裏通りで、詰将棋パラダイスHP2014.3
「5手詰の逆算です。手筋ものですがやりにくい初手が入って難度が上がりました。 ・・・」
関西将棋会館懸賞詰将棋4月出題
2014年?月?日、関西将棋会館で、今月の詰将棋 (出題・ 内藤國雄九段) 2014年4月出題分
関西将棋会館懸賞詰将棋3月解答
2014年4月23日、関西将棋会館で、今月の詰将棋 (出題・ 内藤國雄九段) 3月出題分・解答と解説
今月の懸賞問題 平成26年5月号
2014年4月8日、解けてうれしい詰将棋で、今月の懸賞問題。出題 さいたま市 山川 悟 様。締切り2014年5月6日。
懸賞詰将棋 平成26年3月号 解答 解答者53名 正解者50名
《 詰か必至か不必至か 》 5月号
懸賞詰将棋3月の結果
2014年4月6日、詰将棋パラダイスで、懸賞詰将棋3月の結果
解答149、誤解12名
詰将棋駒の舞4月の表紙詰将棋
2014年4月1日、詰将棋駒の舞で、無掛の舞:2014/04月・未登録新題
中田章道七段4月課題
2014年4月1日、倉藤君のHomePage!!で、中田章道六段の詰め将棋平成26年4月分課題
「ヒント: 金を取るまでの工夫 13手詰め」
おもちゃ箱、展示室で4月の詰将棋
2014年4月1日、おもちゃ箱の展示室で、4月の詰将棋出題。解答締切は4月末。
「詰将棋ガイダンス おもちゃ箱の各コーナーから出題。お好みの詰将棋をお楽しみください。」
・アート展示室 No.29 u-makuさん
・くるくる展示室 No.260 利波偉さん
・ドキドキ展示室 No.35 小山邦明さん
・パズル展示室 No.21 やよいさん
・記録展示室 No.92 中村宜幹さん「ビンボーグリス」
詰将棋パラダイス今月の懸賞詰将棋
2014年4月1日、詰将棋パラダイスで、今月の懸賞詰将棋出題。
「今月の懸賞詰将棋 【作者】藤井憲郎【手数】11手 → ヒント」
日本アマチュア将棋連盟懸賞詰将棋
2014年3月27日、日本アマチュア将棋連盟で、懸賞詰将棋今月の出題 (須藤大輔さんの作品)と前月の解答。締切り4月15日。
===== 詰将棋パラダイス4月号 ====
4月号短18で過半数が誤解
2014年5月16日、村田桂花@melon_sky
「【4月号短大速報】短18、解答者51名中誤解者27名。合駒の変別解だが、仕方ない。A17、B1、C0で評点は2.94を叩き出しました。昨年の斎藤作と同じストッパーなので、実質満点みたいな感じ。お見事。」
2014年5月16日、EOG@EOG10
「短18、非限定のように見えて実は限定合。本質的な部分ではないが。」
2014年5月17日、ななしめいじん@nanasimeijinn
「話題の短18は自作ですね。」
「「構想作かと思った? 残念! 曲詰でした!」というパティーンが短大で2ヶ月続いてガッカリした人もいるでしょうね。作者としてはそんなの知ったこっちゃないけど。」
「とりあえず永久保存版の700号記念号に2.94の高得点が載ってラッキーということで。」
詰将棋パラダイス2014年4月号
2014年5月1日、someone like youで、詰将棋パラダイス2014年4月号(その1)
2014年5月2日、詰将棋パラダイス2014年4月号(その2)
詰将棋パラダイス2014.1
2014年4月30日、三軒茶屋将棋倶楽部の裏通りで、詰将棋パラダイス2014.1
「新年号のヤン詰に採用されたもの。2.83というありえないような高得点が出て月間一位になりました。何がそんなによかったんだろう? ・・・」
近況報告&詰パラ4月号
2014年4月17日、81puzzler で、近況報告&詰パラ4月号
「・・・ 【詰将棋学校】 中学校と短大に自作が載っています。どちらも自分らしい作品で、結構よく出来ていると思います。特に短大の方は自分でも非常に気に入っている自信作です。
【半期賞】 中学校の作品が受賞できて一安心です。「位置エネルギー」受賞して本当によかったです。久保さんおめ!
【デパート半期賞】 短編も長編も一生記憶に残る作品。その二作に挟まれた自作が見劣りしてる感はありますが、山田さんがお選びになったとのことでとても嬉しいです。 ・・・」
詰将棋パラダイス2014.1
2014年4月16日、三軒茶屋将棋倶楽部の裏通りで、詰将棋パラダイス2014.1
「デパートに採用された作品です。実戦型といってよい初形から詰将棋らしい手順が展開します。 ・・・」
詰パラ 入選56回 高等学校
2014年4月10日、my cubeで、詰パラ 入選56回 高等学校
「・・・ 解説では「異色作」とされてしまったが、作り方としてはよく作風が出せたと思っている。 ・・・」
詰パラ 入選55回 中学校
2014年4月8日、my cubeで、詰パラ 入選55回 中学校
「・・・ 「読みにくい」「考えにくい」「予想できない」という評が並び、狙い通りで大満足である。収束5手だけでも珍しいかと思う。それを逆算して、とらえどころのない手順となった。」
詰将棋パラダイス2014年4月号 ちょっとした感想
2014年4月7日、詰将棋の欠片で、詰将棋パラダイス2014年4月号 ちょっとした感想
「・・・ 中学校・高等学校 選題稿で、解答募集中である作品への感想について触れられています。私の場合は作者についてのコメントのみですので、作品自体の感想には当たらないと考えますが…。 ・・・」
詰パラ2014年1月号幼稚園
2014年4月6日、my cubeで、詰パラ2014年1月号幼稚園
「・・・ これだけシンプルなら、もうコメントすることもないが、悪くもないと思う。取った飛をすぐに捨てるのが狙い。」
詰パラが到来
2014年3月31日、 コーヘイの読みぬけ日記
「詰パラが到来。高校に自作が掲載されているが、もともと表紙希望だった。高校に出すにはちょっと軽すぎの感。ヤン詰向けだったかも。同人室の課題の締切が延長されている。なんでみんな出さないの? 還元玉というテーマがヌルいからか、課題ツアニーという視点で評価・解説されないからか。ちょっと考えてみた。 ・・・」
詰将棋パラダイス2014年4月号
2014年4月1日、my cubeで、詰将棋パラダイス2014年4月号
「・・・ 45ページ下段……結果稿の引用禁止とのこと。そう言われたら僕には逆らえないので、このブログから自作結果稿の引用部分を全削除しました。 ・・・」
詰パラ4月号が到着
2014年4月1日、詰将棋の会合 香龍会で、詰パラ4月号が到着
「・・・ 中学校と高校の選題稿と編集部が解答締切前のネット上での感想の是非について書かれています。一応このブログでも解答締切前は作品のヒントになるような表現を慎むようにしています。(そもそも最近あまり解いていないですし・・・) ・・・」
価格改定のお知らせ
2014年4月1日、詰将棋パラダイスのメモ
「本日発売の2014年4月号(697号)より、1冊700円(税送料込)とさせていただきます。詳細は「価格改定のお知らせ」をご覧ください。また、斡旋書籍についても、消費税により価格が変わりました。「書籍情報」をご覧ください。」
詰パラ4月号発売
2014年4月1日、詰将棋パラダイスで、詰将棋パラダイス4月号発売。
詰パラ最新情報
2014年3月19日、詰将棋パラダイスの最新情報で、4月号予告。
「半期賞:平成25年度下半期半期賞発表!
新春詰将棋結果発表:谷川浩司作、結果発表!」
===== 将棋世界5月号 =====
将棋世界2014年5月号
2014年5月3日、someone like youで、将棋世界2014年5月号
将棋世界5月号
2014年4月13日、ゆうゆうのブログで、5月号懸賞詰将棋
「今月号の谷川九段の詰将棋も趣向作品だった。趣向に入る前の序奏のような手順が10手あり、その後本作のメインである馬の連携プレーが始まる。 ・・・」
2014年4月13日、ゆうゆうのブログで、5月号詰将棋サロン
「今月号は良い作品が多かった。 ・・・」
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[2014年3月19日最終更新]
詰将棋創作プログラミング 8 実戦型簡素図式を作る
1) 3種類のサーチを組み合わせる
これまで、3種類のサーチ(持駒サーチ、置き駒サーチ、駒位置サーチ)を開発し、その組合せにより、いろいろな初形条件の詰将棋を創作してきた。
これらは、駒位置や駒種、持駒のうちいくつかは条件により決まっているので、残りの要素についてサーチすればよかったのだが、どれも固定でない場合には、3種類のサーチを組み合わせることが必要になってくる。
原理的には3種類のサーチを組み合わせることですべての詰将棋を生成できるわけだが、時間も3つの掛け算でかかってくるので、何らかの形で限定しなければ実用的な時間内には終わらない。そこで、限定できる条件の一つとして、実戦型簡素図式を考えてみた。
2) 実戦型簡素図式とは
文字通り、実戦型(実戦形)の簡素図式のこと。いずれもはっきりとした定義があるわけではないが、おおむね次のような詰将棋をいう。
実戦型は、この説明だけでは漠然としすぎているが、詰将棋データベースでは11香、21桂の両方または一方が配置されている詰将棋を実戦型と分類しているようだ。
3) 時間短縮のため、更に条件を絞る
実戦型はあいまいすぎるし、簡素図式というだけでは組み合わせ数が大きくて時間がかかりすぎるので、次のようにサーチする範囲を限定してみた。
ここまで絞れば、盤面の組み合わせで7×9通り(実際は最初から王手になる駒は置けないのでもっと減る)、つまり数十回分の持駒サーチの時間ですむので何とかなりそうだ。
4) 既存作品を調査する
例によって、詰将棋データベースで調べてみる。類似作検索の81格比較で、11香21桂22玉+1枚の詰将棋を検索してみたら、4作見つかった。
予想していたよりずっと少なく、流石にここまで限定すると、よい詰将棋は見つからないのではないかとちょっと不安になる。まあ、見つからなければ、また条件を変えればいいわけだが・・・
5) 実行結果
完全作候補は(1手詰なども含めて)かなりの数の図が見つかった。
11v香、21v桂、22v玉+詰方1枚の完全作候補数
手順を見ていくと、強い受け駒がないせいか、やや単調になるきらいがある。それでも、それなりに見られる詰将棋もあったので、それらを今回の作品とする。
詰将棋創作プログラミング 作品11 eureka
詰パラの表紙でも恥ずかしくない好形の作品。手順はそれなりというところ。
詰将棋創作プログラミング 作品12 eureka
持駒も2種ですっきり。2枚の角をうまく連携させる。銀打、成不成の非限定あり。
詰将棋創作プログラミング 作品13 eureka
これも持駒2種。よく捌ける。
ちなみに、今回見つかった完全作候補の中で、最長手数は31手だった(14龍|11香21桂22玉|金銀香歩歩)。
6) どういう初形が完全作候補が見つかりやすいか
上記の、完全作候補数の数字を見てなんとなくわかることは、玉の周り、特に上部に詰方(および玉)だけが利いているマスがあると、完全作候補が多そうということだ。
直観的にも、一見して詰みにくい(持駒がたくさん必要そうな)配置は、持駒が多いために余詰の確率も高くなるのは予想できるところで、それを裏付ける結果となっている。
実際の詰将棋で、玉の位置、各マスについて玉との位置関係と双方の駒の有無および双方の駒の利きの数、そして持駒を調べれば、どういう条件のとき詰将棋として成立する可能性が高いかわかってくるのではないか。
それがわかれば、成立する可能性が高い範囲を優先的にサーチすることで、効率的に完全作候補を見つけることができる。
前回もちょっと触れたが、詰将棋データベースの20数万局の詰将棋、そしてその途中図(これらもすべて詰将棋として成立しているはず)をこの観点から分析してみようかと思っている。
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[2020年4月2日最終更新]
将棋ソフトによる詰将棋解答の是非が話題になって久しいが、将棋ソフトを活用して詰将棋を創作することはどうなのか。詰将棋の検討に将棋ソフトを利用することは、すでに広く行われている。現在の将棋ソフトは、解図・検討以外の創作支援の機能はほとんどないので、それほど問題になっていないが、私が詰将棋創作プログラミングで試行している、持駒サーチ、置き駒サーチ、駒位置サーチ、更に逆算サーチ、趣向サーチ、手順指定サーチ、推敲サーチなど、いろいろな創作支援機能を標準で持つソフトが登場し誰でも利用できるようになったら、詰将棋創作はどう変貌していくのだろうか。一つの恐ろしい未来が吉村達也さんにより詰パラ500号(1997年11月号)で示されている。
一般に、能力のある一部の人しかできなかったことが、機械の支援によってできるようになると、自分たちの領域を侵食されることに対する反発と、これまであこがれていたことができるようになる喜びの両方の反応がでてくる。だんだん意識が変わってくると、機械にできることは機械にまかせて、人間はそれも活用してよりクリエイティブな領域に挑戦するようになっていく。
ソフトの進化は止まらないので、それをいかに活用して楽しめるか考えたいものだ。
関連情報: 将棋ソフト・コンピュータ将棋 (おもちゃ箱)
コンピュータで詰将棋 コンピュータ詰将棋の課題 コンピュータによる詰将棋創作
詰将棋創作プログラミング コンピュータがもたらした平等の時代
柿木将棋IX 詰将棋の作り方
2020年4月2日
2017年1月13日
2017年1月8日
2017年1月5日
2017年1月4日
2016年12月31日
2016年6月28日
2016年3月26日
2016年3月26日
2016年3月25日 創作、解答でのソフト利用(TETSU)
おもちゃ箱の展示室では詰将棋解答・創作での将棋ソフトの利用についてでガイドラインを示している。詰パラ、将棋世界、解答選手権、スマホ詰パラではどう規定されているのか気になってちょっと見てみた。
禁止されているのではないかと予想したら、意外にもどこにもそういう記述はなかった。書かなくても当然禁止と考えているのか、禁止とかいても確認できないから書いてないだけか、ソフト利用はOKなのか、文面だけではわからないが・・・。ソフトだけでなく、他の人の助けを借りて創作、解答することもよくありそうだが、そういうのを禁止する記述も特にない。狭い世界なので明示しなくても問題ないということなのかな。新しい人をどんどん引き入れることを考えれば、ガイドラインがあった方がよいと思うのだが。
創作についてはソフト利用が常識になっているので、今更禁止はできないし、ソフト利用の解答が多いのも数々の事例から予想できることなので、禁止して解答者が減るのも好ましくない。であれば、創作・解答でのソフト利用はOKと明示して、ソフト利用解答はそう書いてもらって解答順位戦などの対象からははずすようにすればどうだろうか。TETSUのようにソフトで鑑賞している人は現状ではなんか解答しにくいが、OKと明示すれば解答をだす人も増えるのではないかな。
[追記]
詰将棋パラダイスについては、ホームページにある「メール投稿・解答」の解答規定の備考に「コンピュータに解図を行わせた上での解答はおやめください。」と記述があった。作品投稿・解答の注意点にはなぜか書かれていない。
2016年3月24日
2016年3月24日 虫食算の話(TETSU)
ちょっと昔話。虫食算など数芸パズルの愛好家には、最初の頃珠算界の人が多かった。そろばんは訓練すると頭の中ではじけるようになるので、虫食算は訓練にもなってよかったのかもしれない。そろばんのできない人は紙と鉛筆で計算して虫食算を解いたり作ったりしていた。
やがて電卓が登場してくると、紙と鉛筆で計算するより早いので、虫食算の解答、創作にも電卓が利用されるようになった。最初の頃「電卓を使うなんて邪道だ」との声もあったようだが、次第に当たり前になってきた。
更にプログラム電卓の登場、パソコンの登場と時代は進み、虫食算の解答プログラムや創作支援プログラムも登場してきた。このときも電卓を使っている人からも「プログラムで虫食算なんて邪道だ」という声があったような。
私も次々と邪道に入ってしまったが、虫食算の解答、創作の方法もずいぶん変わってきた。効率的に創作できるようになると、自分の従来レベルの作品では満足できなくなり、よりおもしろい、美しい問題を目指して創作するようになって、作品も洗練されてきた。
パソコンすら過去の遺物になりそうな昨今だが、虫食算はコンピュータでできるようになって消滅したかというと、今でもパズル雑誌の片隅に載っていたりする。
ほかのパズルもそうだが、コンピュータが解けるかとか作ったとかなんて、パズル誌で楽しんでいる人には関係ないのだ。基準は自分がどれだけ楽しめるかということ。楽しめないパズル誌は読者がいなくなりなくなっていくだけ。
柿木将棋をばりばり使って創作している人でも「自動創作なんて邪道だ」みたいなことをいう人もいたりする現状を見ていたら、ふと思い出して昔話をしてしまった。
2016年3月23日
2016年3月10日
2014年3月17日
2014年3月14日
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[2014年5月19日最終更新]
2014年3月15日から第3回将棋電王戦が始まるが、その第2局で佐藤紳哉六段と対局するやねうら王が、3月10日から将棋倶楽部24に参戦している。これまで参戦した将棋ソフトでは、ボンクラーズがR3364、ponanzaがR3453と、いずれも人間の最高レーティングを上回った。やねうら王もR3000を突破した模様だが、いろいろ弱点も見えてきたようで、どこまで上げてくるか注目される。
関連情報: 将棋ソフト・コンピュータ将棋 (おもちゃ箱)
第3回将棋電王戦 ponanzaが今年も将棋倶楽部24に参戦、最高レーティング更新
開発者ブログ やねうらお-俺のやねうら王がこんなに弱いわけがない。 (第2期)
2014年5月18日
2014年4月4日
2014年3月30日
2014年3月18日
2014年3月14日
2014年3月12日
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[2014年3月12日最終更新]
推理将棋第74回出題の74-6の解答、第74回出題の当選者(EOGさん、諏訪冬葉さん)
を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第74回出題 推理将棋第74回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
74-6 中級 諏訪冬葉さん作 26年の将棋 11手
「今年の年明けにふさわしい将棋を指してきた」
「どんなの?」
「11手で勝ったんだけど後手玉が5段目まで上がってきたんだ。初日の出みたいだろ」
「それはちょっと無理がないか?」
「こっちは馬を作る手と桂馬の手を続けて指したんだ。午年らしいだろ」
「まあそれはわかる」
「あとは2014年で平成26年だから最初の2手は26と14の手だった」
「・・・最初の初日の出はいらなかったんじゃないか?」
さて、どんな将棋だったのだろうか?(条件)
- 11手で詰んだ
- 最初の2手は▲26歩△14歩
- 先手は馬を作る手の次に桂馬の手を指した
- 後手玉は5段目まで動いた
出題のことば(担当 DD++)
さて最後の玉位置は何筋?
追加ヒント
馬は取られますし、桂跳ねも実はフェイク。では何で詰ませましょう。
初日の出みたいに一直線に15玉。となれば詰みには端歩の出番ですね。
推理将棋74-6 解答 担当 DD++
▲2六歩 ▽1四歩 ▲7六歩 ▽4二玉
▲3三角成 ▽同 玉 ▲7七桂 ▽2四玉
▲2五歩 ▽1五玉 ▲1六歩 まで11手。
諏訪さんのデビュー作ですが、非常に年賀作品らしい気軽に解ける作品です。最初が「▲26歩△14歩」ですから残り9手。ここから後手は4手で五段目まで玉を運ばなくてはならないので、玉を上がる手以外指せません。ということは三段目に上がるために続きは「▲76歩△42玉▲33角成△同玉」しかありません。条件上この次の「▲77桂」も自動決定ですね。ここまでくると残り4手なので、あとは練習問題感覚でしょう。
77桂と跳ねたのを見て55玉を目指したくなりますが、その誘惑をしっかり断ち切って最初に指した方へ△24玉△15玉と上がります。そうです、10手作品でよくある1筋2筋の歩を使う形が正解です。
いわゆる絶連ですが、しかし推理将棋では絶連であることは決して悪い評価にはなりません、どころか短評をご覧いただければわかるように好評価につながる場合も多いです。詰将棋でいう3手詰5手詰が推理将棋では作りづらいというのもあるのでしょうね。諏訪さんに続いて出題デビューされる方を期待しています。
それではみなさんの短評をどうぞ。
諏訪冬葉(作者) 「「▲26○」と「△14○」がテーマです。最初は14玉を考えたのですがそれは別解が出そうなのでこの形に落ち着きました。そのために先手が1手浮いてしまったので取ってつけたような「桂馬の手」を入れました。あれ?初手が76歩でないのは私だけ?」
■私も「▲26歩△14歩以下」はバッティングを覚悟していたのですが、蓋を開けてみれば意外や意外。
斧間徳子 「後手の4手目以降は玉が上がっていくしかないので非常に易しい。」
■上がり続けるのに一工夫(33角成捨て)も必要で、初心者向けとして秀作。
NAO 「馬の手はなかった。6問中の最易問と思いますが桂の意味がわからないと難問になりますね。」
■わからないというか深読みし過ぎるとですかね。
まさ 「玉を5段目に進めるにはこの順しかない。ほぼ絶連だが年賀詰はこの位の難度が望ましい。」
■年賀でなくともこういった作品は定期的に出していきたいものです。在庫さえあれば。
渡辺 「後手は残りは玉を上がる手しか指せないので、7手目までは決定、あとは練習問題の要領で解ける。これは「初級」としても良かったかも。」
■私も初級にするかどうか悩みましたが、1つだけ中級でないというのもそれはそれで収まりが悪かったので。
はなさかしろう 「これぞまさしく年賀推理将棋という条件で、桂を使った手数調整もぴったりですね。」
■1つはやや無理矢理とはいえ全条件年賀に絡んでいるのは素晴らしいです。
EOG 「指示通り動かしたら詰んだ。」
■という方もいるくらいが丁度良いのです。
隅の老人B 「11手で2手教えてもらえば、やはり楽。手抜きが出来ないので、しぶしぶ桂跳びですね。」
■手抜き代わりは飛でも手順としては面白かったかもしれませんね。年賀に絡ませにくいですが。
ジェシー 「7七桂は玉を中央側へ行かせそうになるミスリード、と考えれば無駄手ではないのかも。」
■こういうタイプの条件はうまくハマれば面白くなりそうです。
チャンプ 「相方のツッコミがツボ。問題文だけで十分楽しませてもらいました。私も初日の出はいらなかったと思います(笑)」
■どちらかというと西の地平線に沈んでいる気もしないでもない……。
橘圭伍 「此からに期待ですね。作ってみる事が最初は大切です。」
■最初から鍵を大きく提示するタイプの解きやすい短編を作る方はあまりいらっしゃらないので、今後も期待できそうです。
小山邦明 「年賀詰にぴったりの楽しい手順でした。」
■およそ考えられる年賀要素(11、14、26、馬)全部使ってますしね。
波多野賢太郎 「他の問題と手順がかなり違って面白かったです。最初の2手や玉が5段目までという条件が厳しいので比較的易しかったです。」
■前半後半に分けて考えられると手の幅広さがある程度に収まるので解きやすくなります。作る方の難易度調整でよく使うテクニックです。
時風瑞季 「6番目が、出題全6問中最初に解けました。」
■他のは一目で解くにはかなりの経験が必要でしたからね。
占魚亭 「桂馬の手にひっかからなければ超やさしいですね。」
■75玉の可能性とかあると強烈なヒッカケだったでしょうが、55玉までしか来られないのでヒッカケ度もほどほど。
桝彰介 「後手が玉を動かす手のみに限られているので、最初の2手を生かすため狭い方に追ったら手順に解けていた。」
■桂馬を活かすことは、思いつく前に解けちゃいましたかね。
S.Kimura 「「桂馬の手」にかなり混乱させられました.77桂は思いつきもしませんでした.」
■なるほど、右で詰むと読んだ上でどうにか37桂を指そうとしてしまいましたか。
Pontamon 「「桂馬の着手があった」だけで十分な、先手の手数合わせの▲77桂ですが、この条件にすることによって1条件減らせているのですね。」
■そういえば手順指定なくとも7手目しかないのですね。確かにこうすると1つ条件数は減りますが、単純な条件2つと複合条件1つとどちらがいいのかは……。
正解:21名
EOGさん 飯山さん S.Kimuraさん 斧間徳子さん 加賀さん
小山邦明さん ジェシーさん 時風瑞季さん 隅の老人Bさん 諏訪冬葉さん
占魚亭さん 橘圭伍さん チャンプさん NAOさん 波多野賢太郎さん
はなさかしろうさん はらたっとさん Pontamonさん まささん 桝彰介さん
渡辺さん
総評
斧間徳子 「辰年と午年が終わった来年以降は、干支に引っかけた年賀詰は無理なので年数に引っかけるしかない。まだまだ先の話ですが、2017年(平成29年)なんか大変そう。」
■だんだん11手詰が作りづらくなります。別に11手に限りはしないでしょうが。
NAO 「本年もお手柔らかにお願いします。なかなか面白い11手問題がそろいましたね。難易度は、易しい方から、6, 5, 1, 4, 2, 3でしょうか。馬の手の少ない6と5は易しく、馬の手、大駒の手が多い4, 2, 3は手応えある難問です。」
■担当の感覚では易しい方から614532でした。5は検討寄りで解いたので香を取らないタイプの手をいろいろ考えさせられた分もありますが。
まさ 「年賀詰としては難しすぎる作もありましたが、バラエティに富んだ作品が楽しめました。」
■来年は干支も使えず数字も組み込みにくいので手順はさらにバラバラになるでしょうね。
はなさかしろう 「採用いただきましてありがとうございます。待ちきれず年内に解いてしまったのですが、自作があると余詰が怖くてなかなか回答できません(苦笑)」
■さっさと解答していただいた上で、万一何かあったらコメント修正でも構いませんよ。
隅の老人B 「今回の6出題、すべて11手の問題ですが、いずれが菖蒲杜若、すべて好手順の作品です。解いて、推理将棋の面白さを堪能させてもらいました。よくぞまあ、こんな手順を考え出して、続いてその手順に合った条件を捻り出すものと、感心しました。」
■いくつかは類似順の前例があるものですが、それらは逆に条件付けの個性がよく出ますね。
チャンプ 「別に打ち合わせしてたわけでもないのに揃いも揃って6作品すべて11手とは驚きでした。今年も皆さんに喜んでもらえるような作品を披露できればと思います。」
■ぜひとも初中級作品を……(切実)
飯山 「今年から解答するようにします。今回は締切前ヒントに大いに助けられました。」
■なるべく多くの方が正解にぎりぎりたどり着けるように調整してヒント出していますので、参考にしていただければ。
橘圭伍 「かなり高水準で楽しめました。個人的な好みは2ですが4も味わい深いですね。」
■好みはかなり割れたと思いますが、2が一番人気ですかね?
小山邦明 「おもちゃ箱の推理将棋のコーナーには初めての解答です。今回の作品はどれも工夫をされていて面白い内容でした。少しずつ慣れてきて解けるようになればと思っています。」
■今後もよろしくお願いいたします。
波多野賢太郎 「今回の年賀特集、かなり頭を悩ませましたが、全て解くことができ、とても楽しかったです。これだけ見事に手順がバラバラというのは本当に面白いですね。」
■9手と10手の間というのが作る側にも解く側にも大きな差がある境界で、11手だと想像よりはるかにバリエーションが豊富。
加賀 「ヒントも届かず急に用紙を手渡されました、参加することに意義ありです。」
■番号と解答が1つずつずれていたのは、よほど慌てていらっしゃったのでしょうか。
桝彰介 「約2ヶ月の解答期間があったので、久しぶりに解答しました。今後も1問でも解けたら解答を出したいと思います。」
■ぜひぜひ、お待ちしております。
S.Kimura 「今回は最初の問題を除き,締め切り前ヒントが出るまで全然答えが分かりませんでした.11手になると,手が複雑になってきて,頭が痛いです.」
■6番の77桂に引っかかってくださったS.Kimuraさんは出題のし甲斐があるいい解答者です。
推理将棋第74回出題全解答者: 21名
EOGさん 飯山さん S.Kimuraさん 斧間徳子さん 加賀さん
小山邦明さん ジェシーさん 時風瑞季さん 隅の老人Bさん 諏訪冬葉さん
占魚亭さん 橘圭伍さん チャンプさん NAOさん 波多野賢太郎さん
はなさかしろうさん はらたっとさん Pontamonさん まささん 桝彰介さん
渡辺さん
当選: EOGさん、諏訪冬葉さん
おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト
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らせください。
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[2014年3月15日最終更新]
コンピュータ将棋とプロ棋士が対戦する将棋電王戦。2013年の第2回将棋電王戦のコンピュータ将棋3勝1敗1分けの結果を受けて注目される第3回将棋電王戦は、2014年3月15日から4月12日に毎週土曜日に開催される。
第3回将棋電王戦に先立ち、出場ソフトを決める将棋電王トーナメントなど、いろいろなプレイベントが行われた(将棋電王戦)。
ここでは、上記プレイベント、および第3回将棋電王戦の対局開始前の報道記事や反響についてまとめる。
対局中の情報、棋譜はこちら ===> 第3回将棋電王戦
対局後の反響はこちら ===> 第3回将棋電王戦、プロ棋士1勝4敗で敗北
関連情報: 将棋ソフト・コンピュータ将棋 (おもちゃ箱)
第2回将棋電王戦 対局まで GPS将棋がA級プロ棋士を破る
やねうら王が将棋倶楽部24に参戦
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3月10日、Yahoo! 知恵袋で、米長永世棋聖が若い頃に創った詰将棋(3手詰)
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[2014年3月10日最終更新]
推理将棋第74回出題の74-5の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第74回出題 推理将棋第74回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
74-5 中級 NAOさん作 26には勝負手を放つ 11手
「今年の指し初めの一局はどうだった。馬の手が1回だけあったそうだけど」
「そうなんだ。玉が動いたから馬で王手をかけたんだけど、馬は玉に取られちゃった。でも、最後は11の手で11手で詰ませて勝ったよ」
「どんな手を使ったんだい?」
「好手を発見して、26地点に勝負手を放ったんだ。それが勝因だよ」
さて、どんな将棋だったのだろうか?そして26年、貴方の勝負手は?(条件)
- 11手目に11の手で詰んだ
- 26の手あり
- 馬の手は1回だけで、玉の手に対し王手をかける手だった
- 馬は玉で取られた
出題のことば(担当 DD++)
馬を捨てるためにはまず攻め駒確保から。
追加ヒント
馬を捨てるとなると駒打ちを頑張る必要がありそうですね。さて26へ打って有効そうな駒は。
26香11角と連続で打って33の玉が詰みますが、うっかり合駒を許さないよう注意!
推理将棋74-5 解答 担当 DD++
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2二角不成▽3二銀
▲1一角成 ▽4二玉 ▲3三馬 ▽同 玉
▲2六香 ▽4二角 ▲1一角 まで11手。
攻め方の駒捨てが条件付けされています。詰将棋では鮮やかに大駒を捨てる手は数多く見られますが、推理将棋ではなかなか見られない手ですね。理由は単純、攻め駒を確保するのが一気に大変になる所為。馬を捨ててなお短手数で詰めようとすれば、先手着手中に駒取り2回、駒打ち2回が常道です。
さて、まずはやはり最後に11にある駒を決めたいところです。歩香桂はもちろん論外。金や成小駒の場合21玉か12玉が必要ですが、そんなところに玉移動をしている暇はありません。11飛の離し打ちも一段目を通すのは無理筋。銀の場合は22玉を詰ませることになりますが、銀への紐は14香や14飛などでつける羽目になってやはり無謀。角も22玉では同様。龍なら22玉を詰ましながらもう一枚の駒(角桂以外)と相互の紐付けが可能そうに見えますが、先手が打った飛を成りながら角以外をさらに打つのは先手6手では間に合いません。
ということで11角の離し打ちでの詰みだけが可能性として残ります。11に角を打つには最終手までに11地点が空いていなければいけません。これと駒打ち2回という推測、そして26に打って有効そうな駒を考えると、完全に確定ではないにしろ「▲76歩▲22角不成▲11角成▲馬捨て▲26香▲11角」で△33玉を詰めるという手順が一気に浮上しますね。
条件を再確認すると後手順も「▲76歩△34歩▲22角不成△何か▲11角成△42玉▲33馬△同玉▲26香△何か▲11角」まで確定し、あとは32と42を塞ぐだけ。ここで注意しなければならないのが、最後に合駒できないようにすること。△22銀を防ぐために4手目△32銀は当然の一手ですが、推理将棋に慣れすぎると忘れがちなのが△22角という玉方駒打ちの合駒。これを防ぐために10手目は金や飛ではなく△42角と持ち駒をなくしておくことが肝要です。
なお、馬の手が1回であるためには11で成らなければなりませんが、22で成って馬の手を2回指した方が1名、33で成って馬の手を指し忘れた方が1名。条件不適合ながら実際に指せる手順なので、どちらも誤記ではなく誤答とさせていただきました。ご了承ください。
それではみなさんの短評をどうぞ。
NAO(作者) 「実は、馬の活躍は一瞬だけ。」
■続く諏訪さん作に比べればまだ長い方。
まさ 「比較的解図方針が立て易い。」
■攻め入るための入り口が多い感じです。
渡辺 「普通に玉を11の近くまで運ぼうとすると26の手がなくとも手数が全然足りない。詰み位置を33と決めてしまうと、すべての条件が適合してくるのが不思議。」
■▲22角成△42玉▲31馬△同玉から△22玉という手順だとすんなり運べて先手も2枚確保できますが、しかし詰まない。
はなさかしろう 「裏側からの合い利かずは想像以上に詰ましやすい印象。馬を消して詰み形が良く、26の手も入って年賀らしい問題でした。」
■玉腹に歩が使えるので四段目への対処さえできればそれ以外は作りやすいですね。
EOG 「香を取る手が盲点だった。」
■推理将棋ではあまり登場しない駒なので活用しなれていない方も多そうです。
隅の老人B 「奪った馬の使い方が上手かった、そういう事にしておこう。」
■そう、馬だけに。
ジェシー 「2六の勝負手がただの2六歩とかだったらどうしよう、と一瞬考えてしまいました。」
■それはそれで面白そうではありますけどね。
チャンプ 「26香での逃げ道封鎖は斬新で手順自体は面白いものの、やや条件が多くなってしまったのは残念。」
■とはいえ、実は非限定がかなり多いのでこれ以上簡素にするのも難しそう。
橘圭伍 「何か1年前を思い出します。来年も別作者の11シリーズに期待します」
■来年はどなたの「11角まで」が登場するのでしょうか。それ以前に27から24地点を押さえるのは11手で可能なのでしょうか。
小山邦明 「最初の条件が大きなヒントになりました。」
■最終着手地点が書いてあるのは大きなヒントですね。ただし開き王手だったというミスディレクションでなければですが。
波多野賢太郎 「これは、2六香、1一角の詰上がりしかないと考えて解きました。合効かずにするため、3二銀がなるほどの1手だなぁと思いました。」
■そこを決め打ちするとかなり早いですね。
占魚亭 「後手が角を持っていることを忘れていました(苦笑)。」
■私も投稿を見てうっかり「これ非限定では?」と送りかけました。
諏訪冬葉 「42を塞ぐときに角を使っておかないといけないのですね。」
■馬を捨てたのは実はここの限定の伏線。
S.Kimura 「この詰ませ方は想像できませんでした.」
■馬捨て条件がなければ21玉に11角成までとかの方が現実的なんですけどね。
Pontamon 「退路を塞ぐお手伝いの△42角が推理将棋らしい手ですね。24に居る玉を26香、11角で詰める手順かと思ったけど、それだと後手の手数が足りなくて困ってました。(詰将棋じゃないから連続王手の必要はないんですよね。その感覚がまだ慣れなくて。)」
■そうです。連続王手じゃなくていいので本当に奇抜な手が出てくるのが推理将棋の魅力の一つ。
正解:17名
EOGさん S.Kimuraさん 小山邦明さん ジェシーさん 時風瑞季さん
隅の老人Bさん 諏訪冬葉さん 占魚亭さん 橘圭伍さん チャンプさん
NAOさん 波多野賢太郎さん はなさかしろうさん はらたっとさん
Pontamonさん まささん 渡辺さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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詰将棋Duplex
3月8日、Problem Paradise@propara
「やばい話題になりそうなので、ちょっとお遊びを。双玉推進キャンペーンの一環として。題して「詰将棋Duplex」。先手が後手玉を詰める作品と、後手が先手玉を詰める作品を貼り合わせて、1枚で2局の図面を作る。ただし持駒は2局に共通。 http://twitpic.com/dxnh9y 」
「http://twitpic.com/dxnh9y - こんな風に、すでにある作品をコラージュしてもかまいません。双方の持駒以外は駒箱に入れて使用しない。他人の作品を貼り合わせるときは、原作の作意を変えないように。詰将棋を作ったことがない人でもできます。ユーモアのあるものを求む。」
「たとえばこんなのはどうかしら。古名作の作意は変えていないけど、こうすると2手目が限定になっているところが隠し味のユーモア。(笑) http://twitpic.com/dxni32」
「もちろん、このDuplexをまじめに展開することもできるので、ちょっと課題をやってみますか。「Duplex。双方に共通するテーマを持つ5手詰」。どちらからも5手詰にそろえてください。」
「もちろん、Duplexをふまじめに展開することもできます。たとえばこんな課題。「これまでに発表された煙詰の中で、先手玉を置いて、原作の作意を変えずにDuplexになる作品は存在するか?」」
「原作者の著作権をまったく無視した場合には、こんな課題も。「過去の有名作品で、Duplexにした場合に、作意手順がドラスティックに変わってしまうようなものを作れ」。多少の駒の追加はOKとします。」
3月8日、ガシ@eesoonexopa
「詰将棋Duplexってこんな感じでいいのかな。今年の年賀詰だった(が、一人にしか見せていない)ものなので、あぶりだし2と6です。 http://twitpic.com/dxnjsq」
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[2014年3月8日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。
関連情報: 大道詰将棋よもやま話 ドキドキストリート (おもちゃ箱)
詰将棋パラダイス 2013年10月号掲載
大道棋よもやま話 第20回 妙防の活かし方 加藤 徹
利波型飛問題は、きわどい手がたくさんあるので、配置によっていろいろな妙防が出現します。例えば前回のトレーニング問題。正解は92金以下9手ですが、92飛、同飛、同金以下でも同じかと思うと、93歩の捨て合で逃れ!
◇小山邦明さんの投稿作品
小山さんから利波型飛問題の改作の投稿がありました。作意手順は、74飛、84角、同飛、95玉、85飛、96玉、69角、87歩以下21手。形は4×7に収まり集客度77とまずまずです。
投稿の説明を読むと、54飛という手があって、84角では同金以下59飛と引いて詰みなので74歩と中合するが、歩が増えて余詰なので62香で消したとありました。
また、本作69角の遠打が狙いですが、ここで78歩中合もあります(変同)。
74歩合、78歩合といった妙防が見つかったら、作意順には都合が悪いからとその順を消すのも一法ですが、妙防を活かすことを考えると実戦価値を高めることができます。
一つの方法は作意を妙防の順に変更すること。74飛では詰まず54飛、74歩合で1歩入手するのが正解という感じ。そして、もう一つの方法は妙防の順を誘い手として活用すること。54飛は74歩合で詰まず、正解は全く別な手段となれば理想的です。
筆者のアドバイスを受けて、小山さんは更にいろいろな改作図を創作してくれました。そのうちの一つは65香配置で59飛引や69角を消した素直な改良。手順も素直なので今回のトレーニング問題とします(21手)。
◇トレーニング問題
ほかの改作図は順次懸賞詰将棋として出題していきます。小山さんの狙いを見破ることができるでしょうか。
◇大道棋19 利波偉 正解
出題時作者名の誤植がありました。本作の作者は利波さんです。
92飛、同龍、同金、84玉、94飛、73玉、85桂、63玉、
55桂、53玉、43馬、62玉、64飛、72玉、61馬迄15手
77桂が85に利いているので74飛に誘われるが、84角、同飛、95玉、85飛で角桂を取っても続かない。
92飛、同龍、82金の筋は91の駒が龍なので83に利いてきて逃れ。それでは92飛はダメかというと、同龍に同金と取ってしまう手がある。
84玉に94飛、73玉となれば85桂で桂が取れるので、以下手順の詰み。
加賀孝志「いや77桂を活かす手順を考え一苦労」
山下誠「飛車を打っての精算は、最後に考える手段。トレーニング問題も発展の可能性が見込める手順ですね」
★全短評をおもちゃ箱で掲載。
◇解答者 33名 全員正解!
【正解者】 (省略)
【当選者】 (省略)
◇懸賞詰将棋 大道棋20 小山邦明
20手台。解答は10月末までに左記まで。収束いろいろな詰があるので、解答確認効率化のため、今回は最終手だけでなく手順全体を書いてください。
正解者から抽選で1名に加藤徹好形大道棋50番「ドキドキストリート」などを贈呈。
注1)上記の大道棋19の解説および全短評はこちら。
注2)上記の大道棋20の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。
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この5手詰の詰め将棋…直ぐ解けますか?
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[2014年3月4日最終更新]
推理将棋第74回出題の74-4の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第74回出題 推理将棋第74回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
74-4 中級 斧間徳子さん作 うま年の指し初め局 11手
「昨日の指し初めの一局、あっという間に君が勝ったんだね」
「うん、11手目の初王手で相手玉を詰ましたよ」
「投了した局面を見たけど、相手の駒台には何もなく、君の駒台には角と歩が1枚ずつあったね」
「うん、完勝だったよ」
「どんな将棋だったの?」
「うま年だからって訳じゃないけど、馬の手が5回もあったよ」
さて、どんな将棋だったのだろうか?(条件)
- 11手目の初王手で後手玉が詰んだ
- 馬の手が5回あった
- 終局時の持駒は、先手が角と歩が1枚づつで、後手はなし
出題のことば(担当 DD++)
2枚の角はそれぞれ何手目に何をする?
追加ヒント
74-2とは異なり駒打ちで攻め駒が足せる、となると金銀あたりがほしいところ。
最後は馬で馬を取って詰み。そのための紐に31銀を奪いに行きますが、その経路を変に工夫すると失敗します。
推理将棋74-4 解答 担当 DD++
▲7六歩 ▽5二玉 ▲3三角成 ▽5四歩
▲3二馬 ▽8八角成 ▲3一馬 ▽4四馬
▲6二銀 ▽5三馬 ▲同 馬 まで11手。
74-2とメインの条件は同じですが、こちらは駒取りが許されています。ですが今度は不思議な条件が。お互いに馬を可能な限り動かし続けたにもかかわらず、なんと終局時に先手持ち駒に角があった、と。ぼやっと考えると矛盾していてどうにも達成できそうにない条件にも思えます。
落ち着いて考えれば10手目に動いた馬を最終手に取れば何の問題もないというだけなのですが、「角」というイメージが先行して「後手角取っちゃったら馬をこんなに動かせない!」とか、成駒は敵陣で動くものという先入観で「先手に自陣着手してる余裕なんてないよ!」と思ってしまったりした方は真実に気づいた時におそらくかなりの興奮を味わったのではないでしょうか。
さて、馬の手5回ということなので、3手目▲33角成から6手目△??角成は絶対ですね。ここから後手角は2手で自陣に引き返します。駒取りがなく逆王手をする意味もないので△88角成△33馬△42馬という順が本命。2手目4手目は詰めてもらう形を作る手だと頭の隅に残しておくことにしましょう。
一方先手ですが、3手目▲33角成から馬2手で何かを1枚取ってそれを打って同馬までで手数ぴったりですね。最後に馬を取ることを考えると玉をおいやるわけにいかない、というのがポイントです。どうせ馬は2手使えるのですから、まっすぐ32馬、さらにまっすぐ31馬という一番何も起きそうにない手段を取りましょう。ここで変に玉方の協力とか71銀を狙おうとかすると失敗します。
あとは詰みの形なのですが、ここがこの問題最大の勘所。△42馬▲同馬の形だと、41にいる金がどうにも邪魔。先手はこれを取るわけにいきませんし、後手が2手目4手目で62までどかそうとすると4手目が王手放置。ひょっとして42馬はハズレなのでは、と考えられればゴールがぐっと近づきます。△52玉▲62銀▲53馬で詰ますなら後手の形作りが1手余るので、それで54歩と「詰みには関係ないけど馬を取らせるための場所確保」を指して、△53馬▲同馬に軌道修正すれば正解。手順を前から順に組み立てた方にはこの54歩はかなりの奇手だったでしょうね。
それではみなさんの短評をどうぞ。
斧間徳子(作者) 「「馬の手5回の11手詰」という条件が共通の渡辺さんの傑作と同月出題なので、比較されると厳しいですね。」
■こちらの味は持ち駒角という不可能感にあると思います。解答者全員が味わえるわけではないのですが、他の問題にはない解き味でしょう。
NAO 「32馬~31馬とは平凡で不思議な手順。」
■42と31で連取りとか97角から31角成が普通で、これはあまり見ないんですよね
まさ 「捉えどころがない条件でこれが一番難しかった。」
■53馬への示唆が何もないので、恐る恐る進む感じ。
渡辺 「後手馬を取る手順を考えないといけないが、42同馬までの銀が余る手順が頭から離れず、私には本作が最難問でした。手順については、個人的には後手馬の軌道は97を通りたいです。その場合、持駒条件を「後手は歩」先手は不問で限定されている気がします。」
■先手は不問だと10手目に88馬や96馬と筋を外すだけの手がですね……。
はなさかしろう 「11手だと馬の手5回は最多でしょうか。シンプルな持駒指定で馬の軌道が決まり、リズム良く解けました。」
■馬を6回指す順に詰むものはおそらくないと思いますが、もし見つけた場合はぜひ作品に。
EOG 「最終手が同馬とは分かったが53とは思わなかった。」
■大丈夫です、この問題を見て最初に42と思うのは正常な発想。
隅の老人B 「54歩の発見が山。口で言うのは易しいけれど、62銀打、53馬には驚いた。」
■順に指すと詰みにも役立たない何の目的かさっぱりわからない一手ですからね。
ジェシー 「馬は最後に取ってもいいのか、と気づいたときの瞬間が爽快でした。」
■解答者としては本当に気持ちいい瞬間。
チャンプ 「両馬が面白い軌道を描くものの、作意手順を限定化するために条件を合わせにいった印象が残ってしまい少し残念。」
■最初から後手馬の謎が解けた方にはこう映ってしまうのも仕方がないところでしょうか。
橘圭伍 「自爆する馬が面白い。基本9手+2手はかなり珍しい気がします。」
■先に条件ありきで作れそうな手順を模索するとけっこう行き当たる順ではありますけどね。なにせ良くも悪くも自由度が非常に高い(9手の中に既に無駄手が2手ある)ので。
小山邦明 「最初に31銀、32玉の形を目指して苦戦しました。」
■その形は▲76歩△42玉▲33角不成△32玉からでないとかなり遅くなりますね。33角成とはかなり相性が悪そう。
波多野賢太郎 「今回の6問で一番悩んだ問題でした。この詰上がりになかなか気づかず、最後4二馬や5一馬で詰む形ばかりにとらわれてしまいました。馬の手が5回という条件でだいぶ手が限定されていますね。」
■51馬というと、最初に△62玉△72金と逃げておいて▲41馬と取ったのを▲41金と打つ狙いですか。惜しいところでギリギリ足りませんね。
占魚亭 「銀は51に打つとばかり思っていましたが、62もありましたね。」
■53には歩があるというのを「だからここで馬が取れない」と考えるか「だからこれを馬に変えればいい」と考えるかで明暗が分かれましたね。
諏訪冬葉 「ヒントから最終手は31の馬を動かすと予想。となると後手馬の軌跡はこれしかないと思いました。」
■ヒントでちゃんとお役に立てたようで何よりです。
S.Kimura 「馬を取らせるためにわざわざ戻って来るのが面白いですね.」
■取られるためだったり、あるいは玉の逃げ道塞ぐためだったり、推理将棋ではいろんな理由で成駒が戻ってきます。
Pontamon 「「初王手で詰み」は駒の動きや手順を限定できる使いやすい条件ですね。」
■33角から入る順の大部分を禁止できるのでけっこう役立ちますね。
正解:20名
EOGさん 飯山さん S.Kimuraさん 斧間徳子さん 加賀さん
小山邦明さん ジェシーさん 時風瑞季さん 隅の老人Bさん 諏訪冬葉さん
占魚亭さん 橘圭伍さん チャンプさん NAOさん 波多野賢太郎さん
はなさかしろうさん はらたっとさん Pontamonさん まささん 渡辺さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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[2014年3月3日最終更新]
推理将棋第74回出題の74-3の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第74回出題 推理将棋第74回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
74-3 中級 はなさかしろうさん作 2611馬 11手
「謹賀新年、あけましておめでとう。指し初めしてきたよ」
「賀正賀正、おめでとうさん。今年も熱心だね。で、どんな将棋だったの?」
「元日らしく、11手で詰んだよ。それから、先手の着手は全て異なる筋だったな」
「なるほど、指し初めにふさわしい一局というわけだね。それから?」
「金の手は2回全てが一段目だったよ。それから、大駒の手は6回全てが盤上の手だった」
「ふむ。つまり、大駒を打つ手はなかったってことだね。
でも、それだけでは手順がわからないし、今年にちなんだ一局という気もしないけど」
「えっ? 今年は平成26年だから、2と6を織り込んでみたんだけどなぁ。
それならとっておき、馬の手で締め括ったんだけど、これでどうかな?」
さて、どんな将棋だったのだろうか?(条件)
- 11手で詰んだ
- 先手の着手は全て異なる筋
- 金の手は2回全てが一段目
- 大駒の手は6回全てが盤上の手
- 最終手は馬
出題のことば(担当 DD++)
同じ筋に指さないように馬で攻める方法をあれこれ考えましょう。
追加ヒント
先手の着手筋を重複させないためには馬を1筋2筋にも有効に指したいですね。
最後は15角成から25馬で合い効かず。その際玉の逃げ場が塞ぎづらい場所は後手角をうまく使いましょう。
推理将棋74-3 解答 担当 DD++
▲7六歩 ▽5二玉 ▲3三角不成▽5一金右
▲同角不成 ▽4四歩 ▲1五角成 ▽3三角
▲6一金 ▽4二角 ▲2五馬 まで11手。
大駒が6回、金が2回、金を動かすためには玉か銀が動く必要があり、また歩が少なくとも1回。11手のうちほとんど駒の種類が見えているにもかかわらず、難渋した方も多かったのではないでしょうか。原因は「先手の着手は全て異なる筋」で、この条件がある場合はまっすぐ考えると最後に玉周りに着手できなくなって失敗することが多く、最初から少しひねって考える必要があるためです。
先手の手番は6回あります。ということは6つの筋に1回ずつ着手するわけですが、そうなると1289筋のどこかに少なくとも一度は指す必要が生じます。これをどう使うかが第一の鍵。そしてもう1つ、金の手2回というのは後手が2回指して往復させても無意味なので、後手が横に動かしたものを先手が取って打ったのだろうと予想がつきます。これが第二の鍵。この両方に気づくとようやく詰みへの手がかりが見え始めます。
出だしは金のことを考えて「▲76歩△52(62)玉▲33角(成)△51金どちらか▲同角(馬)」。△52玉と▲51馬の組み合わせは続かないので、△62玉からここでさらに△72玉と逃げるか、△52玉に▲51角不成かです。そしてここから角を6筋でも4筋でもなく15または24まで引くと筋条件の達成が見えてきます。先手が指せる手は残り2手で片方は61か41への金打ち、片方はおそらく大駒で46馬か25馬か26馬。玉位置は52か72……となるともうオチは見えましたね。
そうです、15へ引いた馬(角)を25へ寄る手で練習問題のように52の玉を貫く形が正解です。しかもこの問題ではついでに61金に紐もつけられますね。実際の手順にすると「▲76歩△52玉▲33角不成△51金右▲同角不成△何か▲15角成or61金△何か▲61金or15角成△何か▲25馬」で、残り3手は大駒2回と△44歩。ここまでくれば△33角△42角を見つけるのも順番を決めるのも簡単ですね。
なおこの△33角△42角ですが、別の方向から攻めた方には難しかった手かもしれません。25馬で52玉を詰みにする時一番大変なのが実は42地点。玉方駒を42に置く場合、歩香銀金飛馬竜では25馬に43移動合ができてしまい、桂だと今度は34合。ということで玉腹を攻め方が塞げない場合は玉方生角が絶対条件、というところまで考えないと候補になることすらなかったのではないかと思います。しばしば登場する知識なので、身につけておくといつかどこかで解図に役立つかもしれません。
最後に、中間ヒントで「馬を1筋2筋にも」と書きましたが、実際は15角成なので「角(馬)を1筋2筋にも」と記すべきでした。締め切り前ヒントにそこの補足訂正を含めましたが1ヶ月間1筋に馬の手だと思い込んでしまった方がいらっしゃいましたら申し訳ございませんでした。
それではみなさんの短評をどうぞ。
はなさかしろう(作者) 「この形が11手で出来ることに気付き、こじつけで年賀条件をつけてみました。馬を隠そうとがんばりましたが、▲43馬~61馬~51金の9手からの順が消せず断念。条件が多く、残念な仕上がりですが、詰筋の大通りの真ん中にある手順ということで、ご容赦くださいますよう。。」
■大駒条件に生角5回を足したりしても△32銀△31金▲同角成▲41金までみたいなのもあって、確かに条件数を減らすのが難しいですね。
斧間徳子 「25馬までの11手詰めなので、昨年の年賀詰にも使えましたね。」
■そういえばそうですね。2年参りみたいな感じ。
NAO 「決まった形とはいえ、これをやりたかった。61金と42角の組み合わせ!」
■普通なら42地点を32金で押さえたくなるところ、よくこの形で作ったものです。
まさ 「鮮やかな詰上がりで解後感抜群。」
■11手で作ったとは思えない詰め上がり。
渡辺 「正月から枕上で解き初めましたが、本作だけは条件を覚えるのに失敗するのが連続して後回しに...。どうせ2作解くことなく寝るのだから複数作覚えようとしなければ良いのだが...。覚えてしまえば論理的に解けて気持いい。同じ筋の着手がないので、先手飛が使えない、歩頭馬も無理、そこで金入手から1段目の金打に腹か尻馬を考えるが、これも無理。最後にこの詰上がりに辿りつく。」
■いきなり7筋3筋が封印されるのと金条件との合わせ技で、馬を真ん中に置けないんですよね。
EOG 「難問。この詰上りを見つけるのに一か月以上かかった。」
■それでも一ヶ月で自力でこれを見つけたのはすごいと思います。
隅の老人B 「2回の不成で、終わりはあえない最後。こんな手順を「よくぞ、まあ」です。」
■私程度だと金は33に打つ平凡な手順の問題に終わるでしょうね。
ジェシー 「これは難問で、追加ヒントまで分かりませんでした。大駒6手、金2手、7六歩で実質残り2手。「金を取っても、打てる場所がないのでは?」「合い効かずにしようにも、後手が陣形を整えるヒマがないのでは?」という先入観に一月以上とらわれていました。」
■先後それぞれの玉周りを押さえる場所が普通と逆なんですよこれ。そこが合い効かずと見えた次の難所。
チャンプ 「先手の着手は全て異なる筋」を軸にして考えてしまったため苦戦。当然「金の手は2回全てが一段目」に注目するべきでした。」
■おそらく金に先に注目していたら逆のことをおっしゃったのではないかと思います。どちらもしっかり考えないといけないので。
橘圭伍 「一段目の金2回が最大のヒント。これが先手後手一度ずつと分かれば見えやすい」
■後手が2回だとすると往復するだけですし、あとは先手が邪魔駒を払いながら動かした可能性さえ否定できれば。
小山邦明 「61金の手順を含ませた条件設定がうまいと思いました。」
■これにより後手角の大移動まで手順に引っ張り出せますものね。
波多野賢太郎 「2回の金の着手が一段目となると、先手が金を取ってそれを一段目に打つしかないんですよね。しかし、この詰上がりになかなか気づかなくて、かなり悩んでしまいました。」
■練習問題で離し馬タイプの問題があるとはそれとなく書いておいたんですけどね。
時風瑞季 「妙手61金。」
■その伏線の51金右もまた一石二鳥の好手。
諏訪冬葉 「そうか、61なら馬の紐があって取られないのか。」
■そうなのです。飛や香で玉尻にいる駒に紐付けというパターンもありますね。
S.Kimura 「金は後手が2回動かすとばかり思い,見当が付きませんでした.」
■一段目だけだと動いて戻って意味なしなのです。どうやれば達成しやすいかだけでなく、どうやると意味を持つ手になるかも考えるとよいかもしれませんね。
Pontamon 「ヒントに惑わされたのか、どうしても後手に1手が足りないんです。きっと、考えているのとは別の詰み形なのでしょう。」
■金の手が1手足りなかったパターンでしょうか。それに陥った人は多いかと思います。
正解:18名
EOGさん 飯山さん S.Kimuraさん 斧間徳子さん 加賀さん
小山邦明さん ジェシーさん 時風瑞季さん 隅の老人Bさん
諏訪冬葉さん 橘圭伍さん チャンプさん NAOさん 波多野賢太郎さん
はなさかしろうさん はらたっとさん まささん 渡辺さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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2月28日、沈没船からのささやきで、千里の道も一歩から
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[2018年3月26日最終更新]
平成25年(2013年)の詰将棋の最優秀作品(ネット発表作品も対象)を表彰する平成25年度看寿賞。詰将棋パラダイス2014年3月号で候補作品の推薦募集が始まった。Webサイト(詰将棋パラダイス)からも投票できる。受賞作品は同誌2014年7月号で発表され、7月20日に川崎市で開催される第30回詰将棋全国大会で表彰される。これまでの受賞作品は、全日本詰将棋連盟で鑑賞できる(下記リンク)。
発表された全作品を見てないと推薦できないと思う人が多いせいか、例年推薦は非常に少ないが、自分の見た範囲で良いと思った作品を推薦すればOK。 看寿賞委員の目から漏れた作品を補足する意味もあるので、ネット発表や専門誌以外の雑誌・新聞で発表された作品も含め、多くの人の推薦を期待したい。
関連情報: 平成25年度門脇芳雄賞
平成24年度看寿賞 (23年 22年 21年 20年 19年 18年 17年 16年 15年)
受賞作品 (詰将棋パラダイス2014年7月号参照)
■短編賞 田島秀男作 17手 (第10回解答選手権チャンピオン戦)
図面 棋譜ファイル
・ 第10回詰将棋解答選手権 優秀作品賞 (詰将棋解答選手権 速報ブログ)
■短編賞 中村雅哉作 15手 (詰パラ2013年6月号(687号)、詰将棋順位戦 B級)
図面 棋譜ファイル
・ 第274回詰工房例会報告 (ベイと祭りと詰将棋)
■中編賞 久保紀貴作「位置エネルギー」 33手 (詰パラ2013年11月号(692号)、大学)
図面 棋譜ファイル
・ 詰将棋パラダイス 2013.11 大13 「位置エネルギー」 (くぼの詰将棋)
・ 勝手に解説!久保紀貴作「位置エネルギー」 (81puzzler)
・ 第279回詰工房例会報告 (ベイと祭りと詰将棋)
■長編賞 添川公司作「幻想飛行」 351手 (詰パラ2013年11月号(692号)、大学院)
図面 棋譜ファイル
・ 添川公司「幻想飛行」 351手 (おもちゃ箱)
・ 詰パラ2013年11月号 添川公司「幻想飛行」 351手 (詰将棋一番星)
■長編賞 田島秀男作 579手 (詰パラ2013年4月号(685号)、大学院)
図面 棋譜ファイル
・ 田島秀男 579手 (おもちゃ箱)
・ 詰パラ2013年4月号 田島秀男 579手 (詰将棋一番星)
■特別賞 該当なし
* 図面、棋譜ファイルは詰将棋パラダイスより
2018年3月25日
2014年7月25日
2014年7月12日
2014年7月8日
2014年7月7日
2014年7月6日
2014年7月2日
2014年7月1日
2014年6月30日
2014年6月29日
2014年6月28日
2014年6月27日
2014年6月26日
2014年4月27日
2014年4月23日
2013年4月29日~2014年3月25日 春霞賞ノミネート作品
ベイと祭りと詰将棋 より。春霞賞は詰パラ発表の構想作が対象。毎月詰工房メンバーがその月の優秀作を選び、その中から年間の最優秀作を決定する。
2014年3月5日 200手以上の長手数作品リスト
2014年3月5日 煙詰作品リスト
2014年3月1日
2013年12月31日
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