推理将棋第100回出題(4月20日まで)
[2016年4月29日最終更新] 100-3解答、第100回出題当選者
100-3の再修正です(前回3月25日の修正では不十分でした)
100-3修正(再)
会話文「寄る手もなく6連続で金の手を指した作戦が悪かったのでしょうか。6連続の
最初と最後は同一地点でしたし」
→「寄る手もなく6連続で金の手を指した作戦が悪かったのでしょうか。6連続の最初
に打った金で4枚の駒を取った後、最初の金打ちと同一地点にもう一度金を打ってしま
いましたし」
条件文「先手は6連続で金の手を指したが、6連続中に寄る手はなく6連続の最初と最
後は同一地点に指した」
→「先手は6連続で金の手を指したが、6連続中に寄る手はなく、6連続の最初に打っ
た金で4枚の駒を取った後、最初の金打ちと同一地点にもう一度金を打った」
(3月27日 NAO)
100-3に余詰がありました。粗検深くお詫び申し上げます。
100-3修正
会話文「寄る手もなく6連続で金の手を指した作戦が悪かったのでしょうか。6連続の
最初と最後は同一地点でしたし」
→「寄る手もなく6連続で金の手を指した作戦が悪かったのでしょうか。6連続の最初
と最後は同一地点でしたし、6連続の後は金の手を指しませんでしたし」
条件文「先手は6連続で金の手を指したが、6連続中に寄る手はなく6連続の最初と最
後は同一地点に指した」
→「先手は6連続で金の手を指したが、6連続中に寄る手はなく6連続の最初と最後は
同一地点に指し、6連続より後に金の手は指さなかった」
なお、解答につきましては元の条件を満たしていれば正解といたします。
余詰をご指摘いただいた DD++さん、ありがとうございました。 (3月25日 NAO)
将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第100回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
解答、感想はメールで2016年4月20日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第100回解答」でお願いします。100回を記念して賞品を倍増。解答者全員の中から抽選で2名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。
推理将棋第100回出題 担当 NAO
2007年にスタートした推理将棋コーナーもおかげさまで今回、第100回を迎えました。
今回の選題は第100回に因んで10手詰の投稿作からやさしい2作品と難しめの中編を1作品。
初級と中級は渡辺さんの10手詰1条件。「難度ゼロ」狙いの投稿作品は何作か集まりましたが、最も易しい2題を出題します。中級も通常出題なら初級クラスの難度。いずれも1条件のためヒントが少ないですが、条件を満たすよう駒を動かしていけば自然と解けるはずです。
上級は一乗谷酔象の中編推理将棋。作者はWeb Fairy Paradise誌で難解な中長編作品を発表していますが、今回おもちゃ箱に仕掛けた記念対局の狙いは何でしょうか。謎を解き明かしてください。
■本出題
- 100-1 初級 渡辺秀行 作 53駒成の謎 10手 解答
53に成る王手は先手か後手か、その応手も推理しよう。 - 100-2 中級 渡辺秀行 作 4回目の王手 10手 解答
連続王手の着手地点を推理しよう。 - 100-3 上級 一乗谷酔象 作 記念対局 34手 解答
9段目の歩の打場所を絞り込んで、詰み形を推理しよう。
■中間ヒント (4月3日 NAO)
上級のみ中間ヒントを投入します。
100-3上級:金で取る駒は角金桂歩(順不同)の4種4枚。最後に持駒1枚となるよう4枚のうち3枚を金、角、Xの順に打つ。
■締め切り前ヒント (4月13日 NAO)
締め切り前ヒントです。
100-1初級:先手の▲53角成には後手が△同飛と応じる。
100-2中級:8手目△57角成が3回目の王手。
100-3上級:初手▲78金~最終手△67桂まで。72の金を取ってどこに打つか。
100-1 初級 渡辺秀行 作 53駒成の謎 10手
「昨日の将棋10手目に詰んで終ったんだって?」
「6手目以降に53に駒を成る王手を見たんだけど、謎な手だよなぁ」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 10手で詰んだ
- 6~10手目に、53へ駒が成る王手があった
100-2 中級 渡辺秀行 作 4回目の王手 10手
「王手、王手、…」
「4回目の王手は68に銀だよ」
「10手で詰んだね」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 10手で詰んだ
- 4回目の王手は68への銀の着手だった
100-3 上級 一乗谷酔象 作 記念対局 34手
「師匠、吉報です。おもちゃ箱の推理将棋が第100回を迎えました」
「おお、遂に大台に乗ったか。実にめでたい。記念に一局やるか」
「是非お手合わせ願います。では、私の先手で・・・お願いします」
「うむ、はじめは真似将棋で様子を見ることにしよう・・・おっ、9段目の歩を含め5連続で歩の手を指してくるとは・・・なかなかやるなあ。少しは腕を上げたようだね」
・・・(34手目の後手番で)・・・
「ここまで真似将棋を続けたけど、駒の種類を替えてこう指したらどうだ」
「あら、詰みですね。投了です。負けました。感想戦をお願いします。寄る手もなく6連続で金の手を指した作戦が悪かったのでしょうか。6連続の最初と最後は同一地点でしたし6連続の最初に打った金で4枚の駒を取った後、最初の金打ちと同一地点にもう一度金を打ってしまいましたし」
「こっちは真似将棋だから、その作戦でも形勢互角じゃないのかい」
「桂取りに角を打った手はどうでしたかね」
「それも妙な手だったけど、飛の手より後に歩の手を1回だけ指したのが勝負を分けたな。投了図を見てごらん。双方ともに持駒1枚ずつ、記念対局に相ふさわしい一局だったよ」さて、どんな将棋だったのだろうか?
(条件)
- 34手で詰んだ
- 真似将棋を指し続けたが、最終手のみ駒種を替えて指した※
- 先手は9段目を含め5連続で歩の手を指した
- 先手は6連続で金の手を指したが、6連続中に寄る手はなく
6連続の最初と最後は同一地点に指した、6連続の最初に打った金で4枚の駒を取った後、最初の金打ちと同一地点にもう一度金を打った- 桂取りに角を打った
- 飛の手より後に歩の手を1回だけ指した
- 投了図では双方ともに持駒1枚ずつ
※後手は、2~32手目の間、直前の先手の着手に対し55中心の点対称の指し手を着手し続けた。更に34手目は33手目の着手に対し55中心の点対称地点に、33手目と駒種を替えて着手した。
- 真似将棋に関わる作品例:おもちゃ箱38-2、WFP作品展55-14
推理将棋の問題も募集しています
このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。
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コメント
100ー3:<飛の手より後に歩の手を1回だけ指した>の解釈ですが、飛の手より後の歩の手は先後合計1回というので良いですか?
投稿: 渡辺 | 2016.03.27 00:32
すいません。「飛の手より後に歩の手を1回だけ指した」の解釈、と書いたはずなのですが消えてしまいました。
投稿: 渡辺 | 2016.03.27 00:33
はい。飛の手より後の歩の手は"先後合計1回"というのでよろしいです。
真似将棋を続けるうちはいずれの駒種の手も偶数回になりますので、"1回だけ"の歩の手がいつ指されたかのヒントとしてください。
>>「飛の手より後に歩の手を1回だけ指した」の解釈
投稿: NAO | 2016.03.27 06:56
上級のみ中間ヒントを投入します。
100-3上級:金で取る駒は角金桂歩(順不同)の4種4枚。最後に持駒1枚となるよう4枚のうち3枚を金、角、Xの順に打つ。
投稿: NAO | 2016.04.03 17:08
締め切り前ヒントです。
100-1初級:先手の▲53角成には後手が△同飛と応じる。
100-2中級:8手目△57角成が3回目の王手。
100-3上級:初手▲78金~最終手△67桂まで。72の金を取ってどこに打つか。
投稿: NAO | 2016.04.13 01:34