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推理将棋第97回出題(1月20日まで)

[2016年2月2日最終更新] 97-4解答、第97回出題当選者

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第97回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2016年1月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第97回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第97回出題  担当 NAO

今回と次回は募集していた年越・年賀推理将棋を特集します。
Pontamonさん、はなさかしろうさん、渡辺秀行さん、斧間徳子さん、DD++さんの5名の方から投稿いただきました。多数のご投稿ありがとうございます。年賀詰定番の11手詰が少なく、解き応えのある中編が揃いました。例年と比べると手数が長い分、難しいかもしれませんが、推理を存分に楽しんでいただけたら幸いです。

作品数が多いので、年賀特集は97、98回の2回に分け、次の通り変則出題といたします。

今後の本コーナー予定
第97回(年賀4題):12月24日出題、1月20日〆切り
第98回(年賀4題):1月1日頃出題、2月20日〆切り
第99回(9手詰難解作):2月24日頃出題、3月20日〆切り
第100回(10手詰難度ゼロ):3月下旬出題
第101回(10手詰1条件):4月下旬出題
※第99回以降の特集作品も募集継続しています


■本出題

第97回は年越・年賀推理将棋特集の第一弾、11手から27手の4問を出題します。
1問目、はなさかさん作は先手着手地点の積が2016になる11手詰手順を2解求める問題。手数は短いが今回の最難問です。2問目は2015年に最も多くの作品を投稿いただいたPontamonさん作の12手詰。一人ぼっちの玉を豪勢に詰め上げます。3問目は担当作。20手目16着手で28玉を詰ます手順で"2016"と"28"を関連づけました。4問目は渡辺さん作の27手詰。平成27年に届いた前年の年賀詰を振り返ります。続編の28手詰は次回に出題。


■締め切り前ヒント (1月12日 NAO)

締め切り前ヒントです。

97-1  初手76歩~3手目22角不成は必然手。2016=(7x6x2x2)x12であるので、先手の残り4手の筋と段の積はわずか12。
一局は(11,12,13,21)、もう一局は(11,11,22,31)の組み合わせから手順を推理する。
97-2  16地点に打った駒は2回動く。都詰。
97-3  11手目同玉に対し、12手目は角を打つ。
97-4  最終手11香成の支え駒は88の角。角道を通すため後手が協力する。


97-1 中級 はなさかしろう 作  指し初め*2016*二番 11手(2解)

「あけましておめでとうございます!指し初めしに来たよ」
「謹賀新年!ではさっそく、振り初めを…。一局目は君の先手だね。恒例どおり、元日にちなんで11手で詰みにするとして、今年の味つけはどうする?」
「2016年だから・・・11手だと先手は6手指すので、それぞれの手の着手点の筋と段を示す数を全部掛け合わせたら2016になるように指してみようかな」
「なるほど。棋譜表記が同の手の場合でも、同じ着手点に何回か指した場合でも、一手ごとに着手点の筋と段の数を出して、得られた12個の数の積を2016にすることにしよう」
「うむ…… いざ参る」
「よし来た、アシストは任せてよ」

「これで11手目、先手の着手点の筋と段を示す数の積が2016になって詰んだね」
「玉を寄る手に対して成る手で応じていたけれど、結局成る手はその一手だけだったね」
「今度は君の先手だよ」
「うむ…… アシストは頼んだよ」

「これで11手目、先手の着手点の筋と段を示す数の積が2016になって詰んだね」
「今度も玉寄りに対して唯一の成で応じたけれど、手順は一番目と違っていたね」
「二番とも狙い通りで、幸先良いね」

さて、指し初めの二番とはどんな将棋だったのだろうか?

(条件)
  1) 11手で詰んだ
  2) 先手の着手点の筋と段を示す数の積が2016 ※
  3) 玉寄りに対して唯一の成で応じた
  以上の条件を満たす手順が2通り

※本問では、棋譜表記が同の手の場合も着手点の筋と段を示す数をカウントしますし、同一地点に複数回着手があってもそれぞれ別個にカウントします。例えば、▲2六歩△4二玉▲2五歩△2四歩▲同歩△3二玉▲2五飛△4二飛▲2三歩成まで9手で詰みの手順の場合、先手の着手点は26~25~24~25~23ですので、着手点の筋と段を示す数の積は2×6×2×5×2×4×2×5×2×3=57600です。


97-2 中級 Pontamon 作  豪勢な詰め 12手

「おっ、年賀状か。推理将棋も付けるんだ」
「新年は2016年だから、16地点の駒を動かす手がある12手だよ」
「前年の元旦には”駒打ちは1回だよ”って電話して来たけど、これは大丈夫?」
「"1"の条件をたくさん付けたから、多分、大丈夫だと思うよ」
「どんな条件?」
「まず、詰んだ玉は一人ぼっち」
「何それ?」
「玉の周りの8マスに駒が無いってことさ」
「あとは?」
「駒成りは1回で、歩の着手は1回だよ」
「一人ぼっちだとか1回きりだとか、何か寂しい感じだね」
「いや、詰み上がりを見てよ。豪勢な感じの詰みだろ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 12手で詰んだ
  • 16地点の駒を動かす手があった
  • 詰んだ玉は一人ぼっち(玉の周り8マスに駒は無かった)
  • 駒成りは1回
  • 歩の着手は1回

97-3 中級 NAO 作  2016の決め手 20手

「新年の指し初めはどうだった?君は後手番だったね」
「ああ、2筋の手を8回と1筋の手を1回指して勝ったよ」
「平成28年の元旦にぴったりだね」
「それだけじゃないよ。20手目16地点の着手が初王手で28の玉を詰ませたんだ」
「なるほど、2016の決め手で平成28年の玉を捕らえたってことか。今年はイケイケだね」
「イケイケGOGOじゃないけど、こっちが5連続で2筋に着手した後、相手も5連続で2筋に着手したんだ。不成の手も5回あったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?
そして2016年、貴方の勝負手は?

(条件)

  • 20手目16地点の着手が初王手で28の玉が詰んだ
  • 後手は、2筋に8回、1筋に1回着手した
  • 後手が5連続で2筋に着手した後、先手が5連続で2筋に着手した
  • 不成の手が5回あった

97-4 中級 渡辺秀行 作  推理敵からの年賀状 27手

「去年の年賀状を整理していたら、あいつからの年賀状が見つかったよ」
「ふむふむ、確かこんな問題を出題してきてたなぁ。どれ、見てみるか?」
<箇条書条件を見せる>
「今年の年賀はそれをちょっと変えて出してやったんだ」
「俺の作った返しも見せて欲しいだって?まぁ、そう慌てるでない」

<箇条書条件>

  • 27手で詰んだ
  • 先手はある端歩を6連続で動かした後、ある端香を8連続で動かした
  • 駒成は不成だと反則になる場合だけ
  • 後手は、唯一の金の着手である金を寄る一手を除いて駒を安い順(※1)に指した
  • 後手は、同種駒に関しては9筋から1筋へ向う順に着手して行った(※2)

(※1)歩と香杏桂圭銀全金角馬飛龍玉の順
(※2)同じ筋に連続して着手するのは良いがより9筋側に着手してはならない。
例えば7筋に桂を着手すると、それ以降8筋9筋に桂を着手する可能性はなく、7筋に桂を着手する可能性はある。もちろん駒種が銀などに変ればまた9筋から着手しても良い。


推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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コメント

>詰んだ玉は一人ぼっち(玉の周り8マスに駒は無かった)
「11で詰んで、12,22,21に駒が無い」ようなものは許されるのでしょうか?

投稿: 渡辺 | 2015.12.24 10:00

本問では、「11で詰んで、12,22,21に駒が無い」は条件を満たしません。
玉の周囲に8マスがあって、その中に駒がないことが条件です。したがって15や95も不可になります。

投稿: NAO | 2015.12.24 20:37

締め切り前ヒントです。

97-1 初手76歩~3手目22角不成は必然手。2016=(7x6x2x2)x12であるので、先手の残り4手の筋と段の積はわずか12。
一局は(11,12,13,21)、もう一局は(11,11,22,31)の組み合わせから手順を推理する。
97-2 16地点に打った駒は2回動く。都詰。
97-3 11手目同玉に対し、12手目は角を打つ。
97-4 最終手11香成の支え駒は88の角。角道を通すため後手が協力する。

投稿: NAO | 2016.01.12 07:26

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