推理将棋第90回出題(6月20日まで)
[2015年7月2日最終更新] 90-3解答、第90回出題当選者
将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第90回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
解答、感想はメールで2015年6月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第90回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。
推理将棋第90回出題 担当 NAO
今月は第90回に因んで「9手詰難度ゼロ」の易問特集です。やさしい初級問題が並んでいますので奮って解答ください。
■本出題
- 90-1 初級 鈴木康夫さん作 三人の見た棋譜 9手 解答
一枚の駒を2回打つ。駒の受け渡し方を推理しよう。 - 90-2 初級 渡辺秀行さん作 歩の遅早 9手 解答
歩が成るのは9手目より前。7手目に歩が成る形を推理しよう。 - 90-3 初級 NNNさん作 浅い攻め 9手 解答
先手は3手目以降3段目のみ。4回の3段目着手を推理しよう。
■締め切り前ヒント (6月12日 NAO)
締め切り前ヒントです。
90-1 初級: 5手目に打たれた角を6手目で取り返し8手目に打つ。
・90-1A 止めの一手は飛打ち。
・90-1B 四段目の駒打ちあり。
・90-1C 駒打ちはいずれも二段目。
90-2 初級:7手目の歩成で金を取る。
90-3 初級:後手は玉飛角歩の順に着手。
90-1 初級 鈴木康夫さん作 三人の見た棋譜 9手
A「駒を打つと言うのは日本将棋独特のルールだよね。打たれて取られてを繰り返せば、所有者が何度も変わる」
B「将棋では別に珍しくないよ」
A「でも9手と言う短手数で詰んだ棋譜なのに、ある特定の一枚の駒が二回も打たれたんだ。その棋譜には不成の手はなかった」
B「僕の見た棋譜もそうだったよ」
C「君たちもかい!僕もだよ」
A「じゃあ、三人とも見た棋譜は同じだったのかな。僕の見た棋譜は小駒を打つ手はなかったよ」
B「僕の見た棋譜は後手陣の外に駒を打つ手があったよ」
C「僕の見た棋譜は一段目への駒打ちはなかったよ」
A「じゃあ、全員が別の棋譜をみていたんだね」さて、三人の見た棋譜とはどんな将棋だったのだろうか?
(A~C共通条件)
- 9手で詰んだ
- 特定の一枚の駒が二回打たれた
- 不成の手なし
(個別条件、A,B,C各々の手順を求める)
- (A)小駒を打つ手なし
- (B)四~九段目の何処かへ駒打ちあり
- (C)一段目への駒打ちなし
90-2 初級 渡辺秀行さん作 歩の遅早 9手
「9手で詰められちゃったよ。最初に62金としたのがダメなのかな?」
「途中で歩が成ったのが勝負の分けめじゃないか?」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 9手で詰んだ
- 2手目は62金
- 最終手以外で歩が成った
90-3 初級 NNNさん作 浅い攻め 9手
「隣の将棋は短かったなあ。9手だよ、9手。」
「先手は3手目以降3段目の手だけだったよね。」
「そうだね。敵陣には深入りしない慎重派だね。」
「後手もグレードの高い駒から順に指したりしなければもう少し粘れたのにね。」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 9手で詰んだ
- 3手目以降先手は3段目の手のみ
- 後手はグレードの高い駒※から順に指した
※注 駒グレードの高い方から順に玉飛角金銀桂香歩。本問後手はそのうち4種を着手。
推理将棋の問題も募集しています
このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。
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締め切り前ヒントです。
90-1 初級: 5手目に打たれた角を6手目で取り返し8手目に打つ。
・90-1A 止めの一手は飛打ち。
・90-1B 四段目の駒打ちあり。
・90-1C 駒打ちはいずれも二段目。
90-2 初級:7手目の歩成で金を取る。
90-3 初級:後手は玉飛角歩の順に着手。
投稿: NAO | 2015.06.12 23:32