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推理将棋第113回解答(2)

[2017年8月14日最終更新]
推理将棋第113回出題の113-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第113回出題  推理将棋第113回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


113-2 中級 Pontamon 作  金は引く手に好手あり   10手

「師匠、10手で負けました。これが棋譜です」
「金は引く手に好手ありとは言うものの、78金引はいただけないな」

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 棋譜表記で"78金引"の着手があった

出題のことば(担当 NAO)

 棋譜に"引"と付けるための金の位置を推理しよう。

追加ヒント

 トドメの飛車を奪う。


推理将棋113-2 解答  担当 NAO

▲7八飛  △3四歩  ▲5八金右 △7七角成
▲6八金寄 △7八馬  ▲7七金  △6七馬
7八金引 △4九飛  まで10手.

(条件)
・棋譜表記で"78金引"の着手(9手目▲78金引)があった

Suiri1132

本作は棋譜表記を1手だけ示す簡素1条件の作品。78金引と棋譜上"引"が入るためには77金の他に78に効くもう1枚の金が必要です。先手は右金の49金を活用しますが、金の手に最小4手だけ掛けるよう、49金を77に運ぶのが解図のポイントになります。

  • 先手の49金の動きは、(49→)58→68→77→78の4手。先手の残りの手は1手だけ。
  • 後手の攻めと協力手は、△34歩~△77角成と77の歩を取る。その後、後手馬が攻め駒を取りに行くが、先手金は2枚残さないといけない。そこで先手が強力な攻め駒の飛車を取らせるよう、初手に78迄飛が移動する。
    初手から「▲78飛 △34歩 ▲58金右 △77角成 ▲68金寄 △78馬」王手を防ぐ▲68金寄が間に合い、後手は△78馬で飛を入手する。
    以下、先手が▲78金引と指す間に後手が馬+飛の詰形を築いて終了。7手目から「▲77金 △67馬 ▲78金引 △49飛」まで。

手数が掛かる金移動の前、初手で飛を動かす手は心理的に指しづらい感触があり、簡素条件ながら味わい深い好作した。

それではみなさんの短評をどうぞ。

Pontamon(作者) 「78金引を実現するには先手の5手のうち4手もしくは5手が必要で、『引』があるので後手は金を取る訳には行かないので、飛の初手が見えたと思います」

竹野龍騎 「78金引を左金で指して金に5手かかると思い込んで苦戦。遠い方の金というのが良い」

S.Kimura 「78に引くのは左の金だと思っていましたが,右でしたか」

諏訪冬葉 「78金引だから金は77と79にあると勘違いしてました」

■金に4手だけかけるための右金の活用。77に居ても右金?

まさ 「初級者向けにぴったりの好作」

占魚亭 「先手は右金を動かすのは確定しており、後手は角を使うしかないのでやさしかったです」

波多野賢太郎 「この棋譜条件なら4九の金を7七へ移動させるのがわかるので考えやすかったです。逆に、この1手で手順が限定されるなんて、うまくできてるなと思いました」

■金の手以外の先手1手をどうするか、と考えれば難しくない。

小木敏弘 「馬と金が追いかけっこしてるようで楽しい」

ほっと 「先手の右金と後手の馬の動きが面白い」

原岡望 「ややこしい手順」

■移動合の▲68金寄以下、馬が動いた後の▲77金~▲78金引とは浮かびにくい動き。

斧間徳子 「78金引が控えているので初手78飛は思いつかない手。後手馬の経路を考えてようやく78飛にたどりついた」

小山邦明 「初手の78飛に気付いたので、49金の78まで経路が見えてきました」

飯山修 「初手58金でないと間に合わないと思い苦戦。3手目でも間に合うとは」

山下誠 「7七の歩は後手にとってもらうしかない、と考えてようやく初手の飛車移動にたどり着きました」

キリギリス 「ヒントの『トドメの駒の飛車』で解けました」

平井康雄 「飛車を取って、しかもこちら側から打つとはねえ・・・
右金を78金引まで動かすのは4手。後は1手しか余裕がなくて、王手をかいくぐって動かすわけですね。残りの1手は、取ってもらう飛車を差し出す手でした」

たくぼん 「金を意識させておいての初手飛にやられました」

RINTARO 「初手に気付けば解決」

■"78金引"で詰むための初手▲78飛とは絶妙の演出です。

隅の老人B 「10手と78金引、これだけの条件で手順が決まる。なるほどなぁ、です」

はなさかしろう 「『10手で詰み/一手の棋譜表記(手数なし)を聞いただけで全手順がわかった』の一例ですね。改めて凄いです。裏推理を使ったら手なりで解けてしまい、もったいないことをしました」

■貴重な棋譜表記1条件作。10手詰でも希少でしょう。


正解:23名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  たくぼんさん
  竹野龍騎さん  チャンプさん  テイエムガンバさん  のくせにさん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  平井康雄さん
  ほっとさん  Pontamonさん  まささん  山下誠さん  RINTAROさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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