eureka作品集(39)
[2017年4月18日最終更新]
eurekaは、詰将棋創作プログラミングの取り組みで、コンピュータとTETSUが協力して創作した作品で使用しているペンネームである。作品は詰将棋創作プログラミング 17 eureka作品集でまとめている。各作品について解答、解説を順次掲載していく。
eureka作品集(39) 創作プログラミング 作品39
作品39 eureka 39手
実戦型簡素図式
- 詰将棋デパート3
(詰将棋パラダイス 2017年1月)
▲2四飛打 △2三歩打 ▲3一銀打 △3二玉(22)▲2二飛打 △4三玉(32)
▲2三飛成(22)△3三歩打▲同 銀成(42)△同 桂(21)▲3四龍(23)△5二玉(43)
▲2二飛成(24)△6三玉(52)▲3三龍(22)△5三銀打▲同 龍(33)△同 玉(63)
▲6五桂打 △5二玉(53)▲5四龍(34)△6一玉(52)▲6三龍(54)△6二飛打
▲7二銀打 △5一玉(61)▲6二龍(63)△同 玉(51)▲6三飛打 △7二玉(62)
▲7三桂成(65)△8一玉(72)▲8二歩打△9一玉(81)▲9二歩打 △同 玉(91)
▲8三成桂(73)△9一玉(92)▲6一飛成(63)
まで39手詰
変化:16手
△5三歩打 ▲7五桂打 △7二玉(63)▲7四龍(34)△7三金打 ▲8三桂成(75)
△6一玉(72)▲6二歩打 △同 玉(61)▲7三龍(74)△5二玉(62)▲4二金打
△6一玉(52)▲7二成桂(83)
まで29手詰駒余り
変化:16手
△5三角打 ▲同 龍(33)△同 玉(63)▲6五桂打 △5二玉(53)▲4二銀成(31)
△同 玉(52)▲6四角打 △5一玉(42)▲5二歩打 △同 玉(51)▲5三角成(64)
△5一玉(52)▲5二歩打 △6一玉(51)▲6四龍(34)△7二玉(61)▲7三龍(64)
△8一玉(72)▲7一馬(53)△9二玉(81)▲8二馬(71)
まで37手詰
変化:24手
△6二歩打 ▲7三桂(65)△7一玉(61)▲7二銀打 △8二玉(71)▲8一桂成(73)
△9二玉(82)▲8三龍(63)
まで31手詰駒余り
変化:24手
△6二金打 ▲同 龍(63)△同 玉(61)▲7三銀打 △5一玉(62)▲5二歩打
△同 玉(51)▲5三金打 △5一玉(52)▲5二歩打 △6一玉(51)▲6二銀成(73)
まで35手詰
- 棋譜ファイル: tst039.kif
詰将棋パラダイス2017年1月号詰将棋デパートでのeureka特集の3作目。
詰将棋創作プログラミング 8 実戦型簡素図式を作るで創作した作品13(盤面は同一で持駒角角金3)と兄弟図式である。作品13を創作したときは時間短縮のため解図時間を3秒に制限したので、本作は探索から漏れていた。作品13の方が詰将棋的な手順なのに対して本作は実戦的な手順で、詰めるのはずっと難しい。
400年間創作されてきた実戦型詰将棋で残っていたのが不思議なぐらいよい形。24飛、23合、33銀、同桂、21飛、同玉、23飛成の筋ぐらいしかなさそうに見えるが、この順は23歩合で全然詰まない。非常に簡素な図なので、創作中にこの図を考えた人はたくさんいたと思われるが、その誰もが詰まないと判断して来たのだろう。
16手目53銀合は42に利かせる意味。角銀以外は75桂以下上記の変化で詰み、角合は同龍以下37手で早い。24手目62飛合は横に利かせる意味で金合は同龍で早い。この形で39手もかかり、大海に追い出して詰ます順なのに最終手の成不成以外非限定もないのも奇跡的であった。
詰将棋パラダイス2017年4月号で、作品37から41の解説と解答者の短評を読むことができる。詰将棋パラダイス誌の入手方法は下記を参照。
柿木義一さんの Kifu for Flashを使わせていただいています。手順が鑑賞できない場合はFlash Playerをインストールしてください。
棋譜ファイルはブラウザで表示すると表示が乱れることがあります。ダウンロードしてKifu for Windows(柿木の将棋ソフトウェアにあります)や柿木将棋などで開いてください。
| 固定リンク
「eureka作品集」カテゴリの記事
- eureka作品集(58)(2018.12.15)
- eureka作品集(57)(2018.11.25)
- eureka作品集(56)(2018.09.28)
- eureka作品集(55)(2018.08.25)
- eureka作品集(54)(2018.08.23)
コメント