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eureka作品集(42)

[2017年6月7日最終更新]
eurekaは、詰将棋創作プログラミングの取り組みで、コンピュータとTETSUが協力して創作した作品で使用しているペンネームである。作品は詰将棋創作プログラミング 17 eureka作品集でまとめている。各作品について解答、解説を順次掲載していく。

eureka作品集(42) 創作プログラミング 作品42

Tst042 作品42 eureka 13手

実戦型簡素図式

  • 創作プログラミング 作品42 ★出題
     (おもちゃ箱 2017年5月)
    「とどめは飛成 10手台」

▲4二飛打  △3二桂打  ▲3四桂打  △3三玉(22)▲2四金打  △同 玉(33)
▲2五金打  △3三玉(24)▲2三銀成(14)△同 玉(33)▲2四金打△同 桂(32)
▲2二飛成(42)
まで13手詰

詰将棋おもちゃ箱展示室では、毎月数作の詰将棋を出題している。2017年5月の展示室では、eureka個展と題してeureka作品を5作出題。また、eureka作品集(38)で提唱した解答途中掲載の試行として、5月25日に解答の棋譜ファイルを掲載してみた。

詰将棋の世界は奥が深く、いろいろなタイプの詰将棋に対して創作法もいろいろ。正算法、全検法、逆算法、手順法といったところが代表的な創作法だ。創作支援ツールの開発もいろいろ試行してきたが、これまでのところは全検法の支援にとどまっている。技術的には1990年代にすでに行われていた範囲だが、私の詰将棋作家としての経験を活かして、実際にどのような作品ができるのか示しているのが、創作プログラミングの取り組みの特徴である。

今回の個展は、その範囲でおもしろい詰将棋がどこまでできるか、その到達レベルを見てほしいということで企画した。一般におもしろい詰将棋を創作するには、手順を意図的に構成する必要がある。今回の作品は手順の構成は全くしていないので、捨駒や限定打、限定合などが登場するのも全くの偶然である。複雑な構成の手順が偶然現れる可能性は非常に低いので、当然限界はあるが、私から見て手順もそれなりに楽しめると思った作品をセレクトした。

最初の作品は実戦型簡素図式。詰将棋創作プログラミング 8 実戦型簡素図式を作るで試行した方法で、探索範囲を11香21桂22玉+詰方1枚+受方1枚に拡張して創作したものである。

手順は普通の手筋もので新味は薄いが、この形から限定打に限定合で始まり、連続捨駒で合駒を動かし収束する手順は、解後感は悪くないと思う。

それでは、みなさんの感想を( 解答到着順)。

山下誠さん 「桂馬の利きを縫って、銀成からの収束が爽やか。」

蛇塚の坂本さん 「桂合の守備駒桂による攻めと桂の力を遺憾なく発揮していて面白いと思いました。」

占魚亭さん 「合駒の桂を跳ねさせるための手続き。銀成が決め手。」

市橋宗士さん 「美しすぎる初形、連休中ずっとみとれていました、加藤さん、駄目ですよー、残しといて下さい、2三に桂を移動させてから飛打ちかと思ったら逆だった(と思う)、桂合いがポイントだと思うんですが、銀捨てに気付くのに時間がかかりました、3一桂・1四銀配置は絶妙な配置、思いつきそうでもなかなか・・・」

Pathfinderさん 「限定合を動かすテーマに加え、銀の成捨ても入り見所満載です。」

松本浩一さん 「離しての飛車打は基本なのでしょうが、少々苦しみました。」

S.Kimuraさん 「一段目の駒が動かずに終わるのが意外でした.」

小山邦明さん 「32玉の防止に取りあえず42飛は打ってみたい手。このレベルなら読み切れる感じ。」

ハマGさん 「とっつきやすい形なのでeureka作に初挑戦しました。銀成・金打の手順前後失敗もありましたが何とか詰みました。ユーレカユーレカ、の気分です。」

キリギリスさん 「42飛+34桂で玉に逃げ場は意外と狭かったです。」

池田俊哉さん 「これは既存作としてありそうな手順。合桂を動かすのは良く見る手でも23銀成が入ったのはうまい」

■32桂合を24桂と動かす作品はたくさんあるが、検索したらこの収束(+23* 同玉 +24* 同桂 +22飛成)は1作もなかった。

長谷繁蔵さん 「23金同桂が有ると思ったが23銀成だった。キレイな実戦型です。」

くるぼんさん 「面白くない。」


創作プログラミング 作品42 解答・感想:13名

  池田俊哉さん  市橋宗士さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん
  くるぼんさん  小山邦明さん  占魚亭さん  Pathfinderさん
  長谷繁蔵さん  ハマGさん  蛇塚の坂本さん  松本浩一さん
  山下誠さん


柿木義一さんの Kifu for Flashを使わせていただいています。手順が鑑賞できない場合はFlash Playerをインストールしてください。

棋譜ファイルはブラウザで表示すると表示が乱れることがあります。ダウンロードしてKifu for Windows(柿木の将棋ソフトウェアにあります)や柿木将棋などで開いてください。

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