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第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦

[2014年5月19日最終更新] 
第11回詰将棋解答選手権は、チャンピオン戦が2014年3月30日(日)に東京(森下文化センター)、大阪(市民交流センターひがしよどがわ)で、初級戦・一般戦が4月12日(土)に全国の16会場で同時開催。今年のチャンピオン戦はA級プロ棋士3人を含む過去最多の98人がエントリー、激戦が予想される。この記事ではチャンピオン戦の速報、結果、反響をお伝えする。

関連情報: 第11回詰将棋解答選手権  初級戦・一般戦
  
第10回 第9回 第8回 第7回 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 

詰将棋解答選手権 速報ブログ
  
チャンピオン戦開催  総合順位  出題作品(第1ラウンド 第2ラウンド 解答

詰将棋解答選手権実行委員会(Twitter)  ハッシュタグは


詰パラ5月号に風みどりさんのチャンピオン戦レポート
2014年5月11日、風みどりの玉手箱で、詰パラ5月号
「・・・ 詰将棋解答選手権報告 選手からスタッフに転身したのに、まったく役に立たず、せめて報告書けと柳田さんに言われて断れなかった。昨年までは6題しか紹介していなかったが、今年は10題全問紹介できた。 ・・・」
2014年4月19日、詰将棋パラダイス最新情報で、5月号予告。
「詰将棋解答選手権チャンピオン戦レポート:風みどり氏の報告です! ・・・」

チャンピオン戦出題作品について
2014年4月13日、名無し名人の題名のないブログで、第11回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦6
2014年4月11日、2ch 名人で、第11回詰将棋解答選手権の問題、解答が速報ブログに掲載
2014年4月9日、くぼの詰将棋で、連想詰将棋
2014年4月6日、くぼの詰将棋で、解答選手権感想
2014年4月5日、someone like youで、こんな作品を見つけた
2014年4月3日、詰将棋 駒の舞(別館)で、詰将棋解答選手権チャンピオン戦
2014年4月2日、Ma vie quotidienneで、チャンピオン戦の問題

チャンピオン戦取材メモ
2014年4月9日、編集部ブログで、詰将棋解答選手権

こまおと:第11回詰将棋解答選手権のチャンピオン戦は…
2014年4月9日、毎日新聞で、こまおと:第11回詰将棋解答選手権のチャンピオン戦は…
「第11回詰将棋解答選手権のチャンピオン戦は、若島正さんが優勝した。2位は竹中健一さんで、アマチュアが1、2位を独占。3位は前回優勝の宮田敦史六段。若島さんは前回まで実行委員長をつとめていた。」

若島さんが優勝 詰将棋解答選手権チャンピオン戦
2014年4月8日、朝日新聞で、若島さんが優勝 詰将棋解答選手権チャンピオン戦
「第11回詰将棋解答選手権のチャンピオン戦が3月30日、東京と大阪の2会場で開かれ、詰将棋作家で英米文学者の若島正さんが優勝した。若島さんは同選手権の前実行委員長。今回は解答者として参加した。プロ棋士も多く参加し、昨年6回目の優勝を果たした宮田敦史六段は3位だった。」

メディア情報
2014年4月6日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、メディア情報
「週刊将棋4/9号にチャンピオン戦の見開き記事が掲載されています。」

チャンピオン戦出題作品
2014年4月5日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、第11回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 解答
2014年4月1日、詰将棋解答選手権 速報ブログ

2014年3月30日、ss@serisiu
「第一問
「あとは公式をお待ち下さい。」

チャンピオン戦自戦記
2014年4月2日、Knight Move Thoughtで、詰将棋解答選手権チャンピオン戦参加記
2014年4月1日、広瀬章人の一喜一憂ブログで、明日対局
2014年3月30日、Untidy Bookshelvesで、*** 第11回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 ***

チャンピオン戦6番について
2014年4月2日、名無し名人@nanasimeijinn
「解答選手権の自作(6番)について、何がやりたかったのか説明しておきます。そうしないと山本民雄作と同じとか言われるで。」
「まず7手目64桂として54玉となった局面を図Aとする。
「次に作意14手目の局面をBとする。
「この2つの局面を比較すると、盤面の違い31金か成桂かだけで、駒の利きは全く同じ。ところが持駒角銀の図Aより持駒銀の図Bの方が勝るというのが狙い。」

若島さんのチャンピオン戦自戦記
2014年4月1日、Problem Paradise@propara
「当日。当初の目標値は、エイジショットで62点と言っていたけど、まああれはほとんど冗談。とは言え、現実的には80点くらいが目標で、実際にはそれを下回ることも充分ありかと予想していました。なにしろプロブレムの世界解答選手権には毎年参加して、知力の衰えをひしひしと感じていますから。」
「で、第1ラウンド。これは盤駒なしで解いた方が速い。(ふだんは盤駒を使いません。というか、部屋に置いてある盤の上に本が山積みになっているので使えない。)5番まで10分ほどで通過し、あれ、これは結構いけるんじゃね? 6番に5分ほど。時間が余り過ぎたので、見直しに5分かけて退室。」
「今年の第1ラウンドは例年に比してやさしかったという声がほとんどでしたが、どれも詰将棋作家的な目から見ればいい作品ぞろいです。4番がちょっと弱いかなという程度。「6番の桂合回避も山本民雄にありますからね」と責任者の小林敏樹さん。言われてみればたしかに。『この詰』読んどけばよかった。」
「で、第2ラウンド。ここから盤駒を使う作戦に切り替え。というか、実は使うつもりはなかったのだけれど、なんとしたことか、7番に10分もかかってしまい、これはイカンと作戦変更したのでした。」
「8番。しばらく考えているうちに、収束手順が先に見える。それにつなげばいいのね…ということで、作意らしき手順は見つかったものの、34馬に56桂合で詰まないよ、おかしいなあ…しかしこれ作意だよなあ…としばし悩んでいるうちに、先に34馬を捨てればいいことに気づいて解決。25分くらい。」
「なお、詰将棋作家は作意を先に見てしまう癖がついているので、変化手順は読み飛ばしというかテキトー。この辺の作家になってくると、変化も割り切れているように配置してあるはずだから、と信用することに。「変化手順? そんなことは召使どもに任せておけ」とリラダンも言っているではありませんか。」
「ちょっと注釈を。なぜ詰将棋(あるいはチェスプロブレム)が速く解けてしまうのか、その理由は、作者の考えていることがわかるから。もう少し正確に言うと、作者と思考の波長が合った瞬間に、すべては氷解します。逆に言えば、作者がなにも考えていないような作品は、解くのが難しい。」
「注釈の注釈。もちろんこれは詰将棋作家的な視点から見た場合ですので、そうでない解答者には当てはまらないかもしれません。シラミつぶしをするのが楽しいという解答者もいるでしょう。」
「さらに注釈の注釈の注釈。そういうことで、作者名がある程度想像できるというのは、実は大きなヒント。その気になれば、作品を提供していそうな作者用に対策を立てておくのもいいかもしれません。」
「わたしはべつにそういう対策を立てていませんでしたが、「上田さんの作品はどこにあるかなあ?」と探していました。(今までに書いてきたような意味合いで、いちばんやさしいので。)ところがどこにも見当たらない。打ち上げのときにたずねたら、酔っ払いのオヤジことH氏がボツにしたとか。すごい!」
「話を本筋に戻して、9番に。ふんふん、解けた…と思って、解答を書いてみたら、どうしたことか31手に。それは当然ながらおかしいわけで(8番より短い)、ギョギョっと。どこがおかしかったかとしばらく考えているうちに、手数伸ばしに気がつき、答案を書き直すことに。」
「しかしここで大失敗を。手数伸ばしは6手分なので、37手になるはずなのに、書き直した答えはなぜか35手(つまり、2手飛ばしていたのです)。それは変だ、どこを書き損じたのだろう…と気づいて当然だったのですが。そこをスルーしてしまったのが、いわゆる「負けていれば敗着」。」
「なぜそこで点検しなかったのか、理由は、このときに残り30分になっていたから。10番を残して、それはまずい…と、つい気持ちが次の問題に行ってしまいました。7、8をもうちょっと速く解いていればそこまであわてることはなかったはずなんですが。こういうのが実戦心理の綾というやつでしょうか。」
「ちなみに、プロブレムの世界解答選手権では、ほとんど毎年のように誤記で減点されるので、そういう失敗にはもう慣れっこになっています。昨年も、完全に解いていたのに、1カ所誤記したために、満点(5点)のはずが0点になったのが1題ありました。もう嫌だ…。」
「そういうわけで、10番にたどりついたときには残り30分。これは正直言ってキツかった。今年のラスボスは、もちろんわたしではなく、相馬慎一だともう見ただけで問題が言っているからね。」
「まあ、中篇作家的には、相馬慎一はいちばん棋風が合うはずの作家なのですが、こういう場面で対峙することになると、老人的にはキツい。簡単に言ってしまえば、厚塗りに近い感じに手厚く作ってあるので、変化読み飛ばしが効かず、こちらも読みを入れないと解けないからです。」
「で、しばらくいじっているうちに、ややあきらめムード。詰将棋作家の癖で、ついつい香はがしの趣向手順に入ってしまい、2枚はがして64香には銀合でも詰まないなあ…と思ったところで、1枚だけはがすのがきっと作意ね(たぶん変化に効くんだろう)、という直感が働き、そこまででゲームセット。」
「終わってから9番の誤記(なんで31+6=35になったんだろう??)にようやく気づき、89点という結果も見えたところで、これはアカンと思いました。93点だったらいい勝負かなと思ったかもしれません。というわけで、1位はまったく望外でした。運が良かったというのはこういうときに使う言葉。」
「まあしかし、10番は余裕を見て1時間ほしかったところですね。ああいうのは、時間的にも心理的にも余裕がないと解けない。」
「全体として、第2ラウンドも良問ぞろい。すでに書きましたが、難しいかやさしいかというのは作家的にはどうでもいいことで、いい作品かどうかがすべてです。その意味で大いに楽しめました。出題作家や実行委員の方々に、ありがとうございましたと一言お礼を申し上げておきます。」

チャンピオン戦の結果について
2014年3月31日、青森将棋界のおまけで、詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 結果
2014年3月31日、SENNA.Memorialで、学生将棋選手権で小学生が初制覇&詰将棋選手権
2014年3月30日、2ch 名人で、詰将棋解答選手権、詰将棋作家の若島正さんが優勝
2014年3月30日、猪狩守サマに捧げるSyogi Noteで、第11回詰将棋選手権で若島正さんが頂点に

チャンピオン戦総合順位
2014年3月30日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、総合順位

  1位:若島正  2位:竹中健一  3位:宮田敦史  4位:広瀬章人
  5位:斎藤慎太郎  6位:甲斐日向  7位:井上徹也  8位:大橋貴洸
  9位:山田康平  10位:神内行人

チャンピオン戦第2ラウンド
2014年3月30日、詰将棋解答選手権 速報ブログ

  第2ラウンドは最高で君島さんの30点、第10問は正解者ゼロ
  総合で若島正さんが89点で優勝!

東京会場

  第2ラウンド開始  第2ラウンド開始  退室者出ず  第2ラウンド終了  終了直後
  総合順位の速報  表彰式

 「第2ラウンドを終えた結果、東京の総合順位は以下のようになっております。
1位 若島さん(89点、110分)
2位 竹中さん(84点、121分)
3位 宮田敦六段(84点、126分)
東京の第2ラウンドの上位は、下記の通りです。
第1位 君島さん(30点、90分)
第2位 若島さん(29点、90分)
第3位 宮田敦六段、竹中さん(24点、90分)」

大阪会場

  第2ラウンド開始  上位陣  大阪も退室ゼロ  第2ラウンド終了  大盤解説
  終了後の様子

チャンピオン戦第1ラウンド
2014年3月30日、詰将棋解答選手権 速報ブログ

  第1ラウンド成績 1位:若島正、藤井聡太 3位:斎藤慎太郎 4位:竹中健一
  【お知らせ】誤記の減点に変更

東京会場

  受付開始  競技説明  第1ラウンド開始  参加者の表情  開始時の表情、その2
  若島正さん、東京で一番乗り  2番手、3番手  開始時の表情、その3
  正解を確認  第1ラウンド終了   第1ラウンド速報

 「第1ラウンドは6問60点満点。満点は20人出ました。1位は若島正さんの20分、2位は竹中健一さんの31分、3位は甲斐日向三段の33分。」

大阪会場

  会場一番乗りは…  第1ラウンド開始  開始20分強で退室!藤井聡太奨励会員
  斎藤慎太郎五段、退室!  久保利明九段、退室!  船江恒平五段、退室!
  篠田さん、大阪会場アマチュア一番乗り  大阪の有力選手  久保一門
  第1ラウンド終了まであとわず   第1ラウンド速報

 「大阪会場は14名が満点です(以下敬称略)。
1位:藤井聡太(20分) 2位:斎藤慎太郎(29分) 3位:船江恒平(42分)」

  昼食休憩

実況中継はTwitterで ===> 詰将棋解答選手権実行委員会@shogi_problem
(ハッシュタグは「」)

参加者、関係者のTwitter

第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦開催!
2014年3月30日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦開催!
「昨年は宮田敦史六段がチャンピオンに返り咲きました。さて今年の詰将棋解答王は誰の手に? 例年通り、有力棋士の皆さんやアマチュア強豪が出場します。実は昨年まで実行委員長をされていた若島正氏も出場。また関西では初出場の大物棋士が…!! どうぞご注目下さい。 ・・・」

明日はチャンピオン戦
2014年3月29日、広瀬章人の一喜一憂ブログで、電王戦第3局
2014年3月29日、詰将棋指し@nenehimapapa
「明日は第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦。ここで、棋士関係参加者の中から注目選手を紹介しておきます。A級棋士からは常連の行方八段、広瀬八段、初参加の久保九段。優勝経験者では宮田六段、船江五段、斎藤五段。他には千葉六段、瀬川五段、及川五段、佐々木勇五段、上田三段・・・」
「奨励会員では都成新人王、昨年10歳で5位という好成績だった藤井1級に注目です。過去最高の100名を超える参加者を予定しているチャンピオン戦。今年はどんなドラマが起こるのか。詳しくは詰将棋解答選手権速報ブログで!
「明日のチャンピオン戦、私は実行委員ではありませんが、大阪会場の運営をお手伝いします。ちなみに前実行委員長の若島正さんは、東京会場で選手として参加されるようです。」
「チャンピオン戦の注目選手をもう一人紹介しましょう。図巧、無双にもチャレンジしているという女流棋士の山根ことみ3級。松山から初参加です。」

解答選手権チャンピオン戦のトレーニングに
2014年3月24日~29日、ss@serisiu

解答選手権上位入賞者のいいことまとめ
2014年3月24日、ss@serisiu
「解答選手権いいことまとめ。 第9回優勝、斎藤慎太郎→順位戦C1昇級。第8回東京優勝、井上徹也→看寿賞。東京2位、中村太地→C1昇級。大阪優勝、斎藤慎太郎→四段昇段。大阪2位、船江恒平→C1昇級。第7回優勝、船江恒平→四段昇段。2位、井上徹也→アマ名人。3位、広瀬章人→王位獲得。」
「続き、第10回3位、井上徹也→看寿賞。なお、去年は5位だった当時4年生!の藤井聡太君は奨励会で1級まで駆け上がっています。今年は要注目。」

第11回詰将棋解答選手権のパンフレット
2014年3月14日、Hara Blogで、詰将棋選手権

第11回詰将棋解答選手権チャンピオン戦案内(3月30日、東京・大阪)
2014年3月3日、滝猫(^_^)で、詰将棋解答選手権
2014年1月29日、詰将棋解答選手権 速報ブログで、第11回詰将棋解答選手権「チャンピオン戦」開催のお知らせ
「・・・ 申込み締切は3月15日までですが、席数に限りがあるため、満員になり次第終了しますのでご注意下さい。受付は午前11時~11時20分。ルール説明の後、競技開始となります。(第1ラウンド)90分間で6題。(第2ラウンド)90分間で4題。 ・・・ 【東京会場】森下文化センター3階。 ・・・ 【大阪会場】大阪市立市民交流センターひがしよどがわ。 ・・・」

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