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詰将棋の著作権

[2017年8月9日最終更新]
時折、詰将棋の著作権が話題になるので、ネット上の関連情報をメモしておく。詰将棋は、パズルとしての面、芸術としての面、将棋の練習問題の面など、いろいろな面があるので、どのように想定するかで人により意見が分かれそうだ。個々の詰将棋によっても変わってくるのかもしれない。

パズルでも、文章で書かれたパズルの問題は著作権でカバーとなるだろうが、メカニカルパズルだとアイデアやデザインが重要なので、著作権より特許、実用新案や意匠登録で保護するケースが多そうだ。

著作権法では著作物のことを「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」と書いている。これもいろいろ解釈の余地があって、実際に詰将棋の著作権で裁判になった例がないので、判例もない。

ただ、詰将棋界は作品のオリジナリティを重視する世界なので、それをないがしろにするような行為をする人は白い目で見られることが多い。そのために逆に法律上の著作権の有無が余り問題にならないのかもしれない。

なお、筆者は法律には詳しくないので、情報は歓迎するが、議論するようなコメントはご遠慮いただきたい。


著作権と詰将棋
2016年2月10日、日記的空間で、著作権と詰将棋
「1.著作権とは何か ・・・ 2.詰将棋は著作物か ・・・」
2017年8月3日、著作権と詰将棋:著作権の制限や他の分野について
2017年8月8日、著作権と詰将棋:法律と法律以外と

詰将棋界の慣習
?年、Wikipediaで、詰将棋より、詰将棋界の慣習
「詰将棋界の独自の慣習があり、例えば新しく創作された詰将棋が将棋雑誌に詰将棋の「作品」として掲載されるかどうかは、慣習によるところが大きい。過去に発表された作品の存在や構想が大きく尊重されており、概ね以下のような慣習となっている。 ・・・」

【将棋×法律|棋譜・戦法・詰将棋・対局プログラムの著作権|賭け将棋×賭博罪】
2013年11月28日、弁護士法人みずほ中央法律事務所・司法書士法人みずほ中央事務所で、【将棋×法律|棋譜・戦法・詰将棋・対局プログラムの著作権|賭け将棋×賭博罪】
「5 『詰将棋』×著作権|著作物として認められることがある
独自に創作した詰将棋の問題は,創作的と言えますので,著作物に該当します(著作権法2条1項1号)。例えば,出版した書籍に掲載されている問題をそのまま他の書籍で流用されたら,著作権の侵害となります。なお,問題の作成が新たな創作ではなく過去の実戦棋譜からそのまま流用したもの(投了図の一部を抜粋)であるとすれば,創作的ではないので著作権の対象とはなりません。・・・」」
2013年8月8日、法律を科学する!理系弁護士三平聡史で、詰将棋×著作権~将棋×サイエンス×法律~

詰将棋の著作権
2012年1月6日、Footprintsで、詰将棋の著作権
「詰将棋は,著作物なんだろうか。本や新聞に載っている詰将棋を,ネット上に無断で掲載したりすることは,許されないのだろうか。 ・・・」
2012年1月8日、オープンソース・ライセンスの談話室で、パズルの著作権、詰め将棋の著作権

詰将棋に著作権が存在しない??
2011年12月5日、Yahoo! 知恵袋で、noname#169167さん 詰将棋に著作権が存在しない??
2011年12月5日、Yahoo! 知恵袋で、noname#169167さん 著作権と民事裁判について
granville2005さん「詰将棋やパズルに<一般的に著作権が無い>と断定するのは正しくありません.問題と解答が一意に決定する単なるアイディアの範囲ではそのように考えられますが,「問題などに個性的な創作的表現がされていれば著作物としての保護が得られます.」次の判例が知られています:・・・」

詰将棋は著作物に該当しますか
2010年10月8日、Yahoo! 知恵袋で、rysyy913さん 詰将棋は著作物に該当しますか。
「詰将棋は著作物に該当しますか。棋譜は著作物ではありません。創作性が作者にあります。 ・・・」
sgx4500さん「棋譜には著作権がなくても、さすがに詰め将棋には著作権があるだろうと思っていましたが、以前、著作権に詳しい文化庁に聞いたところ、「詰め将棋は、将棋と言うゲームのルールを利用したパズルであり、アイディアの一種です。このようなものは著作権の対象になりません。」とのことでした。 ・・・」

詰将棋の引用について、全日本詰将棋連盟の指針
2009年9月、詰将棋パラダイスで、詰将棋の引用について
「詰将棋は作者にとって大切な創作物です。新聞・雑誌や、テレビ、インターネットなど、さまざまな媒体で詰将棋を引用する場合には、次のガイドラインを守っていただくようにお願いいたします。
*作品の正確な出題図を示す。
*作者名をフルネームで表記する。
*作品の発表場所や発表年月などのデータをつける。 ・・・」

詰将棋の著作権・オリジナリティーについて
2006年9月10日、将棋雑記で、詰将棋の著作権・オリジナリティーについて
「・・・ 前から気になっていたのですが、よく解らないのが保育園と幼稚園で、毎号同一手順がある作品が載っている。初級と名打ってますが、パラ買うような人でどれだけ初心者がいるのでしょうか?まあ100歩譲ってそういう人が多数いるにしても、詰将棋の専門誌で毎号著作権を無視したような作品を載せ続けるのは、どんなもんなんだろうか? ・・・」

詰将棋の著作権について 東京詰将棋工房 金子清志さん
1997年8月18日(一部改定1998年1月1日)、東京詰将棋工房で、詰将棋の著作権について
「・・・ 現在のところ、詰将棋が著作物であることを示す法律その他の規定や、詰将棋の著作物性が争点となった判例はありません。しかし、以下の理由から詰将棋は著作物であると推定され、同時に私たちは詰将棋が著作物であるという立場をとっています。 ・・・」

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