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推理将棋第99回出題(3月20日まで)

[2016年4月4日最終更新] 99-3解答、第99回出題当選者

99-2に余詰がありました。粗検深くお詫び申し上げます。

99-2修正(会話文の修正はありません)
条件文「2種の駒5手で九九の着手が3組※」
→「2種の駒5手で九九の着手が3組あり、そのうち2組は九九の答えが同じ※」
また、※印以下に曖昧なところがありましたので詳細説明を追記いたします。

なお、解答につきましては元の条件を満たしていれば正解といたします。
余詰をご指摘いただいた はなさかしろうさん、ありがとうございました。
(3月5日 NAO)

99-2出題について、九九の式の説明が不十分でした。条件変更はありませんが誤解のないよう会話文を修正し、※印以下の詳細説明を追記いたします。(2月29日 NAO)

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第99回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2016年3月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第99回解答」でお願いします。解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第99回出題  担当 NAO

今月は第99回に因んで「9手詰の難解作品」特集。

初級は9手詰マイスター渡辺さんの作品、通常出題なら中級クラスの難度です。中級はPontamonさんの"九九"シリーズ1条件作。難解というよりは"解きにくい"印象です。手順を推理する前に九九のお復習いから。上級はDD++さんの今回テーマの"難解さ"を追究した作品を出題します。

難解作と言っても9手詰の詰み形は限られているので、いつもと同じように気楽に解いてもらえれば幸いです。


■本出題


■締め切り前ヒント (3月12日 NAO)

99-1初級  31地点に角を成り、45地点に角を打つ。
99-2中級  飛歩の2種駒で『12, 34, 42, 62, 76』の5地点に着手する。
99-3上級  43馬が3筋に動いて飛を取る。


99-1 初級  渡辺秀行 作      45まで    9手

「昨日9手目に45へ着手して詰めたんだってね」
「うん、『1段目へ成る着手に歩で応じた手は面白い』って先生が言っていたよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 9手目の45地点の着手で詰んだ
  • 1段目に成る手に歩で応じた

99-2 中級  Pontamon 作      九九が3組   9手

「九九をテーマにした作品を作ったんだって?」
「そうだよ、ゾロ目ついでに9手詰だよ」
「どんな問題なの?」
「2種類の駒の5手で、九九の着手が3組あるんだ」
「ちょっと待った、3組なら6手だろ」
「九九なんだから、同じ答えの九九だってあるだろし、九九の問題地点の着手も1回とは限らないだろ
「なるほど、それも考えないといけないんだな。他の条件は?」
「他の条件は無いよ」

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 2種の駒5手で九九の着手が3組あり、そのうち2組は九九の答えが同じ ※

※九九の着手とは、ある着手地点の筋と段の数字の掛け算が九九の問題の着手で、その九九の答えの地点への着手とで1組
例:36歩と92香と18香の着手があれば、3×6=18と9×2=18の2組に数える(先後の着手、着手の出現順は不問)

※九九の着手とは、着手した地点の数字が掛け算の"問題"と"答え"となるような九九の式を満たす2手1組の着手とする。

  • 九九の"問題"は着手地点の筋と段の一桁数字同士の掛け算とする。
  • 九九の"答え"は二桁数字で表した着手地点とする。
  • 九九の着手の組数は九九の式の種類で数え、九九の"問題"と"答え"を組み合わせて一つの式で1組とする。同一の九九の式が2回以上現れても1組に数える。このとき九九の着手には、使用駒種が多い着手(二種使っていれば二種使用の2手)のみを選ぶ。
  • ある1手の着手点が九九の"問題"と"答え"の双方に使えるときは2組以上の九九の式に使ってもよい。
  • 着手点を九九の"答え"に使うときは2組以上の九九の式に使ってもよい。
  • 先後の着手、着手の出現順は不問とする。

例1:36歩と92香と18香の着手があれば、3×6=18と9×2=18の2組に数える。
例2:36歩と66歩と18香の着手があれば、6×6=36と3×6=18の2組に数える。
例3:92飛と29飛と18香の着手があれば、9×2=18と2×9=18の2組に数える。
例4:92飛と92香と18香の着手があれば、9×2=18の1組だけ数える。駒種の数は多い方(92飛と18香)で数え2種とする。
例4:9手中に「92飛、92香、18香、26歩、62歩、12歩」の着手があったとき、九九の式"9x2=18"を満たす着手は二種駒の着手組「92飛、18香」を選び、一種駒の着手組「92香、18香」は選ばない。残り、2x6=12の「26歩、12歩」と6×2=12の「62歩、12歩」と合わせ、「92飛、18香、26歩、62歩、12歩」の三種の駒5手で九九の式が3組と判断する。

本問では、全手順の9手中に九九の着手がちょうど3組あり、3組の着手は2種の駒5手で構成されます。そして、5手のうち"1手"が2組の九九の双方の"答え"を満たしています。


99-3 上級  DD++ 作  鞍上人なく鞍下馬なし 9手

「や、これは、たった9手で詰められてしまった」
「馬をかなり活用できたからね」
「というと、やはり7手目かい」
「そうだね、金頭に馬がいるのに違和感があって、1筋方向へ移動させたら随分よくなった」
「こっちは着手が2つの段に分かれたのがよくなかったかね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 7手目は馬を金頭から1筋方向へ動かした
  • 後手は2つの段に着手した

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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コメント

中級について質問です。

「1組」の基準は着手で数えますか、それとも九九の式で数えますか?
例えば「92飛」「92香」「18香」があった場合、
「92飛18香」「92香18香」と2組なのか、「9×2=18」の同じ1組が2回登場しただけなのか、という意味です。

投稿: DD++ | 2016.02.24 22:50

本問(九九シリーズ)では、九九の式で数えます。

投稿: NAO | 2016.02.25 02:00

では、例えば「92飛」「92香」「18香」があった場合、
「9×2=18」は何種の駒の何手でできているとカウントすることになりますか?
香1種 or 飛香の2種?
2手でできている or 3手関わっている?

投稿: DD++ | 2016.02.25 03:34

同一地点の着手は1回のみカウントし、駒種は多い方で判定してください。
・「92飛」「92香」「18香」があった場合、九九が「9x2=18」1組で2手、駒種は飛香の2種と見做します。

出題文では説明が不十分で申し訳ありませんでした。

投稿: NAO | 2016.02.26 01:25

わかりました。
ありがとうございます。

投稿: DD++ | 2016.02.27 00:23

コメントが付いていることに今気付きました。
問い合わせを予想して、会話に「九九の問題地点の着手も1回とは限らないだろ」と書いたのが仇になったようです。
申し訳ありませんでした。

投稿: Pontamon | 2016.02.27 18:14

99-2の問題の意味がイマイチ。質問のやりとりを見ると余計に問題の解釈から離れた方向に行きそうな気がします。
私の理解が正しければ、例えば、一つの式の中で駒数を云々するのではないです。(9手で詰んだ以外の条件は)こういうことでは?

・9手の中に以下のすべてを満す5手があった
(a) その5手の着手の中には丁度2種類の駒が登場する
(b) その5手の中で九九の式を3種類作成することが可能である(勿論同じ着手を重複して使用して良い) 
(c) その5手の中で(b)で使用されなかった着手はない

(b)は丁度3種類?(4種類以上は駄目かな?)
例えば79,97,63,36,18の着手がある場合、7x9=63, 9x7=63, 6x3=18, 3x6=18が出来るが個数オーバーで(b)を満さない
これで良いでしょうか?

あとは、着手に「同」が入っている場合はどう扱いますか?着手地点を利用して九九を作っても良いですか?それとも
(d) その5手の中に「同」の付く着手はなかった
としますか?

変った条件を出すときはこのくらいは丁寧に書いて頂ければ、と思います。

投稿: 渡辺 | 2016.02.28 00:15

ベテランの皆さんを(担当のNAOさんも)翻弄する不親切な条件提示で、大変申し訳ありません。
渡辺さんの解釈で解いていただければ問題ありません。

以下は作者からの条件提示の意図に基づく回答になりますが、99-2の解答に関しては担当のNAOさんからの回答コメントで解いていただければと思います。

Q.着手に「同」が入っている場合はどう扱いますか?
A.「九九の着手とは」、九九の問題と答えの"地点の着手"で一組ですので、棋譜表記は不問で、同の着手で九九を作っていただいて結構です。
別途、「同」の着手の取り扱いについて追記しておくのが親切でした。

Q.4種類以上は駄目かな?
A.九九の着手の要素(九九の問題か答えの地点)として利用できる5手以上の着手を使って、九九の着手が4組以上できる時、その中の3組の九九の着手が2種の駒種かつ5手で構成できていればOKです。

例:92香、92飛が2回、18香、18飛、36歩の6手があった場合、九九の着手の組は「92香、18香」「92香、18飛」「1回目92飛、18香」「1回目92飛、18飛」「2回目92飛、18香」「2回目92飛、18飛」「36歩、18香」「36歩、18飛」の8組ができますが、それらの中の九九の着手3組を選んで、駒種が2種で5手であればOKです。(この例では無理ですが)

投稿: Pontamon | 2016.02.28 11:55

Pontamonさん
説明ありがとうございます。

"九九の着手の要素(九九の問題か答えの地点)として利用できる5手以上の着手を使って、九九の着手が4組以上できる時、その中の3組の九九の着手が2種の駒種かつ5手で構成できていればOKです"

最後の説明は私の説明と異なっております。皆さん混乱しますので一旦預からせていただけないでしょうか。
改めて出題の方で補足説明いたします。

投稿: NAO | 2016.02.28 12:58

修正後の「例4」の「駒種の数は多い方(92飛と18香)で数え2種とする」と問題の条件の間の関係が分かりません。

92飛、92香、18香、以外に例えば26歩、62歩、12歩という着手とあと別の3着手からなる9手の手順があったとしましょう(これで詰むとは思えませんがあくまでも例として)。
そうするとその中から「92香、18香、26歩、62歩、12歩」の5手を選択すれば、これは「歩と香の二種類からなる5手であり、9x2=18、2x6=12、6x2=12」の3つの九九の式を含みますから、条件に合うと考えられますが、如何でしょうか?

投稿: 渡辺 | 2016.03.01 00:27

渡辺さん、コメントいただきありがとうございます。

元々の九九の条件の定義が曖昧で申し訳ありませんでした。
「92飛、92香、18香」をどう取り扱うか。駒種を一種と数えるか、二種と数えるか、いずれでもよいのか曖昧でありましたので、本問では二種"多い方"と決めました。できるだけ解答者の選択肢を限定させるための決め事です。異論はあるかと思いますが、よろしくお願いします。

投稿: NAO | 2016.03.01 01:01

その回答では意味が判りません。異論があるとかではないです。上記の質問に答える形で正確に問題を定義して頂ければと思います。

投稿: 渡辺 | 2016.03.01 08:23

上記の場合に、条件を満すと判定されるのか、それとも否か。もし満さないと判定されるのであれば、どこがどう満されないのか。

投稿: 渡辺 | 2016.03.01 08:25

今回の追記説明で十分かと考えましたが未だ不足でしょうか。

「92飛、92香、18香」、以外に例えば「26歩、62歩、12歩」という着手とあと別の3着手からなる9手の手順があったとします。
本問の定義では、飛香歩の3種ですので、条件を満たしません。「92飛、92香、18香」の9x2=18は駒種は多い方の2種「92飛、18香」を選択するからです。

例示の後に駒種の数は多い方で数えると書いたのがよくなかったのか?

定義の改善案:例示の前の定義のところで下記のように明示します。
「同一の九九の式が2回以上現れても1組に数える」
→「同一の九九の式が2回以上現れたとき、駒種が多い方を選んで1組に数える」

投稿: NAO | 2016.03.01 22:41

数え方がさっぱり分かりません。条件を満す場合と満さない場合の区別がつかないのです。どの5手を選択して3種になるのでしょうか?「92香、18香、26歩、62歩、12歩」の5手を選択してはいけない理由(条件上の文言:あるいは注意書き)は何なのでしょうか?そこをはっきりと条件に記述して下さい、ということです。問題文の条件には、
「2種の駒5手で九九の着手が3組」
としか書いていませんし、5手の選択の仕方に対する注意書きもありませんので、「92香、18香、26歩、62歩、12歩」という「2種の駒5手」を選択して「九九の着手が3組」をつくっていけない理由が分かりません。

ということで、現状ではまだ問題は曖昧であって、定義されていません。どんな手順が来てもだれでも明確に条件を満すかどうかを判定する方法を示さなければ問題が曖昧なところなく定義されたとは言えません。

投稿: 渡辺 | 2016.03.02 09:20

ちなみに例4は有効に働きません。なぜなら条件文及び注意書きの記述に反することなく選択された「92香、18香、26歩、62歩、12歩」という「2種の駒5手」の中には「92飛と92香と18香の着手」の組み合わせはありませんので。

投稿: 渡辺 | 2016.03.02 09:23

説明が至らず申し訳ありません。
定義文を追記して、例を示します。『』内が追記部分です。

※九九の着手とは、着手した地点の数字が掛け算の"問題"と"答え"となるような九九の式を満たす2手1組の着手とする。『本問では、全手順の9手中に九九の着手が3組あり、3組の着手は2種の駒5手で構成されている。』
・・・(中略)
『9手中に同一の九九の式が2回以上現れても1組に数える。このとき九九の着手には、使用駒種が多い着手(二種使っていれば二種使用の2手)のみを選ぶ』
・・・

例:9手中に「92飛、92香、18香、26歩、62歩、12歩」の着手があったとき、九九の式"9x2=18"を満たす着手は二種駒の着手組「92飛、18香」を選び、一種駒の着手組「92香、18香」は選びません。残り、2x6=12の「26歩、12歩」と6×2=12の「62歩、12歩」と合わせ、「92飛、18香、26歩、62歩、12歩」の三種の駒5手で九九の式が3組と判断します。

投稿: NAO | 2016.03.02 22:54

改めて見返すと、上級拙作も条件の合致非合致で誤解を生む可能性があると思ったので、念のためこの場をお借りして補足しておきます。

「1筋方向へ動かした」は、着手前よりも居場所の筋の値が1に近づいていればOKです。
つまり、NAOさんのコメントで「右に動く」となっていますが、右斜め移動でも条件に合致します。
例:馬が55にいる場合、11、22、33、44、45、46、37、28、19のいずれかへの移動が「1筋方向へ動かす」手。

投稿: DD++ | 2016.03.07 09:24

99-2の定義は理解しました。ありがとうございました。.....しかし、もう「2種の駒5手で九九の着手が3組」と単純には言えない複雑な条件ですね。そもそも、「2種の駒5手で」で条件を始めるからまず5手を選択して、という話になるのです。そういう意味でしたら、条件は次のように記述すべき。

・3組の「異なる九九の式」を表わすペア着手があり、それは以下を満たす
a. 九九の式を表わすペアとは2つの着手であり、着手された地点(棋譜表記は同でも良い)の数字で一方を乗算、他方を二桁の数と見做し、九九の等式が出来るものである
b. 同じ九九の式を表わすペアが複数考えられるときは指された駒種の最も多いものを選択する
c. 3組のペアに登場するのは合計5着手である。すなわち、ある着手は複数の九九の式を表わすペアに組込まれることとなる
d. 3組のペアに登場する駒種は丁度2種である

すなわち『3組の「異なる九九の式」』が主となるように書くのです。

投稿: 渡辺 | 2016.03.11 11:41

紛れのない条件の示し方、ご教示いただきありがとうございました。

投稿: NAO | 2016.03.12 02:15

お待たせしました。締め切り前ヒントです。

99-1初級 31地点に角を成り、45地点に角を打つ。
99-2中級 飛歩の2種駒で『12, 34, 42, 62, 76』の5地点に着手する。
99-3上級 43馬が3筋に動いて飛を取る。

投稿: NAO | 2016.03.12 02:18

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