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推理将棋第84回出題(12月20日まで)

[2014年12月30日最終更新] 84-3解答、第84回出題当選者

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第84回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2014年12月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第84回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第84回出題  担当 NAO

短手数易問の在庫が残り少なくなってきました。というわけで、今回は前月と同じ作者からの出題です。

初級は在庫がありませんので担当から。やさしめでリッチなプレゼントをお贈りします。
中級はミニベロさんから新作第二弾をお届けします。条件の多さに惑わされないように。
上級ははなさかしろうさんから。今年のトリは本格的な推理問題を出題します。

◇年賀推理将棋の作品募集◇

恒例の年賀推理将棋特集を年末に出題する予定です。難易度問わず作品を募集します。投稿〆切12月3日


■本出題


■締め切り前ヒント (12月13日 NAO)

締め切り前ヒントです。

84-1初級:先手は5手目に銀を取り7手目に銀打ち。後手は銀金金銀の順に着手。
84-2中級:とどめの一手は53銀打ち。7手詰の応用手順ですが、悩ましい条件は無駄手のため。
84-3上級:中段玉を1筋の飛車打ちで仕留める手段があります。


84-1 初級 NAO作        リッチな輝き    9手

「さっきの将棋どうだった?銀の手の後に金の手を2回見たけどその後盤面がキンキラキンに輝いて眩しくてよく見えなかったよ」
「結局9手で詰んだ。君の見た金の手2回の後にも銀の手を3回も見たよ。駒がギンギラギンに輝いていたね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 銀、金、金、銀、銀、銀の順番に金駒の着手があった

84-2 中級 ミニベロさん作     条件の多い9手詰  9手

「新しい推理将棋作ったんだけど、見てくれない?」
「どれどれ、条件はどんなの?」
「5筋の手が4連続であって、4筋の手が連続であったの」
「なるほど、それだけね」
「いや、まだあるの。2筋の手があって、『左』の手もあったんだ」
「何それ? 条件多すぎ! よほどの大作なんだろうね」
「ところが9手詰作品なんだ」
「だめだめそんなの。誰も解いてくれないよ、センスないね」
「そう言わないで、やってみてよ」

というわけで、解いてやってくださいな。

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 5筋の手が4連続であった
  • 4筋の手が連続であった
  • 2筋の手があった
  • 「左」の手があった

※連続とは、先手・後手の断りがない限り、全手順を通じてです。


84-3 上級 はなさかしろうさん作  伏線とその回収  12手

「今遊びに来てた連中、文芸部だっけ? 腕前はどうだった?」
「どうだかなぁ。先手なんていきなり1筋に指したと思ったら、次は68玉だぞ」
「そのあと結局、後手が最後に3手連続で1筋に指して、12手で詰んだよ」
「ふうん。全局通しで見ると、1,8,10,12手目が1筋で、3手目が68玉というわけか」
「なるほど。伏線をはって、回収したってこと? 棋譜を合作してたのかもね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 12手で詰んだ
  • 1,8,10,12手目は1筋の手
  • 3手目は68玉

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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コメント

締め切り前ヒントです。

84-1初級:先手は5手目に銀を取り7手目に銀打ち。後手は銀金金銀の順に着手。
84-2中級:とどめの一手は53銀打ち。7手詰の応用手順ですが、悩ましい条件は無駄手のため。
84-3上級:中段玉を1筋の飛車打ちで仕留める手段があります。

投稿: NAO | 2014.12.13 01:26

ヒント投入後に解答者いませんが、上級が難問だからだと思っています。
そこで、念のため補足いたします。中段玉とは4~6段目の玉のことです。本問に限れば、6段目の玉です。

 84-3上級:6段目の玉を1筋の飛車打ちで仕留める手段あり。

 >>84-3上級:中段玉を1筋の飛車打ちで仕留める手段があります。

TETSUさんへ:補足コメントですので、ヒント修正は不要です。

投稿: NAO | 2014.12.15 21:56

>連続とは、先手・後手の断りがない限り、全手順を通じてです。
この書き方だとこれが推理将棋のルールの一部であるかのように見えます。
その場合、少なくとも詰パラの推理将棋とは異なるルールですので注意しておきます。

詰パラの推理将棋では連続という言葉に関して特段のルールを設けておりません。
したがって、とくに断りの無い限り、全手順を通じた連続でも、一方の連続でも、どちらでも正解としています。
すなわち、作品上にどちらの意図かが分かるような言葉を挿入することが、問題作成者側に求められています。
(もちろん、どちらでも正解とした上で余詰なし、という問題でもOKです。)

意図が分かる言葉には、先手/後手/両者とも(先手後手とも)などの他に「同じ駒の連続着手」などがあります。
(相手の指した駒は一度取らないと着手できないので全手順を通じた方の意味では連続で指せません)。

この点に関して私は議論に往じるつもりはありません。
84-2の注意書きを読まれた方が詰パラで解答される場合にあらぬ誤解をされないように注意させて頂いた次第です。

投稿: 渡辺 | 2015.01.07 15:17

※本問において「連続」は「先手後手を通じて連続」という意味です。
という注意書きであれば、このようなコメントは不要でした。

投稿: 渡辺 | 2015.01.07 15:20

ルールについての説明ありがとうございます。

おもちゃ箱の推理将棋は字数の制約があるわけではありませんので、連続に限らず、どちらでもとれるような表現が含まれるとき、二通りの意味に取れるときは、問題毎に補足説明をつけるようにしたいと思います。また、今回のように、詰パラ推理将棋と異なるルールのときはご指摘のように「本問において・・・」と注記するようにします。

投稿: NAO | 2015.01.10 13:05

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